2010年12月11日土曜日

Vol.154 若葉 -5-12

「あなた 本当に帰るぅ さみしいわ」
「うん さっきも言ったけど 仕事が入っているし ごめん」
「そうね 私こそごねんなさい でも 放したくないわ」
「僕も亜矢子と一緒に居たいよ」
「ねぇ 今度いつ来ていただけますか それまで我慢します」
「う~ん 現場の仕事は暫く無いから 調整してくるよ」
「ほんと 信じていいのね」
「勿論だよ 信じてください ねぇ ビールを呑む?」
「そうね 咽が渇いたし 呑もうかしら」
神山は 裸のままベッドから出て冷蔵庫からビールを取り出し戻ると
「まあ 可愛いおちんちんね ほんと」
神山は不意をつかれ何も答えられずにいると
「そんな可愛いのが あんなに大きくなって 入ってきたんですね」
「そうだよ だから大事にしてね」
亜矢子は神山のおちんちんを咥えたがなかなか大きくならないので
「ねえ どうして大きくなってくれないの この子」
「今は お休み時間だよ だから大きくならないのさ」
亜矢子は不思議そうに弄っていると少しづつ大きくなってきたので
「ほら さっきより大きくなったわ もっと大きくなる?」
「そんな 今はビールを呑もうよ ねぇ」
亜矢子はおちんちんを諦めビールを受け取り気持ちよさそうに呑んだ
神山も亜矢子の隣で乳房を触りながら呑むと
「あなたも触っているから 私にも触らせて」
顔を見合わせ笑いながらビールを呑みほし横になった

「ねぇ あなた そろそろお時間ですよ」
「もう帰る時間か、、、寂しいな」
神山は亜矢子と交わりを何回となく行いうたた寝をしていた
亜矢子も久しぶりの快楽に酔っていたが
一人になった時の寂しさを堪えていた
充分お酒で酔ったつもりだったが 寂しさが勝り神山にお酒を勧め
できればこのままここにいて欲しいと願っていた
呑んでも呑んでも頭がさえ 酔いきれなかった
「出来れば もう少しいて欲しいわ」
「僕もそう思うけど しかし、、、」
「そうよね あまり無理を言うと嫌われるものね」
「ごめんね 必ず来るよ 近いうちに」
「ねぇ もう一度だけ抱いて お願い」
亜矢子は神山にしっかりと抱きつき寂しそうな目を向けた
神山が抱き返しキスをし愛撫を始めると
「もうだめ 時間が無いわ さ・み・し・い」
「わかった ごめんね」
ベッドを降りると帰り仕度を済ませた
「お見送りをしたいけど 寂しいからごめんなさい」
「うん いいよ ありがとう」
まだ裸の亜矢子を抱き寄せキスをした
玄関で振り向くと涙顔で神山を見ていた
神山も後ろ髪を惹かれる思いで玄関を出た
三島駅に着き亜矢子にお礼の電話を入れた
「あなたを待っています 必ず来てくださいね」
「うん ありがとう 連絡を入れるよ」
「亜矢子寂しい でも待っています」
「ありがとう ではおやすみなさい」
「ええ 気をつけてね」
神山は最終の新幹線に乗ると祥子に電話した
「神山ですが」
「こんばんわ 祥子です」
「どうでしたか 名古屋は 友子ちゃんは元気だった?」
「ええ ごめんなさい やはり最終の新幹線です」
「僕はもうすぐ東京です」
「どうでしたか お仕事は?」
「うん順調ですよ 筒井さんもアルタも満足でしょ」
「よかったわ そうしたらどうしますか 今夜?」
「僕は まとめがあるし 疲れたから先に寝るよ ごめんね」
「いいの 私が遅くなったから ではおやすみなさい」
「うん それでは明朝 おやすみなさい」
「ええ 明日」

神山は電話を切ると目をつぶり東京駅まで寝ていた
地下鉄で帰ろうと思ったが荷物が多いのでタクシーで帰宅した
自分の部屋に入ると着替えをしないでそのままベッドに横になった
暫く寝ているとドアと叩く音がしたがそのままにした
今夜だけはどうしても祥子と顔を合わせたくなかった
気分転換にシャワーを浴び亜矢子からもらったビールを呑んだ





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