「まあ 多分ね そうしたら山ちゃんが貰った事にし渡せばどう?」
「そうしようか そうしたらいいかもね 一回話してみる」
「しかし 山ちゃんありがとうございます」
「では」
神山は由香里に対し
「このお金は僕からの気持ちとして受け取って欲しい」
「なんで あなたなの」
「うん 結局社長のポケットマネーなんだ」
「分りました あなたを苦しめるのが嫌だから半分頂きますね」
「そんな事言わないで ねっ」
「ううん あなたが居なければ頂けないお金よ だから」
「わかった 半分ずつにしよう」
「ありがとうございます 分ってくださって」
「しかしな お金があっても暇がないよな」
「どうせだったら 書類を書いて頂き100万円ぐらい頂けないかしら」
「おいおい 過激だよ」
「だって ビジネスでしょ その位でもいいでしょ」
「それは そうだけど しかし出ないでしょ」
「なんで?」
「そこは 内藤社長の政策だからだよ」
「ふ~ん まあ いいか あなたから貰う事にして」
「そうそう そうしなさい」
「なに言っているの 何かの時危ないわよ しっかりして」
どきっとしたが 今に始まった事ではないので
その時はその時と考えた
神山は12時の御殿場待ち合わせにまだ時間があるので
「少し 寝ようか どうする?」
「うん ホテルの周りを散歩できる遊歩道に行きましょうか」
「そうしようか たまには外の空気を吸おう」
由香里は嬉しそうは顔をして
「着替える所を見ちゃだめよ」
「だって もう下着を着けているだろう」
「いいの 後でお預けですよ」
由香里は浴衣を脱ぎ 新しいTシャツを着て
「ねぇ あなたも早くして」
せかされた神山も Gパンを穿きTシャツを新しいのに買えた
「へぇ Gパンも持ってきていたの」
「うん 会社の打ち合わせでは少し抵抗あったからね」
「だけど これにジャケットでも充分お似合いですよ」
「そうか ありがとう」
由香里はカメラを忘れずに部屋を出た
ホテルの周りにある遊歩道はゆっくり歩くと1時間かかった
北と南に分かれているコースを北側へ進んだが
少し歩くと富士の原生林を使った林に入った
由香里は神山の手をしっかりと握り歩いていたが
時々 カメラを手にして風景を撮影していた
丁度中ごろににある人口池にたどり着くと
「すこし そこのベンチで休みましょ」
由香里が急に言い出したので ベンチに座った
ここまで軽い昇り傾斜で知らないうちに体力を消耗したのだろう
「では ここでビールです」
神山が紙袋に入れてきたビールを見て
「よく 気がつくわね お酒は」
「なに それ? まあ呑んでください 地ビールを」
「はい ありがとうございます 頂きます」
ベンチで缶ビールを乾杯し 周りの景色を見ていると
霧が少しずつ発生してきたようで見通しが悪くなってきた
「わぁ 凄いわ 幻想的な写真が撮れるわ」
由香里が嬉しそう立ち上がりカメラを構えシャッターを押した
「ねぇ あなたも撮影してみる」
「うん だけど上手には撮影できないよ きっと」
「そんな事無いわ 昨日の写真も上手よ」
神山は由香里からカメラを受け取り アングルを決め撮影したが
どんな写真が出来るか楽しみと不安だったが
多分失敗していると思っていた
撮影していると富士の山から霧が流れ濃霧になったため
ホテルの警告アナウンスが響いた
しかし 二人は道しるべが分りやすいので安心していた
神山は由香里を美しいと思い抱き寄せた
「どうしたの 撮影しないで」
「だって 霧の中だと邪魔な物が無いから 美しいよ ほんと」
「じゃあ 普段は美しくないの?」
「そうじゃなくて 廻りが無くなって霧が美しく見せているのさ」
.
この小説は フィクションとノンフィクションの真ん中、マデゥフィクションです。
(Moderate Fiction)
恋愛やサクセス、官能や社会構造、色々と楽しんで頂けると思います。
長くなりますが、どうぞ最後まで応援をお願いします。

2010年11月30日火曜日
2010年11月29日月曜日
Vol.142 若葉 -4-11
神山は エスカレーターでカウンターへ向かった
田中は神山を見つけると手を振りお辞儀した
「神山さん すみません ほんとうに」
「しかし どうした」
「はい これは少ないですけど今回の謝礼です」
「なんだよ 後で良いのに」
「社長からのお話で すみません」
神山は田中から茶封筒を受け取り丹前にしまった
「その中には僕が撮影した プリントが入っているよ」
「ええ 高橋から聞いています」
「これから プレゼンを製作するの?」
「はい まいっています」
「うん 帰り道 気をつけてな」
「ありがとうございます では失礼します」
神山は短い時間だったが現実に引き戻された
レストランに戻ると由香里が寂しそうに庭園を見ていた
「ごめんね」
「早いわね もう終ったの」
「うん 終ったよ これから本当の休みだ」
「そうね お疲れ様でした」
神山が戻ってきたので笑顔が戻った
二人は先ほどのビールを呑みほし新たに注文した
「ねぇ あなた そろそろご飯は食べないの?」
神山は地ビールが美味しいと言ってつまみばかり食べていた
「うん 何を食べようか迷っています」
「そうしたら お雑炊が美味しいわよ」
神山は由香里の勧める鳥雑炊を食べる事にした
奥行きのある日本庭園を眺めながら雑炊を食べていると
「ねぇ 本当に会社の事を忘れますね」
由香里も現実の世界を忘れたいのか否か 忘れる為に
神山を愛しているのか それとも心底愛しているのか
由香里自身も分らなかった
今は愛している人と時を過ごして幸せだが
果たして現実の世界でも 一緒になれるだろうか不安はあった
神山は食べ終わると時計を見た
「まだ9時をすこしすぎたところだけど どうする」
周りの宿泊客が少しずつ居なくなり神山も食べ終わったので
「出ますか」
「ええ 最後は恥ずかしいですよ」
神山と由香里はレストランを出て 部屋に戻った
部屋に戻るとソファーに腰掛け由香里を呼んだ
「ねえ さっき田中君が謝礼と言って僕に渡したんだよ」
「えっ また謝礼 どうなっているの」
神山は銀行の封筒を由香里に渡した
「これは 由香里が受け取っていいものだよ」
「なんで だって ただ撮影しただけでしょ」
「しかしニーナ・ニーナの仕事以外で使用するからその分でしょ」
由香里は封筒から現金を取り出し 驚いた
「ねぇ あなた受け取れないわ こんな大金」
由香里が神山に見せたのは30万円あった
しかし神山は 由香里が撮影していなければ
ニーナ・ニーナ以外のプレゼンが出来ない事を考えれば安いと思った
「良いじゃない 受け取っておきなよ」
「いやよ こんな大金」
「安いもんだよ アルタにしてみれば」
「だけど なんか怖いわ」
「ビジネスで考えれば安いもんだよ」
「そうしたら フィルムの売買契約書とか有ったほうが、、、」
「そうだね 今夜にでも電話するから受け取っておきなよ」
「それまで あなたが預かっていて」
「うん だけど使っちゃうぞ」
「だって あなたが居なければ無いもんだから いいわよ」
「おいおい うそだよ 預かりますよ」
神山は預かるのが嫌だったので 高橋に電話した
「孝ちゃん 神山です」
「ありがとうございます 先ほど田中君から連絡ありました」
「そこで 相談だが 今いい?」
「うん 大丈夫」
「実は斉藤さんが受け取らないんだよ さっきの謝礼」
「どうして?」
「うん フイルムの売買契約書があれば頂きますと言っている」
「うん 山ちゃん 難しいよ」
「そうか 社長の隠し資産か」
.
田中は神山を見つけると手を振りお辞儀した
「神山さん すみません ほんとうに」
「しかし どうした」
「はい これは少ないですけど今回の謝礼です」
「なんだよ 後で良いのに」
「社長からのお話で すみません」
神山は田中から茶封筒を受け取り丹前にしまった
「その中には僕が撮影した プリントが入っているよ」
「ええ 高橋から聞いています」
「これから プレゼンを製作するの?」
「はい まいっています」
「うん 帰り道 気をつけてな」
「ありがとうございます では失礼します」
神山は短い時間だったが現実に引き戻された
レストランに戻ると由香里が寂しそうに庭園を見ていた
「ごめんね」
「早いわね もう終ったの」
「うん 終ったよ これから本当の休みだ」
「そうね お疲れ様でした」
神山が戻ってきたので笑顔が戻った
二人は先ほどのビールを呑みほし新たに注文した
「ねぇ あなた そろそろご飯は食べないの?」
神山は地ビールが美味しいと言ってつまみばかり食べていた
「うん 何を食べようか迷っています」
「そうしたら お雑炊が美味しいわよ」
神山は由香里の勧める鳥雑炊を食べる事にした
奥行きのある日本庭園を眺めながら雑炊を食べていると
「ねぇ 本当に会社の事を忘れますね」
由香里も現実の世界を忘れたいのか否か 忘れる為に
神山を愛しているのか それとも心底愛しているのか
由香里自身も分らなかった
今は愛している人と時を過ごして幸せだが
果たして現実の世界でも 一緒になれるだろうか不安はあった
神山は食べ終わると時計を見た
「まだ9時をすこしすぎたところだけど どうする」
周りの宿泊客が少しずつ居なくなり神山も食べ終わったので
「出ますか」
「ええ 最後は恥ずかしいですよ」
神山と由香里はレストランを出て 部屋に戻った
部屋に戻るとソファーに腰掛け由香里を呼んだ
「ねえ さっき田中君が謝礼と言って僕に渡したんだよ」
「えっ また謝礼 どうなっているの」
神山は銀行の封筒を由香里に渡した
「これは 由香里が受け取っていいものだよ」
「なんで だって ただ撮影しただけでしょ」
「しかしニーナ・ニーナの仕事以外で使用するからその分でしょ」
由香里は封筒から現金を取り出し 驚いた
「ねぇ あなた受け取れないわ こんな大金」
由香里が神山に見せたのは30万円あった
しかし神山は 由香里が撮影していなければ
ニーナ・ニーナ以外のプレゼンが出来ない事を考えれば安いと思った
「良いじゃない 受け取っておきなよ」
「いやよ こんな大金」
「安いもんだよ アルタにしてみれば」
「だけど なんか怖いわ」
「ビジネスで考えれば安いもんだよ」
「そうしたら フィルムの売買契約書とか有ったほうが、、、」
「そうだね 今夜にでも電話するから受け取っておきなよ」
「それまで あなたが預かっていて」
「うん だけど使っちゃうぞ」
「だって あなたが居なければ無いもんだから いいわよ」
「おいおい うそだよ 預かりますよ」
神山は預かるのが嫌だったので 高橋に電話した
「孝ちゃん 神山です」
「ありがとうございます 先ほど田中君から連絡ありました」
「そこで 相談だが 今いい?」
「うん 大丈夫」
「実は斉藤さんが受け取らないんだよ さっきの謝礼」
「どうして?」
「うん フイルムの売買契約書があれば頂きますと言っている」
「うん 山ちゃん 難しいよ」
「そうか 社長の隠し資産か」
.
2010年11月28日日曜日
Vol.141 若葉 -4-11
「しかし大変だね 皆振り回されたね 僕も仲間か」
「そうだよ ほんと 昨日筒井さんとのゴルフで
自宅に帰ったら忘れていて今朝早く起こされたわけよ
昨日 話をしておいてくれればこんなに慌てないのに」
「まあ 内藤さんらしいね」
「ほんと では」
「あっ 僕が撮影したプリントも渡すよ」
「えっ それはありがたいです お願いします」
神山が電話を切ったときにドアのノックがあった
由香里が温泉大浴場から戻ってきたので
「今 由香里が大浴場に行っている間に大変な事が起きた」
由香里は丹前を脱ぎタオルで髪を拭きながら
「どうされたの?」
神山は沼津港に桜川が同伴し案内してくれる事とアルタが
ニーナ・ニーナ以外で写真が必要になり
これから取りに来る事を伝えた
「両方とも凄いわね だけど桜川さん どうしてかしら」
「それは聞いていない 由香里から聞いてよ」
「だけど 二人きりじゃないからつまらないな」
「そんな事言うなよ 折角案内してくれるんだから」
「そうね 由香里じゃなくて 斎藤さんよ」
「うん 分った」
「アルタの社長ものんびりしているわね」
「だけど 昨日の内に現像しておいて良かったね」
「ほんとね これで佐藤部長も助かるでしょ」
「由香里のおかげだよ」
「昨日 三脚を買わなければ現像していないですもんね」
「そうだね 後は幸ちゃんに渡すだけだ」
「何時頃こちらに来るの?」
「10時頃と言っていたよ」
「そうしたら 朝食のときカウンターに預けておけば」
「そうだね そうしよう 電話するよ」
神山は高橋に電話をしカウンターに預けておく事を伝えた
「了解です 幸に連絡します ご迷惑をお掛けします」
「いや 探している時間ももったいないでしょ」
「そうです 了解しました」
電話を切ると由香里に
「ではゆっくりと朝食が出来るね」
「行きますか 忘れないでね写真とフィルム」
「了解です 由香里殿」
神山が敬礼をして言うとくすっと笑った
由香里と神山は丹前を羽織ってレストランに向かった
途中4階のカウンターによってフイルムと写真を預けた
3階のレストランはバイキング専用になっていて
和食、洋食、中華の朝食は2階のレストランになっていた
夕食までに明日の朝食メニューを聞き準備していたが
朝になると別メニューが欲しくなる客の為に多めに作ってあった
レストラン入り口で部屋番号を聞かれたので
「ええと S-720です」
受付が宿泊者名簿を確認し
「神山様ですね 只今ご案内しますのでお待ちください」
受付の女性がウエイトレスを呼び指示をした
「どうぞこちらです 何かご注文がございましたらお呼びください」
神山たちが座ったのは窓際で 日本庭園が良く見える所だった
「すみませんが 地ビールを2本下さい」
「はい かいこまりました」
由香里と神山はトレーに取り皿をのせ料理されたものを見た
神山は一通り見てみてビールのつまみになるような物を選んだ
席に戻り神山の選んだ料理をみて由香里は
「主食はどうするのですか 食べないといけないでしょ」
「これだけあると 迷うよね 後で選びますよ」
実際 種類が豊富で選びすぎ残す客も居るほどだった
神山はグラスにビールを注ぎ乾杯をした
窓から見える日本庭園が都会の慌しい生活を忘れさせた
神山は現実から逃避したとき誰が付いて来るか考えた
由香里か 祥子か 果たして桜川か
しかしそんな思いも払拭された
「神山様 カウンターにアルタの高橋様がお見えになっていますが」
「えっ、、、どうしよう、、、」
「合って来たらどうですか 折角だから」
「そうしようか」
「そのほうが いいですよ」
「では 行って来ます すぐに戻るよ」
「はい いってらっしゃい」
.
「そうだよ ほんと 昨日筒井さんとのゴルフで
自宅に帰ったら忘れていて今朝早く起こされたわけよ
昨日 話をしておいてくれればこんなに慌てないのに」
「まあ 内藤さんらしいね」
「ほんと では」
「あっ 僕が撮影したプリントも渡すよ」
「えっ それはありがたいです お願いします」
神山が電話を切ったときにドアのノックがあった
由香里が温泉大浴場から戻ってきたので
「今 由香里が大浴場に行っている間に大変な事が起きた」
由香里は丹前を脱ぎタオルで髪を拭きながら
「どうされたの?」
神山は沼津港に桜川が同伴し案内してくれる事とアルタが
ニーナ・ニーナ以外で写真が必要になり
これから取りに来る事を伝えた
「両方とも凄いわね だけど桜川さん どうしてかしら」
「それは聞いていない 由香里から聞いてよ」
「だけど 二人きりじゃないからつまらないな」
「そんな事言うなよ 折角案内してくれるんだから」
「そうね 由香里じゃなくて 斎藤さんよ」
「うん 分った」
「アルタの社長ものんびりしているわね」
「だけど 昨日の内に現像しておいて良かったね」
「ほんとね これで佐藤部長も助かるでしょ」
「由香里のおかげだよ」
「昨日 三脚を買わなければ現像していないですもんね」
「そうだね 後は幸ちゃんに渡すだけだ」
「何時頃こちらに来るの?」
「10時頃と言っていたよ」
「そうしたら 朝食のときカウンターに預けておけば」
「そうだね そうしよう 電話するよ」
神山は高橋に電話をしカウンターに預けておく事を伝えた
「了解です 幸に連絡します ご迷惑をお掛けします」
「いや 探している時間ももったいないでしょ」
「そうです 了解しました」
電話を切ると由香里に
「ではゆっくりと朝食が出来るね」
「行きますか 忘れないでね写真とフィルム」
「了解です 由香里殿」
神山が敬礼をして言うとくすっと笑った
由香里と神山は丹前を羽織ってレストランに向かった
途中4階のカウンターによってフイルムと写真を預けた
3階のレストランはバイキング専用になっていて
和食、洋食、中華の朝食は2階のレストランになっていた
夕食までに明日の朝食メニューを聞き準備していたが
朝になると別メニューが欲しくなる客の為に多めに作ってあった
レストラン入り口で部屋番号を聞かれたので
「ええと S-720です」
受付が宿泊者名簿を確認し
「神山様ですね 只今ご案内しますのでお待ちください」
受付の女性がウエイトレスを呼び指示をした
「どうぞこちらです 何かご注文がございましたらお呼びください」
神山たちが座ったのは窓際で 日本庭園が良く見える所だった
「すみませんが 地ビールを2本下さい」
「はい かいこまりました」
由香里と神山はトレーに取り皿をのせ料理されたものを見た
神山は一通り見てみてビールのつまみになるような物を選んだ
席に戻り神山の選んだ料理をみて由香里は
「主食はどうするのですか 食べないといけないでしょ」
「これだけあると 迷うよね 後で選びますよ」
実際 種類が豊富で選びすぎ残す客も居るほどだった
神山はグラスにビールを注ぎ乾杯をした
窓から見える日本庭園が都会の慌しい生活を忘れさせた
神山は現実から逃避したとき誰が付いて来るか考えた
由香里か 祥子か 果たして桜川か
しかしそんな思いも払拭された
「神山様 カウンターにアルタの高橋様がお見えになっていますが」
「えっ、、、どうしよう、、、」
「合って来たらどうですか 折角だから」
「そうしようか」
「そのほうが いいですよ」
「では 行って来ます すぐに戻るよ」
「はい いってらっしゃい」
.
2010年11月27日土曜日
Vol.140 若葉 -4-11
「そうね そうするわ あなたはどうするの」
「僕は ここで待っているよ ビールを呑みながらね」
「わかったわ 呑みすぎたらだめよ」
由香里は新しい肌着をバッグから取り出し 大浴場へ行く仕度をした
「どこだか直ぐに分る? 一緒に来て」
神山は由香里と一緒に部屋を出て3階の大浴場まで案内した
「そうしたら僕は部屋に戻ります」
「はい 待っていてください」
神山は部屋に戻ると一服しながら携帯で祥子に電話したが
なかなか出なかったのでテーブルに置いといた
地ビール呑もうと冷蔵庫を開けると全然無くて桜川に電話した
「神山様 何かご注文でしょうか?それとも、、、」
「お忙しい所申し訳ないですが 地ビールを全部呑んでしまい、、
出来れば5,6本追加できますか 勿論お支払いしますが」
「かしこまりました 直ぐにお伺いします」
電話を切って直ぐにドアがノックされた
モニターを見ると桜川がバスケットにビールを入れて立ていた
ドアを開け中に入れると 冷蔵庫にしまってくれた
「どうもすみません」
「そんな このビールは本当に人気者ですから」
「お支払いをしますよ」
「いえ 本当によろしいのですよ」
「では お言葉に甘えます」
「神山様 昨夜の日本酒の件ですが 今日発送で宜しいでしょうか」
「ええ お願いします」
「あの日本酒も人気者ですのよ 皆様お買い求められます」
「そうですか 3本も呑んでしまいました」
「ええ矢田部から伺っております」
「では 12時過ぎに御殿場でお待ちしています」
桜川は嬉しそうな顔をして丁寧に深くお辞儀をしたので
バストを覗く事が出来た
神山は冷蔵庫に入れられた地ビールを取り出し呑み始めた
タバコを吸いながら桜川の事を考えていた時 携帯電話が鳴った
祥子からの電話でさっきは部屋に置いといて分らなかったと言いい
「今夜ですけど やはり友子と夕飯を食べてから
出ますから遅くなります」
「うん 分ったよ 気をつけてね 雨が降りそうだし」
「はーい 着いたら電話します」
「うん 了解です」
「お仕事は順調に進んでいますか」
「うん 今日はもうゆっくりします」
「では 気をつけて下さい あなたも」
神山は電話を切るとビールを呑みながら どんよりした外を見ていた
先ほどよりは明るくなったが
それでもいつ降ってきてもおかしくは無かった
ビールを2本空けたところで眠気が襲ってきて
そのままうたた寝をしてしまった
うとうとしていると携帯電話がけたたましく鳴った
神山は携帯電話にでると
「山ちゃん おはようございます 高橋です」
「どうしたの こんなに早く それに日曜日だよ」
「ごめん 寝ていた?」
「いや 風呂上りさ ところでなに」
「実は写真なんだけど いつ貰えるかな」
「昨日のアウトレットは出来ているよ」
「ほんと ありがとう」
「だけど 話したようにポジだぜ」
「うん 大丈夫」
「どうしたの そんなに急ぐ話しじゃないだろ」
「ところがさ 明日 朝一でプレゼンがはいちゃったんだよ」
「えっ ニーナ・ニーナの他に?」
「そうなんだよ それで急遽写真が必要になってね」
「それで どうするの?」
「それでね 言いづらいけど10時頃までホテルに居てくれる?」
「どうして?」
「今 田中君がそっちに向かっているんだ」
「なんだ だから早くに電話をしてきたんだ 出かける前に」
「そうなんだ お願いします」
「いいよ 孝ちゃんの頼みだから」
「ごめんね 山ちゃん 埋め合わせするから」
「たかいぞ だってニーナ・ニーナの仕事じゃないもんな」
「うん 分っている 大体社長が忘れていたんだよ」
「分った しかしホテル内に居るからカウンターで呼び出ししてくれ」
「了解です 田中君にメールを出しておく」
.
「僕は ここで待っているよ ビールを呑みながらね」
「わかったわ 呑みすぎたらだめよ」
由香里は新しい肌着をバッグから取り出し 大浴場へ行く仕度をした
「どこだか直ぐに分る? 一緒に来て」
神山は由香里と一緒に部屋を出て3階の大浴場まで案内した
「そうしたら僕は部屋に戻ります」
「はい 待っていてください」
神山は部屋に戻ると一服しながら携帯で祥子に電話したが
なかなか出なかったのでテーブルに置いといた
地ビール呑もうと冷蔵庫を開けると全然無くて桜川に電話した
「神山様 何かご注文でしょうか?それとも、、、」
「お忙しい所申し訳ないですが 地ビールを全部呑んでしまい、、
出来れば5,6本追加できますか 勿論お支払いしますが」
「かしこまりました 直ぐにお伺いします」
電話を切って直ぐにドアがノックされた
モニターを見ると桜川がバスケットにビールを入れて立ていた
ドアを開け中に入れると 冷蔵庫にしまってくれた
「どうもすみません」
「そんな このビールは本当に人気者ですから」
「お支払いをしますよ」
「いえ 本当によろしいのですよ」
「では お言葉に甘えます」
「神山様 昨夜の日本酒の件ですが 今日発送で宜しいでしょうか」
「ええ お願いします」
「あの日本酒も人気者ですのよ 皆様お買い求められます」
「そうですか 3本も呑んでしまいました」
「ええ矢田部から伺っております」
「では 12時過ぎに御殿場でお待ちしています」
桜川は嬉しそうな顔をして丁寧に深くお辞儀をしたので
バストを覗く事が出来た
神山は冷蔵庫に入れられた地ビールを取り出し呑み始めた
タバコを吸いながら桜川の事を考えていた時 携帯電話が鳴った
祥子からの電話でさっきは部屋に置いといて分らなかったと言いい
「今夜ですけど やはり友子と夕飯を食べてから
出ますから遅くなります」
「うん 分ったよ 気をつけてね 雨が降りそうだし」
「はーい 着いたら電話します」
「うん 了解です」
「お仕事は順調に進んでいますか」
「うん 今日はもうゆっくりします」
「では 気をつけて下さい あなたも」
神山は電話を切るとビールを呑みながら どんよりした外を見ていた
先ほどよりは明るくなったが
それでもいつ降ってきてもおかしくは無かった
ビールを2本空けたところで眠気が襲ってきて
そのままうたた寝をしてしまった
うとうとしていると携帯電話がけたたましく鳴った
神山は携帯電話にでると
「山ちゃん おはようございます 高橋です」
「どうしたの こんなに早く それに日曜日だよ」
「ごめん 寝ていた?」
「いや 風呂上りさ ところでなに」
「実は写真なんだけど いつ貰えるかな」
「昨日のアウトレットは出来ているよ」
「ほんと ありがとう」
「だけど 話したようにポジだぜ」
「うん 大丈夫」
「どうしたの そんなに急ぐ話しじゃないだろ」
「ところがさ 明日 朝一でプレゼンがはいちゃったんだよ」
「えっ ニーナ・ニーナの他に?」
「そうなんだよ それで急遽写真が必要になってね」
「それで どうするの?」
「それでね 言いづらいけど10時頃までホテルに居てくれる?」
「どうして?」
「今 田中君がそっちに向かっているんだ」
「なんだ だから早くに電話をしてきたんだ 出かける前に」
「そうなんだ お願いします」
「いいよ 孝ちゃんの頼みだから」
「ごめんね 山ちゃん 埋め合わせするから」
「たかいぞ だってニーナ・ニーナの仕事じゃないもんな」
「うん 分っている 大体社長が忘れていたんだよ」
「分った しかしホテル内に居るからカウンターで呼び出ししてくれ」
「了解です 田中君にメールを出しておく」
.
