色とりどりのカクテルがテーブルに並んだが神山が
「ねえ みんな甘口でしょ どうだろう」
「そうよ マリブ自体 甘いもの もう 嫌ねぇー ねぇー祐子さん」
「ほんと ちょっとくらい我慢しても良いのにねぇー ふふふ」
その話を聞いていた亜矢子が
「ほらほら 嫌われているわよ 文句を言わないでね ふふふ」
神山はしぶしぶと祐子が勧めるマリブ コーラを一口呑むと
「ははは これは うん 美味しいよ 普通のコーラより美味しい」
「もう 嫌ねぇー 美味しいのは当たり前じゃん ねぇー祐子さん」
祐子と由紀枝は神山を相手にしないで みんなに色々なカクテルを
試飲してもらいながら 注文が在るとキッチンで作った
由紀枝や祐子がシェーカーを振ってところを見るとプロのように
格好が良く 決まっていた
二人がカクテルグラスをトレーに載せ戻ってくると 神山に
「はい マティーニです どうぞ」
神山は頷きグラスを受け取ると 一口舐めてみた
「わぉー 美味しいよ うん ありがとう」
祐子と由紀枝は神山に頷き 他のカクテルを美女軍団みなに配った
「では 改めてかんぱーい カクテルの綺麗な色をドレスと思い乾杯!」
美女軍団はキャーキャー言いながら それぞれのグラスを軽く合わせた
「わぁー このブルーって素敵な色ねぇー」
「このイエローも素敵よ」
特に若い子達はカクテルの色に酔い 香りにも酔っていた
カトリアーナが準備したイージーリスニングが心地よくさせ話が弾んだ
カクテルのお供にプレーンなクッキーが出されたが それも綺麗に無くなり
楽しい一時が過ぎていった
9月8日
昨夜の神山はみんなと一回ずつ交わり 寝たのが2時を過ぎていた
早く目が覚めたが 誰も起きてこなかった
テラスでタバコを吸っていると 由紀枝と亜矢子が起きて来て
「おはよう 早いね」
「おはようございます ふふふ 昨日はご馳走様」
「おはようございます 楽しかったわ ふふふ 私たちこれで帰りますね」
「そうか 早い時間のほうが道が空いているし わかったよ」
「由紀枝さんの所へいったら 朝食を頂くわ ふふふ」
「うん 気を付けてね」
「はーい 時々来てね 寂しいもの ふふふ」
由紀枝と亜矢子は神山に軽くキスをすると 帰り支度を始めた
みなに気を使い 音を立てないよう身支度が済むと 玄関で神山と別れた
「じゃ 亜矢子 メイドさんの件で何かあったら電話をしなさい
それから由紀枝 亜矢子の相談に乗ってあげてね」
「はーい もう 小学生じゃないから 大丈夫よ ふふふ」
「心配してくれてありがとう 何かあったら連絡します」
亜矢子の白いゴルフVR6は由紀枝が運転して赤坂を後にした
神山は車が玄関を出るまで手を振って見送った
スタジオに戻ると カトリアーナと祐子が朝食の準備をしていた
「やあ おはよう 二人とも早いね」
二人は顔を見合わせて 笑いながら
「だって 私たちは元気よ 神山さんが元気をなくしたでしょ ねぇー」
又 顔を見合わせクスクスと笑い出した
昨夜は祐子やカトリアーナが言うように 2回戦を望む美女軍団だったが
神山の肉棒が最後にはマヒしてきて 降参をしてしまった
なにも言えないでソファーで寛いでいると 祐子が
「ねぇー 神山さん カトリアーナの車だけど、、、」
「そうだね みんなと同じ白いゴルフVR6でも買おうか」
「わぁー 嬉しいわ ありがとう よかった祐子さん」
「でも 寮に駐車場はあるの?」
「ええ お部屋毎に駐車場があります 大丈夫です」
「そうすると 銀座の駐車場だな うーん、、、」
「神山さんが利用しているホテルの地下にある駐車場はどうですか?」
「あっ そうか 分かった 今日聞いておくよ 大丈夫だよ」
「それと神山さん 来年からゴテンバ グランド イン勤務でしょ
宿泊先はどうされるんですか?」
「あっ すっかり忘れていたよ そうだね その件も考えておきます」
「由紀枝さんのマンションじゃ駄目なの?」
「あそこはね分譲マンションで 賃貸は扱っていないはずだよ
まあ それも確認しておきます 祐子 良く覚えてくれたね ありがとう」
「ふふふ ほら 話題に上がるから それで覚えているんですよ」
「いやぁー 教えてもらわなかったら カトリアーナに怒られてるよ」
「じゃ 神山さんに任せておけば良いのね 嬉しいわ祐子」
「良かったわね さあ 早く作りましょ ふふふ」
神山はGOLの工事が始まったら どこに泊まるか考えていたが