だって 杉田君とそんなに歳も離れていないでしょ どう」
「えっ、、、」
「好きな食べ物は何かとか どんな音楽が好きだとか、、、
ほら きっかけを作るのにねぇー どうかしら」
「言います お願いします 集めてください
会社はアルタさん 本社受付嬢です 電話番号は」
「電話番号は会社でいいのね」
「はい」
「お名前は?」
「小谷 美佳さん 25歳です 凄く可愛くて
僕の妹と同じくらい可愛いです あっ すみません」
「わかったわ 調べるけど 向こうがあなたに興味無しだったら
先方から電話無いと思うわ そうしたらしつこく追いかけたらだめよ
それが理解できるなら お手伝いするわ 最初だけね」
「はい 理解できます 振られたら仕事に熱中して潔く忘れます
なので お願いします」
「はい わかったわ」
「はい お願いします」
杉田は お辞儀をしてお願いした
一段落して又 みなで呑んでいると神山の携帯がなった
「はい 神山です」
「山ちゃん 着いたよ」
「えっ どうして?」
「バッテリーが切れたそうだ」
「うんわかった 伺います うーん まだ少し時間が掛かります
でもなるべく早く行きますよ ごめんね」
暫くして 神山は皆に挨拶をして出る時 洋子が近寄ってきて
「おじ様と私の親戚関係は誰かに話した?」
「いいや 関係ないからね 周りは」
「うん ありがとう でもちょっと心配していたのよ」
「そうだね 僕にとっては ありがたい存在だ
しかしそれを廻りに言い触らして損をするのは僕だけだよ
信じてくれ それから社長の事頼んだよ まだ居るつもりかな?」
「分らないけど大丈夫よ 明日何か有ったら電話ください」
「うん 電話する 声も聞きたいし」
「ええありがとう がんばってね」
神山は大将にお礼を言って店を出た
時田の車は直ぐ傍に横付けされていた
車の前が都道の方に向いていたので多分現場にはこないだろうと
思ったが なにかいい案がないか考えた
「洋子 清算してくれ ワシらも帰ろう」
洋子が神山と別れ戻ってくると 帰る仕度をしていた
「この杉田君とちょっと呑んで行こう いいね」
「はい」
洋子が清算すると 車に乗った
翔は神山が ゆっくり歩いているので 車を降りて近寄り
「先輩 大丈夫ですか?」
後ろから突然言われ
「うん 大丈夫だ 仕事を考えていた ありがとう どうした?」
「ええ 帰りますが 副社長がどこか連れて行ってくれるそうです」
「わかった 翔は用心棒だからな 気をつけてな」
「はい 分りました」
「うん 頼んだぞ」
「ねぇ なんか良いですね 男の人って」
「そうだな 先輩が肩落として歩く後姿みて駆け寄る後輩は居ないな」
「杉田君 あんなに呑んでて駆け足して大丈夫かしら」
「若いし 平気だろう それよりこれから行くとこは
本当に小さな 呑み屋だ 知られたくない 杉田君にも
含めていって欲しい もっともごちゃごちゃしてるから分らないと思うが」
「はい 分りました」
「そんなに呑めないから 彼が呑みたそうだったら 洋子頼むぞ
「ええ しかし帰るでしょう 神山さんからも言われているし」
「そうだな でも山ちゃんはあれだけ呑んでこれから仕事だって 凄いな」
「ええ 今まで鍛えられたんでしょ 素敵です」
「ははは 戻ってきたぞ 頼むぞ 洋子 あっ親戚の件は?」
「周りに話をして損するのは僕だって言ってました 信じてくれって」
「うん山ちゃんらしいな もっともオレは信じていたけどな」
「違います 私が信じていて ご自分は心配していたんでしょ もう」
「お待たせしました 大丈夫でした 仕事のことを考えていたそうです」
「うんわかった よかったな では運転手 出てくれ」
「はい 分りました」
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