2013年10月2日水曜日

Vol.1180 百日紅 -7-68



呼ばれた屋敷 徹は市川と課長の所に行くと
「はい なんでしょうか?」
「うん 今夜の会場案内を奈々子ちゃんと二人でして欲しい」
「はい 了解です」
「それでプラカードを用意して 杉田昇進会場の紙を貼って6時20分前に
奈々子ちゃんとエントランスで案内をして欲しい いいね」
「はい プラカードはいつも使う ここが最後尾でいいですね」
「うん じゃお願いします」
「はい分かりました」
市川が屋敷に指示をだすと神山から電話が入った
「やぁー山ちゃん 大変だね」
「まあね それで市ちゃん 什器会社だけど どこら辺が出てくるの」
「うん 営業課長と営業担当かな」
「えっ そんな 理事だろ 営業課長じゃ可哀相だ」
「うーん でも徹からあがってきたリストなんだ ごめんね」
「うん わかった 僕から連絡するよ 人数は又連絡します」
「うん 気がつかなかった ごめんね」
「いいよ市ちゃんのせいじゃないからさ じゃ会場はお願いね」

神山は電話を切るとリース什器会社に電話をした
一様に神山からの電話で驚き6社全社が支店長と営業部長が追加出席と
変更になった
市川に連絡すると
「えっ 支店長が来るの へぇー凄いね さすが山ちゃん」
「まあまあ それで追加だよ 12名追加だよ お願いね」
「はい 了解」
「それでさ市ちゃん 予算はどうなの?」
「うん 大丈夫みたいだよ よく分からないけれど」
「だったらさ 追加になった27名分は僕が出すよ 安心して」
「えっ そんな でもいいか」
「うん 一人いくらで見ているの?」
「うん 今回は5千円かな アルコール抜きで」
「じゃ50万円ほど寄付するからさ 精々美味しいものを頼むよ」
「えっ 50万円も」
「うん これから洋子が持っていくからさ 頼んだよ」
「うん ありがとう 助かるよ」
神山は電話を切ると洋子に
「悪いけれど これを催事課の市ちゃんに渡してきて欲しい お願い」
「はーい ふふふ 偉くなると大変ね じゃ私も少し出しましょうか」
「うーん 30万円も出してくれれば充分だよ 余り多すぎると驚くよ」
洋子は80万円を持ち部屋を出て行った
神山は日本料理 四季の宴会担当に電話をした
「お久しぶりです 神山様 本日は催事課さんで利用して頂きまして
ありがとうございます」
「それで 今日は一人5千円の料理と聞いているんですが、、、」
「ええ そうですね はい」
「その上って いくらですか?」
「えっ その上は8千円と1万円ですね」
「そうしたら1万円に変更は出来ますか?」
「ええ 大丈夫ですよ でも時間的にギリギリですね」
「うん 一回に全部出すわけじゃないでしょ」
「ええ 分かりました 頑張ってみます」
「現在の人数って何人になっていますか」
「ええ 最初は47名様でしたが 先ほど27名様追加がありまして
合計で74名様で伺っています」
「わかりました それで持ち込みっていくらでしたっけ」
「ええ お一人様1千円です なにか?」
「うん お寿司でもどうかなと思って」
「そうですね 若い方が多いようですので 大丈夫ですよ」
「それでしたら築地のいせ丸さんからお寿司を入れますのでお願いします」
「はい 大丈夫ですよ うちの厨房も存じ上げていますし はい」
「そうだな6時半ごろ厨房に届けさせます お願いします」
「はい では持ち込み料金は神山様のお支払いでよろしいですか」
「ええ 会場でお渡しします お願いします」

電話を切ると洋子が戻ってきた
「洋子 ありがとう それで築地いせ丸に電話をして 6時半に四季に
出前を注文してくれるかな そうだな特上40人分でお願い」
「はい 分かりました 厨房に出前で良いですね」
「うん今 四季の担当者と話をしてある お願い」
洋子は銀座築地いせ丸寿司に電話をして注文した
「洋子 じゃこれがお寿司のお金 それでこれが持ち込み代」
神山は持ち込み代金とお寿司代40万円渡した
「少し多いと思いますよ」