2010年11月4日木曜日

Vol.117 若葉 -2-9

「何言っているの 自分が変な事言うから いけないのでしょ」
「では 乾杯しようよ ねっ」
「は~い おばかさんに乾杯」
仲直りをして 鮮魚を堪能し美味しい日本酒もあれこれ味見した
由香里も神山もアルコールは強かったが
今晩は二人きりと言う特別な空気が酔いを早めた
先に由香里が
「私 そんなに呑んでいないのに 少し廻ったかしら」
「うん 普段より顔が赤いよ」
「やだっ あなたも 今夜どうしたの? 赤いわよ」
「うん 顔がぽかぽかしている おかしいよ」
「私も ぽかぽかしているわ」
「そうしたら 片付けてもらおうか」
「そうね」
神山は呼び鈴で仲居を呼んだが 若女将が襖を開けた
「おじゃまします」
「こちらの片づけをお願いします」
「はい かしこまりました デザートをお持ちしました」
「ありがとうございます」
「食べ終わりましたら お呼びください すぐに伺います」
「どうもありがとう」

若女将は二人が食べた夕食の食器類を片付けながら答え
大きな箱盆にのせ部屋を出て行った
デザートは大きなガラスの器に盛られていて豪勢だった
普段は余り食べない神山も空間が違うのかよく食べた
由香里も東京では食べられない味わいに満喫していた
「あ~ よく食べた お腹一杯だよ」
「ええ 私も 美味しかったわ」
神山が呼び鈴で仲居を呼んだ
すぐに若女将が襖を開け
「如何でしたか お口に合いましたでしょうか」
「ええ ご馳走様でした」
「こちらを片付けましたら 床をご用意させて頂きますが」
「うん お願いします」
「よろしければ 下の露天浴場もご堪能下さいませ」
「混浴ですか?」
「いいえ 家族風呂ですよ 
今の時間は空いていますがどうされますか」
神山は由香里の顔を見てみると頷いたので
「では 伺いますので お願いします」
「はい 分りました その間にご用意させて頂きます」

二人は若女将が去ると 指示された家族風呂に向かった
石畳の階段を進むと竹で出来た門があり中から湯気が立っていた
広さは内風呂より広かったが造りは殆ど一緒だったが
湯船の底が浅い所と深い所と段差があった
浅い所は子供が倒れても沈まないくらい浅く
深いところは家庭用の深さと一緒位だった
由香里と神山は浴衣を脱ぎシャワーで躰を流すと
どちらかとも無くキスをし抱き合った
「さあ 由香里 本当に二人っきりだよ」
「うれしいわ あなた」
由香里は更に強く 神山に抱きついた
神山も由香里を抱きながら下半身を由香里に押し付けると
「ねぇ そのままよ」
由香里はその場で跪くと神山の肉棒を咥えこんだ
「由香里 だめだよ 欲しくなる」
「ほんと だったら もっと元気になって あなた」
そう言うと口を上下するだけではなく 両手も使い始めた
神山はたまらなくなり 
「由香里 ほらここに座ってごらん」
神山は浅い湯船の縁に由香里を座らせると
自分は湯に浸かり由香里の大事な処を口で愛撫した
由香里の足は神山の頭を挟むようだったが
そのうちに開き天を向く様になった
躰も上半身は反って頭は完全に後ろ向きになっていた
「ねぇ やめて お願い」
「いいでしょ 感じているのだから」
「だめ あなたが欲しいの ねぇ 早く入れて」
「何を入れるの?」
神山は口で愛撫しながら人差し指を小さな入り口に入れた
もう入り口のまわりはぬめりがあり体液で溢れていたので
すんなりと抵抗無く挿入する事が出来た





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