2010年11月18日木曜日

Vol.131 若葉 -3-10

由香里がバスタオルで体を拭き終わると神山の体を吹き始め 
正面を向くと跪き神山の肉棒をちょろとなめ
「ごくろうさん」
と言って手をつなぎベッドに入った
サイドテーブルにある時計を見てみると3時になっていた
目覚ましを1時間後にセットして目をつぶり眠りに入った

ゴテンバ グランド イン が忙しくなる時間だった
宿泊客がショッピングモールを利用したり
エントランスではビジネス商談が行われていたり
観光客が寛いでいたりと人でごった返していた
神山はそんな中で撮影をするのはどうかと考えたが
人が少ない屋外の風景からから撮影をすれば
迷惑にならないだろうと考えていた
由香里は人の流れを見ていて7時を過ぎれば少し落ち着くと見ていた

「お待たせいたしました」
桜川が丁寧にお辞儀をしソファーに腰掛けた
「今日の夕日は大変綺麗な夕日になるそうです」
「ありがとうございます」
「では早速 撮影場所に行きましょう」
薄暮の撮影は時間が限られる為
事前に準備しスタンバイしていないと
狙ったとおりの写真は撮れない
桜川を先に由香里と並んで撮影現場に向かったが
彼女のお尻は外人のようにぷりっと上を向いて形良かった
そのお尻が歩くたびに左右にゆれるのでたまったものではない
由香里に気が付かれない様 時々天井に目をやったりしごまかした
撮影場所についたときは夕日はまだ残っていて
カメラなどの準備に余裕が出来た
「日中の場所より少しずらします」
「どうして」
「建物と薄暮のバランスを考えるとここの方がいいと思います」
神山はセットされたカメラのファインダーを覗き込んだ
なるほど由香里の言うとおりこの場所がいい事を確認した
由香里は慎重にアングルを決めると 撮影を始めた
段々と空の色が綺麗な薄暮色になるとシャッターをひんぱんに押した
日が沈み込み完全に夜の景色になったが由香里は
最後の一枚を慎重に撮影した
ホテル内に戻ると先ほどと違い静かになっているところで
日中撮影した場所に行きスローシャッターで撮影した
由香里は神山に
「あそこの光が綺麗でしょ 撮影しておきますか?」
「凄いね 僕も考えていたんだよ お願いします」
由香里は神山と意見が一致した事で喜んでいた
全ての撮影が終ると 19時を廻っていた
桜川も緊張していたのか 安堵の表情をみせた
「皆様 お疲れ様でした ありがとうございます」
神山が皆に挨拶をした
桜川がエントランスのソファーで休むように勧め
小さなマイクで終了を伝えた
三人がソファーで休んでいると椿総支配人が紙袋を持って現れた
「どうも急な撮影をして頂きましてありがとうございます」
「とんでもないですよ ねえ斉藤さん」
「ええ こちらこそありがとうございます」
「私どもスタッフがカメラ屋に行きフイルムを預かってきました」
「ありがとうございます」
神山は受け取ると由香里に渡した
由香里は早速フイルムを取り出し見てみた
神山も覗き込んだがこれだけ撮影をしておけば
色々と使い勝手がよく問題ないだろうと思った
椿が夕食のことで聞いてきた
「神山様 ホテル内の飲食店にされますか
それともお部屋でされますか」
神山は横を向いて由香里を見てみると
「お部屋ではなくて ホテルの中で探したいわ」
「かしこまりました どうぞごゆっくりしてください」
「はい ありがとうございます」
「では 桜川君 後をお願いしましたよ」
「はい 承知しました」
「では 失礼させて頂きます」
椿は神山達に挨拶をするとエレベーターに向かっていった
「神山様 お食事などご利用の会計伝票に
お部屋番号の所には【S-7200】とご記入ください」





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