神山と洋子はしゃぶしゃぶを堪能し帰りにモテリコで商品を受け取り
タクシーで次長室の入っているビルに着いた
賞品を部屋に置くと
「そうか 9人で車だと入らないな 困ったな」
「えっ 9人 そうね BMWでも入らないかしら」
「うん ゴルフクラブを入れるからね 困った そうか 真由美と香織は
タクシーで行ってもらい 帰りは乗せられるかも知れない 彼女達
火曜日一日休暇を取っているから 早めに行っても大丈夫だし」
神山は食品協会の香織に電話をした
「理事 こんにちわ どうされたんですか」
「うん 明日だけど 悪いんだがタクシーで行ってもらえるかな」
「ええ 大丈夫ですよ 私も真由美も車で行くつもりですよ」
「ごめんね 賞品が嵩張り多分ぎりぎりで難しいんだ」
「大丈夫ですよ 私たち朝から出かけます 久しぶりなので 箱根でも
寄って それから御殿場に入ります」
「わかった そうすると2台でくるの」
「多分私の車です マーチで行きますよ ふふふ 運転しやすいし便利です」
「分かった 現場でガソリン代を渡すよ」
「大丈夫ですよ ほらお給料も増えるし 給油で何十万もしないし」
「うん まあそうだね そうそう ホテルは分かるよね」
「ええ 地図で調べてあります グランド インですよね」
「うん そうだよ 神山で予約してある」
「はーい 了解です 多分6時頃には着きますよ」
「うん 夕食は7時頃になると思う 呑んでいていいよ」
「はーい 分かりました」
「じゃ お願いしますね」
「はい 失礼します」
電話を切ると洋子に
「二人は車だって マーチで来るそうだ それで久しぶりだから箱根に寄って
それからホテルだってさ あーあ 余計な心配をした」
「まあ いいじゃない 良かったわ」
「そうか 祐子に話していなかったから チグハグになったんだ うん」
「連絡先を教えてなかったの」
「うん」
「まあ それだったら仕方がないわね ふふふ」
「でも みんな大丈夫かな」
「ふふふ 祐子さんが幹事をしているから 心配なんでしょ 大丈夫よ」
神山は祐子に電話をした
「神山です」
「はーい どうされたんですか 何か忘れ物でも」
「ありがとう 実はゴルフの件だけど 待ち合わせなど上手く行っている」
「ええ 大丈夫ですよ ただ眞鍋さんと安堂さんが分からないんです」
「ごめん 彼女達は自分の車で行くって話しです 伝えるの忘れていた」
「あー 良かった その2人だけどうするのか 考えていました
後は全員OKですよ 由貴さんと桃子ちゃんは上原5時半 カトリアーナは
午後ココに来ます 泰子さんも3時か4時にココにこられます」
「分かった ありがとう 助かるよ」
「それでハンデですが それはホテルで相談した方が良いと話していました」
「へぇー みんな練習をしているんだ」
「ええ なのでハンデで優勝ってつまらないって そういう意見です」
「おいおい 大丈夫かな 分かりました じゃ 戸締り気をつけてね」
「はーい 頑張ってね ふふふ」
「はい 分かった もう」
電話を切ると洋子に今の話を伝えると
「まぁ ハンデで優勝って嫌だからって 凄いわね もう 負けたわ」
「そうしたら 泰子と僕が0でしょ あと香織と真由美が14で その他は
全員8でどうだろうか」
「えっ そんな そんなに上手なの わぁー 私 明日早く寝るわね」
「えっ 由紀枝も亜矢子も祐子も泰子も洋子も桃子も由貴も早く寝るんだ
えっー 折角高い部屋をキープしたのに えっー 本当かよもう」
「ふふふ 残念でした でも凄いわね ハンデで優勝は嫌だから ホテルで
決めたいって みんな言っているのかしら」
「うん 祐子の言う事だから 本当でしょ 参ったぁー そうそう祐子が
私 絶対に優勝するんだだって これも凄い自信だよ 負けた」
「でもさ 結局は練習時間が少ないでしょ だからちょっとした拍子で
スコアが崩れるじゃない そうすると悪い方にいくともう駄目ね」
「あーあ 今回は祐子にまんまとやられたな 参った びりだよ びり」
「ふふふ 頑張ってくださいね」
神山は時計を見ると4時になっていたので
「じゃ 洋子 僕はこれで失礼します」
「あらっ 早いですね 練習ですか ふふふ」