2013年5月20日月曜日

Vol.1045 百日紅 -1-62



「後は 泰子だけだね そうか引越しがあるから 火曜日何時に来れるかな」
神山は泰子の携帯電話に電話をすると
「おはようございます お早いですね」
「うん それで泰子 こんどの水曜日だがゴルフです で火曜日はお泊り」
「わぁー 凄いですね 大丈夫ですよ もう片付きましたから」
「へぇー 早いね」
「ええ それで明日 引越しです 大丈夫ですか?」
「うん そうしたら早めに行くようにします」
「それで 今日 協会に行きますので 有給休暇証にお認めをお願いします」
「えっ 大丈夫だよ 事後でも」
「ええ でも その方が事務方に言われないでしょ」
「うん わかった お昼ごはんの時にきなさい 一緒に食べようよ」
「はーい 了解です」

「祐子 決まりました じゃ由貴と桃子ちゃんは 上原で拾って
カトリアーナ 泰子 祐子 洋子は運転 そして現場で由紀枝と亜矢子
あっ おいおい祐子 9名だよ」
「えっ」
祐子は驚いて確認すると 自分を入れるのを忘れていた
「ごめんなさい 9名です あーあ おばかさん 自分を忘れていたわ」
神山は直ぐに内藤に人数の変更を話すと
「大丈夫ですよ そうすると3人3組になります 大丈夫ですか」
「ええ お願いします」
神山は急いで由紀枝に電話をすると
「うーん 私も可笑しいなと思っていたの そうなの分かりました
9名で予約を入れておきますね お願いします」
「うん お願いします それでこの事は内緒だよ」
「ふふふ 分かっているって もう 心配性なんだから 大丈夫よ
それより祐子さん よほどゴルフをしたかったんだわ」
「そうだね 良くまとめてくれたよ」
「ほら 先日話していたのよ だから余計じゃないかな ふふふ」
神山は電話を切ると洋子に電話をした
「あら 早いですね」
「うん 今度の水曜日ゴルフ 火曜日ホテルです いつもの所です」
「わぁー 凄いですね 了解です」
「それでね ちょっと相談だが ほら泰子は連れて行くんだ それで香織や
真由美をどうしようか 悩んでいるんだ」
「ああ そうね 知らない人も居るしね でも最初はみんな知らなかったし
別に構わないと思うわ だってお友達でしょ ふふふ」
「うん そうしたら参加して貰ってもいいかな」
「もう 大丈夫よ それに泰子さんの先輩でしょ 由紀枝さんや祐子さんも
泰子さんと同じように話が出来るわよ 大丈夫よ」
「わかった そうしたら11名で申し込みするよ」
「えっ 11名ですか 凄いわね ふふふ 私は先に寝ますのでよろしく」
神山は電話を切ると内藤に電話をし 人数変更を伝えた
「ははは 大丈夫ですよ しかし朝早くから大変ですね でも羨ましいな」
「では お願いします」
神山は由紀枝に電話をして人数変更を伝えると
「ぎぇぇー 11名に増えたの 凄いじゃん 了解でーす 楽しみね
でもね 私は早く寝るからね そのつもりでいてね ふふふ」

「泰子 今度のゴルフだけど 香織と真由美も参加するよ いいね」
「はーい 全然気にしていないよ 大丈夫だよもう」
「それで集合なんかは 今日お昼の時に話そうよ ねっ」
「はーい 了解でーす」
神山は電話を切ると祐子に
「って事で11名になりました はぁー 疲れた」
「11名ですか へぇー 凄いですね もう大変 私 早く寝ますからね」
「おいおい みんな早く寝たら、、、折角美女が10名も居ても あーあ」
「ふふふ もう 頑張ってくださいね」
神山は祐子に
「そうしたら 30分寝ます」
「はーい ごゆっくり」

神山は蒼いBMWで出勤すると昨日の書留を次長室に運んだ
ご祝儀は建築 食品協会現金が4億2千万円 ギフトカードや商品券が
1億7千万円だった 食品顧問ご祝儀は4社で1億6千万円になった
次長席の引き出しには入らないのでロッカーにいれ施錠した 
缶ビールを呑みながら ゴルフの賞品を考えていると眠たくなり
ソファーでそのまま寝てしまった
神山の携帯電話が鳴るので起きてみると 安堂真由美からで
「理事 もう11時ですよ 大丈夫ですか」
「おお 寝てしまった うん今すぐに行きます」
神山は真由美に侘びると蒼いBMWで建築協会が入っているビルに向った