2013年10月20日日曜日

Vol.1198 百日紅 -7-68



前日は前夜祭が行われるんです お泊りは?」
「ええ 場所にもよりますが3時にはあがりますよ 大丈夫です
そちらも参加させてください」
「ではそちらの詳細も決まり次第FAXしますね」
「はーい お願いします そうそう私のハンデはクラブで4つです」
「えっ 凄いですね ふふふ では私とスクラッチですね」
「まぁー引田さんもお上手なのね 楽しみですね ふふふ」
「はーい では失礼しますね」

銀座鈴や
「こんにちわ 大森さん」
「こんにちわ 杉田さん なにか出ましたか?」
「いやいや 実は19日の水曜日ですが神山先輩のコンペがあるんです
それで如何かと思いましてお電話をしました」
「あーあ 良かった 大丈夫ですよ 皆さんに迷惑掛けないよう回ります」
「へぇー 幾つで廻っているんですか」
「ええ 大体90から95くらいですかね 健康を考え続けています」
「そうそう 前日に前夜祭があるんですよ 参加されますか」
「ええ 大丈夫ですよ そうすると、、、場所はどこですか?」
「御殿場カンツリーの富士コースだと話していました」
「ああ あそこはいいところですよ 3回くらいプレーをしました」
「そうしたら車はどうされますか 確か修理に出されているとか」
「ええ 修理からは戻ってくるんですが その週は親戚が使うんです
2台あるバンも会社で使いますし 困ったな、、、」
「分かりました 私の車で行きましょうよ」
「お願いできますか そうすれば助かります はい」
「では詳細が決まりましたらFAXしますね」
「はい お願いします それから参加費はどの位ですか?」
「ええ それも決まりましたらご連絡します でも大丈夫ですよ
私のほうで何とかしますし いつもお世話になっていますから」
「はい ではご連絡をお待ちしています」
電話を切った杉田は奈々子に
「奈々子 大森さん 参加してくれるって よかった
まだ話が行っていなかったみたいだ」
「わぁー よかったわ ふふふ 翔ちゃんよかったわね」
「うん いつもお世話になっているし さあお仕事だよ そうそう奈々子
18日は先輩の車でお願いします ほら大森さんを乗せるから」
「はーい 了解 じゃ明日にでも洋子先輩に連絡するわね」
「うん?今日は?」
「今日はお休みよ だって居なかったもん」
「じゃ 明日忘れないようにね」
「ふふふ翔ちゃん 嬉しいんでしょ美佳さんとお部屋が一緒でいいなぁー」
「でもね 翌日ゴルフだからさ まあ程ほどにしないとね
ほらそれに周りから怨まれると怖いし ねぇ」
「まあ しっかりと避妊してね じゃないと美佳さん可哀相だから」
杉田は顔を赤くして何も言えなくなり 仕事に集中した

伊豆山カンツリークラブ
午後からは前回も廻っている北コースだった
神山はこのコースでもショットが安定していたが スコアは35と前回と
同じスコアだった 由紀枝も安定したショットでスコアを縮め43で
廻った やはり前回に比べパットが2つ良くなり20で収めた
「お疲れ様でした」
「うん お疲れ しかし今日のショットを見ていると 上達していると
思うよ 何しろ安定しているもの ほんと」
「ふふふ ありがとう 練習の成果が少しずつ出ているかな」
「うん 練習をして直ぐに上達するんだったら レッスンプロは不要だし
みんな練習をしてプロになっているよ」
「そうよね でもあなたに褒めてもらうと 励みになるわ」
「そうだね 何しろ真っ直ぐに飛ばす事が大切だね アイアンは
ピンポイントに落とせるか否かだものね」
「ええ ほんと今日は課題が見つかり収穫が合ったわ」
「うん よかった また打ちっぱなしで練習だね」
「うん あそこでも イメージをしながら練習をすれば 楽しいわよ
例えば 最初はドライバーで打って セカンドをアイアンで打ってって
ホールごとに変えればいい訳でしょ」
「そうだね うん 頑張ろう」
二人はホテルに戻り軽くオードブルと生ビールを呑み 遅い昼寝をした
目覚ましで起きると身繕いして部屋を後にし GGIに向った
「ねえ あなた 今度は凄い参加者でしょ」
「うん いっぺんに28名に膨らんだよ 嬉しい事さ」
「そうしたらお部屋はどうするの」
「うん 一応亜矢子が10部屋キープしてくれているよ」
「そうすると 今回は私たちのお部屋に来て貰うのって難しいかしら」