2010年11月26日金曜日
Vol.139 若葉 -4-11
4月12日 日曜日
今朝は昨日と違い今にも雨が降りそうな雲行きだった
先に目を覚ましたのは神山で化粧室で用を足すと窓を開け
部屋の中の空気を入れ替えた
少しひんやりした気持ちの良い風が神山は好きだった
テーブルのタバコを取りベランダで吸っていると
駐車場が騒がしくなってきた
団体のゴルフ客が出発する所だった
アテンドしている女性が桜川と直ぐに分り大急ぎで部屋に戻った
バスローブを羽織ってベランダに出てみると駐車場の車が出た後で
桜川がお辞儀をして見送っている所だった
神山はガラスを閉め一か八か叫んだ
「おはよ~」
桜川も気がつきこちらに向かってお辞儀をした
神山も手を振って答えた
桜川がホテルに戻ると神山もガラス戸を開け部屋に戻った
由香里を見に行ってみるとまだぐっすりと寝息を立てていた
神山は3階の温泉大浴場に行きたくなったので
メモを残し浴衣で出て行った
【由香里殿 3階の大浴場に行く 30分で戻る】
神山はタオルをもって3階の温泉大浴場に入ったが
先客が2,3人いただけで 貸しきり状態だった
柱についている時計を見てみると7時30分をさしていたので
8時前に上がれば約束の時間には部屋に着くと思った
ゆっくりと浸かり体を温めた後 サウナで汗を流した
吹き出る汗をぬぐいながら我慢をしたあとは水風呂で躰を
引き締め又 サウナで汗を流した
最後に温泉で体を温め風呂を出てエレベーターを待っていると
桜川が近づいて来たので会釈をした
「お風呂ですか 如何でしたでしょうか?」
「ええ 大変広くて綺麗で驚きました 湯加減も良かったですよ」
「ありがとうございます お食事はどのようにされますか」
「バイキングを頂きます」
「そうですね 人気がありますしお口に合うといいのですが」
「それと昨夜はありがとうございますステーキ美味しかったですよ」
神山は桜川が手配した事だと思い礼を言うと
「あの件は椿が手配しておりました 私ではないのですよ」
「そうだったんですか いや失礼しました」
二人が話しているとエレベーターが来て扉が開いた
乗り込む人がいないか確認をして扉を閉めた
箱の中は二人きりになり神山は少し息苦しくなった
「今日はどちらまで行かれるのですか」
「ええ 沼津港まで 美味しいマグロを食べに」
桜川は嬉しそうな顔で
「美味しいところをご案内させて頂きますよ ご迷惑でなかったら」
「それは よかった お願いします しかしお仕事があるでしょ」
「ええ 今日はお昼の12時にあがりです」
「そうですか では12時にどこで待ち合わせますか」
「出来れば御殿場駅で12時過ぎにお願いできますか」
「では御殿場駅でお待ちしています お願いします」
話が終る時にエレベーターが止まり扉が開いた
神山と桜川は反対方向に歩き出したが神山が
振り返ると桜川はこちらに向かってお辞儀をしていた
部屋に戻ると由香里はまだ寝ていた
余程昨日の撮影は疲れたのだろうと思いそのまま寝かせてあげた
神山は桜川との事を考えると余り遅い朝食もいけないと思い
「由香里 さあ起きてください」
「う~ん なあに あなた」
寝ぼけ眼で神山を見つけると両手を広げ神山に抱きついた
「どう 起こしてしまったけど 大丈夫」
「う~ん まだ眠ったいわ」
神山は甘える由香里の上半身を起こしキスをした
ようやく目がさめた由香里に
「さっき由香里が寝ている間に温泉大浴場に行ってきた」
「ずるい 一人で行って」
「だって 何回か起こしたけど寝ていたから」
「いいな それでどうでしたか 大浴場は?」
「広くて綺麗で 申し分なかったよ」
「じゃあ 私も行って来ていいですか?」
「うん 行ってきなよ 満足するよきっと」
「では行くわ 私も 浴衣で大丈夫かしら?」
神山は人前で由香里の浴衣姿を見せたくなかったが
「うんみんな浴衣姿だったよ 丹前を羽織ってゆけば良いよ」
.
今朝は昨日と違い今にも雨が降りそうな雲行きだった
先に目を覚ましたのは神山で化粧室で用を足すと窓を開け
部屋の中の空気を入れ替えた
少しひんやりした気持ちの良い風が神山は好きだった
テーブルのタバコを取りベランダで吸っていると
駐車場が騒がしくなってきた
団体のゴルフ客が出発する所だった
アテンドしている女性が桜川と直ぐに分り大急ぎで部屋に戻った
バスローブを羽織ってベランダに出てみると駐車場の車が出た後で
桜川がお辞儀をして見送っている所だった
神山はガラスを閉め一か八か叫んだ
「おはよ~」
桜川も気がつきこちらに向かってお辞儀をした
神山も手を振って答えた
桜川がホテルに戻ると神山もガラス戸を開け部屋に戻った
由香里を見に行ってみるとまだぐっすりと寝息を立てていた
神山は3階の温泉大浴場に行きたくなったので
メモを残し浴衣で出て行った
【由香里殿 3階の大浴場に行く 30分で戻る】
神山はタオルをもって3階の温泉大浴場に入ったが
先客が2,3人いただけで 貸しきり状態だった
柱についている時計を見てみると7時30分をさしていたので
8時前に上がれば約束の時間には部屋に着くと思った
ゆっくりと浸かり体を温めた後 サウナで汗を流した
吹き出る汗をぬぐいながら我慢をしたあとは水風呂で躰を
引き締め又 サウナで汗を流した
最後に温泉で体を温め風呂を出てエレベーターを待っていると
桜川が近づいて来たので会釈をした
「お風呂ですか 如何でしたでしょうか?」
「ええ 大変広くて綺麗で驚きました 湯加減も良かったですよ」
「ありがとうございます お食事はどのようにされますか」
「バイキングを頂きます」
「そうですね 人気がありますしお口に合うといいのですが」
「それと昨夜はありがとうございますステーキ美味しかったですよ」
神山は桜川が手配した事だと思い礼を言うと
「あの件は椿が手配しておりました 私ではないのですよ」
「そうだったんですか いや失礼しました」
二人が話しているとエレベーターが来て扉が開いた
乗り込む人がいないか確認をして扉を閉めた
箱の中は二人きりになり神山は少し息苦しくなった
「今日はどちらまで行かれるのですか」
「ええ 沼津港まで 美味しいマグロを食べに」
桜川は嬉しそうな顔で
「美味しいところをご案内させて頂きますよ ご迷惑でなかったら」
「それは よかった お願いします しかしお仕事があるでしょ」
「ええ 今日はお昼の12時にあがりです」
「そうですか では12時にどこで待ち合わせますか」
「出来れば御殿場駅で12時過ぎにお願いできますか」
「では御殿場駅でお待ちしています お願いします」
話が終る時にエレベーターが止まり扉が開いた
神山と桜川は反対方向に歩き出したが神山が
振り返ると桜川はこちらに向かってお辞儀をしていた
部屋に戻ると由香里はまだ寝ていた
余程昨日の撮影は疲れたのだろうと思いそのまま寝かせてあげた
神山は桜川との事を考えると余り遅い朝食もいけないと思い
「由香里 さあ起きてください」
「う~ん なあに あなた」
寝ぼけ眼で神山を見つけると両手を広げ神山に抱きついた
「どう 起こしてしまったけど 大丈夫」
「う~ん まだ眠ったいわ」
神山は甘える由香里の上半身を起こしキスをした
ようやく目がさめた由香里に
「さっき由香里が寝ている間に温泉大浴場に行ってきた」
「ずるい 一人で行って」
「だって 何回か起こしたけど寝ていたから」
「いいな それでどうでしたか 大浴場は?」
「広くて綺麗で 申し分なかったよ」
「じゃあ 私も行って来ていいですか?」
「うん 行ってきなよ 満足するよきっと」
「では行くわ 私も 浴衣で大丈夫かしら?」
神山は人前で由香里の浴衣姿を見せたくなかったが
「うんみんな浴衣姿だったよ 丹前を羽織ってゆけば良いよ」
.
2010年11月25日木曜日
Vol.138 若葉 -4-11
「ほんと ごめんなさい」
「いいよ 息をしていたから安心したけどね」
「凄く気持ちよかったの 初めてよ」
「では お風呂でさっぱりするか」
「そうね でももう12時よ」
「だけど 髪を流すでしょ」
「ええ 入りましょ」
由香里と神山は浴槽に使ったが髪を流すので先に由香里の
髪をシャンプーで優しく洗ってあげた
由香里は時々神山のおちんちんを触り
「ほんと 元気君ね こら 他でおいたしたらだめだぞ」
神山は答えるようにぴくぴくさせ由香里を笑わせた
由香里のシャンプーが終ると神山の番になったが
「いいよ 由香里 ゆっくりと浸かっていなさい」
「どうして?」
「いいからゆっくり浸かって 疲れを取りなさい」
神山は言いながらシャンプーを髪の毛に掛けマッサージをし
泡を良く立てながら洗った
シャンプーを流し終わると由香里と一緒に浴槽に浸かった
「ねぇ なんで私じゃいけないの 教えて」
「だって 又 触りたくなったらシャンプーが目に入って痛いもん」
「ふーん そうしたら触らなければ良いでしょ」
「そんな訳にはいかないでしょ」
「あなたは自制できないんだ」
「うん 手は勝手にうごくし おちんちんは大きくなるし」
「そうなんだ そうですか おちんちんくん?」
由香里は浴槽で小さくなっているおちんちんを触りながら言った
二人は笑って今日の疲れを癒した
髪の毛を乾かすのでソファーに座っていると
「あなた 冷蔵庫にブランディーがありますが 呑む?」
「うん 頂きますよ」
二人は備え付けのバスローブを身に着け寝る仕度をしていた
「はい 何も入れないで良いでしょ」
「チェイサーは欲しいな」
少し大きめのグラスに水とアイスを入れテーブルに置いた
「さっきから 何を計算しているの」
「うん 今夜までの収支を出しているんだ」
「ふ~ん」
神山が由香里から受け取った出張費14万円
網代の清碧旅館支払いが5万円
アルタから50万円 椿から20万円 お酒の支払いが19万円
三脚代4万円 タクシー代1万円
由香里にこの数字を見せると
「凄い収入ね あなた」
「うん 84万円の収入で 由香里に20万 支払い計29万
手元には35万円もあることになる」
「凄いわね 私も大切に使います」
「この他に椿さんから宿泊券やカードでしょ 凄いよね」
「ええ もう一回無いかしら 御殿場出張」
「出来るでしょ ただし謝礼はないと思うよ」
「そうよね いいわ次回に貯めておこう あなたは出張でいいけど」
「だけど 贅沢しなければ僕の出張費でOKじゃないですか」
「そうね そうしたらやっぱりレンズを買います」
「うん その方が良いよ」
「あなたもカメラを買って一緒に撮影に行きましょうよ」
「しかし今はそれどころではないな 欲しいけど」
「そうね このお仕事が終ってからね」
神山はこの機会だから買ってもいいかなと考えたが
予算が無いので諦めた
「そろそろベッドに行こうか 由香里も疲れただろ」
「そうね 髪も乾きましたし 寝ましょうか」
「うん 先に入っていて 一服したら行くよ」
由香里はベッドでバスローブを脱ぐとそのまま布団の中に入った
神山は桜川の白いバストが忘れられず思い出していた
次回は何時来れるか思案していたが時間が取れそうに無かった
タバコを吸い終わると神山もベッドに行ったが由香里は
横を向いてぐっすりと寝ていた
神山はバスローブを脱ぐと何も付けず由香里の横に寝た
手を動かしバストを触っても反応しないので下にずらし
秘所をまさぐっても反応しないので寝てしまった
(ねぇ やめて 今日の私 あそこがおかしいの
だから諦めて お願い 私をこわさないで)
.
「いいよ 息をしていたから安心したけどね」
「凄く気持ちよかったの 初めてよ」
「では お風呂でさっぱりするか」
「そうね でももう12時よ」
「だけど 髪を流すでしょ」
「ええ 入りましょ」
由香里と神山は浴槽に使ったが髪を流すので先に由香里の
髪をシャンプーで優しく洗ってあげた
由香里は時々神山のおちんちんを触り
「ほんと 元気君ね こら 他でおいたしたらだめだぞ」
神山は答えるようにぴくぴくさせ由香里を笑わせた
由香里のシャンプーが終ると神山の番になったが
「いいよ 由香里 ゆっくりと浸かっていなさい」
「どうして?」
「いいからゆっくり浸かって 疲れを取りなさい」
神山は言いながらシャンプーを髪の毛に掛けマッサージをし
泡を良く立てながら洗った
シャンプーを流し終わると由香里と一緒に浴槽に浸かった
「ねぇ なんで私じゃいけないの 教えて」
「だって 又 触りたくなったらシャンプーが目に入って痛いもん」
「ふーん そうしたら触らなければ良いでしょ」
「そんな訳にはいかないでしょ」
「あなたは自制できないんだ」
「うん 手は勝手にうごくし おちんちんは大きくなるし」
「そうなんだ そうですか おちんちんくん?」
由香里は浴槽で小さくなっているおちんちんを触りながら言った
二人は笑って今日の疲れを癒した
髪の毛を乾かすのでソファーに座っていると
「あなた 冷蔵庫にブランディーがありますが 呑む?」
「うん 頂きますよ」
二人は備え付けのバスローブを身に着け寝る仕度をしていた
「はい 何も入れないで良いでしょ」
「チェイサーは欲しいな」
少し大きめのグラスに水とアイスを入れテーブルに置いた
「さっきから 何を計算しているの」
「うん 今夜までの収支を出しているんだ」
「ふ~ん」
神山が由香里から受け取った出張費14万円
網代の清碧旅館支払いが5万円
アルタから50万円 椿から20万円 お酒の支払いが19万円
三脚代4万円 タクシー代1万円
由香里にこの数字を見せると
「凄い収入ね あなた」
「うん 84万円の収入で 由香里に20万 支払い計29万
手元には35万円もあることになる」
「凄いわね 私も大切に使います」
「この他に椿さんから宿泊券やカードでしょ 凄いよね」
「ええ もう一回無いかしら 御殿場出張」
「出来るでしょ ただし謝礼はないと思うよ」
「そうよね いいわ次回に貯めておこう あなたは出張でいいけど」
「だけど 贅沢しなければ僕の出張費でOKじゃないですか」
「そうね そうしたらやっぱりレンズを買います」
「うん その方が良いよ」
「あなたもカメラを買って一緒に撮影に行きましょうよ」
「しかし今はそれどころではないな 欲しいけど」
「そうね このお仕事が終ってからね」
神山はこの機会だから買ってもいいかなと考えたが
予算が無いので諦めた
「そろそろベッドに行こうか 由香里も疲れただろ」
「そうね 髪も乾きましたし 寝ましょうか」
「うん 先に入っていて 一服したら行くよ」
由香里はベッドでバスローブを脱ぐとそのまま布団の中に入った
神山は桜川の白いバストが忘れられず思い出していた
次回は何時来れるか思案していたが時間が取れそうに無かった
タバコを吸い終わると神山もベッドに行ったが由香里は
横を向いてぐっすりと寝ていた
神山はバスローブを脱ぐと何も付けず由香里の横に寝た
手を動かしバストを触っても反応しないので下にずらし
秘所をまさぐっても反応しないので寝てしまった
(ねぇ やめて 今日の私 あそこがおかしいの
だから諦めて お願い 私をこわさないで)
.
2010年11月24日水曜日
Vol.137 若葉 -4-11
「うん 綺麗に更地になっているよ 大丈夫ですよ」
「良かった」
神山はバスルームとは離れた場所に歩き始め 由香里に聞こえる声で
「では ごめんなさい 裸だから 明日連絡します」
「は~い 頑張ってくださいね」
由香里が怪訝そうな顔をして
「だれ 今の電話?」
「ニーナ・ニーナの久保さんから 御殿場を心配して電話をくれた」
「こんなに夜遅く?」
「だって 彼女 今実家に帰って娘さんと一緒だろ だからじゃない」
「ふ~ん 良くご存知ね」
「だって そんなのおかしくないでしょ 現場で話題になる事だもの」
「そんなに親しいの 彼女と」
「それは現場での話や筒井さんの話や 結構話していますよ」
「それだけ?」
「だって仕方ないだろ 食事をしながら現場の話を分り易くしたり
だから アルタも喜んでいるし 筒井さんも喜んでいるでしょ」
「だから それだけ?」
「当たり前だろ 仕事のお付き合いだけだよ」
「ごめんなさい 疑って」
「さあ 風呂にはいろう」
「ええ」
由香里は着ているものを脱ぐと肌着だけになったが
「ねぇ あなたねがせて」
突然の言葉に驚き
「えっ だっていつも、、、」
「今はそうして欲しいの だから脱がせて」
神山はブラジャーのフォックをはずし取ると後ろからショーツを
脱がせようとしたが由香里が正面を向き
「ちゃんと正面から脱がして」
ゆっくりと優しく下げていくと秘所を隠している黒い密林が現れ
生暖かい空気が流れてきた
神山は更に下げながら秘所にくちづけを始めた
由香里のショーツは体液で湿っていたが
今夜は恥ずかしがらずに神山に全てを見せた
由香里はどうしようもなく溢れ出る体液を
神山の口に押し付け喘ぎ始めた
腰が立たなくなった由香里は神山を立たせ着ているものを脱がせ
下着を脱がせる段になるとビキニブリーフの上から肉棒を愛撫した
立っている神山は時々襲ってくる快感に
うめき声をあげながら我慢していたが
由香里からも喘ぎ声が聞こえてきた
ビキニブリーフの愛撫は続き神山もぬめりのある体液を出してきた
由香里の手は体液が染み出てくるとまた根本のほうから先のほうに
唇を動かし先端に来ると咥えこんだ
由香里の喘ぎが段々と大きな声になり
ブリーフを片手で脱がそうとしているので神山もかがみ
手伝うと由香里の手は自分の秘所をまさぐっていた
ブリーフから出た肉棒を咥えたりなめまわしたり
神山はどうにも我慢が出来なくなった
「由香里 欲しいよ ベッドにいこう」
由香里は何も答えずに従った
由香里のヴァギナからは今までより多く体液にまみれていた
肉棒をすんなり受け入れると 下から腰を動かしてきた
神山は両足を持ち上げる格好になったり
片足だけを真上に持ち上げたり
色々と体位を変え由香里を喜ばせた
神山は交わったまま上下を入れ替え由香里を上にした
腰が上下に動いたり 前後に動いたり 回転運動したり
由香里も感じていたが神山は初めての経験だったので
「由香里 だめだ 我慢できないよ」
「いいわよ わたしも も う す ぐ 」
「だめだ~ 出ちゃうぞ~」
「私と いっしょ に~」
由香里の膣がきゅんと締り 腰の動きが速くなった
髪は乱れ目はうつろで焦点が定まっていない
「いく~」
由香里は上半身を後ろに反らせると
次はばたっと神山の胸に落ちてきた
神山も少し遅れて発射した
そのままの格好で暫くいたが 由香里が全然動かないので
肉棒を抜きながら体を入れ替えると目を覚ました
「ごめんなさい どうしたのかしら私」
「いったきり 動かなくなってしまって驚いた」
.
「良かった」
神山はバスルームとは離れた場所に歩き始め 由香里に聞こえる声で
「では ごめんなさい 裸だから 明日連絡します」
「は~い 頑張ってくださいね」
由香里が怪訝そうな顔をして
「だれ 今の電話?」
「ニーナ・ニーナの久保さんから 御殿場を心配して電話をくれた」
「こんなに夜遅く?」
「だって 彼女 今実家に帰って娘さんと一緒だろ だからじゃない」
「ふ~ん 良くご存知ね」
「だって そんなのおかしくないでしょ 現場で話題になる事だもの」
「そんなに親しいの 彼女と」
「それは現場での話や筒井さんの話や 結構話していますよ」
「それだけ?」
「だって仕方ないだろ 食事をしながら現場の話を分り易くしたり
だから アルタも喜んでいるし 筒井さんも喜んでいるでしょ」
「だから それだけ?」
「当たり前だろ 仕事のお付き合いだけだよ」
「ごめんなさい 疑って」
「さあ 風呂にはいろう」
「ええ」
由香里は着ているものを脱ぐと肌着だけになったが
「ねぇ あなたねがせて」
突然の言葉に驚き
「えっ だっていつも、、、」
「今はそうして欲しいの だから脱がせて」
神山はブラジャーのフォックをはずし取ると後ろからショーツを
脱がせようとしたが由香里が正面を向き
「ちゃんと正面から脱がして」
ゆっくりと優しく下げていくと秘所を隠している黒い密林が現れ
生暖かい空気が流れてきた
神山は更に下げながら秘所にくちづけを始めた
由香里のショーツは体液で湿っていたが
今夜は恥ずかしがらずに神山に全てを見せた
由香里はどうしようもなく溢れ出る体液を
神山の口に押し付け喘ぎ始めた
腰が立たなくなった由香里は神山を立たせ着ているものを脱がせ
下着を脱がせる段になるとビキニブリーフの上から肉棒を愛撫した
立っている神山は時々襲ってくる快感に
うめき声をあげながら我慢していたが
由香里からも喘ぎ声が聞こえてきた
ビキニブリーフの愛撫は続き神山もぬめりのある体液を出してきた
由香里の手は体液が染み出てくるとまた根本のほうから先のほうに
唇を動かし先端に来ると咥えこんだ
由香里の喘ぎが段々と大きな声になり
ブリーフを片手で脱がそうとしているので神山もかがみ
手伝うと由香里の手は自分の秘所をまさぐっていた
ブリーフから出た肉棒を咥えたりなめまわしたり
神山はどうにも我慢が出来なくなった
「由香里 欲しいよ ベッドにいこう」
由香里は何も答えずに従った
由香里のヴァギナからは今までより多く体液にまみれていた
肉棒をすんなり受け入れると 下から腰を動かしてきた
神山は両足を持ち上げる格好になったり
片足だけを真上に持ち上げたり
色々と体位を変え由香里を喜ばせた
神山は交わったまま上下を入れ替え由香里を上にした
腰が上下に動いたり 前後に動いたり 回転運動したり
由香里も感じていたが神山は初めての経験だったので
「由香里 だめだ 我慢できないよ」
「いいわよ わたしも も う す ぐ 」
「だめだ~ 出ちゃうぞ~」
「私と いっしょ に~」
由香里の膣がきゅんと締り 腰の動きが速くなった
髪は乱れ目はうつろで焦点が定まっていない
「いく~」
由香里は上半身を後ろに反らせると
次はばたっと神山の胸に落ちてきた
神山も少し遅れて発射した
そのままの格好で暫くいたが 由香里が全然動かないので
肉棒を抜きながら体を入れ替えると目を覚ました
「ごめんなさい どうしたのかしら私」
「いったきり 動かなくなってしまって驚いた」
.
2010年11月23日火曜日
Vol.136 若葉 -4-11
矢田部はおつりを持参していなかったので
「おつりは明日 お帰りになられる時でもよろしいでしょうか」
「ええ 構いませんよ お願いします」
「はい 承知致しました」
「こんなに夜遅く申し訳ないです」
「そんな事無いですよ」
矢田部は仕事が終った安堵からか愛らしい顔つきで話した
よく観察するとプロポーションなど桜川によく似ているが
若いのだろう 顔に張りが有り胸も少し大きいように感じた
「では 神山様ご注文ありがとうございました
ごゆっくりとお過ごしくださいませ」
「うん ありがとう お休み」
神山は矢田部が部屋を出て行ったあと由香里に
「変な事 言っちゃたよ お休み だって」
「そうね 彼女まだ仕事中ですもん」
「うん、、、」
「しかし 大盤振る舞いされたわね」
「そうかな?」
「ううん 良いと思うわ これからですもん」
「僕はこんなにお金を持っていてはバチが当ると思ってさ」
「いいじゃない その考え方で 素敵よ あなた」
由香里は3本目を冷蔵庫から取り出し呑み始めた
「しかし由香里とこんなにゆっくりするのは初めてだよね」
「ええ 私もあなたをこんなに観察させて頂いたのは初めてよ」
「いつも仕事で話をしているから 分らない部分が多いね」
「そうでしょ だけど私はあなたを観察していたわよ」
「えっ どうゆう意味 それ?」
「だって 店長の肝いりで銀座に来たんだから どんな男かって」
「ふ~ん それでどうでした」
「うん 浮いた話は無いし 真面目だし OKだったわ」
「そうか そんな風に見られていたんだ」
「当たり前よ そんな事」
「それで 僕が酔いつぶれたとき
由香里がどうして介抱してくれたの?」
「あなたが 本当の男かどうか見る為よ」
「えっ そんな」
「そうよ だからあの晩は何も無かったの ごめんなさい」
「そうしたら 朝のあの時が初めてだった」
「いや 言わないで 恥ずかしいでしょ」
「そうなんだ しかしよく話してくれたね ありがとう」
「もう この話は止めましょ 恥ずかしいもん」
「まあ 僕も久しぶりで酔いつぶれたよ」
「ほんと 凄かったわ 呑むペースが速くて それで平気だった」
「だけど 店を出た途端分らなくなった」
「多分緊張していたのね 店長もいたし」
「うん なんか何を呑んでいるのか分らなかった」
「ねぇ もうあんな無茶な呑み方しないで お願いだから」
「うん そうするよ」
由香里は神山にもたれかかってキスを求めてきた
「私を一人にしないでね」
「うん、、、、」
「たとえ浮気をしていても忘れないで下さい」
「えっ」
神山は唇をふさがれ何も言えなくなった
と言うより由香里はその後の言葉を聞きたくなかった
(独り占めできないこと分っているわ だけど愛してね)
由香里は目に涙を浮かべながら神山とキスを続けていた
ほほを伝わる涙が神山の唇に当たり目を開いた
いじらしい由香里をきつく抱き寄せソファーに倒れ込んだ
由香里は神山の背中から手を解こうとはせず
さらにきつく手に力を入れ神山を抱きしめた
神山はこのままベッドに行っても良かったが由香里を考え
「ねぇ バスに浸かろう ゆっくりと」
「そうね 髪も流したいわ」
「そうしたら 準備をしてくるよ」
神山はバスルームで浴槽に湯を張っていると携帯がなった
「ねぇ あなた 携帯電話が鳴っているわよ」
由香里がバスルームに教えに来た
急いで携帯に出てみると祥子からだった
「祥子です こんばんわ 今大丈夫?」
「うん これから風呂に入る所です」
「ごめんなさい 寂しくなって電話したの」
「いや 誰でもあることさ」
「御殿場の現場はどうでしたか?」
.
