色々と具にも味にも工夫されて余計 懐かしさを覚えるね」
「ええ 私もそう思うわ やたらと具が一杯乗ってて その割に
あまり美味しくなかったりね」
アルバイトの女の子がラーメンを運んで来てくれたので
早速食べてみるとやはり懐かしい味がした
洋子も美味しいと言ってスープも半分飲んだ
神山と洋子はようやくおなかを一杯にして外に出ると
「洋子 サイクリングコースが有るからゆっくりひと回りしよう」
洋子が頷いて 観光センターでレンタサイクルを借りてゆっくりと
走り始めたが洋子が
「ごめんなさい 私 おトイレに行くわね」
神山もそう言われると用を済ませておきたかったので観光センターへ戻った
1週を1時間位掛けて走ったが平らな道ではなく坂もあったりして
洋子は
「だめ 年かしら 昔は平気だったのにね」
「洋子 それは年じゃなくて 運動不足だよきっと」
神山が2台のレンタサイクルを返すと広場で寝たかったが
ジャケットが汚れるので座るだけにした
神山達と同じ様に車で来たのか軽装の観光客ばかりだった
この時間になると駐車場から出て行く観光バスが目立った
「洋子 今度はあの手が有るね」
「ええ でも時間がかかるわよ それにバスの中でしょ 結構きついわよ」
「そうだよね 停車する場所も決まっているからね」
神山は時計を見ると15時を過ぎていたので
「洋子 そろそろホテルに戻って風呂にはいろうよ」
「もうそんな時間」
洋子も時計を確認して
「こう言う所って時間が早いわね 戻りましょうね」
二人は観光センターでタクシーに乗って岡部屋ホテルに戻った
フロントでチェックインの手続きを済ませると
「神山様 大変申し訳ないのですが 預かり金を頂いております」
ここ岡部屋ホテルでは宿泊する前にプラン料金を一旦フロントに
預けるシステムになっていた
神山はプラン料金のお金を5万円預け部屋に案内された
この岡部屋ホテルは山の傾斜を利用して建てられているので
二人の部屋は5階だったが下に部屋の無い庭付きの
露天風呂付きの部屋だった
「ふぁ~ 素敵 さっき見た乗鞍岳がここでも見られるわ」
「神山様 お食事は下のお食事処とお部屋と選べますが如何致しましょうか」
「うん そうしたら下で頂きます」
「はい ありがとうございます では 6時からご利用できますので
2階のお食事処へお越し下さいませ お待ちしております」
神山と洋子は冷蔵庫からビールを出して 乾杯をして
部屋からの景色を満喫していた
「何とも言えないわ あなたとこうしていると幸せよ
亜矢子さんは誘わなかったの」
「誘ったけど 帰りが大変だから来なかったよ」
「そうね 東京に泊まれば帰りも楽よね」
神山はデジカメで部屋からの風景を何枚か撮影して
「洋子 風呂にはいろうよ」
神山は居間で裸になってタオルを持ってそのまま露天風呂に入った
洋子は神山の着ていた物をたたんでから裸になると
バスタオルで体を包んで神山のところへ来て
「ふぁ~ 白いのね ここの温泉って」
「美人が好むそうだよここは ますます美しくなるよ」
「まあ お上手ね」
そう言い バスタオルをはずし湯船に入った
「気持ちいいわね ここからも眺められるって ねえ」
神山はこの時に何かが頭の中で情報が交差していた
洋子の言葉に答えなかったので
「ねえ なにを怒っているの?」
「ごめん 今 何か解り掛けたんだけど出て来ないんだ ごめん」
「な~んだ お仕事だったの ごめんなさい」
「うん しかしこうやって 皆で景色を楽しめるって最高だね」
神山は自分で言って
「あっ そうか 家族で楽しめる温泉か 分った」
「もう 驚かせないで 良かったわ又 ヒントが出て来た訳?」
「うん そうだね まあ夢だから実現出来るかどうかは分らないけどね」
「でも 私嬉しいわ 貴方とこうやって居られるのって」
「僕もだよ 素敵なおっぱいが湯からはみ出しているとたまらないね」
「ば~か なに言っているも もう おっぱいは浮くのよ
あなたのおちんちんは浮かないわよきっと」
神山は名誉挽回のため立ち上がって湯におちんちんを浮かべたが沈んで
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