2011年12月11日日曜日

Vol.519 ゆり -1-34



「ええ 上高地の大正池も素晴らしいし 一杯いけるわね」
二人は普段と違う世界に酔っていた
夜になるとひんやりした風が温泉には気持ちよかったが洋子が
「私 先に出ますね なんかのぼせそうで」
「うん 僕も出るよ」

テーブルで向かい合って話していると仲居が部屋をノックした
「はい どうぞ」
「神山様 大変失礼致しました 実は先日会社の方からお手紙を
お預かりしていました 忘れていまして本当に申し訳ございません」
「えっ 会社の人間から?」
「ええ 神山というものが多分ここ1週間の間に来ると思うので
来たら渡して下さい 来なかったら捨ててください と言われて
引き出しに入れて置いて忘れました 申し訳ございません」
仲居はそう言って神山に手紙を渡すよ丁寧にお辞儀をして出て行った
「洋子 アルタの高橋さんからだよ やっぱりここに泊まっていたんだね」
高橋はここの風景をとても気に入った事 部屋の露天風呂がみんなの
疲れを癒してくれた事などを書いた手紙を残してくれた
洋子も読んで見て 自分達と同じ事を感じていた事と
その思いを電話までして神山を引き出した熱意に感激した
「ねえ あなたごめんなさい 疑って」
「うん いいよ 洋子の考えた事は僕も感じていたから
でも 余程 ここの露天風呂がよかったんだろうね 
いいアイディアが生まれデザインが少しづつ出来たのかな」
「そうね いい人に恵まれているわね 羨ましいわ」
「うん 洋子も居るしね」
「まあ それはそれとして いいわね」
神山は高橋の手紙をボストンにしまって
「洋子 明日はここらの名所めぐりをするか」
「そうですね 結構あるでしょ」
「うん ただ乗鞍高原まで行くかどうかだけどね 後は
上高地に入って河童橋と大正池を廻るか」
「う~ん そうしたら大変だけど 上高地にしましょうか」
「うん 時間はたっぷり有るし天気もいいから
洋子の運動不足解消になると思うよ」
「もう でもナンでもない坂なのにきつかったわ もう嫌」
「わかった 足をもんで上げるよ」
「ほんとよ 太ももとふくらはぎが悲鳴を上げていたもん」
「洋子が悲鳴を上げていたんだろ 神山さんまって~ って何回も」
「もう ば~か 知らない」
洋子は神山の言葉に甘えてうつ伏せになって足をマッサージしてもらうと
「あ~あ 気持ちいいわ そこも気持ちいい」
洋子がマッサージを受けて気持ち良くなっている時に神山は
浴衣を剥いでじかに肌に触ると洋子は喘ぎ声を出してきた
うつ伏せの状態で綺麗なお尻を神山に見られていると言う事で
洋子は興奮してきた
神山は優しく足のしたから付け根までマッサージを繰り返した
次第に足を開いてきて秘所が丸見えになると透明な体液が雫を作って
流れていた
「あ~ いいわ きもちいい あ~」
神山は秘所には触れずに腰のえくぼを優しく舌先で愛撫を繰り返すと
洋子は自分でクリトリスを触り始めて
「ねえ きて おねがい」
洋子が腰を少しあげたので神山は肉棒をゆっくり挿入すると
「あっ あっ うっ うっ~ はじめてよ なんか普段とちがう」
神山は少しずつスピードを上げていくと
「ちがうわ 大きいわ うっ うっ~ あつっ」
洋子はたまらず膝をたてて神山の肉棒を奥まで誘った
「入っているわ きている あっ あっ うっ」
洋子は片肘で体を支え片方の手で肉棒の付け根をぎゅっと握り
神山の運動にあわせて動かした
「洋子 駄目だよ 出るよ」
「あつっ あうぅ あぅ~ いいわよ きて いきそうよ わ・た・し」
神山の肉棒を速く動かすと洋子も早く腰を動かし
膣が急に狭くなり肉棒が悲鳴を上げた
洋子も一緒に昇天して再びうつ伏せになったが 神山が挿入したまま
体を入れ替え洋子を仰向けにしてキスをしていると膣の中が動いてきた
神山は少しそのままでいたが少しずつ腰を動かして
肉棒のピストン運動をすると洋子も腰を動かしてきて
再び一緒に快楽の頂点に達した
洋子は自分から腰を引いて肉棒から逃げた
「ねえ あなた なんともないの もう駄目よ 壊れるわ」
「僕だって 麻痺しているよ ほんと」
ふたりはそう言い横に並びキスをしたが洋子は直ぐに寝てしまった




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