「ねぇ お願いだから止めて かんにんして」
「どうしたの そうしたらHを止めようか?」
「いじわる だけど止めて お願いだから」
「本当に止めていいの?」
由香里は顔をピンク色に染めて神山に言った
「うん 止めて」
神山が手を止めると由香里は席を立った
「どうした まだ早いよ 席を立つのは」
「ちょっと おトイレに行ってきます」
「うん だけど もうすぐ熱海だよ」
「だけど、、、」
「我慢できない?」
「えぇ すぐに戻ります」
「分った 荷物は僕が持ってドアに居るよ」
「えぇ お願い あなたがいけないのよ」
由香里の声は最後が小さい声になって聞き取れなかった
「では 急いでね」
神山も席を立ち棚から荷物を降ろしドアに向かった
由香里がトイレから出て来た時に熱海に到着した
「大丈夫?」
「何言っているの あなたが悪戯したからいけないのでしょ」
「えっ」
「なにとぼけているの いやっ」
「分らない事で怒らないでよ」
「本当に し・ら・な・い」
二人は熱海の改札口を出て乗車待ちしているタクシーに乗った
「網代の清碧旅館までお願いします」
運転手はにこやかな顔で頷いた
「ねえ 大丈夫?」
「何が?」
「だって こっち」
由香里は運転手に分らないように親指と人差し指で和を作った
「大丈夫 安心してください」
由香里はそれを聞いて神山の胸に寄りかかってきた
そんないじらしい仕草を可愛らしく思い
ジーパンのももを優しく触ったら由香里は頭を起こして
「だめ もうやめて お願いだから」
運転手に聞こえないよう耳元で囁いて来た
神山も小声で
「どうしたの?」
由香里は音がしないようにジッパーを開き神山の手を
ショーツの中にある秘所に導き触らせた
そこは温かく湿った所でぬめりがある液体で溢れていた
「分った あなたが悪いのよ」
由香里はそう言うと神山の手をひっぱり出し
「だから お願いだから止めて でないとお預けよ」
「分った」
二人の会話はエンジンの音でかき消されていた
「そうしたら 新幹線でもそうだったの」
由香里は少しうつむき
「えぇ だから止めて 歩けなくなるから」
「だけど どうしたの」
「ばか 分らないの」
「だから聞いているんだろ」
「あ・と・で」
そんな話をしていると網代の清碧旅館についた
予め電話で予約をしていたので若女将が出迎えた
「いらっしゃいませ 神山様 ありがとうございます」
「こんばんわ お願いします」
「今夜は離れをご用意させて頂きました」
「ありがとう」
「お食事は お風呂の後でよろしいでしょうか」
「ええ お願いします」
若女将は離れを案内し下がるときに
「準備が整うまで ここに御用意させて頂きました
地元の物を味わってくださいませ」
若女将は丁寧にお辞儀をして襖を閉めた
由香里は神山に抱きつくとキスをしてきた
そんな由香里と戯れたかったが
「由香里 はやく風呂に入ろうよ」
「えぇ そうしましょ」
離れの風呂は露天風呂で部屋から少し離れた所にあった
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