「おつりは明日 お帰りになられる時でもよろしいでしょうか」
「ええ 構いませんよ お願いします」
「はい 承知致しました」
「こんなに夜遅く申し訳ないです」
「そんな事無いですよ」
矢田部は仕事が終った安堵からか愛らしい顔つきで話した
よく観察するとプロポーションなど桜川によく似ているが
若いのだろう 顔に張りが有り胸も少し大きいように感じた
「では 神山様ご注文ありがとうございました
ごゆっくりとお過ごしくださいませ」
「うん ありがとう お休み」
神山は矢田部が部屋を出て行ったあと由香里に
「変な事 言っちゃたよ お休み だって」
「そうね 彼女まだ仕事中ですもん」
「うん、、、」
「しかし 大盤振る舞いされたわね」
「そうかな?」
「ううん 良いと思うわ これからですもん」
「僕はこんなにお金を持っていてはバチが当ると思ってさ」
「いいじゃない その考え方で 素敵よ あなた」
由香里は3本目を冷蔵庫から取り出し呑み始めた
「しかし由香里とこんなにゆっくりするのは初めてだよね」
「ええ 私もあなたをこんなに観察させて頂いたのは初めてよ」
「いつも仕事で話をしているから 分らない部分が多いね」
「そうでしょ だけど私はあなたを観察していたわよ」
「えっ どうゆう意味 それ?」
「だって 店長の肝いりで銀座に来たんだから どんな男かって」
「ふ~ん それでどうでした」
「うん 浮いた話は無いし 真面目だし OKだったわ」
「そうか そんな風に見られていたんだ」
「当たり前よ そんな事」
「それで 僕が酔いつぶれたとき
由香里がどうして介抱してくれたの?」
「あなたが 本当の男かどうか見る為よ」
「えっ そんな」
「そうよ だからあの晩は何も無かったの ごめんなさい」
「そうしたら 朝のあの時が初めてだった」
「いや 言わないで 恥ずかしいでしょ」
「そうなんだ しかしよく話してくれたね ありがとう」
「もう この話は止めましょ 恥ずかしいもん」
「まあ 僕も久しぶりで酔いつぶれたよ」
「ほんと 凄かったわ 呑むペースが速くて それで平気だった」
「だけど 店を出た途端分らなくなった」
「多分緊張していたのね 店長もいたし」
「うん なんか何を呑んでいるのか分らなかった」
「ねぇ もうあんな無茶な呑み方しないで お願いだから」
「うん そうするよ」
由香里は神山にもたれかかってキスを求めてきた
「私を一人にしないでね」
「うん、、、、」
「たとえ浮気をしていても忘れないで下さい」
「えっ」
神山は唇をふさがれ何も言えなくなった
と言うより由香里はその後の言葉を聞きたくなかった
(独り占めできないこと分っているわ だけど愛してね)
由香里は目に涙を浮かべながら神山とキスを続けていた
ほほを伝わる涙が神山の唇に当たり目を開いた
いじらしい由香里をきつく抱き寄せソファーに倒れ込んだ
由香里は神山の背中から手を解こうとはせず
さらにきつく手に力を入れ神山を抱きしめた
神山はこのままベッドに行っても良かったが由香里を考え
「ねぇ バスに浸かろう ゆっくりと」
「そうね 髪も流したいわ」
「そうしたら 準備をしてくるよ」
神山はバスルームで浴槽に湯を張っていると携帯がなった
「ねぇ あなた 携帯電話が鳴っているわよ」
由香里がバスルームに教えに来た
急いで携帯に出てみると祥子からだった
「祥子です こんばんわ 今大丈夫?」
「うん これから風呂に入る所です」
「ごめんなさい 寂しくなって電話したの」
「いや 誰でもあることさ」
「御殿場の現場はどうでしたか?」
.
2010年11月22日月曜日
Vol.135 若葉 -4-11
「はい神山様 こんばんわ なにかございましたか?」
「遅くにごめんなさい
実は今頂いている日本酒を発送したいのですが」
「はいそれでは配達伝票をお持ちいたします」
「はい お待ちしています」
「由香里はどうする」
「私も頼むわ」
「うん 僕が送るよ」
「えっ いいの そんなに甘えて」
「何言っているんだ これでも安いもんだろ」
「ありがとう うれしいわ」
由香里が手帳を用意しソファーに座ろうとした時に
ドアがノックされた
由香里がモニターで確認すると女性従業員が立っていた
ドアを開け中に入ってもらうと彼女は
「神山様 今晩わ 私がサブの矢田部と申します」
由香里と神山にお辞儀をした
「こちらの日本酒を気に入って下さいましてありがとうございます」
「うん凄く美味しい」
「ところで 何件さまのお届けですか?」
「ええと 全部で10件くらいかな」
「はい ではこちらの伝票にご記入をお願いできますか」
神山が手渡されたのは一括伝票を渡された
個別に一枚一枚伝票に記入するのではなく大変便利な伝票だった
神山は催事課スタッフの住所を書き入れた後自分の携帯で
アルタの内藤社長の住所を書こうとした時
由香里が自分の手帳を手に取り次のページを開けると
アルタの高橋まで連絡先が記されていた
神山は自分の携帯をしまい手帳をみて書き始めた
全て書き終わり確認したとき
ニーナ・ニーナの筒井副社長を忘れているのを発見したが
祥子の住所が分り変な疑いが生まれるのもどうかと思案していると
「では 神山様 今ご記入されましたお届け先に
どのタイプを送られますか 記号を右のマスにご記入お願いします」
神山は矢田部に言われた事を上の空で聞いていた
伝票に記入するのは記号なのにセット数を記入していた
由香里がおかしい事に気がつき
「神山さん ここは記号を記入するの」
「あっ そうか ごめんごめん」
セットタイプは一升瓶3本、2本、1本、
700㏄3本、2本と5種類の
セットが用意されていた
「斉藤さん 課長と倉さん 内藤さんは3本セットで 他の人は
一本で良いよね」
「そうね 気持ちだから 良いでしょ」
「あと ニーナ・ニーナの筒井さんだけど、、、」
「ごめんなさい お取引業者様で無いので書いていません、、」
「うん いいよ 自宅から送るよ」
「ごめんなさい 神山さん」
「うん いいよ あとは漏れないよね」
「ええ ご自分の住所をお届け先に書かないと」
「そうだね それと 斎藤さんの住所も書きなさい」
「はい 分りました」
一括伝票を全て書き終え矢田部に渡した
矢田部は申し訳なさそうに
「神山様 こちらの商品につきましては
サービス扱いが出来ませんのですがよろしいでしょうか」
「勿論ですよ ここまでサービスして頂いたらバチが当ります」
「ありがとうございます 只今計算をさせて頂きます
暫くお待ちくださいませ」
由香里は改めてカタログを見てみると一升瓶1本が1万円なので
送料を加算すると20万円以上の出費になると思っていた
しかし 今回の神山はそのくらい還元してもおかしくないと思った
今のうちに高名を知らしめておけば
これ以上のものが転がり込んでくる事に間違いないと信じていた
由香里と神山は矢田部が計算している間に
もう一本を冷蔵庫から取り出し呑み始めた
矢田部は送料で戸惑ってさかんに胸に付いている小さなマイクで
連絡を取り合っていた
ようやく伝票計算が終わり
「神山様 遅くなって申し訳ございません
合計金額は18万8千でございます」
「はい 分りました 今もってきますので、、、」
神山はジャケットの内ポケットから19万円を出した
.
「遅くにごめんなさい
実は今頂いている日本酒を発送したいのですが」
「はいそれでは配達伝票をお持ちいたします」
「はい お待ちしています」
「由香里はどうする」
「私も頼むわ」
「うん 僕が送るよ」
「えっ いいの そんなに甘えて」
「何言っているんだ これでも安いもんだろ」
「ありがとう うれしいわ」
由香里が手帳を用意しソファーに座ろうとした時に
ドアがノックされた
由香里がモニターで確認すると女性従業員が立っていた
ドアを開け中に入ってもらうと彼女は
「神山様 今晩わ 私がサブの矢田部と申します」
由香里と神山にお辞儀をした
「こちらの日本酒を気に入って下さいましてありがとうございます」
「うん凄く美味しい」
「ところで 何件さまのお届けですか?」
「ええと 全部で10件くらいかな」
「はい ではこちらの伝票にご記入をお願いできますか」
神山が手渡されたのは一括伝票を渡された
個別に一枚一枚伝票に記入するのではなく大変便利な伝票だった
神山は催事課スタッフの住所を書き入れた後自分の携帯で
アルタの内藤社長の住所を書こうとした時
由香里が自分の手帳を手に取り次のページを開けると
アルタの高橋まで連絡先が記されていた
神山は自分の携帯をしまい手帳をみて書き始めた
全て書き終わり確認したとき
ニーナ・ニーナの筒井副社長を忘れているのを発見したが
祥子の住所が分り変な疑いが生まれるのもどうかと思案していると
「では 神山様 今ご記入されましたお届け先に
どのタイプを送られますか 記号を右のマスにご記入お願いします」
神山は矢田部に言われた事を上の空で聞いていた
伝票に記入するのは記号なのにセット数を記入していた
由香里がおかしい事に気がつき
「神山さん ここは記号を記入するの」
「あっ そうか ごめんごめん」
セットタイプは一升瓶3本、2本、1本、
700㏄3本、2本と5種類の
セットが用意されていた
「斉藤さん 課長と倉さん 内藤さんは3本セットで 他の人は
一本で良いよね」
「そうね 気持ちだから 良いでしょ」
「あと ニーナ・ニーナの筒井さんだけど、、、」
「ごめんなさい お取引業者様で無いので書いていません、、」
「うん いいよ 自宅から送るよ」
「ごめんなさい 神山さん」
「うん いいよ あとは漏れないよね」
「ええ ご自分の住所をお届け先に書かないと」
「そうだね それと 斎藤さんの住所も書きなさい」
「はい 分りました」
一括伝票を全て書き終え矢田部に渡した
矢田部は申し訳なさそうに
「神山様 こちらの商品につきましては
サービス扱いが出来ませんのですがよろしいでしょうか」
「勿論ですよ ここまでサービスして頂いたらバチが当ります」
「ありがとうございます 只今計算をさせて頂きます
暫くお待ちくださいませ」
由香里は改めてカタログを見てみると一升瓶1本が1万円なので
送料を加算すると20万円以上の出費になると思っていた
しかし 今回の神山はそのくらい還元してもおかしくないと思った
今のうちに高名を知らしめておけば
これ以上のものが転がり込んでくる事に間違いないと信じていた
由香里と神山は矢田部が計算している間に
もう一本を冷蔵庫から取り出し呑み始めた
矢田部は送料で戸惑ってさかんに胸に付いている小さなマイクで
連絡を取り合っていた
ようやく伝票計算が終わり
「神山様 遅くなって申し訳ございません
合計金額は18万8千でございます」
「はい 分りました 今もってきますので、、、」
神山はジャケットの内ポケットから19万円を出した
.
2010年11月21日日曜日
Vol.134 若葉 -4-11
浴衣を羽織った二人はソファーで今日の写真を見ていた
神山が撮影したフイルムはネガフイルムなのでプリントで検証でき
由香里の使ったフイルムはポジフイルムなのプリントしないで
そのままフイルムの状態で検証する事ができる
勿論プリントアウト出来るが フイルムでも充分見る事ができる
由香里が神山のプリントを見て
「上手よ あなた ほんと」
「そうかな 自分では分らないけど」
「ほんとよ 私より上手よ 教えるなんて出来ないわ」
神山の写真も充分使えることを伝え
自身が撮影したフイルムをルーペで見た
「上出来です 大丈夫よ あなた」
「そうすると 明日はゆっくりできるね どうする 明日の行動は」
「あなた次第よ 私は今夜寝れば疲れが取れます」
チェックアウトの時間を確かめる為 桜川に電話したが出なかった
2,3分後に電話をすると桜川でない女性が電話口にでた
「こんばんわ 神山様 私は桜川と交代しました矢田部と申します
どのようなご用件でしょうか」
「あれっ あの~ すみませんがチェックアウトは何時でしょうか」
「神山様は15時のチェックアウトが可能です」
「はい ありがとう おやすみなさい」
神山は由香里に桜川さんではなく矢田部さんが出た事を伝えると
「それはそうでしょ 3交代でシフトしているのでしょ 多分」
「そうだよな でないと大変だ それと15時までOKだって」
「凄いわ ゆっくりできるわね どうします あなた」
「ゆっくりして 沼津港に行ってみようか」
「沼津に何があるの」
「沼津港はマグロの冷凍が上げられるところだよ」
「見た事無いわ しかし時間が」
「そうだよね でもここにマグロが着ていると思えばどう」
「そうね」
「それに解凍マグロだけど 築地のように食べられる所もあるし」
「よく知っているわね」
「明日 訳を話すよ」
「変なの 寝る前においしいお酒を頂いてもいいかしら」
「大丈夫だよ 冷蔵庫をみてくる」
神山は冷蔵庫を開けると見た事が無い日本酒が入っていたので
由香里に見せながら戻ってきた
「私も見た事無いわ 開けてみる?」
300㏄の瓶は小さいが値段が2000円と高かった
「凄い高いよ どうする 呑もうか」
「そうね 記念にいいでしょ」
由香里は 小さなグラスを探しテーブルに用意した
神山は冷蔵庫から乾き物を持ってきた
由香里が栓をあけ香りを確かめると
「ねぇ あなた 素晴らしい香りよ」
由香里はグラスに注ぎ神山にわたした
「すごいね フルーティーな香りだ」
神山は 少しだけ口の中に入れ 転がした
ピリとは感じないが 完全に辛口に仕上がっていた
「由香里 そうしたらこれでいきますか」
「ええ 大丈夫よ」
由香里は洋酒より日本酒が大好きで
今まで滅多な事では酔いつぶれる事は無かった
洋酒も雰囲気が好きでよく呑むがどちらかと言えば日本酒を好んだ
神山は逆に日本酒の雰囲気は好きだが呑み過ぎると
翌日に響く事があり 洋酒を良くたしなんだ
「すごくおいしいわ あなた」
「良かった 由香里がそんなに誉めるなんて珍しいよ」
「ええ おいしいわ」
「ねえ 由香里 催事課スタッフの住所だけどわかる?」
「ええ 手帳に書いてあるわよ」
「そうしたら みんなに還元だ」
「やっぱりね いいわよ 私も参加する」
「いいよ 僕は一杯貰いすぎだから」
「なによ 格好つけて」
由香里は神山の行動を微笑ましく思った
「そうしたら 今夜の内に注文しておこう」
「悪いわよ こんな遅い時間だし」
「だから良いのさ 向こうは刺激になって」
「変な理屈」
神山は内線の7200番をまわし受話器を持って待った
.
神山が撮影したフイルムはネガフイルムなのでプリントで検証でき
由香里の使ったフイルムはポジフイルムなのプリントしないで
そのままフイルムの状態で検証する事ができる
勿論プリントアウト出来るが フイルムでも充分見る事ができる
由香里が神山のプリントを見て
「上手よ あなた ほんと」
「そうかな 自分では分らないけど」
「ほんとよ 私より上手よ 教えるなんて出来ないわ」
神山の写真も充分使えることを伝え
自身が撮影したフイルムをルーペで見た
「上出来です 大丈夫よ あなた」
「そうすると 明日はゆっくりできるね どうする 明日の行動は」
「あなた次第よ 私は今夜寝れば疲れが取れます」
チェックアウトの時間を確かめる為 桜川に電話したが出なかった
2,3分後に電話をすると桜川でない女性が電話口にでた
「こんばんわ 神山様 私は桜川と交代しました矢田部と申します
どのようなご用件でしょうか」
「あれっ あの~ すみませんがチェックアウトは何時でしょうか」
「神山様は15時のチェックアウトが可能です」
「はい ありがとう おやすみなさい」
神山は由香里に桜川さんではなく矢田部さんが出た事を伝えると
「それはそうでしょ 3交代でシフトしているのでしょ 多分」
「そうだよな でないと大変だ それと15時までOKだって」
「凄いわ ゆっくりできるわね どうします あなた」
「ゆっくりして 沼津港に行ってみようか」
「沼津に何があるの」
「沼津港はマグロの冷凍が上げられるところだよ」
「見た事無いわ しかし時間が」
「そうだよね でもここにマグロが着ていると思えばどう」
「そうね」
「それに解凍マグロだけど 築地のように食べられる所もあるし」
「よく知っているわね」
「明日 訳を話すよ」
「変なの 寝る前においしいお酒を頂いてもいいかしら」
「大丈夫だよ 冷蔵庫をみてくる」
神山は冷蔵庫を開けると見た事が無い日本酒が入っていたので
由香里に見せながら戻ってきた
「私も見た事無いわ 開けてみる?」
300㏄の瓶は小さいが値段が2000円と高かった
「凄い高いよ どうする 呑もうか」
「そうね 記念にいいでしょ」
由香里は 小さなグラスを探しテーブルに用意した
神山は冷蔵庫から乾き物を持ってきた
由香里が栓をあけ香りを確かめると
「ねぇ あなた 素晴らしい香りよ」
由香里はグラスに注ぎ神山にわたした
「すごいね フルーティーな香りだ」
神山は 少しだけ口の中に入れ 転がした
ピリとは感じないが 完全に辛口に仕上がっていた
「由香里 そうしたらこれでいきますか」
「ええ 大丈夫よ」
由香里は洋酒より日本酒が大好きで
今まで滅多な事では酔いつぶれる事は無かった
洋酒も雰囲気が好きでよく呑むがどちらかと言えば日本酒を好んだ
神山は逆に日本酒の雰囲気は好きだが呑み過ぎると
翌日に響く事があり 洋酒を良くたしなんだ
「すごくおいしいわ あなた」
「良かった 由香里がそんなに誉めるなんて珍しいよ」
「ええ おいしいわ」
「ねえ 由香里 催事課スタッフの住所だけどわかる?」
「ええ 手帳に書いてあるわよ」
「そうしたら みんなに還元だ」
「やっぱりね いいわよ 私も参加する」
「いいよ 僕は一杯貰いすぎだから」
「なによ 格好つけて」
由香里は神山の行動を微笑ましく思った
「そうしたら 今夜の内に注文しておこう」
「悪いわよ こんな遅い時間だし」
「だから良いのさ 向こうは刺激になって」
「変な理屈」
神山は内線の7200番をまわし受話器を持って待った
.
2010年11月20日土曜日
Vol.133 若葉 -3-10
「ありがとうございます これを頂きます
それから チェイサーもお願いします 氷入りで」
「はい かしこまりました」
由香里が目を丸くして
「どうしたの 私たちの場所が分ったのかしら」
「うん まあ余り詮索しないで 食べようよ」
「そうね」
「しかし 今回由香里と一緒でお金もちになったよ」
「そうね わたしもお小遣いが出来たわ」
「何に使うの?」
「うん レンズでも買おうかな」
「洋服は?」
「うん いらないわ」
「だけど 女性は何着有っても良いでしょ」
「そうだけど 通勤で着る物はもう一杯だし いらないわ」
話をしながら野菜を食べていると 魚介類を鉄板で焼き始め
ときどき高いところから塩を落とし
2本のヘラで裏返し二人の皿に盛付けた
ホタテの貝柱はバターで焼き同じように盛付けられた
口の中に入れるとジューシーで甘かった
車えびも焼き加減がよくおいしく食べられた
由香里の謙虚さにひかれ昨年はクリスマスまで付き合っていたが
今回市川の件が誤解であった事でますますひかれるようになり
由香里が居なければこんなに大金を手に出来なかったと思った
「何考えているの」
「ううん 由香里の事を疑って悪い事をしたと思ってさ」
「そうね しかし誤解されるような事をした私もいけないわね」
「そうか、、、だけどさ 信じていなかったからな由香里の事」
「そうよね 何も無ければ疑われてもしょうがないわよね」
「結局はお互いの信頼感だろうと思うけど」
「そうね 難しいわね 女と男 って」
難しい話をして赤ワインが無くなったのを気が付かなかったが
「どうぞ 神山様 同じワインをご用意させて頂きました」
「ありがとうございます」
由香里と神山は取り皿に盛られている魚介類を口に運んだ
二人はワインを口にしながら魚介類を平らげると
コック長はステーキを焼き始めた
霜降りを焼いているコック長から
「焼き具合はどうされますか」
「ミディアムでお願いします」
「神山様も ミディアムでよろしいでしょうか」
「ええ お願いします」
コック長は塩を高いところから振りかけたりしながら調理を終え
二人の皿に盛り付けして渡した
口に入れたときからとろけるように美味しかった
由香里も本で紹介されているとおりの味なので満足した
美味しい食べ物はすぐに無くなり最後のガーリックライスになった
これもガーリックが効いているが苦味が無く美味しく頂けたが
赤ワインは半分くらい残ってしまいこれ以上は呑めなかった
ウエイトレスが由香里の脇に来て
「どうぞデザートです」
フルーツとアイスクリームのデザートを用意してくれた
ゆっくりと食べ味わったので客の半分以上は入れ替わっていた
デザートを食べ終わると伝票にサインをして後にした
同じフロアにはショッピングモールが設けられていたので
「ウインドーショピングでもどうですか」
「いいわね 見ましょ」
銀座では余り見かけないブランドが入っていて由香里は嬉しかった
週刊誌などで紹介されたものが陳列されていると
「写真より実物のほうが全然良いわね」
実物を見て 触って頷いていた
ひと回りするとさすがに疲れたのか
「お部屋に戻りましょ」
由香里の疲れは緊張もあったのだろう少し元気が無かった
部屋に戻ると神山に
「ねぇ シャワーを浴びましょ 一緒に」
由香里は早速着ているものを脱ぐが
下着だけつけてバスルームに入った
神山もすぐに脱ぎバスルームに入ると
「ねぇ 今は何もしないで ねぇお願いだから」
「どうしたの?」
「だって 出た後フイルムを検査しないといけないでしょ」
「そうだね 分ったよ」
由香里の体をボディーシャンプーで優しくなでていると
少し喘いできたので 乳首を優しく触ったりつねったりした
神山の下半身も元気になり 由香里のお尻に押し付けた
「ねえ だめって言ったでしょ~」
普段の由香里でない声で話し掛けてきた
構わずに秘所をまさぐると躰を動かし始めそのうちに腰を振ってきた
神山は更にクリトリスを責めると躰を前かがみにしながら
「だめって言ったのに あっ だめっ」
相当感じているのだろう ぬめりのある体液が溢れ出てきた
「ねえ~ 本当にだめ~ 欲しくなるでしょ」
「正直なほうがいいよ」
そう聞いたとたんに由香里の手が神山の肉棒を掴み動かし始めた
神山はすぐに硬く逞しくなり そのまま由香里の中に入った
由香里は縁に手をついて腰を前後に激しく振った
「どうしたの由香里 そんなに早くては直ぐにいってしまうよ」
「いいわよ あなた 早くちょうだい」
喘ぎながら由香里は昇天したが直ぐに又 腰を振ってきた
神山も由香里の動きに負けない力強さでピストン運動をした
根本まで入ると由香里はときどき頭をそらせて喘いでいた
「ねえ 今日は凄く感じるの もっと奥までいれて」
神山は根元の更に根本まで突き入れると
由香里は躰全体で絞り出すような声をだし昇天してしまった
神山も由香里に合わせ発射した
「ねぇ 来ているわ あ・な・た・が、、、」
体を入れ替え神山が下になりそのまま余韻を楽しんだ
.
それから チェイサーもお願いします 氷入りで」
「はい かしこまりました」
由香里が目を丸くして
「どうしたの 私たちの場所が分ったのかしら」
「うん まあ余り詮索しないで 食べようよ」
「そうね」
「しかし 今回由香里と一緒でお金もちになったよ」
「そうね わたしもお小遣いが出来たわ」
「何に使うの?」
「うん レンズでも買おうかな」
「洋服は?」
「うん いらないわ」
「だけど 女性は何着有っても良いでしょ」
「そうだけど 通勤で着る物はもう一杯だし いらないわ」
話をしながら野菜を食べていると 魚介類を鉄板で焼き始め
ときどき高いところから塩を落とし
2本のヘラで裏返し二人の皿に盛付けた
ホタテの貝柱はバターで焼き同じように盛付けられた
口の中に入れるとジューシーで甘かった
車えびも焼き加減がよくおいしく食べられた
由香里の謙虚さにひかれ昨年はクリスマスまで付き合っていたが
今回市川の件が誤解であった事でますますひかれるようになり
由香里が居なければこんなに大金を手に出来なかったと思った
「何考えているの」
「ううん 由香里の事を疑って悪い事をしたと思ってさ」
「そうね しかし誤解されるような事をした私もいけないわね」
「そうか、、、だけどさ 信じていなかったからな由香里の事」
「そうよね 何も無ければ疑われてもしょうがないわよね」
「結局はお互いの信頼感だろうと思うけど」
「そうね 難しいわね 女と男 って」
難しい話をして赤ワインが無くなったのを気が付かなかったが
「どうぞ 神山様 同じワインをご用意させて頂きました」
「ありがとうございます」
由香里と神山は取り皿に盛られている魚介類を口に運んだ
二人はワインを口にしながら魚介類を平らげると
コック長はステーキを焼き始めた
霜降りを焼いているコック長から
「焼き具合はどうされますか」
「ミディアムでお願いします」
「神山様も ミディアムでよろしいでしょうか」
「ええ お願いします」
コック長は塩を高いところから振りかけたりしながら調理を終え
二人の皿に盛り付けして渡した
口に入れたときからとろけるように美味しかった
由香里も本で紹介されているとおりの味なので満足した
美味しい食べ物はすぐに無くなり最後のガーリックライスになった
これもガーリックが効いているが苦味が無く美味しく頂けたが
赤ワインは半分くらい残ってしまいこれ以上は呑めなかった
ウエイトレスが由香里の脇に来て
「どうぞデザートです」
フルーツとアイスクリームのデザートを用意してくれた
ゆっくりと食べ味わったので客の半分以上は入れ替わっていた
デザートを食べ終わると伝票にサインをして後にした
同じフロアにはショッピングモールが設けられていたので
「ウインドーショピングでもどうですか」
「いいわね 見ましょ」
銀座では余り見かけないブランドが入っていて由香里は嬉しかった
週刊誌などで紹介されたものが陳列されていると
「写真より実物のほうが全然良いわね」
実物を見て 触って頷いていた
ひと回りするとさすがに疲れたのか
「お部屋に戻りましょ」
由香里の疲れは緊張もあったのだろう少し元気が無かった
部屋に戻ると神山に
「ねぇ シャワーを浴びましょ 一緒に」
由香里は早速着ているものを脱ぐが
下着だけつけてバスルームに入った
神山もすぐに脱ぎバスルームに入ると
「ねぇ 今は何もしないで ねぇお願いだから」
「どうしたの?」
「だって 出た後フイルムを検査しないといけないでしょ」
「そうだね 分ったよ」
由香里の体をボディーシャンプーで優しくなでていると
少し喘いできたので 乳首を優しく触ったりつねったりした
神山の下半身も元気になり 由香里のお尻に押し付けた
「ねえ だめって言ったでしょ~」
普段の由香里でない声で話し掛けてきた
構わずに秘所をまさぐると躰を動かし始めそのうちに腰を振ってきた
神山は更にクリトリスを責めると躰を前かがみにしながら
「だめって言ったのに あっ だめっ」
相当感じているのだろう ぬめりのある体液が溢れ出てきた
「ねえ~ 本当にだめ~ 欲しくなるでしょ」
「正直なほうがいいよ」
そう聞いたとたんに由香里の手が神山の肉棒を掴み動かし始めた
神山はすぐに硬く逞しくなり そのまま由香里の中に入った
由香里は縁に手をついて腰を前後に激しく振った
「どうしたの由香里 そんなに早くては直ぐにいってしまうよ」
「いいわよ あなた 早くちょうだい」
喘ぎながら由香里は昇天したが直ぐに又 腰を振ってきた
神山も由香里の動きに負けない力強さでピストン運動をした
根本まで入ると由香里はときどき頭をそらせて喘いでいた
「ねえ 今日は凄く感じるの もっと奥までいれて」
神山は根元の更に根本まで突き入れると
由香里は躰全体で絞り出すような声をだし昇天してしまった
神山も由香里に合わせ発射した
「ねぇ 来ているわ あ・な・た・が、、、」
体を入れ替え神山が下になりそのまま余韻を楽しんだ
.
