2011年3月10日木曜日

Vol.243 青葉 -5-19


「うん では24日現場で」
「は~い待っています 休養してくださいね」

携帯電話を切ると10時10分だった
神山はさてどうしたものか考え 冷蔵庫を開けるとビールが無いので
階段を使って6階の 自販機まで買いに行った
部屋に戻ってみると 亜矢子が戻っていたのでびっくりした
「早いね亜矢子」
「ええお風呂ひとりぼっちなの 夜空を見ていたら寂しくなって
少し早めに出てきちゃった ふふふ」
「僕も綺麗な星空をみたよ ただ見ていて連絡する所を思い出した
それで早めに出て連絡をとったよ」
「大変ねこんな遅い時間に でもあなたのお仕事 時間関係ないわね」
「うん 工事している時は24時間お仕事ですね
しかし亜矢子だって同じじゃないか ホテルは24時間生きているし
夜勤は大変だって 前報道していたよ」
「ええ そう言われればね」
「さあ今 冷たいビールを買ってきたから 呑もうよ」
「ええ 頂きます待っていてね」
亜矢子は 髪の毛がまだ乾いていないので タオルをちょこんと巻き
「さあ頂きます」
「ねぇ今日遅れた 理由って出来れば聞きたいな」
「そうね 話してなかったもんね」
亜矢子によると病院の支払いの為 当った宝くじを換金しようと
三島の銀行に行ったが 取り扱いできず静岡の銀行まで
行く事になり それで遅くなってしまった
「ごめんなさい 事前に調べておけば こんな事にならなかったのに」
「いいよ 僕も熱海の街並みを見ながら ぼんやり出来たし」
神山は病名を聞くと 辛くなるだろうと思ってあえて聞かなかった
亜矢子は 下を向いてしまい 暗い表情になったが自分から
「母は 肺がんなのだから心配なの」
そう言うと 泣き崩れた
神山は 亜矢子を抱き寄せ
「だけど医者は大丈夫って言ってくれたんだろ」
「しかし 心配よ」
「だけど大きい病院だから 手当ては万全だし
任せておけばいいよ 亜矢子がくよくよするとお母さんも辛いよ」
「そうね、、、」
亜矢子は 少し気を取り直したのか元気になった
「よし露天風呂を聞いてみる」
神山はフロントに確認すると 直ぐに利用できると言った
「ねぇ直ぐ利用できるって 行こうよ」
「ええ貴方と 一緒なら寂しくないわ 行きましょう」
二人はビールを持って 部屋を出た
屋上の露天風呂は2回目だが 夜はファンタジックに演出されていた
埋め込みにあるライトアップ 浴槽のライトアップなど
二人を夢の世界に導くのに 時間はかからなかった
神山はビールをちょっこと 口につけ亜矢子に
「ちょうど美味しくなっているよ」
亜矢子は 差し出されたビールを呑んだ
「ふぁ 冷たいでも美味しいわ 正解ね」
神山は食事から戻ると ワインを空いたビールの缶に注ぎ
冷凍庫で冷やした
亜矢子が何をしているの まずくならないのと聞いてきたが
大丈夫 美味しいよと言って冷凍庫に入れた それを持って来ていた
「こう 冷たいとジュースみたいで呑めるわ」
すこしシャーベットになっているので 呑みやすかった
亜矢子は その缶を離さずちろりちろりと味わっていると
「亜矢子そんなに呑むと後で効くよ」
「は~いあなた」
ワインは日本酒と同じアルコール度数14度なので ぐいぐい呑むと
冷酒と同じで後から効いてくる
神山はワインの缶を受け取るり 少し含み唇を亜矢子の唇に合わせた
亜矢子は 美味しそうに神山から送られる ワインを呑んだ
「あなたから貰うワインは味が 美味しいわ」
亜矢子は唇を合わせた

ライトアップの演出 自然な夜空の演出とワインで酔ったみたいだ
亜矢子は神山の上に乗り向き合う格好になった
湯の中で元気の無い坊やをみて亜矢子は触ってきた
神山は何も出来ないでいると 唇を合わせたまま手を上下に
動かし始めた 硬さが充分になると 肉棒にまたぐ格好になり
自分の秘所を当て 前後に動き始めた
「あぁー いいわぁー すてきよぉー あぁー」





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