2014年1月8日水曜日

Vol.1278 きんもくせい -1-71



「今 洋子から聞いたけれど 契約時のときに行った方がいいのかな?」
「ええ やっぱりあなたが居た方が安心よ ふふふ」
「分かった それで何時ですか?」
「うん ごめんなさい 出来れば明日の午前中がいいんだけど」
「了解ですよ そうしたら僕はどうしたらいいかな、、、」
「そうね 私は女の子なのよ 残念ね、、、 ねえ由紀枝さんの所は?」
「ははは もう 大丈夫かな 由紀枝が怒らないかな」
「大丈夫よ 本音は悔しいけれど 仕方がないでしょ
それに今夜は母親の事もあってゆっくりと出来ないし ふふふ」
「分かった 明日はどこで契約するのかな?」
「ええ ホテルのお部屋が空いているところを提供していただいたわ」
「じゃ 時間は?」
「10時です お願いできますか?」
「ははは 大丈夫だよ では明日10時にホテルに伺います
そうそう メイドさんって どんな方なの?」
「ええ お二人とも身元は凄くしっかりしているわよ
若くて美人で可愛くて そうね由紀枝さんと祐子さんのようかな」
「へぇー それは楽しみだね」
「まぁー そんな でもあなたも会えば分かるわよ
凄くしっかりとした女の子たちよ」
「分かりました ところで由紀枝には連絡をした?」
「ふふふ あなたからどうぞ ふふふ」
「まあまあ そんなに苛めないで 分かったよ これから電話をします」
「はーい では明日 ホテルでお待ちしています」
「うん お願いしますね」
電話を切って洋子に
「亜矢子のところのメイドさんだけど 由紀枝と祐子のような二人だって」
「へぇー 良かったわね ふふふ」
「おいおい 勘違いしないでよ 亜矢子曰く二人ともしかっりしているって」
「でしょ だから良かったわねって まぁー変なこと考えていたんでしょ」
神山は言えば言うほど立場が悪くなり 次長席についた
由紀枝に電話をすると凄く喜び 今夜のメニューを告げられた
「分かった ありがとう でもさ ニンニクは程ほどにね」
「まぁー 嫌ねぇー 自分で美味しいって一杯食べたんでしょ もう
なんで 私にそうやって振るのよ もう 判ったわ」
「ゴメンゴメンそうでした 謝りますから準備してくださいお願いします」
「そうよ 素直に謝れば許してあげる その代わり今夜は3回よ」
「はい 分かりました 頑張ります」
電話を切り 反省していると洋子が
「ふふふ また由紀枝さんにやられたのね もう 駄目よ」
「そうなんだよ ニンニクの事を話したら 自分で美味しいって
追加をしたのに 臭くなったからって 私に振るなって怒られた」
「もう 当たり前じゃない 酷いわね 由紀枝さんじゃなくても怒るわよ」
「だよな 反省でーす さあ お仕事お仕事 ははは」

夕方5時になると神山は洋子に
「じゃ これから行ってきます 明日は多分夕方には戻れます」
「ふふふ もっと早く戻れるでしょ もう 駄目よ」
神山は顔を赤くしながら 出かける準備をした
「ねえ 私 明日ですが 2時過ぎにちょっと行く所があるんです
勿論 戻ってきますがお願いします 多分2時間くらいです」
「へぇー 洋子がそんな事をいうなんて珍しいね いいよ」
「はーい ありがとうございます」
神山は忘れ物が無いか 確認をして部屋を出た

洋子は部屋の窓から神山に手を振り見送った後に色々な所に電話をした
「ええ 2時半にはホテルに着きます」
「分かりました そうしましたら私どもは2時に伺い準備をしています」
「お願いします それでお部屋は13時からキープしてありますし
そうそう 担当者の方はxxさんです 何かありましたら電話をください」
「はい 了解しました 明日が楽しみですね」
「ふふふ そうね 楽しみだわ 皆も同じでしょきっと」

神山は蒼いBMWを駐車場に留め 由紀枝が待っている部屋に行った
「やあ 由紀枝 先ほどは失礼しました」
「そうよ もう でもいいかぁー さあ お風呂に入ってね
今夜はちゃんとお湯を入れておきましたから 大丈夫よ ふふふ
その間にニンニク一杯のお料理を準備しますから、、、」
「由紀枝 分かったから もう苛めないでください お願いです」
由紀枝はニコニコと笑顔で更衣室にいき 神山の服を脱がせた
神山が浴室に消えると キッチンに戻り料理の下準備を始めた
今日は朝から小雨で この時間になってもテラスを利用できないので
鍋料理の準備をしていた
由紀枝自身 あまり凝った鍋料理を作ったことが無いが 今までの経験や