2010年11月19日金曜日
Vol.132 若葉 -3-10
「了解です 後で清算ですか?」
「いえ 全てサービスをさせて頂きます」
「えっ どうもありがとうございます」
「とんでもございません ごゆっくりお召し上がりください」
「あと伺いたい事があるのですが」
「どんな事でしょうか」
「先ほど頂いた カードですが今日から使えますか?」
「はい 勿論でございます
お買い物のご清算のときにカードを提出してください」
「分りました ありがとうございます」
桜川は失礼しますと深々とお辞儀をしカウンターに戻った
神山は桜川がお辞儀をしたときにブラウスから
覗いた白い乳房を脳裏に焼き付けた
由香里と二人で部屋に戻ると疲れが押し寄せてきた
「由香里 何を食べようか?」
「ここに料理店の案内があるわ 探しますね」
神山も由香里の脇に座り覗き込んだ
「ねぇ お魚ずくしだったから お肉にしましょうか」
「そうだね ステーキと焼肉どちらにする?」
「私 ステーキが食べたいわ あなたは?」
「僕もそうする 御殿場牛って聞いた事無いけど、、、」
「以前本で紹介された時は
とろけるように美味しいって書いて有りました」
「よし そうしよう 決定」
神山は由香里のバストを優しく触った
「何しているの おなかぺこぺこ さあ いきましょう」
部屋を出てエレベーターで3階に着くと直ぐに分った
二人は予約をいれていなかったが 席が空いていたので案内された
窓際の席からは日本庭園が見えるようになっていた
ウエイトレスがメニューを持ってきたので
由香里と眺めているとき携帯電話がなった
「アルタの高橋ですが いま良いですか」
「はい どうぞ」
「先ほど 椿総支配人からお褒めの電話がありました」
「へぇ よかったね」
「うん 山ちゃんの株が又上がったよ」
「それは ありがとう しかしカメラマンがしっかりしているから」
「まあ それはそれとして 社長も金一封だって」
「いいよ 一杯貰っているから」
「いま どうしているの」
「これから 夕食ですよ」
「あっ ごめんなさい では 明日」
携帯で連絡を取っている間に由香里はビールを注文したらしく
「では お仕事ご苦労様です」
「はい あなたのお役に立てて嬉しいわ」
「乾杯」
由香里は最上級から一つしたのステーキを頼んだ事
ワインもワンランクしたの赤を頼んだ事を告げた
「そんな 遠慮する事無いじゃないか」
「だって がつがつするの嫌いです」
「そうだね」
由香里と話している時に後ろからウエイトレスが
「神山様ですか」
「はい 神山ですが」
と答え きょとんとしていると
「どうぞ こちらのカウンター席にお移りくださいませ」
「えっ いいの カウンターに移っても」
「はい こちらでお食事をお願いします」
「よかったね 斉藤さん」
「ええ 嬉しいわ 温かいものが頂けるのって」
由香里と神山は案内されたカウンターに座った
テーブル席より床が一段高くなっているので
調理している所が良く見えた
鉄板には野菜類が並べられて いつでも焼けるようになっていた
オリーブオイルをたらしヘラで伸ばすと野菜を一気にかき混ぜ炒めた
2本のヘラは無駄な動きが無く
火が通った野菜を直ぐに神山たちのお皿に盛られた
熱い野菜を口にしている時にウエイトレスが赤ワインを持ってきた
「今夜のワインはこちらの赤ワインです」
由香里がラベルの違いに気が付くと
「はい 総支配人からのプレゼントです」
ウエイトレスがワイングラスに少量そそぎ味見をそくした
少しほろ苦く酸味がありしかし飲みやすかった
.
「いえ 全てサービスをさせて頂きます」
「えっ どうもありがとうございます」
「とんでもございません ごゆっくりお召し上がりください」
「あと伺いたい事があるのですが」
「どんな事でしょうか」
「先ほど頂いた カードですが今日から使えますか?」
「はい 勿論でございます
お買い物のご清算のときにカードを提出してください」
「分りました ありがとうございます」
桜川は失礼しますと深々とお辞儀をしカウンターに戻った
神山は桜川がお辞儀をしたときにブラウスから
覗いた白い乳房を脳裏に焼き付けた
由香里と二人で部屋に戻ると疲れが押し寄せてきた
「由香里 何を食べようか?」
「ここに料理店の案内があるわ 探しますね」
神山も由香里の脇に座り覗き込んだ
「ねぇ お魚ずくしだったから お肉にしましょうか」
「そうだね ステーキと焼肉どちらにする?」
「私 ステーキが食べたいわ あなたは?」
「僕もそうする 御殿場牛って聞いた事無いけど、、、」
「以前本で紹介された時は
とろけるように美味しいって書いて有りました」
「よし そうしよう 決定」
神山は由香里のバストを優しく触った
「何しているの おなかぺこぺこ さあ いきましょう」
部屋を出てエレベーターで3階に着くと直ぐに分った
二人は予約をいれていなかったが 席が空いていたので案内された
窓際の席からは日本庭園が見えるようになっていた
ウエイトレスがメニューを持ってきたので
由香里と眺めているとき携帯電話がなった
「アルタの高橋ですが いま良いですか」
「はい どうぞ」
「先ほど 椿総支配人からお褒めの電話がありました」
「へぇ よかったね」
「うん 山ちゃんの株が又上がったよ」
「それは ありがとう しかしカメラマンがしっかりしているから」
「まあ それはそれとして 社長も金一封だって」
「いいよ 一杯貰っているから」
「いま どうしているの」
「これから 夕食ですよ」
「あっ ごめんなさい では 明日」
携帯で連絡を取っている間に由香里はビールを注文したらしく
「では お仕事ご苦労様です」
「はい あなたのお役に立てて嬉しいわ」
「乾杯」
由香里は最上級から一つしたのステーキを頼んだ事
ワインもワンランクしたの赤を頼んだ事を告げた
「そんな 遠慮する事無いじゃないか」
「だって がつがつするの嫌いです」
「そうだね」
由香里と話している時に後ろからウエイトレスが
「神山様ですか」
「はい 神山ですが」
と答え きょとんとしていると
「どうぞ こちらのカウンター席にお移りくださいませ」
「えっ いいの カウンターに移っても」
「はい こちらでお食事をお願いします」
「よかったね 斉藤さん」
「ええ 嬉しいわ 温かいものが頂けるのって」
由香里と神山は案内されたカウンターに座った
テーブル席より床が一段高くなっているので
調理している所が良く見えた
鉄板には野菜類が並べられて いつでも焼けるようになっていた
オリーブオイルをたらしヘラで伸ばすと野菜を一気にかき混ぜ炒めた
2本のヘラは無駄な動きが無く
火が通った野菜を直ぐに神山たちのお皿に盛られた
熱い野菜を口にしている時にウエイトレスが赤ワインを持ってきた
「今夜のワインはこちらの赤ワインです」
由香里がラベルの違いに気が付くと
「はい 総支配人からのプレゼントです」
ウエイトレスがワイングラスに少量そそぎ味見をそくした
少しほろ苦く酸味がありしかし飲みやすかった
.
2010年11月18日木曜日
Vol.131 若葉 -3-10
由香里がバスタオルで体を拭き終わると神山の体を吹き始め
正面を向くと跪き神山の肉棒をちょろとなめ
「ごくろうさん」
と言って手をつなぎベッドに入った
サイドテーブルにある時計を見てみると3時になっていた
目覚ましを1時間後にセットして目をつぶり眠りに入った
ゴテンバ グランド イン が忙しくなる時間だった
宿泊客がショッピングモールを利用したり
エントランスではビジネス商談が行われていたり
観光客が寛いでいたりと人でごった返していた
神山はそんな中で撮影をするのはどうかと考えたが
人が少ない屋外の風景からから撮影をすれば
迷惑にならないだろうと考えていた
由香里は人の流れを見ていて7時を過ぎれば少し落ち着くと見ていた
「お待たせいたしました」
桜川が丁寧にお辞儀をしソファーに腰掛けた
「今日の夕日は大変綺麗な夕日になるそうです」
「ありがとうございます」
「では早速 撮影場所に行きましょう」
薄暮の撮影は時間が限られる為
事前に準備しスタンバイしていないと
狙ったとおりの写真は撮れない
桜川を先に由香里と並んで撮影現場に向かったが
彼女のお尻は外人のようにぷりっと上を向いて形良かった
そのお尻が歩くたびに左右にゆれるのでたまったものではない
由香里に気が付かれない様 時々天井に目をやったりしごまかした
撮影場所についたときは夕日はまだ残っていて
カメラなどの準備に余裕が出来た
「日中の場所より少しずらします」
「どうして」
「建物と薄暮のバランスを考えるとここの方がいいと思います」
神山はセットされたカメラのファインダーを覗き込んだ
なるほど由香里の言うとおりこの場所がいい事を確認した
由香里は慎重にアングルを決めると 撮影を始めた
段々と空の色が綺麗な薄暮色になるとシャッターをひんぱんに押した
日が沈み込み完全に夜の景色になったが由香里は
最後の一枚を慎重に撮影した
ホテル内に戻ると先ほどと違い静かになっているところで
日中撮影した場所に行きスローシャッターで撮影した
由香里は神山に
「あそこの光が綺麗でしょ 撮影しておきますか?」
「凄いね 僕も考えていたんだよ お願いします」
由香里は神山と意見が一致した事で喜んでいた
全ての撮影が終ると 19時を廻っていた
桜川も緊張していたのか 安堵の表情をみせた
「皆様 お疲れ様でした ありがとうございます」
神山が皆に挨拶をした
桜川がエントランスのソファーで休むように勧め
小さなマイクで終了を伝えた
三人がソファーで休んでいると椿総支配人が紙袋を持って現れた
「どうも急な撮影をして頂きましてありがとうございます」
「とんでもないですよ ねえ斉藤さん」
「ええ こちらこそありがとうございます」
「私どもスタッフがカメラ屋に行きフイルムを預かってきました」
「ありがとうございます」
神山は受け取ると由香里に渡した
由香里は早速フイルムを取り出し見てみた
神山も覗き込んだがこれだけ撮影をしておけば
色々と使い勝手がよく問題ないだろうと思った
椿が夕食のことで聞いてきた
「神山様 ホテル内の飲食店にされますか
それともお部屋でされますか」
神山は横を向いて由香里を見てみると
「お部屋ではなくて ホテルの中で探したいわ」
「かしこまりました どうぞごゆっくりしてください」
「はい ありがとうございます」
「では 桜川君 後をお願いしましたよ」
「はい 承知しました」
「では 失礼させて頂きます」
椿は神山達に挨拶をするとエレベーターに向かっていった
「神山様 お食事などご利用の会計伝票に
お部屋番号の所には【S-7200】とご記入ください」
.
正面を向くと跪き神山の肉棒をちょろとなめ
「ごくろうさん」
と言って手をつなぎベッドに入った
サイドテーブルにある時計を見てみると3時になっていた
目覚ましを1時間後にセットして目をつぶり眠りに入った
ゴテンバ グランド イン が忙しくなる時間だった
宿泊客がショッピングモールを利用したり
エントランスではビジネス商談が行われていたり
観光客が寛いでいたりと人でごった返していた
神山はそんな中で撮影をするのはどうかと考えたが
人が少ない屋外の風景からから撮影をすれば
迷惑にならないだろうと考えていた
由香里は人の流れを見ていて7時を過ぎれば少し落ち着くと見ていた
「お待たせいたしました」
桜川が丁寧にお辞儀をしソファーに腰掛けた
「今日の夕日は大変綺麗な夕日になるそうです」
「ありがとうございます」
「では早速 撮影場所に行きましょう」
薄暮の撮影は時間が限られる為
事前に準備しスタンバイしていないと
狙ったとおりの写真は撮れない
桜川を先に由香里と並んで撮影現場に向かったが
彼女のお尻は外人のようにぷりっと上を向いて形良かった
そのお尻が歩くたびに左右にゆれるのでたまったものではない
由香里に気が付かれない様 時々天井に目をやったりしごまかした
撮影場所についたときは夕日はまだ残っていて
カメラなどの準備に余裕が出来た
「日中の場所より少しずらします」
「どうして」
「建物と薄暮のバランスを考えるとここの方がいいと思います」
神山はセットされたカメラのファインダーを覗き込んだ
なるほど由香里の言うとおりこの場所がいい事を確認した
由香里は慎重にアングルを決めると 撮影を始めた
段々と空の色が綺麗な薄暮色になるとシャッターをひんぱんに押した
日が沈み込み完全に夜の景色になったが由香里は
最後の一枚を慎重に撮影した
ホテル内に戻ると先ほどと違い静かになっているところで
日中撮影した場所に行きスローシャッターで撮影した
由香里は神山に
「あそこの光が綺麗でしょ 撮影しておきますか?」
「凄いね 僕も考えていたんだよ お願いします」
由香里は神山と意見が一致した事で喜んでいた
全ての撮影が終ると 19時を廻っていた
桜川も緊張していたのか 安堵の表情をみせた
「皆様 お疲れ様でした ありがとうございます」
神山が皆に挨拶をした
桜川がエントランスのソファーで休むように勧め
小さなマイクで終了を伝えた
三人がソファーで休んでいると椿総支配人が紙袋を持って現れた
「どうも急な撮影をして頂きましてありがとうございます」
「とんでもないですよ ねえ斉藤さん」
「ええ こちらこそありがとうございます」
「私どもスタッフがカメラ屋に行きフイルムを預かってきました」
「ありがとうございます」
神山は受け取ると由香里に渡した
由香里は早速フイルムを取り出し見てみた
神山も覗き込んだがこれだけ撮影をしておけば
色々と使い勝手がよく問題ないだろうと思った
椿が夕食のことで聞いてきた
「神山様 ホテル内の飲食店にされますか
それともお部屋でされますか」
神山は横を向いて由香里を見てみると
「お部屋ではなくて ホテルの中で探したいわ」
「かしこまりました どうぞごゆっくりしてください」
「はい ありがとうございます」
「では 桜川君 後をお願いしましたよ」
「はい 承知しました」
「では 失礼させて頂きます」
椿は神山達に挨拶をするとエレベーターに向かっていった
「神山様 お食事などご利用の会計伝票に
お部屋番号の所には【S-7200】とご記入ください」
.
2010年11月17日水曜日
Vol.130 若葉 -3-10
「今の時期だと夕焼けは4時30分頃からですよね」
「ええ だいたいその頃だと思います」
「そうしたら 斉藤さん4時30分にスタンバイ出来ますか」
「ええ 大丈夫ですよ」
「では4時過ぎに先ほどの場所でお願いできますか」
「はい かしこまりました お待ちしています」
神山は桜川が丁寧にお辞儀をしたとき
ブラウスから覗くバストに目がいった
由香里は部屋の扉を開ける準備をしていたので気が付かなかった
部屋に入り神山が白い封筒を由香里に渡すと
「凄いわね また貰えるなんて」
「由香里の努力ですよ」
「そんな事は無いわ あなたの高名でしょ」
白封筒を開けると20万円が入っていた
「えぇ 信じられないわ 私頂けないわ」
「そんな事無いよ 貰っておけば」
「そうしたら 2人で半分づつしましょ ねっ」
「うん いいよ」
「ちょっと待って まだ何か入っている」
由香里が調べてみると ここの宿泊無料券が入っていた
今回貰ったチケットはスイートとスタンダードの中間に位置する
プレミアムだがそれも最高のプラチナプレミアムだった
10枚つづりのチケットが手に入ったが
「こんなに頂いても あなたと一緒じゃないとつまらないわ」
「そうしたら お母さんを連れてこいよ」
「だけど こんな山奥まで来るかしら」
「いいじゃないか たまには親孝行するのも」
由香里は封筒にまだ何か入っているので見てみた
名刺大のプラチナメンバーズカードが入っていた
このカードはプラチナプレミアム宿泊無料券と違い
基本的にスイート宿泊でアウトシーズンなら何泊でもOKだった
ショッピングモールや飲食店での10%OFFの特典もついていた
「すごいわ このカードは皆の憧れよ 凄い」
「そうしたら そのカードも君が持っていればいいよ」
「いえ あなたが持っていれば 素敵よ その方が」
「まあ どちらにしても大変なものを頂いたわけだ」
「そうよ あなた凄いわ」
「そうしたら 少し昼寝をしようよ 夜も大変だから」
「そうね 私は三脚を担がなくてらくですけどね」
神山は先に裸になり バスルームに行きシャワーで躰を流した
由香里もバスルームに行きたいが
「ねぇ あなた 絶対にこちらを見ないでね」
「うん 分ったよ 見ません」
「私が脱いでいるところを見たら お預けですからね」
神山は浴槽に湯を張り躰を静めた
浴槽はスイートルームらしく大人二人が入っても充分な大きさだった
手足を伸ばし湯に浸かっていると由香里がシャワーを浴びだした
神山はわざと見ないで自分の体をもてあそんでいると
由香里が浴槽に入るなり神山の足を肩に掛け座った
神山の躰が V字型になり不安定になると
由香里の手が腰を持ち上げ おちんちんを水面から出し
まだ元気の無いおちんちんを咥え込むとゆっくりと上下に動かした
由香里が暫く動かしていると段々と逞しい形になってきた
神山の手も由香里の秘所を探り当て愛撫を開始した
由香里も充分感じぬめりのある体液を溢れ出し
神山も充分な硬さになったので我慢できずに
「由香里 欲しいよ」
由香里をバスからだし縁に立たせるとそのまま交わった
由香里の両手は神山の首にしかっりと巻きつかれ
神山は腰と背中を抱きかかえながらの体制だった
由香里はもっと深く欲しくなり自分から躰をほどき
縁に手をついてお尻を突き出す格好で肉棒を向い入れた
由香里の膣も感じてきたのかどんどん締め付けがきつくなり
神山はあえなく発射してしまった
由香里がお尻を動かしているので暫く
そのまま抜かずに突いていると昇天した
「由香里 うれしいわ こんなに一杯」
「僕もだよ 由香里」
「でも 早く出て 遅いお昼寝をしましょ」
「そうだね」
「私 さっき気がついたんですが ベッド」
「そうだね スイートだったら ダブルだよね」
「そう ツインになっているでしょ」
「多分 ホテルで気を使ったんだよ」
.
「ええ だいたいその頃だと思います」
「そうしたら 斉藤さん4時30分にスタンバイ出来ますか」
「ええ 大丈夫ですよ」
「では4時過ぎに先ほどの場所でお願いできますか」
「はい かしこまりました お待ちしています」
神山は桜川が丁寧にお辞儀をしたとき
ブラウスから覗くバストに目がいった
由香里は部屋の扉を開ける準備をしていたので気が付かなかった
部屋に入り神山が白い封筒を由香里に渡すと
「凄いわね また貰えるなんて」
「由香里の努力ですよ」
「そんな事は無いわ あなたの高名でしょ」
白封筒を開けると20万円が入っていた
「えぇ 信じられないわ 私頂けないわ」
「そんな事無いよ 貰っておけば」
「そうしたら 2人で半分づつしましょ ねっ」
「うん いいよ」
「ちょっと待って まだ何か入っている」
由香里が調べてみると ここの宿泊無料券が入っていた
今回貰ったチケットはスイートとスタンダードの中間に位置する
プレミアムだがそれも最高のプラチナプレミアムだった
10枚つづりのチケットが手に入ったが
「こんなに頂いても あなたと一緒じゃないとつまらないわ」
「そうしたら お母さんを連れてこいよ」
「だけど こんな山奥まで来るかしら」
「いいじゃないか たまには親孝行するのも」
由香里は封筒にまだ何か入っているので見てみた
名刺大のプラチナメンバーズカードが入っていた
このカードはプラチナプレミアム宿泊無料券と違い
基本的にスイート宿泊でアウトシーズンなら何泊でもOKだった
ショッピングモールや飲食店での10%OFFの特典もついていた
「すごいわ このカードは皆の憧れよ 凄い」
「そうしたら そのカードも君が持っていればいいよ」
「いえ あなたが持っていれば 素敵よ その方が」
「まあ どちらにしても大変なものを頂いたわけだ」
「そうよ あなた凄いわ」
「そうしたら 少し昼寝をしようよ 夜も大変だから」
「そうね 私は三脚を担がなくてらくですけどね」
神山は先に裸になり バスルームに行きシャワーで躰を流した
由香里もバスルームに行きたいが
「ねぇ あなた 絶対にこちらを見ないでね」
「うん 分ったよ 見ません」
「私が脱いでいるところを見たら お預けですからね」
神山は浴槽に湯を張り躰を静めた
浴槽はスイートルームらしく大人二人が入っても充分な大きさだった
手足を伸ばし湯に浸かっていると由香里がシャワーを浴びだした
神山はわざと見ないで自分の体をもてあそんでいると
由香里が浴槽に入るなり神山の足を肩に掛け座った
神山の躰が V字型になり不安定になると
由香里の手が腰を持ち上げ おちんちんを水面から出し
まだ元気の無いおちんちんを咥え込むとゆっくりと上下に動かした
由香里が暫く動かしていると段々と逞しい形になってきた
神山の手も由香里の秘所を探り当て愛撫を開始した
由香里も充分感じぬめりのある体液を溢れ出し
神山も充分な硬さになったので我慢できずに
「由香里 欲しいよ」
由香里をバスからだし縁に立たせるとそのまま交わった
由香里の両手は神山の首にしかっりと巻きつかれ
神山は腰と背中を抱きかかえながらの体制だった
由香里はもっと深く欲しくなり自分から躰をほどき
縁に手をついてお尻を突き出す格好で肉棒を向い入れた
由香里の膣も感じてきたのかどんどん締め付けがきつくなり
神山はあえなく発射してしまった
由香里がお尻を動かしているので暫く
そのまま抜かずに突いていると昇天した
「由香里 うれしいわ こんなに一杯」
「僕もだよ 由香里」
「でも 早く出て 遅いお昼寝をしましょ」
「そうだね」
「私 さっき気がついたんですが ベッド」
「そうだね スイートだったら ダブルだよね」
「そう ツインになっているでしょ」
「多分 ホテルで気を使ったんだよ」
.
2010年11月16日火曜日
Vol.129 若葉 -3-10
海側のガラスを開けている為 心地よい風がふたりをなでた
由香里がお茶を用意しているときに後ろから抱き寄せ
Tシャツの上からバストを触った
由香里は
「そんな場合じゃないでしょ」
きりりとした目付きで神山をみた
仕方なくソファーに座り タバコを吹かした
優しい風に神山の髪がなびく姿に由香里は心を吸い寄せられた
「はい お茶 素敵よ今のあなた」
「ありがとう」
「ほんとよ」
由香里は神山の脇に行きキスをするが
神山はそのままタバコを放さなかった
「なに怒っているの これから仕事でしょ」
由香里はジーンズのベストを羽織って撮影の準備を始め
重たいジッツオの三脚は神山が持つ事になり部屋を出た
グランドフロアのエントランスに着きソファーに座っていると
椿総支配人と桜川グランドマネージャーがこちらに向かってきた
「どうでした 昼食はお口に合いましたでしょうか」
「ええ ごちそうさまです 美味しく頂けました」
「それは良かったです さて撮影ですが一応桜川君に
指示はしておきましたが 神山様のほうでご提案があれば
お願いします」
「はい 分りました」
由香里が撮影を始める前にホテルの案内図を欲しいと申し出た
「はい では只今ご用意いたします」
桜川は胸の小さなマイクに向かって指示を出していた
よく見てみると片方の耳に黒いコードが這っていて
そのコードは腰につながっていた
カウンターから案内図が届けられると
由香里はカメラにフイルムを入れ三脚に取り付けスタンバイした
「では お願いします 桜川君頼むよ」
椿総支配人はそう言うとカウンターに戻り控え室に消えた
「では まずこちらからお願いします」
桜川はサインを設置したい希望個所を案内していった
由香里はその場所を案内図に書き込み撮影個所も書き込んでいき
3,4箇所の候補を撮影し終わるともう2時になっていた
「こちらの希望個所はこれでお終いです あと神山様の
ご提案場所があれば お願いいたします」
神山はどうしても気になる場所が2個所があったのでお願いした
由香里も気が付いたらしく
「そうね あそこは目立つし 夜の案内もいいわね」
「そうだろ では行こうか」
神山は由香里と桜川を連れて撮影を開始した
「あと 斉藤さん カウンターからエントランスの写真と
その逆 そして車付けの写真も大丈夫?」
「ええ フイルムは大丈夫よ」
「そうしたら その場所もお願いしようかな」
「はい 分りました」
由香里は三脚とカメラは神山に持たせているので
ホテルでの撮影は肉体的に楽だったが
全ての撮影を終ると緊張していたのか心地よい疲れが襲ってきた
桜川とエントランスに戻ると椿総支配人が待っていた
「どうもありがとうございます どうぞお掛けください」
由香里と神山はソファーに腰掛け疲れを癒した
早速 桜川が地ビールを用意し今回は桜川もソファーに座った
桜川が椿に追加個所の件を話すと
「それは いい考えです 思いつきませんでした」
「いや そんな事は無いですよ」
「そうしましたら アルタさんのデザインが楽しみですね」
「そうですね」
「それと神山様 恥ずかしいのですが今回の謝礼でございます」
「そんな ねえ斉藤さん」
「そうですよ 受け取るわけには」
「しかし 今回は私どもの仕事ですし 少ないですが」
「はい 分りました 頂きます」
「良かった では桜川君 お二人とお部屋まで行ってくれ」
「はい 分りました」
神山と由香里は出されたビールを呑み椿に会釈し部屋に戻った
桜川が
「夜の撮影は何時からされますか」
「うん 実は室内は何時でもいいのですが
外景が映る所は薄暮も狙いたいと思っているのですよ」
「そうですね よく他のホテルの写真でも見かけますよね」
.
