「だって神山さん さっきも秘密と言って自分から話したでしょ だから」
またみんな大爆笑になった
「う~ん そうだね そのお金を社員カードを使って福利厚生費を
あげる事ないじゃないですか だったら普通に買っていれば
お店もきちんと売上が伸びるわけでしょ」
「おう よく言った そのとおりだ」
「うん山ちゃんの言った事 翔や市川 ちゃんと聞いておけよ
そうなんだよ 山ちゃん だからお金は回せばみんながいい夢を
見る事が出来るんだよ 特にそうゆう性格のお金は」
「私 幸せです こんなに会社の事を思い仕事に熱中する神山さんと
その廻りのみなさんとご一緒できて 嬉しいです
先ほどの服装についても皆さんの意見を取り入れ 何とか鈴やを
引き上げようと 素晴らしいです 綺麗な洗練された秘書になります」
今度は大拍手だった 収まってから
「神山さん 私を呼ぶ時 『田所さん』ではなくて
『洋子』って呼んでください ファーストネームですから お願いします」
ここでも皆拍手した
「そうですね これからファーストネームで呼びます
それからパソコンのスキルはどうですか?」
「ええ会社で使う程度でしたら なんとか」
「分りました 市ちゃん」
「あいよ なんだ」
「あのさ えーと あの 洋子さんのパソコンスキルを調べてくれ」
「うん どの程度?」
「洋子さん キー入力のブラインドタッチですが出来ますか?」
「すこしですが」
「市ちゃん どのくらいの速さか 調べて それとエクセルの簡単な
四則計算 簡単な表計算 ほら市が普段使っているのでいいや
それからワード あとはプレゼンする時に エクセルを使っているけど
そこらへんかな 頼んだよ」
「お任せ」
「では洋子さん 連絡を取り合い 市川にパソコンスキルを
調べてもらってください お願いします」
「はい 分りました」
「それから市ちゃんに頼みがもう一つあるんだ 以前 ほら女の子の
管理をPCで行っていただろう」
「なんで そんなここで言うの」
「良いじゃないか 洋子さんはお見通しだよ」
みんな大爆笑だった 特に洋子は笑いが収まらなく涙を流していた
「そこで ほら何月何日の誰と会った と言ったセルをクリックすると
彼女のそれまでの会話内容が別ウインドーで出てきたじゃないか」
「うん 分るけど そんなに詳しく言わなくてもいいじゃないか」
「うん それって ちょこって変えれば対会社や対会社個人に
変える事は可能だよな」
「うん 可能だよ なんで」
「うん 洋子さんに大事な時メモをとって貰うけど その手帳の
ままだと生かしきれないんだ 折角のメモが そこで市の女の子の
そうゆうリストを作っておけば 次回会うときの強力な武器になるでしょ
あの時はこうゆう発言をしたとか 会社はこうだったとか
履歴が一覧できれば なにかつかめるし ヒントが有ると思う」
「わかった そうだよ 僕も山ちゃんの言う通り 履歴をみて
その子の弱点を探した うん協力する 作ろう」
「それって まだ残っているだろ」
「まさか 見せないよ 嫌だぜ」
「だから 洋子さんはお見通しさ さあ持ってきて 見せて」
「嫌だよ 絶対に」
神山が洋子に耳打ちをした 時々驚いて聞いたり頷いていた
市川は 以前の離婚騒ぎをねたにされているのか不安になった 洋子が
「市川さん 会社をどう思っていますか」
洋子は笑いながら
「奥方にまた怒られたくないでしょ どうですか?」
市川はきょとんとして
「ええ もうこりごりですから」
「それでしたら これは上司の命令です 言ってみれば会社命令です
したがって」
もう洋子は堪えきれずに大笑いをしてしまい
「その女性のリストを 直ちに提出しなさい でないと停職3ヶ月です」
またまた大爆笑で 洋子も自分で言っていて笑いが止まらなくなった
横に座っている由香里も涙をながし笑っていた
奥村課長も笑いながら
「俺もそんなに凄いのなら使って見たい 見せてくれ おい停職だぞ」
市川はさっきまで明るかった顔が曇ってきて まるで犯罪者扱いをされ
.