5月11日 月曜日 曇り 南青山 由貴の部屋
神山は由貴より先に目が覚め由貴の寝顔を眺めていた
まだあどけなさが残る28歳だった
7時を廻ったのでそろそろ由貴を起こすと
「ふぁ~ほんももの神山さんだ」
「おはよう なに」
「おはようございます えっ だって夢の中で神山とお話をしていたんです」
「そうか それはありがとう」
由貴は布団の中にもぐりこんで神山のおちんちんをおしゃぶりすると
「神山さん 私 あそこが壊れそう だからお口で出してあげる」
「いいよ由貴 そんな それより朝ご飯が食べたいな」
由貴は頷いていたが愛撫を止めなかった
神山は今まで味わった事の無いおしゃぶり攻撃を受けて
「由貴 でるよ」
「いいわよ 出して」
由貴の手と口は動きが早くなり神山はあっけなく発射してしまった
「良かった」
「うん 気持ちよかったよ 参ったあんなに早く行ってしまったよ」
由貴は誉めたれて神山にキスをして最後に肉棒の付け根から
強く握って尿管に残っている体液を出して綺麗にした
「さあ 神山さんはシャワーを浴びていて 簡単な朝ご飯だから
すぐに出来ます」
神山は言われた通りにシャワーを浴びて出てくると部屋着が無いので
「由貴 なにか無いかな きる物」
「そうね ちょっと待っていてね」
由貴は可愛い花柄がプリントされたロングTシャツを出して
「ごめんなさい これしかないわ」
渡されたロングTシャツは由貴がネグリジェ代わりに来ている物で
随分と余裕はあるはずと言われたが神山が着ると少し窮屈だった
「神山さんが着ると小さいわね ごめんなさい 今日買います」
「しかし 花柄か」
「ふふふ 乙女チックな感じで良いでしょ」
「うんでもなんか馴染まないな これで馴染んだら変態だろう」
「まあ そうね 気持ち悪いわね ふふふ でもお似合いよ」
由貴は同じ様な柄のパジャマ姿で朝食を作っていた
神山は冷蔵庫からビールを出して二人のグラスに注ぐと
「お先に呑みますね」
由貴は頷いて
「はい 簡単だけど 食べましょう」
由貴は僅か15分位で朝食を作ってしまい
「早いね でも美味しそうだ」
食卓は和食が中心に並べられた
「冷凍をしてあるので電子レンジ温めただけだから簡単なんですよ」
神山は美味しいと言っておかずをビールのつまみで食べていると
由貴はご飯を小さいおむすびにしてお皿に盛り付け置いた
黒ごまがまぶされたりとろろ昆布を巻いたりと色々と
飽きないよう工夫されていた
「由貴 美味しかったよ ご馳走様でした」
「良かったわ やはり一人より楽しいわね 私も美味しかったわ」
由貴は神山の目を見つめて言った
食器の後片付けも神山が脇で手伝うと時々横を向いては軽くキスをしていた
コーヒーを飲むと8時半になっていたので出かける仕度をした
部屋を出て暫くするとタクシーが来たので乗り込み代々木の
不動産屋まで行ってもらった
ここの不動産屋は先日神山と洋子のマンションを紹介した
ところで店内に入ると営業が覚えていて
「いらっしゃいませ 今日はお部屋をお探しですか?」
ニコニコして接客をしてくれた
連れて来た女性が洋子でないので 営業もそこは伏せていた
「ええ この雑誌に出ている物件はまだ空いていますか」
営業マンが調べると空いていると答えたので早速部屋を見に行った
場所は神山と洋子のマンションから車で10分位離れた所で山手線を
挟んで反対側にあった
部屋に入ると 南向きでバルコニーも広く神山と洋子のマンションに
似ていて LDKが真中の部屋で 左側に寝室 右側に浴室となっていた
JR駅も歩いて10分掛からないので会社の通勤にも向いていた
「どう ここ」
「ええ 気に入りました ここにします」
神山と由貴は営業マンに決定を伝えると不動産屋に戻り手続きをした
由貴が敷金と礼金 前家賃合計の6か月分54万円を払おうとした時に
神山が由貴を制して支払いを済ませた
入居日も明日からとして由貴は部屋のカードキーを受け取った
「神山さん 本当にありがとうございます 助かります」
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