由香里がお茶を用意しているときに後ろから抱き寄せ
Tシャツの上からバストを触った
由香里は
「そんな場合じゃないでしょ」
きりりとした目付きで神山をみた
仕方なくソファーに座り タバコを吹かした
優しい風に神山の髪がなびく姿に由香里は心を吸い寄せられた
「はい お茶 素敵よ今のあなた」
「ありがとう」
「ほんとよ」
由香里は神山の脇に行きキスをするが
神山はそのままタバコを放さなかった
「なに怒っているの これから仕事でしょ」
由香里はジーンズのベストを羽織って撮影の準備を始め
重たいジッツオの三脚は神山が持つ事になり部屋を出た
グランドフロアのエントランスに着きソファーに座っていると
椿総支配人と桜川グランドマネージャーがこちらに向かってきた
「どうでした 昼食はお口に合いましたでしょうか」
「ええ ごちそうさまです 美味しく頂けました」
「それは良かったです さて撮影ですが一応桜川君に
指示はしておきましたが 神山様のほうでご提案があれば
お願いします」
「はい 分りました」
由香里が撮影を始める前にホテルの案内図を欲しいと申し出た
「はい では只今ご用意いたします」
桜川は胸の小さなマイクに向かって指示を出していた
よく見てみると片方の耳に黒いコードが這っていて
そのコードは腰につながっていた
カウンターから案内図が届けられると
由香里はカメラにフイルムを入れ三脚に取り付けスタンバイした
「では お願いします 桜川君頼むよ」
椿総支配人はそう言うとカウンターに戻り控え室に消えた
「では まずこちらからお願いします」
桜川はサインを設置したい希望個所を案内していった
由香里はその場所を案内図に書き込み撮影個所も書き込んでいき
3,4箇所の候補を撮影し終わるともう2時になっていた
「こちらの希望個所はこれでお終いです あと神山様の
ご提案場所があれば お願いいたします」
神山はどうしても気になる場所が2個所があったのでお願いした
由香里も気が付いたらしく
「そうね あそこは目立つし 夜の案内もいいわね」
「そうだろ では行こうか」
神山は由香里と桜川を連れて撮影を開始した
「あと 斉藤さん カウンターからエントランスの写真と
その逆 そして車付けの写真も大丈夫?」
「ええ フイルムは大丈夫よ」
「そうしたら その場所もお願いしようかな」
「はい 分りました」
由香里は三脚とカメラは神山に持たせているので
ホテルでの撮影は肉体的に楽だったが
全ての撮影を終ると緊張していたのか心地よい疲れが襲ってきた
桜川とエントランスに戻ると椿総支配人が待っていた
「どうもありがとうございます どうぞお掛けください」
由香里と神山はソファーに腰掛け疲れを癒した
早速 桜川が地ビールを用意し今回は桜川もソファーに座った
桜川が椿に追加個所の件を話すと
「それは いい考えです 思いつきませんでした」
「いや そんな事は無いですよ」
「そうしましたら アルタさんのデザインが楽しみですね」
「そうですね」
「それと神山様 恥ずかしいのですが今回の謝礼でございます」
「そんな ねえ斉藤さん」
「そうですよ 受け取るわけには」
「しかし 今回は私どもの仕事ですし 少ないですが」
「はい 分りました 頂きます」
「良かった では桜川君 お二人とお部屋まで行ってくれ」
「はい 分りました」
神山と由香里は出されたビールを呑み椿に会釈し部屋に戻った
桜川が
「夜の撮影は何時からされますか」
「うん 実は室内は何時でもいいのですが
外景が映る所は薄暮も狙いたいと思っているのですよ」
「そうですね よく他のホテルの写真でも見かけますよね」
.
2010年11月15日月曜日
Vol.128 若葉 -3-10
「ううん いいの お仕事ですもの」
由香里は そうは言ったものの ここでの夜景を
神山と楽しめない事に残念がっていた
ドアがノックされたので部屋のモニターで見てみると
先ほどの女性従業員がコックを連れて部屋の前にいた
ドアを開けると女性従業員が
「神山様 大変お待たせいたしました
只今から昼食の準備をさせて頂きます 暫くお待ちください」
そう言うとダイニングテーブルに神山たちを案内し
コックに料理を並べるよう指示した
並べられたものはいずれも魚と地元の野菜類だったが
食をそそる料理ばかりだった
「申し遅れましたが 私はこちらの建物の
グランドマネージャーを務めます桜川 亜矢子と申します」
「どうもありがとう」
由香里も気品ある上品な女性に軽く会釈をした
神山は桜川の胸についているネームプレートを見て
「桜川さんは グランドマネージャー 凄いですね」
「はい」
「そうすると この建物の総責任者ですか」
「ええ 一応そうなっております」
「では 宜しくお願いします」
「はい かしこまりました」
挨拶が終るとコックが料理の説明をしたが神山は
桜川の容姿に見とれて説明が頭の中に入らなかった
(素晴らしい 由香里と祥子を足して割ったようだ)
由香里が気が付きこちらにきついまなざしを向けてきた
一通り説明が終った所で
「なにかご用向きがございましたら
内線の7200までお願いします」
「はい わかりました」
神山が鼻の下を伸ばした顔で言うと 由香里が
「済みませんが 御殿場駅に現像済みフイルムを
取りに行って頂けますか」
「はい かしこまりました 預かり書のような物はございますか」
由香里は席を立ち 店で貰った半券を渡した
「では 18時過ぎに受け取りに行ってきます」
「料金は今渡しておきますのでお願いします」
神山はジャケットからお金を取り出し桜川に渡した
桜川はどうぞごゆっくりお召し上がりくださいと言って
部屋を出て行った
「なによ あのだらしない顔は きらい」
「なにを怒っているんだよ」
「だって でれでれしていたでしょ」
「そんな事は無いよ 普通だよ 由香里の思い過ごしだよ」
「ば~か 分っているんだから」
「そんなに怒らないで さあ 乾杯しよう」
由香里はこの場で余り怒っても得策でないと考え
「では 乾杯ね」
「しかし 昨日から魚ばかりだね」
「そうね でもお肉を頂くより健康にはいいでしょ」
「何を怒っているんだよ」
「怒ってなんていませんよ」
神山はわざと空になったコップを突き出し
「おねがいします」
由香里はくすっと笑ったが きつい口調で
「二度とだらしない顔しないでね 分った」
「分った」
突き出されたコップにビールを注ぎ自分もコップに注ぎ呑んだ
「ねぇ このビールを買って 家で呑みたいから」
「うん分った 僕も買うよ 美味しいもん」
並べられた料理にはお寿司も入っていた
「だけど ここでお寿司が味わえるなんて思っても見なかった」
由香里が
「ここのはここの美味しさがありますよ 築地とは違うわ」
「そうだね ご飯とかも違ってきているからね」
「でも あきない味だし おいしいわ また太るわ」
「そんな事 ないでしょ」
由香里と神山はそんな話をしていると1時を過ぎた
桜川がデザートを冷蔵庫にしまったのを思い出し
「はい あなた デザートですよ」
「わぁ 生クリームのデザートですか」
「おいしそうよ いやね」
由香里は目の前のデザートを美味しそうに食べた
.
由香里は そうは言ったものの ここでの夜景を
神山と楽しめない事に残念がっていた
ドアがノックされたので部屋のモニターで見てみると
先ほどの女性従業員がコックを連れて部屋の前にいた
ドアを開けると女性従業員が
「神山様 大変お待たせいたしました
只今から昼食の準備をさせて頂きます 暫くお待ちください」
そう言うとダイニングテーブルに神山たちを案内し
コックに料理を並べるよう指示した
並べられたものはいずれも魚と地元の野菜類だったが
食をそそる料理ばかりだった
「申し遅れましたが 私はこちらの建物の
グランドマネージャーを務めます桜川 亜矢子と申します」
「どうもありがとう」
由香里も気品ある上品な女性に軽く会釈をした
神山は桜川の胸についているネームプレートを見て
「桜川さんは グランドマネージャー 凄いですね」
「はい」
「そうすると この建物の総責任者ですか」
「ええ 一応そうなっております」
「では 宜しくお願いします」
「はい かしこまりました」
挨拶が終るとコックが料理の説明をしたが神山は
桜川の容姿に見とれて説明が頭の中に入らなかった
(素晴らしい 由香里と祥子を足して割ったようだ)
由香里が気が付きこちらにきついまなざしを向けてきた
一通り説明が終った所で
「なにかご用向きがございましたら
内線の7200までお願いします」
「はい わかりました」
神山が鼻の下を伸ばした顔で言うと 由香里が
「済みませんが 御殿場駅に現像済みフイルムを
取りに行って頂けますか」
「はい かしこまりました 預かり書のような物はございますか」
由香里は席を立ち 店で貰った半券を渡した
「では 18時過ぎに受け取りに行ってきます」
「料金は今渡しておきますのでお願いします」
神山はジャケットからお金を取り出し桜川に渡した
桜川はどうぞごゆっくりお召し上がりくださいと言って
部屋を出て行った
「なによ あのだらしない顔は きらい」
「なにを怒っているんだよ」
「だって でれでれしていたでしょ」
「そんな事は無いよ 普通だよ 由香里の思い過ごしだよ」
「ば~か 分っているんだから」
「そんなに怒らないで さあ 乾杯しよう」
由香里はこの場で余り怒っても得策でないと考え
「では 乾杯ね」
「しかし 昨日から魚ばかりだね」
「そうね でもお肉を頂くより健康にはいいでしょ」
「何を怒っているんだよ」
「怒ってなんていませんよ」
神山はわざと空になったコップを突き出し
「おねがいします」
由香里はくすっと笑ったが きつい口調で
「二度とだらしない顔しないでね 分った」
「分った」
突き出されたコップにビールを注ぎ自分もコップに注ぎ呑んだ
「ねぇ このビールを買って 家で呑みたいから」
「うん分った 僕も買うよ 美味しいもん」
並べられた料理にはお寿司も入っていた
「だけど ここでお寿司が味わえるなんて思っても見なかった」
由香里が
「ここのはここの美味しさがありますよ 築地とは違うわ」
「そうだね ご飯とかも違ってきているからね」
「でも あきない味だし おいしいわ また太るわ」
「そんな事 ないでしょ」
由香里と神山はそんな話をしていると1時を過ぎた
桜川がデザートを冷蔵庫にしまったのを思い出し
「はい あなた デザートですよ」
「わぁ 生クリームのデザートですか」
「おいしそうよ いやね」
由香里は目の前のデザートを美味しそうに食べた
.
2010年11月14日日曜日
Vol.127 若葉 -3-10
「そうしましたら お部屋に運ばせますがよろしいでしょうか」
「ご迷惑でなかったら お願いします」
「では 橘君 神山様をお部屋まで案内してくれ」
椿は少し年上と見える副支配人に指示すると
「神山様 それでしたら1時半頃にこの場所で打ち合わせを
お願いしていいでしょうか」
「ええ 構いませんよ では1時半にここで」
「お願いします」
「それと撮影するのに三脚を使いますが
どなたかホテルの方が付いて頂けますか」
「勿論 大丈夫です」
「一応 昼と夜の記録を撮影します」
「ありがとうございます」
神山は席を立ち橘の先導で部屋に案内された
「凄い 超高級ですね」
「ありがとうございます ごゆくりおくつろぎ下さいませ」
「ありがとう」
「暫くしましたら 昼食をお持ちいたします」
橘はお辞儀をして部屋を出て行った
このゴテンバ グランド インは
山側にくの字に突き出す形なっている15階建てと
海側くの字につきだす格好の低層階建物が7階建てで
この二つの建物が丘陵を利用し建てられている
ふたつの建物は上から見ると正方形を少しつぶした菱形にみえる
手前の7階建てが1階から7階になっていて
山側が地上3階から15階になっている建物だった
海側の2階がフロントでグランドフロアになっている
海側1階はショッピングモールやカフェが楽しめ
ビューティーサロンもあり利用客が多い
海側3階と山側4階が同じフロアで繋がっていて
山側にもショッピングモールはある
山側3階には和、洋、中 料理店も備わっていた
山側の2階には地下から湧き出る温泉浴場があったり
カラオケや遊戯施設が設けられていた
スイートと呼ばれる部屋は各建物の上2フロアが当てられ
山側最上階にはスカイラウンジが設けられて夜景を楽しめた
「凄いわ ねぇあなた」
神山達が案内された部屋は海側の7階最上階の角部屋だったが
景色は御殿場全体が見渡せるすばらしい部屋を案内された
さほど遠くない所にアウトレットの更地が見えた
「由香里 来てごらん ほらあそこが先ほど行った現場だ」
「素晴らしいわ そうすると あそこは東名高速」
「そうだね」
「箱庭の世界を見ているみたい」
神山が冷蔵庫からビールを出しコップに注ぎ由香里に手渡すと
「ねぇ 幸せよ あなた」
由香里は少し上向き加減で唇を差し出し神山にキスをした
神山は離れるとタバコを吸いながら ソファーに座った
よく見ると 窓と反対側にバスルームが総ガラスで仕切られていて
バスルームからも夜空を眺められるようになっていた
「ここに来た人は 本当に幸せだろうな」
「そうね」
「そうだ 高橋さんに報告するよ」
神山は携帯電話でアルタの高橋に連絡をとった
「はい 高橋ですが」
「やあ 孝ちゃん ありがとう 今ホテルだよ」
「どういたしまして」
「椿 総支配人とあって これから打ち合わせだ」
「ごめんね 埋め合わせするよ」
「それで 昼間の感じと 夜も撮影しておくよ」
「えっ ほんと 助かる さすが山ちゃん ありがとう」
「ただ 椿さんがまだどこにサインを設けるか
思案しているので大変だよ」
「そうか どこにするか決まっていないのか」
「そうだ だから僕の感覚で 撮影する」
「うん お願いします しかし大変だな」
「いつもの事よ 大丈夫」
「では 椿さんに合わせてください お願いします」
「うん 内藤社長にもよろしく」
「はい 伝えておきます では」
窓際で電話をしていたがソファーに戻ると由香里が
「そうすると 今夜も撮影するのね」
「うん ごめん 埋め合わせはするから」
.
「ご迷惑でなかったら お願いします」
「では 橘君 神山様をお部屋まで案内してくれ」
椿は少し年上と見える副支配人に指示すると
「神山様 それでしたら1時半頃にこの場所で打ち合わせを
お願いしていいでしょうか」
「ええ 構いませんよ では1時半にここで」
「お願いします」
「それと撮影するのに三脚を使いますが
どなたかホテルの方が付いて頂けますか」
「勿論 大丈夫です」
「一応 昼と夜の記録を撮影します」
「ありがとうございます」
神山は席を立ち橘の先導で部屋に案内された
「凄い 超高級ですね」
「ありがとうございます ごゆくりおくつろぎ下さいませ」
「ありがとう」
「暫くしましたら 昼食をお持ちいたします」
橘はお辞儀をして部屋を出て行った
このゴテンバ グランド インは
山側にくの字に突き出す形なっている15階建てと
海側くの字につきだす格好の低層階建物が7階建てで
この二つの建物が丘陵を利用し建てられている
ふたつの建物は上から見ると正方形を少しつぶした菱形にみえる
手前の7階建てが1階から7階になっていて
山側が地上3階から15階になっている建物だった
海側の2階がフロントでグランドフロアになっている
海側1階はショッピングモールやカフェが楽しめ
ビューティーサロンもあり利用客が多い
海側3階と山側4階が同じフロアで繋がっていて
山側にもショッピングモールはある
山側3階には和、洋、中 料理店も備わっていた
山側の2階には地下から湧き出る温泉浴場があったり
カラオケや遊戯施設が設けられていた
スイートと呼ばれる部屋は各建物の上2フロアが当てられ
山側最上階にはスカイラウンジが設けられて夜景を楽しめた
「凄いわ ねぇあなた」
神山達が案内された部屋は海側の7階最上階の角部屋だったが
景色は御殿場全体が見渡せるすばらしい部屋を案内された
さほど遠くない所にアウトレットの更地が見えた
「由香里 来てごらん ほらあそこが先ほど行った現場だ」
「素晴らしいわ そうすると あそこは東名高速」
「そうだね」
「箱庭の世界を見ているみたい」
神山が冷蔵庫からビールを出しコップに注ぎ由香里に手渡すと
「ねぇ 幸せよ あなた」
由香里は少し上向き加減で唇を差し出し神山にキスをした
神山は離れるとタバコを吸いながら ソファーに座った
よく見ると 窓と反対側にバスルームが総ガラスで仕切られていて
バスルームからも夜空を眺められるようになっていた
「ここに来た人は 本当に幸せだろうな」
「そうね」
「そうだ 高橋さんに報告するよ」
神山は携帯電話でアルタの高橋に連絡をとった
「はい 高橋ですが」
「やあ 孝ちゃん ありがとう 今ホテルだよ」
「どういたしまして」
「椿 総支配人とあって これから打ち合わせだ」
「ごめんね 埋め合わせするよ」
「それで 昼間の感じと 夜も撮影しておくよ」
「えっ ほんと 助かる さすが山ちゃん ありがとう」
「ただ 椿さんがまだどこにサインを設けるか
思案しているので大変だよ」
「そうか どこにするか決まっていないのか」
「そうだ だから僕の感覚で 撮影する」
「うん お願いします しかし大変だな」
「いつもの事よ 大丈夫」
「では 椿さんに合わせてください お願いします」
「うん 内藤社長にもよろしく」
「はい 伝えておきます では」
窓際で電話をしていたがソファーに戻ると由香里が
「そうすると 今夜も撮影するのね」
「うん ごめん 埋め合わせはするから」
.
2010年11月13日土曜日
Vol.126 若葉 -3-10
「そうね それよりホテルでゆっくりしましょうよ」
「そうだね 社長も待っていることだし」
「そうよ」
由香里がカメラの入ったリュックをさげ駅に歩き始めた
神山も由香里の後を追って駅に向かった
タクシーが並んで乗車待ちをしていたので乗り込み
「ゴテンバ グランド イン までお願いします」
「はい 分りました」
タクシーは先ほどの現場とは反対の富士山に向かった
距離的には同じようだったが早く着いた
タクシーを降りると目の前には白亜の建物が迫ってきて
入り口に待機していたボーイが丁寧にお辞儀しながら
「お疲れ様でした カウンターまでお供させて頂きます」
そう言うとしゃれた手押し車を用意し手際よく積んだ
中に入ると驚いた事に中庭があってさんさんと太陽がさしていた
吹き抜けの脇にエレベーターがあり 4階まで上った
グランドフロアに着くと正面にカウンターがあり
神山達が進むと皆お辞儀をして向かいいれた
神山はアルタから貰った宿泊券を示すと従業員が
「少々 お待ちくださいませ 椿を呼んでまいります」
カウンターボーイはすぐさま電話し
「神山様 ご一行がお見えになられました」
指示を受け頷き受話器を置くと
「神山様 どうぞこちらへお願いします すぐに椿が伺います」
そう言うと窓際の景観がすばらしいエントランスに案内された
直ぐに女性従業員がお茶と和菓子を用意した
神山と由香里は 窓から見える景色に今日の疲れを癒していた
「神山様 遅くなりました こちらが椿でございます」
神山と由香里はソファーから立ち上がり 軽く会釈をした
二人は儀式の名刺交換をした
「神山様の事は 内藤社長から伺っています」
「いえ そんな大した事はしていないですよ」
「いえいえ 部長ご昇進おめでとうございます」
「いや 早いですね」
「ええ 彼とは今でもお付き合いをさせて頂いていますから」
「そうなんですか」
「まあ お座りください お飲物は何になされますか」
「そうしたら 斉藤さんどうしますか」
「私は このままで」
「そうしたら 咽が渇いてしまったので ビールを頂けますか」
「はい かしこまりました」
椿は後ろに控えている副支配人にビールを指示した
「申し送れましたが 彼が副支配人の橘と言います」
「神山様 いらっしゃいませ 副支配人の橘です」
橘は由香里と神山に向かって深くお辞儀をした
「この度は 内藤社長のお仕事で大変ですね」
「いえいえ 私は何もしていませんよ」
「ご謙遜を 伺っていますよ 上原の件も」
「いや 参りましたね 情報が筒抜けですね」
先ほどの女性従業員がグラスビールをテーブルに置いた
神山は椿に礼をした後 ビールを口にした
「美味しいですね どこのビールですか」
「さすが 神山様ですね こちらは当社のオリジナルです」
「やっぱり ホップが利いていて咽越しがいい 美味しいですよ」
「お褒めに預かりましてありがとうございます 斉藤さんもどうぞ」
由香里は神山が美味しそうに呑んだのを見て
「頂きます」
由香里も半分くらい呑み
「凄いわ 美味しい ありがとうございます」
「お二人に誉められて 光栄です」
「いえ 本当に美味しいですよ」
「神山様 アルタの会社から追加のお仕事が有ったと思われますが」
「良くご存知ですね」
「ええ あの仕事は私どもがお願いした話なんですよ」
「御殿場駅もですか」
「ええ それで彼の会社にお願いしました
サイン関係の仕事でもトップクラスですからね」
「そうですね 安心できますしね」
「では ホテル内のサインはどこを考えられていますか」
「いま 考えている所で お恥ずかしい限りです」
「では 色々な角度から撮影しておきます」
「そうですね お願いします お昼は済ませましたか?」
「ええ まだです」
.
「そうだね 社長も待っていることだし」
「そうよ」
由香里がカメラの入ったリュックをさげ駅に歩き始めた
神山も由香里の後を追って駅に向かった
タクシーが並んで乗車待ちをしていたので乗り込み
「ゴテンバ グランド イン までお願いします」
「はい 分りました」
タクシーは先ほどの現場とは反対の富士山に向かった
距離的には同じようだったが早く着いた
タクシーを降りると目の前には白亜の建物が迫ってきて
入り口に待機していたボーイが丁寧にお辞儀しながら
「お疲れ様でした カウンターまでお供させて頂きます」
そう言うとしゃれた手押し車を用意し手際よく積んだ
中に入ると驚いた事に中庭があってさんさんと太陽がさしていた
吹き抜けの脇にエレベーターがあり 4階まで上った
グランドフロアに着くと正面にカウンターがあり
神山達が進むと皆お辞儀をして向かいいれた
神山はアルタから貰った宿泊券を示すと従業員が
「少々 お待ちくださいませ 椿を呼んでまいります」
カウンターボーイはすぐさま電話し
「神山様 ご一行がお見えになられました」
指示を受け頷き受話器を置くと
「神山様 どうぞこちらへお願いします すぐに椿が伺います」
そう言うと窓際の景観がすばらしいエントランスに案内された
直ぐに女性従業員がお茶と和菓子を用意した
神山と由香里は 窓から見える景色に今日の疲れを癒していた
「神山様 遅くなりました こちらが椿でございます」
神山と由香里はソファーから立ち上がり 軽く会釈をした
二人は儀式の名刺交換をした
「神山様の事は 内藤社長から伺っています」
「いえ そんな大した事はしていないですよ」
「いえいえ 部長ご昇進おめでとうございます」
「いや 早いですね」
「ええ 彼とは今でもお付き合いをさせて頂いていますから」
「そうなんですか」
「まあ お座りください お飲物は何になされますか」
「そうしたら 斉藤さんどうしますか」
「私は このままで」
「そうしたら 咽が渇いてしまったので ビールを頂けますか」
「はい かしこまりました」
椿は後ろに控えている副支配人にビールを指示した
「申し送れましたが 彼が副支配人の橘と言います」
「神山様 いらっしゃいませ 副支配人の橘です」
橘は由香里と神山に向かって深くお辞儀をした
「この度は 内藤社長のお仕事で大変ですね」
「いえいえ 私は何もしていませんよ」
「ご謙遜を 伺っていますよ 上原の件も」
「いや 参りましたね 情報が筒抜けですね」
先ほどの女性従業員がグラスビールをテーブルに置いた
神山は椿に礼をした後 ビールを口にした
「美味しいですね どこのビールですか」
「さすが 神山様ですね こちらは当社のオリジナルです」
「やっぱり ホップが利いていて咽越しがいい 美味しいですよ」
「お褒めに預かりましてありがとうございます 斉藤さんもどうぞ」
由香里は神山が美味しそうに呑んだのを見て
「頂きます」
由香里も半分くらい呑み
「凄いわ 美味しい ありがとうございます」
「お二人に誉められて 光栄です」
「いえ 本当に美味しいですよ」
「神山様 アルタの会社から追加のお仕事が有ったと思われますが」
「良くご存知ですね」
「ええ あの仕事は私どもがお願いした話なんですよ」
「御殿場駅もですか」
「ええ それで彼の会社にお願いしました
サイン関係の仕事でもトップクラスですからね」
「そうですね 安心できますしね」
「では ホテル内のサインはどこを考えられていますか」
「いま 考えている所で お恥ずかしい限りです」
「では 色々な角度から撮影しておきます」
「そうですね お願いします お昼は済ませましたか?」
「ええ まだです」
.
2010年11月12日金曜日
Vol.125 若葉 -3-10
神山は高橋からの電話内容を伝えると困った顔になった
「外で撮影している分には余り関係ないけど
室内のときは三脚が必要になってくるの」
「ああ ぶれないように?」
「そうなの だけど今日は持参していないから困ったわ」
神山は由香里から言われた事を携帯で高橋に伝えた
「そうしたら ちょっと待っていてください PCで調べます」
高橋はインターネットでカメラ屋を探した
「ありました 御殿場駅の直ぐ傍に大きいカメラ屋がありました」
「おお 良かった」
「そうしたら山ちゃん 悪いけど領収書で買ってきて」
「うん分った」
「丈夫なのを選んでね」
「うん 彼女に任せるよ」
「その三脚 彼女にプレゼントする」
「分った ここの撮影が終ったら御殿場で買い物するよ」
「では お願いします」
高橋が言って来た事を由香里に伝えるとほっとした顔になったが
「だけど三脚ばかりそんなに必要ないわ」
「まあ いいじゃないか」
「まずはここの撮影を済ませましょうね」
「そうしよう」
由香里は暫く撮影するとフイルムを取り替えた
場所を移動しては周りの風景を撮影し
フイルムを取り替えて撮影作業を繰り返した
神山も自分なりの感覚で撮影に熱中していると 由香里の姿が
見えなくなり探すと はるか離れた所から由香里が手を振った
神山も小走りで由香里の居る場所まで行った
由香里は随分と撮影を行ったと言い
「もう 殆どからの場所から撮影したわ」
「凄いね 早いや ほんと」
「だって このような記録写真は基本を決めると簡単よ」
「由香里 凄いね こんど教えてくださいね」
「いいわよ あなた」
由香里は神山に軽くキスをした
神山も撮影を終えたので携帯でタクシーを呼んだ
「はい分りました 直ぐに伺います」
神山たちは正面ゲートから一番離れた所に居たので
ゲートに着いたときはタクシーが待っていた
「御殿場駅のカメラ屋に行ってください」
「はい 駅前の大きいカメラ屋でいいですね」
神山は頷き由香里を見てみると疲れたのか頭をもたれてきた
時計を見てみると11時30分になっていた
1時間余り集中し 大変だったのだろうと優しく肩を抱き寄せた
神山も少し目をつぶっていると運転手が着いた事を知らせた
「ありがとう」
清算すると目の前には3階建てのカメラ屋があった
今朝 来た時は気が付かなかったが駅前にあった
由香里は先に店内に入り三脚コーナーを探した
三脚にも色々と種類があって
コンパクトカメラ用 35ミリフイルムカメラ用あと
中判カメラ用と揃えてあった
由香里は自分の持っている三脚がしっかりした中判用があるので
同じような三脚を購入するのは渋っていた
しかしある程度の頑丈さがないと三脚の役目を果たさないし迷ったが
由香里は『ジッツオ』の三脚を選び決めた
随分と大きいがこれならしっかりしていそうだと思った
神山は清算するときに
「領収書はアルタでお願いします」
と言い 三脚を受け取った
買い物が済むと 現像コーナーに立ち寄った
由香里は係りの人と話を終えると神山に
「ここの現像は ポジフイルムでも4時間で現像が出来るんだって」
「うん 早いな そうしたら
由香里のポジフイルムを出しておけばいいよ」
「そうよね 失敗していたら明日があるものね」
「そうすると夜 受け取りに来なければいけないね」
「そうね お仕事だからしょうがないわよ」
由香里は今日撮影したポジフイルムと
神山の使い捨てカメラの現像をお願いした
閉店時間は20時までで 夕方持込の人は明朝渡しになると言われた
二人は今日の仕事を半分終えたので一安心し表に出た
「さてと お昼ご飯をどこで食べましょうか」
.
