2013年1月2日水曜日

Vol.907 紫陽花 -11-56



首を振ったり 腰も回転させるようになり 神山もだんだんと硬くした
「いくわぁー ああぁー あっ」
洋子の膣が狭くなると 亀頭も我慢できなくなり 充血し
「駄目だ 出るぞ」
「きてぇー いくぅー」
洋子と神山は一緒に快楽の頂点を向かえ果ててしまった
神山は寝ている二人に来られると又 降参すると思い直ぐに出て
着替えると洋子に
「洋子 車を持って来ます」
「はい 待っています」

神山はフロントに頼んでおいたタクシーに乗ると 箱根湯元駅でおりた
有料駐車場から蒼いBMWを出すと 一気に山を上った
綴れ折の登り坂に木の陰が出来ていて 差し込む光が気持ちよかった
ホテルの駐車場に止めると部屋に戻り
「やあ 気持ちよかったよ」
「やだぁー 神山さん一人で 気持ちよくなってー」
「ははは さあ朝ごはんを食べに行きましょう」
神山はみんなに揃えて 浴衣に半纏にした
今日もバイキングを選び 由紀枝と祐子は納豆と温泉玉子を中心に
二人で協力してバイキングを楽しんでいた
神山はベーコンエッグやポテトフライなどビールのおつまみを中心に選び
白身魚のフライやフランクフルトなど洋食中心の料理だった
席に着くと神山はビールを注文してみんなで乾杯をした
食事をしていると由紀枝の携帯電話が鳴った
「はい 庄司です」
「おはようございます 橘です」
「おはようございます」
「庄司さん 実は本日の16時でいいのですが 勤務出来ないでしょうか」
由紀枝は理由を聞いてみると 山側の若い女の子が体調を崩し 体制に
穴が開くのでどうしても出勤をして欲しいと要請だった
「あのー A子さんですか 体調崩したのは」
橘がそうだと言うと
「私は出勤しません A子さんを出勤させるべきです」
由紀枝はA子は体調不良を理由に時々ずる休みをしているのを知っていて
先日もずる休みは良くないと話したばかりだった
「橘さん 私は出勤しませんよ それで辞めさせるならどうぞ
でもA子さんのずる休みに 会社が有給を与えるなんてどうかと思います」
橘はA子の出勤を促すように連絡すると言うので
「私がします チームが違ってもいい迷惑です」
由紀枝は電話番号を聞きA子の自宅に電話をした
A子は突然由紀枝から 電話が来たので驚き戸惑った
由紀枝は理由を聞くとA子に
「そんなに休みたいなら 会社を辞めればいいじゃない
私から椿さんに話しましょうか どうする」
A子は由紀枝に泣きながら誤り これから会社に電話をして出勤すると言い
「貴女はそうやって ずる休みの癖が抜けないのよ 迷惑だから
いっそうの事辞めてもらった方が 会社のためになるわ どう」
A子は心を入れ替えると言うので 由紀枝も場所のことを考え
「いいわね 明日出勤したら サブマネージャーと話します では」
由紀枝は電話を切ると みんなに謝った
「由紀枝 しかし凄いな 本当に驚いって聞いていたよ」
「もう いやだぁー だって ずる休みの常習犯よ
そんな相手のために 自分が犠牲に成る事無いでしょ ふふふ」
祐子や洋子も頷き 神山も頷いていた
「ごめんなさいね なんか変な話で」
「でも由紀枝って お姉さんなんだね ほんと知らなかったよ」
「ふふふ A子さんって 私より上よ でもだらしないの
だから私が しっかりと言わないと どんどん駄目になるわ
それって彼女に留まらないで ホテルが潰れるのよ
だから私が頑張っているの ふふふ」
由紀枝がニコニコ話していると総支配人の椿から電話があった
「由紀枝さん ありがとう 橘から聞きました A子さんには今後
気をつけて貰い 私たちも注意して見るようにします」
「ええ お願いします では失礼します」
由紀枝は簡単に挨拶するとニコニコしているので神山が
「だれからだったの」
「ええ 支配人からの電話」
「えっ そんな簡単な挨拶で、、、」
「だって お給料頂いていても お休みよこっちは もう」
「うん そうだね さあ 食べよう」
神山は由紀枝の伊豆高原赤沢ホテルでの引越しのときを思い出した
仲間から信頼され 部下からは慕われていた時を回想すると
由紀枝自身は気が付いていないが リーダーの資格充分だった





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