「ありがとうございます これを頂きます
それから チェイサーもお願いします 氷入りで」
「はい かしこまりました」
由香里が目を丸くして
「どうしたの 私たちの場所が分ったのかしら」
「うん まあ余り詮索しないで 食べようよ」
「そうね」
「しかし 今回由香里と一緒でお金もちになったよ」
「そうね わたしもお小遣いが出来たわ」
「何に使うの?」
「うん レンズでも買おうかな」
「洋服は?」
「うん いらないわ」
「だけど 女性は何着有っても良いでしょ」
「そうだけど 通勤で着る物はもう一杯だし いらないわ」
話をしながら野菜を食べていると 魚介類を鉄板で焼き始め
ときどき高いところから塩を落とし
2本のヘラで裏返し二人の皿に盛付けた
ホタテの貝柱はバターで焼き同じように盛付けられた
口の中に入れるとジューシーで甘かった
車えびも焼き加減がよくおいしく食べられた
由香里の謙虚さにひかれ昨年はクリスマスまで付き合っていたが
今回市川の件が誤解であった事でますますひかれるようになり
由香里が居なければこんなに大金を手に出来なかったと思った
「何考えているの」
「ううん 由香里の事を疑って悪い事をしたと思ってさ」
「そうね しかし誤解されるような事をした私もいけないわね」
「そうか、、、だけどさ 信じていなかったからな由香里の事」
「そうよね 何も無ければ疑われてもしょうがないわよね」
「結局はお互いの信頼感だろうと思うけど」
「そうね 難しいわね 女と男 って」
難しい話をして赤ワインが無くなったのを気が付かなかったが
「どうぞ 神山様 同じワインをご用意させて頂きました」
「ありがとうございます」
由香里と神山は取り皿に盛られている魚介類を口に運んだ
二人はワインを口にしながら魚介類を平らげると
コック長はステーキを焼き始めた
霜降りを焼いているコック長から
「焼き具合はどうされますか」
「ミディアムでお願いします」
「神山様も ミディアムでよろしいでしょうか」
「ええ お願いします」
コック長は塩を高いところから振りかけたりしながら調理を終え
二人の皿に盛り付けして渡した
口に入れたときからとろけるように美味しかった
由香里も本で紹介されているとおりの味なので満足した
美味しい食べ物はすぐに無くなり最後のガーリックライスになった
これもガーリックが効いているが苦味が無く美味しく頂けたが
赤ワインは半分くらい残ってしまいこれ以上は呑めなかった
ウエイトレスが由香里の脇に来て
「どうぞデザートです」
フルーツとアイスクリームのデザートを用意してくれた
ゆっくりと食べ味わったので客の半分以上は入れ替わっていた
デザートを食べ終わると伝票にサインをして後にした
同じフロアにはショッピングモールが設けられていたので
「ウインドーショピングでもどうですか」
「いいわね 見ましょ」
銀座では余り見かけないブランドが入っていて由香里は嬉しかった
週刊誌などで紹介されたものが陳列されていると
「写真より実物のほうが全然良いわね」
実物を見て 触って頷いていた
ひと回りするとさすがに疲れたのか
「お部屋に戻りましょ」
由香里の疲れは緊張もあったのだろう少し元気が無かった
部屋に戻ると神山に
「ねぇ シャワーを浴びましょ 一緒に」
由香里は早速着ているものを脱ぐが
下着だけつけてバスルームに入った
神山もすぐに脱ぎバスルームに入ると
「ねぇ 今は何もしないで ねぇお願いだから」
「どうしたの?」
「だって 出た後フイルムを検査しないといけないでしょ」
「そうだね 分ったよ」
由香里の体をボディーシャンプーで優しくなでていると
少し喘いできたので 乳首を優しく触ったりつねったりした
神山の下半身も元気になり 由香里のお尻に押し付けた
「ねえ だめって言ったでしょ~」
普段の由香里でない声で話し掛けてきた
構わずに秘所をまさぐると躰を動かし始めそのうちに腰を振ってきた
神山は更にクリトリスを責めると躰を前かがみにしながら
「だめって言ったのに あっ だめっ」
相当感じているのだろう ぬめりのある体液が溢れ出てきた
「ねえ~ 本当にだめ~ 欲しくなるでしょ」
「正直なほうがいいよ」
そう聞いたとたんに由香里の手が神山の肉棒を掴み動かし始めた
神山はすぐに硬く逞しくなり そのまま由香里の中に入った
由香里は縁に手をついて腰を前後に激しく振った
「どうしたの由香里 そんなに早くては直ぐにいってしまうよ」
「いいわよ あなた 早くちょうだい」
喘ぎながら由香里は昇天したが直ぐに又 腰を振ってきた
神山も由香里の動きに負けない力強さでピストン運動をした
根本まで入ると由香里はときどき頭をそらせて喘いでいた
「ねえ 今日は凄く感じるの もっと奥までいれて」
神山は根元の更に根本まで突き入れると
由香里は躰全体で絞り出すような声をだし昇天してしまった
神山も由香里に合わせ発射した
「ねぇ 来ているわ あ・な・た・が、、、」
体を入れ替え神山が下になりそのまま余韻を楽しんだ
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