「外で撮影している分には余り関係ないけど
室内のときは三脚が必要になってくるの」
「ああ ぶれないように?」
「そうなの だけど今日は持参していないから困ったわ」
神山は由香里から言われた事を携帯で高橋に伝えた
「そうしたら ちょっと待っていてください PCで調べます」
高橋はインターネットでカメラ屋を探した
「ありました 御殿場駅の直ぐ傍に大きいカメラ屋がありました」
「おお 良かった」
「そうしたら山ちゃん 悪いけど領収書で買ってきて」
「うん分った」
「丈夫なのを選んでね」
「うん 彼女に任せるよ」
「その三脚 彼女にプレゼントする」
「分った ここの撮影が終ったら御殿場で買い物するよ」
「では お願いします」
高橋が言って来た事を由香里に伝えるとほっとした顔になったが
「だけど三脚ばかりそんなに必要ないわ」
「まあ いいじゃないか」
「まずはここの撮影を済ませましょうね」
「そうしよう」
由香里は暫く撮影するとフイルムを取り替えた
場所を移動しては周りの風景を撮影し
フイルムを取り替えて撮影作業を繰り返した
神山も自分なりの感覚で撮影に熱中していると 由香里の姿が
見えなくなり探すと はるか離れた所から由香里が手を振った
神山も小走りで由香里の居る場所まで行った
由香里は随分と撮影を行ったと言い
「もう 殆どからの場所から撮影したわ」
「凄いね 早いや ほんと」
「だって このような記録写真は基本を決めると簡単よ」
「由香里 凄いね こんど教えてくださいね」
「いいわよ あなた」
由香里は神山に軽くキスをした
神山も撮影を終えたので携帯でタクシーを呼んだ
「はい分りました 直ぐに伺います」
神山たちは正面ゲートから一番離れた所に居たので
ゲートに着いたときはタクシーが待っていた
「御殿場駅のカメラ屋に行ってください」
「はい 駅前の大きいカメラ屋でいいですね」
神山は頷き由香里を見てみると疲れたのか頭をもたれてきた
時計を見てみると11時30分になっていた
1時間余り集中し 大変だったのだろうと優しく肩を抱き寄せた
神山も少し目をつぶっていると運転手が着いた事を知らせた
「ありがとう」
清算すると目の前には3階建てのカメラ屋があった
今朝 来た時は気が付かなかったが駅前にあった
由香里は先に店内に入り三脚コーナーを探した
三脚にも色々と種類があって
コンパクトカメラ用 35ミリフイルムカメラ用あと
中判カメラ用と揃えてあった
由香里は自分の持っている三脚がしっかりした中判用があるので
同じような三脚を購入するのは渋っていた
しかしある程度の頑丈さがないと三脚の役目を果たさないし迷ったが
由香里は『ジッツオ』の三脚を選び決めた
随分と大きいがこれならしっかりしていそうだと思った
神山は清算するときに
「領収書はアルタでお願いします」
と言い 三脚を受け取った
買い物が済むと 現像コーナーに立ち寄った
由香里は係りの人と話を終えると神山に
「ここの現像は ポジフイルムでも4時間で現像が出来るんだって」
「うん 早いな そうしたら
由香里のポジフイルムを出しておけばいいよ」
「そうよね 失敗していたら明日があるものね」
「そうすると夜 受け取りに来なければいけないね」
「そうね お仕事だからしょうがないわよ」
由香里は今日撮影したポジフイルムと
神山の使い捨てカメラの現像をお願いした
閉店時間は20時までで 夕方持込の人は明朝渡しになると言われた
二人は今日の仕事を半分終えたので一安心し表に出た
「さてと お昼ご飯をどこで食べましょうか」
.
2010年11月11日木曜日
Vol.124 若葉 -3-10
そんな話をしている間に熱海駅に着いた
神山はみどりの窓口に行き新幹線の乗車券を購入した
こだまが直ぐにあるというのでグリーン車にした
「由香里 こだまが直ぐに来る 急ごう」
「はい 分りました」
改札を入ると小走りで新幹線の改札に向かい
階段を上りきった時に入線してきた
丁度グリーン車のドアに近いところだったので
今度はゆっくりと乗車する事が出来た
普通席は昨日同様7割がた埋まっていたが
グリーン車は空いていた
席に落ち着いて座って暫くすると三島に着いた
ここで東海道線に乗り換え沼津駅で更に御殿場線に乗り換えた
熱海駅を出てから約1時間で着いた
もっとも連絡が悪いともっと時間がかかりそうで
やはり不便さは隠せなかった
「さあ 御殿場駅ですよ ここから写真を撮りましょうか」
「はい わかりました」
神山は由香里に指示すると駅売店で使い捨てカメラを購入した
「僕も参加するよ」
「わぁ 驚いた あなたも写真撮るの」
「うん なんだか由香里だけだと可哀相だから」
「嬉しいわ そのカメラも良く撮れるのよ 馬鹿に出来ないわよ」
「へぇー このおもちゃが へぇー」
二人は御殿場駅周辺を撮影し終えると 客待ちのタクシーに乗車し
アウトレットの現場に向かった
運転手が
「お帰りは どうされますか?」
「えっ なんですか」
「ええ まだ何も無い所で バスも無いんですよ」
「凄い所に来ちゃったな」
「そうしたら タクシーも呼ばないと来ないよね」
「ええ 工事関係者の方はそうされています」
「分った では帰りに呼ばせて頂きますよ」
「では この番号に電話をしてください」
「はい それで呼んでからどの位で来て頂けるのかな」
「そうですね 車があれば2分くらいで来ますよ」
「早いですね」
「営業所を傍に作ったもんですから 早いです」
アウトレット現場までは15分くらいで着いた
会場は申し訳なさそうな小さな柵で仕切られていたが
所々に本格的な背の高い工事柵が設けられている
これから重作業機が入ってくるのか小さな柵から
本格的な作業柵に取り替え作業が行われていた
正面の工事関係者出入り口にガードマンが配置されていて
入場者のチェックをしているので
神山はアルタの会社名を名乗って入場した
全体を見渡していると由香里が
「ここから写真撮影していきますね」
「うん お願いします」
由香里と話をしていると携帯がなった
「アルタの高橋です おはようございます」
「神山です おはようさん どうしました」
「急で申し訳ないのですが 現場の仕事が増えました」
「えっ 良かったじゃない」
「そこでお願いがあるのですが いいですか」
「うん 何?」
「実はサイン関係の仕事が急に入ったので
撮影場所を増やして欲しいのですが」
「うん いいよ」
「今 どちらですか」
「アウトレットの現場ですが」
「あの~ 御殿場の駅周辺のスナップ写真と
ホテル グランド インの内外を追加して欲しいのですが」
「ああ 御殿場駅周辺は撮影したよ」
「さあすが~山ちゃん ではホテルには椿オーナーが
いらっしゃいますので聞いて頂けますか」
「ええ 分りましたよ」
「チェックインはいつでもOKだと言う事です」
「分りました ありがとさん」
「では 写真撮影 お願いしますね
それから 追加分は又 後日お渡しします」
「いいよ そんな 彼女も充分満足している」
「では いい写真をお願いしますね」
.
神山はみどりの窓口に行き新幹線の乗車券を購入した
こだまが直ぐにあるというのでグリーン車にした
「由香里 こだまが直ぐに来る 急ごう」
「はい 分りました」
改札を入ると小走りで新幹線の改札に向かい
階段を上りきった時に入線してきた
丁度グリーン車のドアに近いところだったので
今度はゆっくりと乗車する事が出来た
普通席は昨日同様7割がた埋まっていたが
グリーン車は空いていた
席に落ち着いて座って暫くすると三島に着いた
ここで東海道線に乗り換え沼津駅で更に御殿場線に乗り換えた
熱海駅を出てから約1時間で着いた
もっとも連絡が悪いともっと時間がかかりそうで
やはり不便さは隠せなかった
「さあ 御殿場駅ですよ ここから写真を撮りましょうか」
「はい わかりました」
神山は由香里に指示すると駅売店で使い捨てカメラを購入した
「僕も参加するよ」
「わぁ 驚いた あなたも写真撮るの」
「うん なんだか由香里だけだと可哀相だから」
「嬉しいわ そのカメラも良く撮れるのよ 馬鹿に出来ないわよ」
「へぇー このおもちゃが へぇー」
二人は御殿場駅周辺を撮影し終えると 客待ちのタクシーに乗車し
アウトレットの現場に向かった
運転手が
「お帰りは どうされますか?」
「えっ なんですか」
「ええ まだ何も無い所で バスも無いんですよ」
「凄い所に来ちゃったな」
「そうしたら タクシーも呼ばないと来ないよね」
「ええ 工事関係者の方はそうされています」
「分った では帰りに呼ばせて頂きますよ」
「では この番号に電話をしてください」
「はい それで呼んでからどの位で来て頂けるのかな」
「そうですね 車があれば2分くらいで来ますよ」
「早いですね」
「営業所を傍に作ったもんですから 早いです」
アウトレット現場までは15分くらいで着いた
会場は申し訳なさそうな小さな柵で仕切られていたが
所々に本格的な背の高い工事柵が設けられている
これから重作業機が入ってくるのか小さな柵から
本格的な作業柵に取り替え作業が行われていた
正面の工事関係者出入り口にガードマンが配置されていて
入場者のチェックをしているので
神山はアルタの会社名を名乗って入場した
全体を見渡していると由香里が
「ここから写真撮影していきますね」
「うん お願いします」
由香里と話をしていると携帯がなった
「アルタの高橋です おはようございます」
「神山です おはようさん どうしました」
「急で申し訳ないのですが 現場の仕事が増えました」
「えっ 良かったじゃない」
「そこでお願いがあるのですが いいですか」
「うん 何?」
「実はサイン関係の仕事が急に入ったので
撮影場所を増やして欲しいのですが」
「うん いいよ」
「今 どちらですか」
「アウトレットの現場ですが」
「あの~ 御殿場の駅周辺のスナップ写真と
ホテル グランド インの内外を追加して欲しいのですが」
「ああ 御殿場駅周辺は撮影したよ」
「さあすが~山ちゃん ではホテルには椿オーナーが
いらっしゃいますので聞いて頂けますか」
「ええ 分りましたよ」
「チェックインはいつでもOKだと言う事です」
「分りました ありがとさん」
「では 写真撮影 お願いしますね
それから 追加分は又 後日お渡しします」
「いいよ そんな 彼女も充分満足している」
「では いい写真をお願いしますね」
.
2010年11月10日水曜日
Vol.123 若葉 -3-10
「お魚は焼き方が難しいので、、 私も失敗していますのよ」
若女将は焼き魚のほかに焼いて食べるものを
由香里に説明していた
焼きあがると 取り皿に盛付け部屋を出て行った
若女将から教えられたとおり食材に火を通していった
二人は今日の予定や御殿場の話しなどをしているうちに
朝食を食べ終えた
「そうそう 忘れる所だったわ」
由香里は自分のバッグから茶封筒を取り出し神山に手渡した
「なに」
「今回の出張前借金よ」
「なに それ」
「部長になると出張経費が事前にもらえるのよ」
「へえ そうすると交通費とか宿泊代とかも貰えるの」
「そうよ それと部長になると出張手当てがすごいの」
「そんなに凄いんだ」
「だって 課長で7千円でしょ 部長は3万円よ」
「すごいや」
「それから宿泊代も無制限だから
といっても一泊5万円までOKかな」
「それも凄いね」
「だから 宿泊を3万円程度のホテルにしておいたわ」
「領収書はどうするの」
「結果報告書に記入するだけだからいらないわよ」
「へえ 課長と部長だと大違いだ」
「そうよ それに交通費だって タクシーが認められているもの」
「それも記入するだけでいいの」
「そうよ」
「しかし 悪用するのも出てくるんじゃないか」
「そうね あなたが銀座に来る前にやめた塩谷部長がそれで解雇よ」
「へえ そうすると 僕なんかやばいじゃん 今夜のホテル」
「ううん 大丈夫よ地域名しか書いていないから
それに3万円だもの」
「大丈夫かな」
「私が 報告書を書くのよ 大丈夫に決まっているでしょ」
「わかった ところでいくら入っているの」
「交通費と宿泊代ともろもろで14万円入っているわよ」
「えっ そんなに貰っていいの」
「ええ だから部長さんはいいでしょ」
「そうだね ありがとう」
神山は由香里を抱き寄せキスをした
「さあ 仕度をして写真を撮りに行きましょうね」
「そんな」
「何言っているの アルタのお仕事も兼ねているのでしょ」
「それはそうだけど」
「はい では仕度をしましょう あなた」
由香里は神山の手を取って立ち上がらせた
もう一度由香里を抱き寄せようとしたが くるりとかわされた
神山も着替えを始め出発する準備が整うと
由香里も薄化粧を済ませ仕度ができたと言った
部屋を見渡し 神山はタオル掛けに由香里のショーツを見つけた
「由香里 これ忘れ物」
「わぁ 恥ずかしい 何やっているの早くちょうだい」
わざと由香里の目の前でぶらぶらさせたが直ぐに返した
「嫌だわ 若女将に見られたわね」
由香里は顔を真っ赤にし俯いてしまった
(なんで 忘れたの おばかさん)
「さあ では出かけましょうか そろそろ9時だし」
神山は電話で出発する事を告げ 熱海までのタクシーも頼んだ
玄関脇にある受付で会計を済ませると タクシーがすぐにきた
若女将が
「またのお越しをお待ち申し上げています」
丁寧にお辞儀をすると 仲居達もお辞儀をし送ってくれた
タクシーの窓を開けると海の香りがして気持ちよかった
「今日は これから三島まで新幹線でしょ」
「うん その後は沼津まで行って御殿場線で御殿場だよ」
「随分と大変な所ね 御殿場って」
「だけど アウトレットは東名高速の御殿場インターから
すぐと言っていたよ」
「そうなの」
「それに オープンしたら御殿場駅と会場は無料の
シャトルバスが1時間に何回も出るそうだよ」
「そうよね でないと集客が大変よね」
.
若女将は焼き魚のほかに焼いて食べるものを
由香里に説明していた
焼きあがると 取り皿に盛付け部屋を出て行った
若女将から教えられたとおり食材に火を通していった
二人は今日の予定や御殿場の話しなどをしているうちに
朝食を食べ終えた
「そうそう 忘れる所だったわ」
由香里は自分のバッグから茶封筒を取り出し神山に手渡した
「なに」
「今回の出張前借金よ」
「なに それ」
「部長になると出張経費が事前にもらえるのよ」
「へえ そうすると交通費とか宿泊代とかも貰えるの」
「そうよ それと部長になると出張手当てがすごいの」
「そんなに凄いんだ」
「だって 課長で7千円でしょ 部長は3万円よ」
「すごいや」
「それから宿泊代も無制限だから
といっても一泊5万円までOKかな」
「それも凄いね」
「だから 宿泊を3万円程度のホテルにしておいたわ」
「領収書はどうするの」
「結果報告書に記入するだけだからいらないわよ」
「へえ 課長と部長だと大違いだ」
「そうよ それに交通費だって タクシーが認められているもの」
「それも記入するだけでいいの」
「そうよ」
「しかし 悪用するのも出てくるんじゃないか」
「そうね あなたが銀座に来る前にやめた塩谷部長がそれで解雇よ」
「へえ そうすると 僕なんかやばいじゃん 今夜のホテル」
「ううん 大丈夫よ地域名しか書いていないから
それに3万円だもの」
「大丈夫かな」
「私が 報告書を書くのよ 大丈夫に決まっているでしょ」
「わかった ところでいくら入っているの」
「交通費と宿泊代ともろもろで14万円入っているわよ」
「えっ そんなに貰っていいの」
「ええ だから部長さんはいいでしょ」
「そうだね ありがとう」
神山は由香里を抱き寄せキスをした
「さあ 仕度をして写真を撮りに行きましょうね」
「そんな」
「何言っているの アルタのお仕事も兼ねているのでしょ」
「それはそうだけど」
「はい では仕度をしましょう あなた」
由香里は神山の手を取って立ち上がらせた
もう一度由香里を抱き寄せようとしたが くるりとかわされた
神山も着替えを始め出発する準備が整うと
由香里も薄化粧を済ませ仕度ができたと言った
部屋を見渡し 神山はタオル掛けに由香里のショーツを見つけた
「由香里 これ忘れ物」
「わぁ 恥ずかしい 何やっているの早くちょうだい」
わざと由香里の目の前でぶらぶらさせたが直ぐに返した
「嫌だわ 若女将に見られたわね」
由香里は顔を真っ赤にし俯いてしまった
(なんで 忘れたの おばかさん)
「さあ では出かけましょうか そろそろ9時だし」
神山は電話で出発する事を告げ 熱海までのタクシーも頼んだ
玄関脇にある受付で会計を済ませると タクシーがすぐにきた
若女将が
「またのお越しをお待ち申し上げています」
丁寧にお辞儀をすると 仲居達もお辞儀をし送ってくれた
タクシーの窓を開けると海の香りがして気持ちよかった
「今日は これから三島まで新幹線でしょ」
「うん その後は沼津まで行って御殿場線で御殿場だよ」
「随分と大変な所ね 御殿場って」
「だけど アウトレットは東名高速の御殿場インターから
すぐと言っていたよ」
「そうなの」
「それに オープンしたら御殿場駅と会場は無料の
シャトルバスが1時間に何回も出るそうだよ」
「そうよね でないと集客が大変よね」
.
2010年11月9日火曜日
Vol.122 若葉 -3-10
若女将はそう言って部屋を出たかと思うとすぐに朝食の準備をした
「早いね 朝食」
「なにを仰るの もう7時を過ぎていますよ」
「僕にとっては早いよ だけど来るタイミングがいいね」
「私が連絡をしたの」
「そうか ありがとう」
「だって 気持ちよさそうに寝ているから 起こせなかったわ」
「うん 昨夜は頑張りすぎたかな」
「そうね 私も凄く満足したわ あ・な・た」
神山は由香里の乳房を愛撫しようと触ったが ぴしゃりと叩かれた
「痛いな どうして」
「聞こえたら恥ずかしいでしょ」
由香里はわざと口を尖らせ ふんと言って横を向いてしまった
「神山様 朝食の準備が整いましたので
お食事の時にはベルを鳴らしてください」
「はい分りました どうもありがとうございます」
「それでは失礼します ごゆっくり浸って下さい」
若女将は襖を閉め出て行った
神山は由香里の乳首を優しく愛撫した
由香里は目を閉じこちらを向き 唇を突き出してきたので
神山は唇を合わせ抱き寄せた
由香里の両手は神山の首にまかれ体勢を変え
神山の上に乗る格好になった
両手で神山の顔をはさみキスを繰り返した
神山は片手で抱き寄せもう片方は大事な処を触っていた
由香里も片手を縁におきもう片方は肉棒を探し当て触った
由香里はすぐに
「ねぇ もうだめ お願い止めて」
神山は手を止めると立ち上がり 縁に腰掛けた
由香里は目の前に聳え立った逞しい肉棒を咥えこんだ
神山は昨日あれだけ発射しているのにまだまだ元気だった
由香里の奉仕が続くと神山も我慢できなくなり
縁に両手をつかせ 後ろから交わった
由香里はなるべく声を出さないようにしているが
嬉しそうな喘ぎ声が漏れてしまう
今までと違う喘ぎ声が神山を早くさせた
「ねぇ もうだめ 腰が動かないわ」
「がんばったもんね」
「いじわる」
由香里はようやく腰を引きその場で湯に浸かる格好になった
神山の肉棒がまだ衰えないのを見て
由香里の口が咥えこんだ
「だめだよ くすぐったいよ だめだ」
由香里は肉棒の周りを綺麗に嘗め尽くすと
「おいしい 最高の朝食よ」
「分ったから 離しておくれ」
由香里はようやく神山から離れると
「さあ お食事を頂きましょうか」
先に湯から上がるとバスタオルで躰を隠し部屋に戻った
神山も体を拭き終えると浴衣を羽織って部屋に入った
由香里は布団の傍に置いた浴衣を羽織 テーブルについた
昨夜の地元料理も豪勢だったが 朝食も豪勢だった
地元の魚から旬の野菜が並べられていた
「わぁ どうしよう 太っちゃうわ」
「凄いね 食べきれないよ」
「ビール呑むでしょ」
由香里は冷蔵庫からビールを出しながら呼び鈴を鳴らした
若女将が暫くして襖を開け入ってきた
「如何でしたか 朝のお風呂は」
「ええ 朝日を浴びながら入るのは贅沢ですね」
「夜空の星天井を見ながら入るのもよかったわ」
「それは良かったです 気に入ってくださいまして」
若女将は昨夜の小さな七輪に火を入れ
墨に火が廻るまで内輪で風を送った
火が立ち上ると下の口を少し閉じ火力を調整した
若女将は
「温かいものは お客様の前で作るのが美味しいですものね」
そう言いながら 魚を焼きはじめた
由香里が
「あの 後は私がしますから お忙しいでしょうから」
「ええ ありがとうございます お魚だけは焼いていきますね」
「すみません」
.
「早いね 朝食」
「なにを仰るの もう7時を過ぎていますよ」
「僕にとっては早いよ だけど来るタイミングがいいね」
「私が連絡をしたの」
「そうか ありがとう」
「だって 気持ちよさそうに寝ているから 起こせなかったわ」
「うん 昨夜は頑張りすぎたかな」
「そうね 私も凄く満足したわ あ・な・た」
神山は由香里の乳房を愛撫しようと触ったが ぴしゃりと叩かれた
「痛いな どうして」
「聞こえたら恥ずかしいでしょ」
由香里はわざと口を尖らせ ふんと言って横を向いてしまった
「神山様 朝食の準備が整いましたので
お食事の時にはベルを鳴らしてください」
「はい分りました どうもありがとうございます」
「それでは失礼します ごゆっくり浸って下さい」
若女将は襖を閉め出て行った
神山は由香里の乳首を優しく愛撫した
由香里は目を閉じこちらを向き 唇を突き出してきたので
神山は唇を合わせ抱き寄せた
由香里の両手は神山の首にまかれ体勢を変え
神山の上に乗る格好になった
両手で神山の顔をはさみキスを繰り返した
神山は片手で抱き寄せもう片方は大事な処を触っていた
由香里も片手を縁におきもう片方は肉棒を探し当て触った
由香里はすぐに
「ねぇ もうだめ お願い止めて」
神山は手を止めると立ち上がり 縁に腰掛けた
由香里は目の前に聳え立った逞しい肉棒を咥えこんだ
神山は昨日あれだけ発射しているのにまだまだ元気だった
由香里の奉仕が続くと神山も我慢できなくなり
縁に両手をつかせ 後ろから交わった
由香里はなるべく声を出さないようにしているが
嬉しそうな喘ぎ声が漏れてしまう
今までと違う喘ぎ声が神山を早くさせた
「ねぇ もうだめ 腰が動かないわ」
「がんばったもんね」
「いじわる」
由香里はようやく腰を引きその場で湯に浸かる格好になった
神山の肉棒がまだ衰えないのを見て
由香里の口が咥えこんだ
「だめだよ くすぐったいよ だめだ」
由香里は肉棒の周りを綺麗に嘗め尽くすと
「おいしい 最高の朝食よ」
「分ったから 離しておくれ」
由香里はようやく神山から離れると
「さあ お食事を頂きましょうか」
先に湯から上がるとバスタオルで躰を隠し部屋に戻った
神山も体を拭き終えると浴衣を羽織って部屋に入った
由香里は布団の傍に置いた浴衣を羽織 テーブルについた
昨夜の地元料理も豪勢だったが 朝食も豪勢だった
地元の魚から旬の野菜が並べられていた
「わぁ どうしよう 太っちゃうわ」
「凄いね 食べきれないよ」
「ビール呑むでしょ」
由香里は冷蔵庫からビールを出しながら呼び鈴を鳴らした
若女将が暫くして襖を開け入ってきた
「如何でしたか 朝のお風呂は」
「ええ 朝日を浴びながら入るのは贅沢ですね」
「夜空の星天井を見ながら入るのもよかったわ」
「それは良かったです 気に入ってくださいまして」
若女将は昨夜の小さな七輪に火を入れ
墨に火が廻るまで内輪で風を送った
火が立ち上ると下の口を少し閉じ火力を調整した
若女将は
「温かいものは お客様の前で作るのが美味しいですものね」
そう言いながら 魚を焼きはじめた
由香里が
「あの 後は私がしますから お忙しいでしょうから」
「ええ ありがとうございます お魚だけは焼いていきますね」
「すみません」
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2010年11月8日月曜日
Vol.121 若葉 -3-10
御殿場の新しい名所になっていた
「凄すぎるわ ここに宿泊できるなんて」
このホテルは予約制で電話やインターネットでも受付しているが
なかなか予約が取れないことが人気に輪を掛け
お正月前後の宿泊は2年先まで予約で埋まっているほどだった
普段でもゴルフ場などスポーツ施設が近い事や
春夏秋冬の自然が満喫できる為 いつも満室状態だった
ここのオーナーは椿 秀介といい
アルタの内藤 一哉と慶応大学時代の同級生で
テニス部でも一緒に行動していた親しい仲だった
その様な個人的な繋がりの関係もありアルタはホテルの
内装工事を行い法人株主になっていた
神山はアルタの佐藤部長から聞いた話を伝えた
「それにしても 凄いわ」
「まあ 明日を楽しみにしましょう」
由香里は席を立ち神山に抱きついて来た
「由香里 向こうにいこう」
二人は抱き合ったまま布団に倒れこんだ
神山は旅館に来てから何回か発射していたが 大きくしていた
由香里が上になり元気になった肉棒を探り当て
「あらっ パンツはどうしたの」
「うん もう寝るだけだから 穿いていないよ」
「ふ~ん」
そう言いながら 肉棒を触りながらキスを繰り返した
神山も手を由香里の大事な処へ持っていくと
由香里もショーツを穿いていなかったので
「由香里も穿いていないよ」
「そうよ 嬉しいでしょ」
「うん すぐに触れるし」
由香里は上半身を起こし体勢をかえ神山の肉棒を咥えこんだ
神山の目の前には浴衣の乱れた所から由香里の秘所が覗いていた
由香里は膝を立て神山の口に秘所を押し当てた
「ねぇ いっぱいなめて」
頷く替わりに舌で可愛らしく覗かせているクリトリスを愛撫した
由香里は時々肉棒の上下運動をやめ苦しそうにあえいだ
口を離したときは指を使い上下運動をされると
神山も我慢出来なかった
「由香里 ほら下になって」
神山は由香里を優しく反転させ下にした
由香里は神山の顔を見ながら両手を上げ向かい入れる格好をした
神山は由香里に対し最初はゆっくり次第に早くしていった
由香里は何度めかの快楽を迎えるとぐったりとなった
神山も数回の発射をしていたので由香里に併せ横になった
11日 土曜日 快晴
波の音と差し込む朝日で目を覚ました
隣に寝ているはずの由香里がいないので
浴衣を羽織 居間の座椅子に座りタバコを吸った
多分 化粧室に入っているのだろうと思っていたが
なかなか出てこないので見に行ったが居なかった
用を足し出ると物音が聞こえたのか
「おはようございます」
由香里の声が外の露天風呂から聞こえた
「おはよう 早いね 今 行くから」
「はい 待っています」
露天風呂には由香里が朝日を浴び気持ちよさそうに浸かっていた
羽織っている浴衣を脱ぎ由香里の目の前に行き
「あらためて おはよう」
「すわって あなた」
神山は言われる通り 縁に座ると
由香里が肉棒を湯で洗い流した
「はい いいわよ」
神山は由香里の隣に腰掛け湯に浸かった
「天気がいいと 気持ちがいいね それに一緒だと」
「ほんと あなたと一緒だと会社の事忘れるわ」
そんな話をしていると 部屋から
「おはようございます」
由香里が答えた
「おはようございます 今 お湯を使わせて頂いています」
「ありがとうございます 熱かったら お水を足してください」
「はい 大丈夫ですよ」
「只今 朝食のご用意をさせて頂きます」
「はい 分りました」
「暫くお待ちくださいませ」
.
