神山はアレックス氏に乾燥した牛肉 ビーフジャーキーを
アレックスブランドでだし御殿場アウトレットで試験的な
販売計画がある事を伝えた
「それはいい 保存が簡単だし でも上手く行くかな」
「それはこれから考えます」
「わかった 任せる お金は自由につかってください
これが成功すれば 世界中で販売できる」
「ええ そうです その広告もアルタが全部行います」
「わかった なにか有ったら 日本に来るよ 頼んだよ」
アレックス夫妻は夜の食事を楽しみにしていると言って会場を出て行った
時田は内藤社長と会場費の費用確認を終ると神山と洋子に
「では ワシらはお先に失礼する 今日はご苦労様でした」
神山と洋子は二人を見送ると
「洋子 おなかが空いたね 軽くサンドイッチでも食べよう」
「ええ わたし ペコペコよ」
神山と洋子はホテル内にあるカフェに立ち寄り軽食を口にした
次長室に戻ると両手に一杯の荷物をテーブルに置き洋子が
「いつもそうだけど 今日のあなたはもっと素敵だったわ」
そう言って熱いキスをした
神山が元気になるのが洋子の下半身が受け取って
「特別よ」
そう言いスーツを脱いでストッキング姿になり神山を挑発すると
神山は洋子をソファーに押し倒して交わった
洋子も気持ちが高ぶっているのか普段より感じていたし
神山も次長室という中でのSEXは初めてだったので気分が高ぶった
二人は一緒に昇天し洋子が
「このお部屋ですると 別世界でSEXしているみたい 癖になるわ」
「うん ぼくもそう思ったよ」
二人はソファーを汚さないようにして着替えを済ませた 洋子が
「う~ん まだ匂うわね 窓を開けましょう」
洋子が窓を開けるとビルの谷間から吹き付ける風が部屋の中に入ってきた
神山がタバコを吸いながら祝儀袋を開けていくと洋子がメモを取った
全部の祝儀袋を開け金額を計算した洋子は
「ねえ 凄い金額よ 4200万円になったわ へぇ~」
神山と洋子は詰まれたお札を即席に作った紙テープで
100万円ごと束にした
「洋子に特別ボーナス 1200万円」
神山はその札束を洋子に12個差し出した
「僕は1000万円貰うよ 残りを軍資金に廻そう いいね」
洋子は頷き2000万円を受け取り自分の引き出しに入れた
洋子が
「ねぇ 驚かないで 今 1億有るわ」
「へぇ~ そんなに 使い切れないな」
「ねぇ あなたこれだけあるんだから そのボールペン新しくしましょう」
「だって書ければいいよ」
「でも これから色々とあるでしょ 私も買いたいわ」
「わかった では文房具にいくか」
「ええ でも田中やさんの方が揃っているわ」
神山と洋子は歩いて直ぐの『銀座 田中や』に入った
ここは文房具なら殆どのメーカーが揃っていて何でも揃える事が出来る
銀座で唯一のお店でだった
3階のフロアに行くと有名ブランドのコーナーが幾つもあり
神山と洋子は迷っていたがボールペンの書き味が抜群の
カランダッシュコーナーで足を止めた
鉛筆のような六角形のボディーで凄くシンプルな作りも神山の気をひいた
洋子も書き味が今まで味わった事が無くほれ込んで気に入った
ボールペンの芯は太さが違うだけでボディーで金額が変ってきた
神山が安いのを選ぶと洋子は一番高いのを選んで
「あなた これもお仕事です 分って下さいね」
そう言い 六角形で一番高いセット80万円だったがを2つ買い
ボディーに神山と洋子の名前を入れてもらった
神山はアレックス夫妻用に丸いボディーで一番高いセット240万円を
2つ買い名前をボディーに彫刻してもらった
神山と洋子は
「これでいいお土産が出来たわね」
「うん 日本人向けに作られた漆とゴールドの組み合わせが素敵だよ」
神山と洋子は次長室に戻るとアレックス夫人から電話が入った
今 書類の最終確認をしているところで20分もあれば出られると
言われ洋子は鈴やの1階案内所から電話を頂ければ直ぐに
伺うと伝えた
「あと少しで終ると言っていました
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