勿論僕の所に報告はありますが、、、大きい変更はないと思います」
「うん これだけ決めておけば 多少進みが速くなるよね」
「いえ 山ちゃんだから早いの 他の人は3倍4倍掛かるんです
ほんと そう言うとき 困りますよ」
神山は話が終ると外に出てタバコをふかした
駅売店に行って缶コーヒーを人数分かって戻ってきた
「孝ちゃん これ大工さんに もうじきでしょ休憩」
「ありがとうございます そうですね 休憩にしましょう」
高橋が大工に休憩を言って缶コーヒーをみんなに配った
大工達がありがとうございますと言って外に出て
吸殻缶が用意されているのでそこに集まってきた
「孝ちゃん 御殿場のニーナ・ニーナだけど何時から動くの」
「ええ 今 地割りをしていると思いますよ」
「そうか ねぇ26日27日って行くでしょ 現場を一回見ておかない?」
「そうですね そうしましょう 図面を用意して置きます」
「うん 僕はカメラを持っていこうと思っている」
「それいいね 例の縁起が良いカメラ」
「違う違う 縁起のいいのはコンパクトカメラ あっコンパクトでいいか」
「そうですよ 芸術作品じゃないから でも一眼レフ使いたいですよね」
「うん 時々シャッター押しているんだ 良い音するよ」
「こんどはそれが役に立ちますね」
「うん」
神山は御殿場である事を思い出しちょっと失礼と言って 洋子に電話した
「ごめん忙しい所 ゴルフは出来る?」
「ええ しかし下手ですけど」
「わかった 26日と27日は仕事でゴルフだ いいね」
「はい 分りました」
「うん 頼んだよ」
電話を切り 高橋に
「今確認したんだけど 秘書もゴルフ出来るので連れて行く いいよね」
「いいですね 華があると楽しくなりますね」
「うん 行きに 小田原の工場寄るでしょ 少し見学させたいんだ」
「良いじゃないですか それもグッドアイデアですね」
「26日のオープンが11時で13時頃出れば充分かなと思うだけど」
「ええ もう少し遅くても大丈夫でしょ 内野君も飛ばしますから」
「了解 詳細はあとで」
神山は時計を見ると10時30分になっていた
「そうしたら 銀座で田中君と会って 決めていくのでお願いします」
神山はみなに挨拶をして現場を後にした
銀座の事務所に行くと田中が墨だしをしていた
「やあ おはよう」
「おはようございます では早速行きますか」
「ちょっとまってて 部屋に行ってくるから ごめんね」
「はい 待っています」
神山は催事課の部屋に入り田所のPCスキルを市川に聞いた
「ありがとさん で どうだった」
「ええ 僕より早いです」
市川が元気なく答えた 奥村が
「凄いよ 田所さん 市川が完全に負けた」
「ええ?」
「文字入力をしたら 市川より全然早いんだ ブラインドタッチだって」
「はぁ」
「エクセルやワードも完璧 なあ市川」
「はい 僕の出る幕じゃ無かったです 恥をかきました
先日 そう言ってくれれば わざわざ本社人事で恥じかかなかったのに」
「それで さっきから落ち込んでいるんだ」
「おう 良い経験したな がんばれ」
「あっ倉さん おはようございます」
「おう 久しぶりだな 午前中は」
「ええ 次長室で決めないといけない事が有りまして」
「うん 楽しみだな」
「はい」
神山は挨拶を終えると 次長室に戻った
「神山さん これ内藤からです」
田中は内藤から預かった現金を神山に渡した
少し厚過ぎるので中を覗いたら500万円入っていた
直ぐに部屋に置いてあるバッグを持って その中にしまい内藤に電話した
「神山です ありがとうございます こんなに頂いて」
「いや 少なくて済みません 車もと思っていたんですが
西野理事に電話をしたら もう手配済みだったんで すみません
それと 昨日の御殿場の地ビールの話 まとまりました
椿さん喜んでいましたよ 御殿場アウトレットの時は 限定も
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