「凄すぎるわ ここに宿泊できるなんて」
このホテルは予約制で電話やインターネットでも受付しているが
なかなか予約が取れないことが人気に輪を掛け
お正月前後の宿泊は2年先まで予約で埋まっているほどだった
普段でもゴルフ場などスポーツ施設が近い事や
春夏秋冬の自然が満喫できる為 いつも満室状態だった
ここのオーナーは椿 秀介といい
アルタの内藤 一哉と慶応大学時代の同級生で
テニス部でも一緒に行動していた親しい仲だった
その様な個人的な繋がりの関係もありアルタはホテルの
内装工事を行い法人株主になっていた
神山はアルタの佐藤部長から聞いた話を伝えた
「それにしても 凄いわ」
「まあ 明日を楽しみにしましょう」
由香里は席を立ち神山に抱きついて来た
「由香里 向こうにいこう」
二人は抱き合ったまま布団に倒れこんだ
神山は旅館に来てから何回か発射していたが 大きくしていた
由香里が上になり元気になった肉棒を探り当て
「あらっ パンツはどうしたの」
「うん もう寝るだけだから 穿いていないよ」
「ふ~ん」
そう言いながら 肉棒を触りながらキスを繰り返した
神山も手を由香里の大事な処へ持っていくと
由香里もショーツを穿いていなかったので
「由香里も穿いていないよ」
「そうよ 嬉しいでしょ」
「うん すぐに触れるし」
由香里は上半身を起こし体勢をかえ神山の肉棒を咥えこんだ
神山の目の前には浴衣の乱れた所から由香里の秘所が覗いていた
由香里は膝を立て神山の口に秘所を押し当てた
「ねぇ いっぱいなめて」
頷く替わりに舌で可愛らしく覗かせているクリトリスを愛撫した
由香里は時々肉棒の上下運動をやめ苦しそうにあえいだ
口を離したときは指を使い上下運動をされると
神山も我慢出来なかった
「由香里 ほら下になって」
神山は由香里を優しく反転させ下にした
由香里は神山の顔を見ながら両手を上げ向かい入れる格好をした
神山は由香里に対し最初はゆっくり次第に早くしていった
由香里は何度めかの快楽を迎えるとぐったりとなった
神山も数回の発射をしていたので由香里に併せ横になった
11日 土曜日 快晴
波の音と差し込む朝日で目を覚ました
隣に寝ているはずの由香里がいないので
浴衣を羽織 居間の座椅子に座りタバコを吸った
多分 化粧室に入っているのだろうと思っていたが
なかなか出てこないので見に行ったが居なかった
用を足し出ると物音が聞こえたのか
「おはようございます」
由香里の声が外の露天風呂から聞こえた
「おはよう 早いね 今 行くから」
「はい 待っています」
露天風呂には由香里が朝日を浴び気持ちよさそうに浸かっていた
羽織っている浴衣を脱ぎ由香里の目の前に行き
「あらためて おはよう」
「すわって あなた」
神山は言われる通り 縁に座ると
由香里が肉棒を湯で洗い流した
「はい いいわよ」
神山は由香里の隣に腰掛け湯に浸かった
「天気がいいと 気持ちがいいね それに一緒だと」
「ほんと あなたと一緒だと会社の事忘れるわ」
そんな話をしていると 部屋から
「おはようございます」
由香里が答えた
「おはようございます 今 お湯を使わせて頂いています」
「ありがとうございます 熱かったら お水を足してください」
「はい 大丈夫ですよ」
「只今 朝食のご用意をさせて頂きます」
「はい 分りました」
「暫くお待ちくださいませ」
.
2010年11月7日日曜日
Vol.120 若葉 -3-10
「由香里 そろそろ寝ようか」
由香里と神山はテレビで天気予報を放映していたので見ていたが
明日も晴れと予報が出たので安心した
「良かったわ 晴れで」
「だけど 御殿場では分らないから 余り安心は出来ないな」
「そうね あなたビールを呑みますか」
「そうだね では頂きますか」
由香里はテーブルにコップを用意しビールを注ぎ
「今日は ありがとうございます」
由香里は神山にお辞儀をしながら言った
「どうしたの 由香里姫」
「だって いいの、、、 私 洗濯するから見ないで」
「洗濯って 着替えは持ってきているでしょ」
「ば~か あなたが使えないようにしたのでしょ」
「なにを?」
「下着ですよ」
「あっ ごめん 僕が洗濯するよ」
「ば~か 何考えてんのよ 変態」
「そんな お詫びの気持ちを素直に表現しただけだよ」
「分ったわ 変態さん じゃましないでね すぐに終るから」
由香里は新幹線の中で一回履き替え
旅館に来てもすぐに履き替えたので
予備が少なくなってきたので仕方なく洗濯をした
久しぶりの愛している人との旅行ともうすぐ生理からか
体調が不安定になっている事もあり下着を汚してしまった
由香里が部屋の中にある洗面台から戻ってきた
下着をバスタオルで挟みぱんぱんと両手で押し タオル掛けに干した
「ごめんなさい お待たせしました」
テーブルに戻ってくると ビールを呑んだ
「由香里の大事な処を覆っている物があんなに小さいのか」
神山はタオル掛けにちょこんと干されているショーツを見ていった
「そうよ 可愛いでしょ」
「うん 由香里が穿いた下着だと余計に可愛いな」
「何言っているの」
「今は 何色穿いているの?」
「ば~か 後で調べてください」
「あっ 忘れ物がある ちょと待っていて」
神山はアルタから渡された茶封筒を鞄からだしテーブルに置き
何も知らない事にして由香里を驚かせ喜んで貰おうと思った
由香里はきょとんとした顔で茶封筒をみた
「これはね アルタが撮影手当てでくれたものだ」
「撮影手当て?」
「そう 先日も話したが 御殿場の写真をアルタに提供するだろ」
「ええ 現場の写真は私 興味ないからフイルムごと渡すわ」
「アルタはその写真で色々と商用に活用するわけだ」
「そうすると私のフイルムを買ってくれる訳ですね」
「そう 購入分だけではなく 撮影代金も含まれていよ」
「いくら入っているの?」
「いや 僕はまだ数えていない しかし由香里のものだよ」
「えっ そんな 困ってしまうわ」
「だけど ここの分は引かせてくれ」
「ええ 構わないわよ」
由香里は茶封筒から一万円札を取り出し数えた
「凄いわよ 50万円入っているわよ」
「えっ そんなに入っているの 驚きだね」
「だけど 私は頂けないわ」
「だって 由香里が撮影したフイルムをアルタが買うのだよ」
「だけど プロの写真家じゃないし そんな期待されても困るわ
それに あなたと一緒だからでしょ このお金」
「そんな複雑に考えんなよ」
由香里は目の前の大金に対し困惑していた
「そうしたら 10万円は受け取りなさい」
神山は由香里が受け取りそうな額を提示した
由香里は10万円なら受け取ると言い素直に受け取った
残金を封筒に戻し御殿場の宿泊チケットを出した
由香里はチケットを手にとって見ると又 驚いた
「どうしたの ここのホテルでスイートって 凄いわ」
アルタが用意したホテルは
『GOTEMBA GRAND IN』だった
この『ゴテンバ グランド イン』は
客室こそ300室余りと少ないが
普通のゲストルームでも100㎡を超える広さが売り物のホテルだ
ゲストルームは4階がグランドホールになっていて
15階建てのホテルはくの字に建てられ壮大な白亜の姿は
.
由香里と神山はテレビで天気予報を放映していたので見ていたが
明日も晴れと予報が出たので安心した
「良かったわ 晴れで」
「だけど 御殿場では分らないから 余り安心は出来ないな」
「そうね あなたビールを呑みますか」
「そうだね では頂きますか」
由香里はテーブルにコップを用意しビールを注ぎ
「今日は ありがとうございます」
由香里は神山にお辞儀をしながら言った
「どうしたの 由香里姫」
「だって いいの、、、 私 洗濯するから見ないで」
「洗濯って 着替えは持ってきているでしょ」
「ば~か あなたが使えないようにしたのでしょ」
「なにを?」
「下着ですよ」
「あっ ごめん 僕が洗濯するよ」
「ば~か 何考えてんのよ 変態」
「そんな お詫びの気持ちを素直に表現しただけだよ」
「分ったわ 変態さん じゃましないでね すぐに終るから」
由香里は新幹線の中で一回履き替え
旅館に来てもすぐに履き替えたので
予備が少なくなってきたので仕方なく洗濯をした
久しぶりの愛している人との旅行ともうすぐ生理からか
体調が不安定になっている事もあり下着を汚してしまった
由香里が部屋の中にある洗面台から戻ってきた
下着をバスタオルで挟みぱんぱんと両手で押し タオル掛けに干した
「ごめんなさい お待たせしました」
テーブルに戻ってくると ビールを呑んだ
「由香里の大事な処を覆っている物があんなに小さいのか」
神山はタオル掛けにちょこんと干されているショーツを見ていった
「そうよ 可愛いでしょ」
「うん 由香里が穿いた下着だと余計に可愛いな」
「何言っているの」
「今は 何色穿いているの?」
「ば~か 後で調べてください」
「あっ 忘れ物がある ちょと待っていて」
神山はアルタから渡された茶封筒を鞄からだしテーブルに置き
何も知らない事にして由香里を驚かせ喜んで貰おうと思った
由香里はきょとんとした顔で茶封筒をみた
「これはね アルタが撮影手当てでくれたものだ」
「撮影手当て?」
「そう 先日も話したが 御殿場の写真をアルタに提供するだろ」
「ええ 現場の写真は私 興味ないからフイルムごと渡すわ」
「アルタはその写真で色々と商用に活用するわけだ」
「そうすると私のフイルムを買ってくれる訳ですね」
「そう 購入分だけではなく 撮影代金も含まれていよ」
「いくら入っているの?」
「いや 僕はまだ数えていない しかし由香里のものだよ」
「えっ そんな 困ってしまうわ」
「だけど ここの分は引かせてくれ」
「ええ 構わないわよ」
由香里は茶封筒から一万円札を取り出し数えた
「凄いわよ 50万円入っているわよ」
「えっ そんなに入っているの 驚きだね」
「だけど 私は頂けないわ」
「だって 由香里が撮影したフイルムをアルタが買うのだよ」
「だけど プロの写真家じゃないし そんな期待されても困るわ
それに あなたと一緒だからでしょ このお金」
「そんな複雑に考えんなよ」
由香里は目の前の大金に対し困惑していた
「そうしたら 10万円は受け取りなさい」
神山は由香里が受け取りそうな額を提示した
由香里は10万円なら受け取ると言い素直に受け取った
残金を封筒に戻し御殿場の宿泊チケットを出した
由香里はチケットを手にとって見ると又 驚いた
「どうしたの ここのホテルでスイートって 凄いわ」
アルタが用意したホテルは
『GOTEMBA GRAND IN』だった
この『ゴテンバ グランド イン』は
客室こそ300室余りと少ないが
普通のゲストルームでも100㎡を超える広さが売り物のホテルだ
ゲストルームは4階がグランドホールになっていて
15階建てのホテルはくの字に建てられ壮大な白亜の姿は
.
2010年11月6日土曜日
Vol.119 若葉 -2-9
しかし 結局はからだの関係だけを求められたり
物に対する価値観が違ったりし 幻滅した事が多かった
食に対しても 誘われるままデートをした時でも
普段言っている事と全然違う物が好きだったり
言い寄ってくる男性は信用していなかった
昨年 神山が銀座の催事課に来た時は
多分この人もカッコだけの人物だろうと値踏みをしていたが
仕事内容や浮いた話が無い事から信頼感が生まれた
歓送迎会のとき酔いつぶれ介抱したときも
本当はその夜 何も無かった
ただ 神山が本当に『男』か否かを見てみたかった
今でも覚えている事は
起きた時に動ぜず堂々とした態度が好きだった
由香里はどうにも動かない神山をはだかにして
ベッドに寝かせ 自分も裸になって布団をかぶった
すっかり寝ている神山に明朝どのような行動をとるか
期待と不安がいりまじり寝付けなかったことを
今でも鮮明に記憶していた
走馬灯のように色々な場面を思い出していると
「ごめんな そんなに怒るなよ」
神山は由香里の両ほほを優しく挟みキスをした
由香里は涙目で
「ううん ごめんね 私が悪かったわ 許してごめんなさい」
あれだけ非難しておいてこの言葉の意味はなんだろうと考えた
「あなたが大好きよ 離さないで」
神山は由香里をこちらに向かせ自分に乗せた状態にした
顔と顔がすぐ近くにあった
「由香里が変なこと言うから 元気なくなったぞ」
神山は元気の無い下半身を由香里の秘所に当て動かした
由香里は涙をこらえ作り笑いをして
「いやよ 元気が無いの きらい」
涙声で神山に訴えた
「どうしたんだ おかしいぞ」
「おかしくしたのは あなたよ」
「ごめん 笑ってごらん」
由香里はもう涙が溢れていたが 一生懸命に笑った
神山も尋常でない由香里を見たが力いっぱい抱きしめた
由香里は 神山の肩に顔をうずめ
「ねぇ 本当に私のこと愛している?」
神山は 詰められた心に動揺が走ったが
「うん 愛している」
半分は本当で 半分はうそをついてしまった
「ほんと?」
「うん」
「由香里のどこが好き」
女性の大半はこの様な場面になると出てくる言葉である
この一言が出て来た事によって 男性は彼女に対する
主導権を放棄させられ 彼女の我侭を助長させる火種になる
神山も今まで何人かの女性達から聞いてきた言葉を
由香里の口から出るとは思っていなかったので戸惑った
「まず ここ」
神山は由香里の秘所に触れ手で合図を送った
「それだけ?」
「そして ここ」
今度は指先で両方の乳首を優しくつねった
「それからどこ?」
最後に右の手のひらを由香里の心臓にあてた
「うん あなた 愛している」
神山は情熱的なそれも燃えると激しい由香里をみた
由香里は好きだった人に愛していると言われ心が燃えた
「ねぇ あなた さっきはごめんなさい 許して」
「うん いいよ」
「あなた 立って」
「どうするの」
由香里は神山を湯船の縁に座らせた
足を開かせると由香里の顔が神山の肉棒に近づいた
「ごめんなさい 大きくなって」
由香里は神山の肉棒を咥え 両手も加わり逞しい姿にすると
立ち上がり肉棒の上に座り込む格好になった
顔と顔がすぐ傍にあるので長いキスを交わしたり仰け反ったり
由香里の動きが尋常ではなかった
膝を曲げて上下に動いたり 足を伸ばして前後に動いたり
なにかに取り付かれたように躰が動いていた
神山はこみ上げてくる快感を我慢できずに発射した
由香里は神山の体液が自分の中に来た事を感じると昇天した
二人は抱き合ったまま余韻を楽しんでいた
.
物に対する価値観が違ったりし 幻滅した事が多かった
食に対しても 誘われるままデートをした時でも
普段言っている事と全然違う物が好きだったり
言い寄ってくる男性は信用していなかった
昨年 神山が銀座の催事課に来た時は
多分この人もカッコだけの人物だろうと値踏みをしていたが
仕事内容や浮いた話が無い事から信頼感が生まれた
歓送迎会のとき酔いつぶれ介抱したときも
本当はその夜 何も無かった
ただ 神山が本当に『男』か否かを見てみたかった
今でも覚えている事は
起きた時に動ぜず堂々とした態度が好きだった
由香里はどうにも動かない神山をはだかにして
ベッドに寝かせ 自分も裸になって布団をかぶった
すっかり寝ている神山に明朝どのような行動をとるか
期待と不安がいりまじり寝付けなかったことを
今でも鮮明に記憶していた
走馬灯のように色々な場面を思い出していると
「ごめんな そんなに怒るなよ」
神山は由香里の両ほほを優しく挟みキスをした
由香里は涙目で
「ううん ごめんね 私が悪かったわ 許してごめんなさい」
あれだけ非難しておいてこの言葉の意味はなんだろうと考えた
「あなたが大好きよ 離さないで」
神山は由香里をこちらに向かせ自分に乗せた状態にした
顔と顔がすぐ近くにあった
「由香里が変なこと言うから 元気なくなったぞ」
神山は元気の無い下半身を由香里の秘所に当て動かした
由香里は涙をこらえ作り笑いをして
「いやよ 元気が無いの きらい」
涙声で神山に訴えた
「どうしたんだ おかしいぞ」
「おかしくしたのは あなたよ」
「ごめん 笑ってごらん」
由香里はもう涙が溢れていたが 一生懸命に笑った
神山も尋常でない由香里を見たが力いっぱい抱きしめた
由香里は 神山の肩に顔をうずめ
「ねぇ 本当に私のこと愛している?」
神山は 詰められた心に動揺が走ったが
「うん 愛している」
半分は本当で 半分はうそをついてしまった
「ほんと?」
「うん」
「由香里のどこが好き」
女性の大半はこの様な場面になると出てくる言葉である
この一言が出て来た事によって 男性は彼女に対する
主導権を放棄させられ 彼女の我侭を助長させる火種になる
神山も今まで何人かの女性達から聞いてきた言葉を
由香里の口から出るとは思っていなかったので戸惑った
「まず ここ」
神山は由香里の秘所に触れ手で合図を送った
「それだけ?」
「そして ここ」
今度は指先で両方の乳首を優しくつねった
「それからどこ?」
最後に右の手のひらを由香里の心臓にあてた
「うん あなた 愛している」
神山は情熱的なそれも燃えると激しい由香里をみた
由香里は好きだった人に愛していると言われ心が燃えた
「ねぇ あなた さっきはごめんなさい 許して」
「うん いいよ」
「あなた 立って」
「どうするの」
由香里は神山を湯船の縁に座らせた
足を開かせると由香里の顔が神山の肉棒に近づいた
「ごめんなさい 大きくなって」
由香里は神山の肉棒を咥え 両手も加わり逞しい姿にすると
立ち上がり肉棒の上に座り込む格好になった
顔と顔がすぐ傍にあるので長いキスを交わしたり仰け反ったり
由香里の動きが尋常ではなかった
膝を曲げて上下に動いたり 足を伸ばして前後に動いたり
なにかに取り付かれたように躰が動いていた
神山はこみ上げてくる快感を我慢できずに発射した
由香里は神山の体液が自分の中に来た事を感じると昇天した
二人は抱き合ったまま余韻を楽しんでいた
.
2010年11月5日金曜日
Vol.118 若葉 -2-9
由香里は自分から腰を前後にゆっくりと動かし始め
「お願いだから あなたのが欲しい」
「なにが欲しいの ちゃんと言ってごらん」
「あなたの おちんちん」
由香里は小さな声で言った
「聞こえないよ もっと大きな声で言ってごらん」
「あなたの おちんちん」
そう言うと 由香里は反らしていた躰をもどし
今度は背中を丸めるようにして
「お願い おちんちんを頂戴」
言うが早いか手が早いか 神山の肉棒を掴んだ
由香里は縁に向かい四つんばいになり神山の肉棒を後ろから誘った
神山も我慢できずに由香里の中に入った
由香里は我慢に我慢を重ねたが
「ねえ もうだめ いきそうです」
「僕もだめだ」
二人は一緒に昇天し 浅い湯船に倒れこんだ
岸壁に打ち寄せる波の音と海の香りがする風に酔っていた
下半身しか湯に浸かっていなくてもからだは温かかった
両手を神山に絡め夜空を見ながら
「私 夢を見ているのかしら 幸せよ」
「現実だよ」
「だったら さめないで欲しいわ この夢が」
「さめないよ」
「ほんと? 一人にしないでね」
「うん わかった」
神山は由香里を手放したくないので言ってしまった
「しかし ここ一年ではなくもっと大変なんだ」
「なあに それ」
「ニーナ・ニーナが三重にも出店する予定がある」
「ほんと」
「うん 昨日の会議で発表された」
「そうしたら 大変ね」
「うん どこまで出来るか分らないけど」
由香里は神山の腕を掴むと硬く自分の前で組んだ
暫くそのままの格好で湯に浸かっていると石畳の階段に
下駄の音が響いてきたので あわてて浴衣を羽織 帰る準備をした
施錠してある竹の扉が叩かれ
「すみません 交代をお願いできますか」
「ええ もう少しで出ますから待ってください」
由香里も神山も仕度は出来ていたが
平常心を取り戻すのに時間がかかった
「お待たせしました」
神山は由香里を背にし交代で入ってくる客に言った
「ありがとうございます」
まだ20代の青年は背が高く体格もがっちりしていて
横にいる女性はまだあどけなさが残っていた
部屋に戻ると床が用意されていたが 由香里が
「ねぇ 内風呂でビールを呑まないですか」
「うん そうしようか」
由香里は冷蔵庫からビールとコップを用意し露天風呂に運んだ
お互い浴衣脱ぎ湯船に浸かった
由香里は用意したビールをコップにそそぎ
「では あなたの仕事を祈って乾杯です」
「うん ありがとう」
ビールを飲干した後 神山は市川の動向を聞いた
今日昼過ぎに 喫茶レイで市川と話していただけに気になった
由香里は市川の心の動きをかいつまんで説明した
「大輔もこれで懲りただろうな でなければだめだ」
「だったら あ・な・た・は どうなの?」
「なにが」
「だって 市川さんより素敵よ だけど女心を分っている?」
「また 女心か まいったな」
「そうよ 本当の意味でいったら 市川さんのほうが、、、」
由香里はそこまで言って 言葉を止めた
「なんだよ そんな女心 女心って 多少分っているつもりだよ」
由香里は神山を怒らせてしまった事に反省していた
しかし由香里は自分に対し真剣に愛してくれていると
そう思うと もっと私『女』の事を分って欲しいと思った
今までも外見の美しさとかプロポーションの良さとか
本質で無い部分で誉められ 彼女自身それが本質を
認められていると勘違いしたときもあった
.
「お願いだから あなたのが欲しい」
「なにが欲しいの ちゃんと言ってごらん」
「あなたの おちんちん」
由香里は小さな声で言った
「聞こえないよ もっと大きな声で言ってごらん」
「あなたの おちんちん」
そう言うと 由香里は反らしていた躰をもどし
今度は背中を丸めるようにして
「お願い おちんちんを頂戴」
言うが早いか手が早いか 神山の肉棒を掴んだ
由香里は縁に向かい四つんばいになり神山の肉棒を後ろから誘った
神山も我慢できずに由香里の中に入った
由香里は我慢に我慢を重ねたが
「ねえ もうだめ いきそうです」
「僕もだめだ」
二人は一緒に昇天し 浅い湯船に倒れこんだ
岸壁に打ち寄せる波の音と海の香りがする風に酔っていた
下半身しか湯に浸かっていなくてもからだは温かかった
両手を神山に絡め夜空を見ながら
「私 夢を見ているのかしら 幸せよ」
「現実だよ」
「だったら さめないで欲しいわ この夢が」
「さめないよ」
「ほんと? 一人にしないでね」
「うん わかった」
神山は由香里を手放したくないので言ってしまった
「しかし ここ一年ではなくもっと大変なんだ」
「なあに それ」
「ニーナ・ニーナが三重にも出店する予定がある」
「ほんと」
「うん 昨日の会議で発表された」
「そうしたら 大変ね」
「うん どこまで出来るか分らないけど」
由香里は神山の腕を掴むと硬く自分の前で組んだ
暫くそのままの格好で湯に浸かっていると石畳の階段に
下駄の音が響いてきたので あわてて浴衣を羽織 帰る準備をした
施錠してある竹の扉が叩かれ
「すみません 交代をお願いできますか」
「ええ もう少しで出ますから待ってください」
由香里も神山も仕度は出来ていたが
平常心を取り戻すのに時間がかかった
「お待たせしました」
神山は由香里を背にし交代で入ってくる客に言った
「ありがとうございます」
まだ20代の青年は背が高く体格もがっちりしていて
横にいる女性はまだあどけなさが残っていた
部屋に戻ると床が用意されていたが 由香里が
「ねぇ 内風呂でビールを呑まないですか」
「うん そうしようか」
由香里は冷蔵庫からビールとコップを用意し露天風呂に運んだ
お互い浴衣脱ぎ湯船に浸かった
由香里は用意したビールをコップにそそぎ
「では あなたの仕事を祈って乾杯です」
「うん ありがとう」
ビールを飲干した後 神山は市川の動向を聞いた
今日昼過ぎに 喫茶レイで市川と話していただけに気になった
由香里は市川の心の動きをかいつまんで説明した
「大輔もこれで懲りただろうな でなければだめだ」
「だったら あ・な・た・は どうなの?」
「なにが」
「だって 市川さんより素敵よ だけど女心を分っている?」
「また 女心か まいったな」
「そうよ 本当の意味でいったら 市川さんのほうが、、、」
由香里はそこまで言って 言葉を止めた
「なんだよ そんな女心 女心って 多少分っているつもりだよ」
由香里は神山を怒らせてしまった事に反省していた
しかし由香里は自分に対し真剣に愛してくれていると
そう思うと もっと私『女』の事を分って欲しいと思った
今までも外見の美しさとかプロポーションの良さとか
本質で無い部分で誉められ 彼女自身それが本質を
認められていると勘違いしたときもあった
.
2010年11月4日木曜日
Vol.117 若葉 -2-9
「何言っているの 自分が変な事言うから いけないのでしょ」
「では 乾杯しようよ ねっ」
「は~い おばかさんに乾杯」
仲直りをして 鮮魚を堪能し美味しい日本酒もあれこれ味見した
由香里も神山もアルコールは強かったが
今晩は二人きりと言う特別な空気が酔いを早めた
先に由香里が
「私 そんなに呑んでいないのに 少し廻ったかしら」
「うん 普段より顔が赤いよ」
「やだっ あなたも 今夜どうしたの? 赤いわよ」
「うん 顔がぽかぽかしている おかしいよ」
「私も ぽかぽかしているわ」
「そうしたら 片付けてもらおうか」
「そうね」
神山は呼び鈴で仲居を呼んだが 若女将が襖を開けた
「おじゃまします」
「こちらの片づけをお願いします」
「はい かしこまりました デザートをお持ちしました」
「ありがとうございます」
「食べ終わりましたら お呼びください すぐに伺います」
「どうもありがとう」
若女将は二人が食べた夕食の食器類を片付けながら答え
大きな箱盆にのせ部屋を出て行った
デザートは大きなガラスの器に盛られていて豪勢だった
普段は余り食べない神山も空間が違うのかよく食べた
由香里も東京では食べられない味わいに満喫していた
「あ~ よく食べた お腹一杯だよ」
「ええ 私も 美味しかったわ」
神山が呼び鈴で仲居を呼んだ
すぐに若女将が襖を開け
「如何でしたか お口に合いましたでしょうか」
「ええ ご馳走様でした」
「こちらを片付けましたら 床をご用意させて頂きますが」
「うん お願いします」
「よろしければ 下の露天浴場もご堪能下さいませ」
「混浴ですか?」
「いいえ 家族風呂ですよ
今の時間は空いていますがどうされますか」
神山は由香里の顔を見てみると頷いたので
「では 伺いますので お願いします」
「はい 分りました その間にご用意させて頂きます」
二人は若女将が去ると 指示された家族風呂に向かった
石畳の階段を進むと竹で出来た門があり中から湯気が立っていた
広さは内風呂より広かったが造りは殆ど一緒だったが
湯船の底が浅い所と深い所と段差があった
浅い所は子供が倒れても沈まないくらい浅く
深いところは家庭用の深さと一緒位だった
由香里と神山は浴衣を脱ぎシャワーで躰を流すと
どちらかとも無くキスをし抱き合った
「さあ 由香里 本当に二人っきりだよ」
「うれしいわ あなた」
由香里は更に強く 神山に抱きついた
神山も由香里を抱きながら下半身を由香里に押し付けると
「ねぇ そのままよ」
由香里はその場で跪くと神山の肉棒を咥えこんだ
「由香里 だめだよ 欲しくなる」
「ほんと だったら もっと元気になって あなた」
そう言うと口を上下するだけではなく 両手も使い始めた
神山はたまらなくなり
「由香里 ほらここに座ってごらん」
神山は浅い湯船の縁に由香里を座らせると
自分は湯に浸かり由香里の大事な処を口で愛撫した
由香里の足は神山の頭を挟むようだったが
そのうちに開き天を向く様になった
躰も上半身は反って頭は完全に後ろ向きになっていた
「ねぇ やめて お願い」
「いいでしょ 感じているのだから」
「だめ あなたが欲しいの ねぇ 早く入れて」
「何を入れるの?」
神山は口で愛撫しながら人差し指を小さな入り口に入れた
もう入り口のまわりはぬめりがあり体液で溢れていたので
すんなりと抵抗無く挿入する事が出来た
.
「では 乾杯しようよ ねっ」
「は~い おばかさんに乾杯」
仲直りをして 鮮魚を堪能し美味しい日本酒もあれこれ味見した
由香里も神山もアルコールは強かったが
今晩は二人きりと言う特別な空気が酔いを早めた
先に由香里が
「私 そんなに呑んでいないのに 少し廻ったかしら」
「うん 普段より顔が赤いよ」
「やだっ あなたも 今夜どうしたの? 赤いわよ」
「うん 顔がぽかぽかしている おかしいよ」
「私も ぽかぽかしているわ」
「そうしたら 片付けてもらおうか」
「そうね」
神山は呼び鈴で仲居を呼んだが 若女将が襖を開けた
「おじゃまします」
「こちらの片づけをお願いします」
「はい かしこまりました デザートをお持ちしました」
「ありがとうございます」
「食べ終わりましたら お呼びください すぐに伺います」
「どうもありがとう」
若女将は二人が食べた夕食の食器類を片付けながら答え
大きな箱盆にのせ部屋を出て行った
デザートは大きなガラスの器に盛られていて豪勢だった
普段は余り食べない神山も空間が違うのかよく食べた
由香里も東京では食べられない味わいに満喫していた
「あ~ よく食べた お腹一杯だよ」
「ええ 私も 美味しかったわ」
神山が呼び鈴で仲居を呼んだ
すぐに若女将が襖を開け
「如何でしたか お口に合いましたでしょうか」
「ええ ご馳走様でした」
「こちらを片付けましたら 床をご用意させて頂きますが」
「うん お願いします」
「よろしければ 下の露天浴場もご堪能下さいませ」
「混浴ですか?」
「いいえ 家族風呂ですよ
今の時間は空いていますがどうされますか」
神山は由香里の顔を見てみると頷いたので
「では 伺いますので お願いします」
「はい 分りました その間にご用意させて頂きます」
二人は若女将が去ると 指示された家族風呂に向かった
石畳の階段を進むと竹で出来た門があり中から湯気が立っていた
広さは内風呂より広かったが造りは殆ど一緒だったが
湯船の底が浅い所と深い所と段差があった
浅い所は子供が倒れても沈まないくらい浅く
深いところは家庭用の深さと一緒位だった
由香里と神山は浴衣を脱ぎシャワーで躰を流すと
どちらかとも無くキスをし抱き合った
「さあ 由香里 本当に二人っきりだよ」
「うれしいわ あなた」
由香里は更に強く 神山に抱きついた
神山も由香里を抱きながら下半身を由香里に押し付けると
「ねぇ そのままよ」
由香里はその場で跪くと神山の肉棒を咥えこんだ
「由香里 だめだよ 欲しくなる」
「ほんと だったら もっと元気になって あなた」
そう言うと口を上下するだけではなく 両手も使い始めた
神山はたまらなくなり
「由香里 ほらここに座ってごらん」
神山は浅い湯船の縁に由香里を座らせると
自分は湯に浸かり由香里の大事な処を口で愛撫した
由香里の足は神山の頭を挟むようだったが
そのうちに開き天を向く様になった
躰も上半身は反って頭は完全に後ろ向きになっていた
「ねぇ やめて お願い」
「いいでしょ 感じているのだから」
「だめ あなたが欲しいの ねぇ 早く入れて」
「何を入れるの?」
神山は口で愛撫しながら人差し指を小さな入り口に入れた
もう入り口のまわりはぬめりがあり体液で溢れていたので
すんなりと抵抗無く挿入する事が出来た
.
2010年11月3日水曜日
Vol.116 若葉 -2-9
若女将が小さな七輪に火を入れ
「このかつおは ここではめったに捕れない早鰹です」
一口大の鰹を火であぶり取り皿に置いていった
「どうぞ お召し上がりくださいませ 温かくても美味しいですよ」
「初めて 温かい あぶりを頂くの」
「普通は 冷ましますけど あぶりたても美味しいですよ」
由香里はすぐにたれに付け口に運んだ
「おいしい~ 本当に美味しい」
「よかったです お褒め頂きまして」
神山も若女将の勧めるあぶりを口に運んだ
「若女将 美味しいです ありがとう」
「気に入って頂いて 恐縮です」
二人は若女将があぶってくれた鰹を無言で口に運んだ
お酒を呑む事を忘れていた神山は
「若女将 日本酒をください」
「はい かしこまりました」
鰹のあぶりを済ませると 日本酒を用意する為部屋を出た
神山は冷蔵庫からビールを出しコップに注ぎ
「では 改めて 乾杯」
「はい 乾杯」
由香里も神山も鮮魚を味わっていた
ビールを呑み終えた頃 若女将が日本酒を持ってきた
一緒に漬けタレも用意し
「このタレはあぶりが冷めてから使って下さい
又一味違った美味しさですよ」
「気を使ってくれてありがとう」
「では ごゆっくりお召し上がりくださいませ」
「うん」
「お下げの御用は こちらの呼び鈴でお願いします」
「はい 分りました」
若女将は先ほどと同じように深くお辞儀をし襖を閉めた
由香里も神山も並んでいる料理を味わいながら口に運び
「こんなに美味しいのは初めてよ」
「よかったよ 僕と居るからだろ」
「そうね だけど新鮮で美味しいわ」
「男も新鮮なほうが美味しいのかな」
「ば~か 何言っているの 食事中に」
「だから聞いたんじゃないか」
「しらない だったら女性は?」
「うん それなりにいいよ」
「ほら そうやって誤魔化す」
「違うってば そんな」
「男も女も 関係有りません 何考えているの」
「ごめん そんなに怒るなよ」
「いくら部長さんでも許せないわ」
「分った ごめん だから機嫌を直しておくれ」
「いやっ」
「どうしたらいい」
「私の前に来て 謝りなさい」
神山はこんなに強く自分をはっきりと主張する
由香里の姿を見た事が無く 恐ろしくなり
彼女の 膝に近いところで頭を下げた
「ごめんなさい もう二度と言いません」
「本当に 分ってくれた」
神山はまだ頭を上げずに答えた
「はい 恋愛の差別をしません ごめんなさい」
由香里は神山の髪の毛をゆっくりと触り始め
「私に対して 失礼よ あなたしか思っていないのに」
由香里は少し涙声になっていたが 頭を上げずに聞いていた
「さっきの様な事言われたら わたしどうすればいいの
あなたをこんなに 愛しているのに、、、」
神山は自分の頭で由香里の膝頭を割って前に進み
はだけた浴衣の中に頭を滑り込ませたが
由香里は 神山の頭を上げ自分の正面に向けた
神山は今まで見た事が無い由香里の顔を見た
たとえ様が無いくらい美しく愛らしい顔をしていた
無言でごめんとうなずきキスをすると
由香里はすぐに反応し背をそらした
由香里の機嫌を取り直し 神山は席に戻りビールで
「由香里 やり直しの乾杯だ」
「もう なによ その気にさせておいて ば~か」
「よかった 元気になって」
.
「このかつおは ここではめったに捕れない早鰹です」
一口大の鰹を火であぶり取り皿に置いていった
「どうぞ お召し上がりくださいませ 温かくても美味しいですよ」
「初めて 温かい あぶりを頂くの」
「普通は 冷ましますけど あぶりたても美味しいですよ」
由香里はすぐにたれに付け口に運んだ
「おいしい~ 本当に美味しい」
「よかったです お褒め頂きまして」
神山も若女将の勧めるあぶりを口に運んだ
「若女将 美味しいです ありがとう」
「気に入って頂いて 恐縮です」
二人は若女将があぶってくれた鰹を無言で口に運んだ
お酒を呑む事を忘れていた神山は
「若女将 日本酒をください」
「はい かしこまりました」
鰹のあぶりを済ませると 日本酒を用意する為部屋を出た
神山は冷蔵庫からビールを出しコップに注ぎ
「では 改めて 乾杯」
「はい 乾杯」
由香里も神山も鮮魚を味わっていた
ビールを呑み終えた頃 若女将が日本酒を持ってきた
一緒に漬けタレも用意し
「このタレはあぶりが冷めてから使って下さい
又一味違った美味しさですよ」
「気を使ってくれてありがとう」
「では ごゆっくりお召し上がりくださいませ」
「うん」
「お下げの御用は こちらの呼び鈴でお願いします」
「はい 分りました」
若女将は先ほどと同じように深くお辞儀をし襖を閉めた
由香里も神山も並んでいる料理を味わいながら口に運び
「こんなに美味しいのは初めてよ」
「よかったよ 僕と居るからだろ」
「そうね だけど新鮮で美味しいわ」
「男も新鮮なほうが美味しいのかな」
「ば~か 何言っているの 食事中に」
「だから聞いたんじゃないか」
「しらない だったら女性は?」
「うん それなりにいいよ」
「ほら そうやって誤魔化す」
「違うってば そんな」
「男も女も 関係有りません 何考えているの」
「ごめん そんなに怒るなよ」
「いくら部長さんでも許せないわ」
「分った ごめん だから機嫌を直しておくれ」
「いやっ」
「どうしたらいい」
「私の前に来て 謝りなさい」
神山はこんなに強く自分をはっきりと主張する
由香里の姿を見た事が無く 恐ろしくなり
彼女の 膝に近いところで頭を下げた
「ごめんなさい もう二度と言いません」
「本当に 分ってくれた」
神山はまだ頭を上げずに答えた
「はい 恋愛の差別をしません ごめんなさい」
由香里は神山の髪の毛をゆっくりと触り始め
「私に対して 失礼よ あなたしか思っていないのに」
由香里は少し涙声になっていたが 頭を上げずに聞いていた
「さっきの様な事言われたら わたしどうすればいいの
あなたをこんなに 愛しているのに、、、」
神山は自分の頭で由香里の膝頭を割って前に進み
はだけた浴衣の中に頭を滑り込ませたが
由香里は 神山の頭を上げ自分の正面に向けた
神山は今まで見た事が無い由香里の顔を見た
たとえ様が無いくらい美しく愛らしい顔をしていた
無言でごめんとうなずきキスをすると
由香里はすぐに反応し背をそらした
由香里の機嫌を取り直し 神山は席に戻りビールで
「由香里 やり直しの乾杯だ」
「もう なによ その気にさせておいて ば~か」
「よかった 元気になって」
.
2010年11月2日火曜日
Vol.115 若葉 -2-9
着替えの浴衣やバスタオルを持って露天風呂に入った
「そうだ ビールを呑もうか?」
「そうね お願いしてもいい?」
「OK 持って行くよ 先に入って」
「ええ」
神山は缶ビールと盆に乗っている刺身を持って風呂場に行った時は
由香里はすでに着ている物を脱ぎ湯船に浸かっていた
神山は盆と缶ビールを湯船の縁に置き自分も裸になった
「ようし 久しぶりの休息だ ゆっくりしようね由香里」
「そうね ゆっくりしましょ」
神山の下半身は元気いっぱいの状態だった
由香里はそれを見て くすっと笑いながら
「なに考えているの ゆっくりとするのでしょ」
「まあ 気持ちと下半身は別物でして なんと言っていいやら」
「早く着て お元気さん」
由香里は両手を広げ神山を向かい入れようとした
神山もすぐに湯船に入り由香里をしっかりと抱きしめた
「私 幸せよ あなたにこんなに愛してもらえるなんて」
由香里は交わりも大切だと思っているが心の絆を大切にしていた
「ありがとう」
熱いキスを繰り返していると部屋の中が慌しくなってきた
部屋と露天風呂との間には竹の衝立があり
部屋からは露天風呂が見えないようになってはいたが
由香里はすぐにからだを解し神山に背を向けて夜空を見た
神山は小声で
「由香里 大丈夫だよ 見えないから こっちにおいで」
「綺麗ですね 東京では見る事が出来ないわ」
わざと部屋に聞こえるような声で語りかけてきた
「そうだね ここでしか見られないと思うよ」
「幸せだわ あなた」
由香里はそう言うと神山にキスをした
「なに 何するの?」
神山は由香里の行動に戸惑い小声で聞いた
「だって 素敵な夜空の下では自然でしょ」
由香里は声のトーンを変える事なく答えた
そんな話をしていると襖の閉まる音が聞こえた
「びっくりしたよ どうしたの?」
「だって 自然でしょ その方が」
神山は言われて気が付いた
(女性はそこに至るまでの工程を大切にしているのだ)
(まだまだ 修行が足りないな)
暫く夜空の星を眺めていると
「神山様 お食事のご用意が整いました」
部屋から若女将の声が聞こえた
「はい ありがとうございます 今戻ります」
「どうぞ ごゆっくりしてください お上がりになられましたら
テーブルの呼び鈴を押してご連絡をお願いいたします」
「はい わかりました ありがとう」
「では 失礼いたします」
若女将は誰も座っていない
テーブルに向かってお辞儀をして出て行った
「さあ どうする 由香里」
神山は 由香里の正面に立ち元気君を見せると
「ば~か なにやっているの 早く頂きましょ」
「なんだよ 元気にしておいて」
「分ったわ 食事の前にこちらを頂くわね」
由香里は元気になった肉棒を咥えしゃぶり始め
最初はゆっくり そして両手を添え動かし始めた
しかし神山がほどよい硬さになる前に止め
「美味しかったわ 味わうのはお食事のあとね」
「もう どうするの こんなにかちんかちんだぞ」
「いいの そのままがんばってね」
そんな話をしながら浴衣に着替え部屋に戻ってみると
テーブルには趣向を凝らした料理が所狭しと並べられていた
「凄いわ あなた こんなに 美味しそうなお料理ばかり」
「喜んでもらって嬉しいよ」
テーブルには伊勢海老やくろだいの船盛や鮮魚のオンパレードだった
席につき神山が呼び鈴を押すと暫く経って若女将が襖を開けた
「本日は この様なところにご宿泊頂きましてありがとうございます」
「こちらこそ 宜しくお願いしますね」
「はい それではこちらに火を入れさせて頂きます」
「お願いします」
.
「そうだ ビールを呑もうか?」
「そうね お願いしてもいい?」
「OK 持って行くよ 先に入って」
「ええ」
神山は缶ビールと盆に乗っている刺身を持って風呂場に行った時は
由香里はすでに着ている物を脱ぎ湯船に浸かっていた
神山は盆と缶ビールを湯船の縁に置き自分も裸になった
「ようし 久しぶりの休息だ ゆっくりしようね由香里」
「そうね ゆっくりしましょ」
神山の下半身は元気いっぱいの状態だった
由香里はそれを見て くすっと笑いながら
「なに考えているの ゆっくりとするのでしょ」
「まあ 気持ちと下半身は別物でして なんと言っていいやら」
「早く着て お元気さん」
由香里は両手を広げ神山を向かい入れようとした
神山もすぐに湯船に入り由香里をしっかりと抱きしめた
「私 幸せよ あなたにこんなに愛してもらえるなんて」
由香里は交わりも大切だと思っているが心の絆を大切にしていた
「ありがとう」
熱いキスを繰り返していると部屋の中が慌しくなってきた
部屋と露天風呂との間には竹の衝立があり
部屋からは露天風呂が見えないようになってはいたが
由香里はすぐにからだを解し神山に背を向けて夜空を見た
神山は小声で
「由香里 大丈夫だよ 見えないから こっちにおいで」
「綺麗ですね 東京では見る事が出来ないわ」
わざと部屋に聞こえるような声で語りかけてきた
「そうだね ここでしか見られないと思うよ」
「幸せだわ あなた」
由香里はそう言うと神山にキスをした
「なに 何するの?」
神山は由香里の行動に戸惑い小声で聞いた
「だって 素敵な夜空の下では自然でしょ」
由香里は声のトーンを変える事なく答えた
そんな話をしていると襖の閉まる音が聞こえた
「びっくりしたよ どうしたの?」
「だって 自然でしょ その方が」
神山は言われて気が付いた
(女性はそこに至るまでの工程を大切にしているのだ)
(まだまだ 修行が足りないな)
暫く夜空の星を眺めていると
「神山様 お食事のご用意が整いました」
部屋から若女将の声が聞こえた
「はい ありがとうございます 今戻ります」
「どうぞ ごゆっくりしてください お上がりになられましたら
テーブルの呼び鈴を押してご連絡をお願いいたします」
「はい わかりました ありがとう」
「では 失礼いたします」
若女将は誰も座っていない
テーブルに向かってお辞儀をして出て行った
「さあ どうする 由香里」
神山は 由香里の正面に立ち元気君を見せると
「ば~か なにやっているの 早く頂きましょ」
「なんだよ 元気にしておいて」
「分ったわ 食事の前にこちらを頂くわね」
由香里は元気になった肉棒を咥えしゃぶり始め
最初はゆっくり そして両手を添え動かし始めた
しかし神山がほどよい硬さになる前に止め
「美味しかったわ 味わうのはお食事のあとね」
「もう どうするの こんなにかちんかちんだぞ」
「いいの そのままがんばってね」
そんな話をしながら浴衣に着替え部屋に戻ってみると
テーブルには趣向を凝らした料理が所狭しと並べられていた
「凄いわ あなた こんなに 美味しそうなお料理ばかり」
「喜んでもらって嬉しいよ」
テーブルには伊勢海老やくろだいの船盛や鮮魚のオンパレードだった
席につき神山が呼び鈴を押すと暫く経って若女将が襖を開けた
「本日は この様なところにご宿泊頂きましてありがとうございます」
「こちらこそ 宜しくお願いしますね」
「はい それではこちらに火を入れさせて頂きます」
「お願いします」
.
2010年11月1日月曜日
Vol.114 若葉 -2-9
「ねぇ お願いだから止めて かんにんして」
「どうしたの そうしたらHを止めようか?」
「いじわる だけど止めて お願いだから」
「本当に止めていいの?」
由香里は顔をピンク色に染めて神山に言った
「うん 止めて」
神山が手を止めると由香里は席を立った
「どうした まだ早いよ 席を立つのは」
「ちょっと おトイレに行ってきます」
「うん だけど もうすぐ熱海だよ」
「だけど、、、」
「我慢できない?」
「えぇ すぐに戻ります」
「分った 荷物は僕が持ってドアに居るよ」
「えぇ お願い あなたがいけないのよ」
由香里の声は最後が小さい声になって聞き取れなかった
「では 急いでね」
神山も席を立ち棚から荷物を降ろしドアに向かった
由香里がトイレから出て来た時に熱海に到着した
「大丈夫?」
「何言っているの あなたが悪戯したからいけないのでしょ」
「えっ」
「なにとぼけているの いやっ」
「分らない事で怒らないでよ」
「本当に し・ら・な・い」
二人は熱海の改札口を出て乗車待ちしているタクシーに乗った
「網代の清碧旅館までお願いします」
運転手はにこやかな顔で頷いた
「ねえ 大丈夫?」
「何が?」
「だって こっち」
由香里は運転手に分らないように親指と人差し指で和を作った
「大丈夫 安心してください」
由香里はそれを聞いて神山の胸に寄りかかってきた
そんないじらしい仕草を可愛らしく思い
ジーパンのももを優しく触ったら由香里は頭を起こして
「だめ もうやめて お願いだから」
運転手に聞こえないよう耳元で囁いて来た
神山も小声で
「どうしたの?」
由香里は音がしないようにジッパーを開き神山の手を
ショーツの中にある秘所に導き触らせた
そこは温かく湿った所でぬめりがある液体で溢れていた
「分った あなたが悪いのよ」
由香里はそう言うと神山の手をひっぱり出し
「だから お願いだから止めて でないとお預けよ」
「分った」
二人の会話はエンジンの音でかき消されていた
「そうしたら 新幹線でもそうだったの」
由香里は少しうつむき
「えぇ だから止めて 歩けなくなるから」
「だけど どうしたの」
「ばか 分らないの」
「だから聞いているんだろ」
「あ・と・で」
そんな話をしていると網代の清碧旅館についた
予め電話で予約をしていたので若女将が出迎えた
「いらっしゃいませ 神山様 ありがとうございます」
「こんばんわ お願いします」
「今夜は離れをご用意させて頂きました」
「ありがとう」
「お食事は お風呂の後でよろしいでしょうか」
「ええ お願いします」
若女将は離れを案内し下がるときに
「準備が整うまで ここに御用意させて頂きました
地元の物を味わってくださいませ」
若女将は丁寧にお辞儀をして襖を閉めた
由香里は神山に抱きつくとキスをしてきた
そんな由香里と戯れたかったが
「由香里 はやく風呂に入ろうよ」
「えぇ そうしましょ」
離れの風呂は露天風呂で部屋から少し離れた所にあった
.
「どうしたの そうしたらHを止めようか?」
「いじわる だけど止めて お願いだから」
「本当に止めていいの?」
由香里は顔をピンク色に染めて神山に言った
「うん 止めて」
神山が手を止めると由香里は席を立った
「どうした まだ早いよ 席を立つのは」
「ちょっと おトイレに行ってきます」
「うん だけど もうすぐ熱海だよ」
「だけど、、、」
「我慢できない?」
「えぇ すぐに戻ります」
「分った 荷物は僕が持ってドアに居るよ」
「えぇ お願い あなたがいけないのよ」
由香里の声は最後が小さい声になって聞き取れなかった
「では 急いでね」
神山も席を立ち棚から荷物を降ろしドアに向かった
由香里がトイレから出て来た時に熱海に到着した
「大丈夫?」
「何言っているの あなたが悪戯したからいけないのでしょ」
「えっ」
「なにとぼけているの いやっ」
「分らない事で怒らないでよ」
「本当に し・ら・な・い」
二人は熱海の改札口を出て乗車待ちしているタクシーに乗った
「網代の清碧旅館までお願いします」
運転手はにこやかな顔で頷いた
「ねえ 大丈夫?」
「何が?」
「だって こっち」
由香里は運転手に分らないように親指と人差し指で和を作った
「大丈夫 安心してください」
由香里はそれを聞いて神山の胸に寄りかかってきた
そんないじらしい仕草を可愛らしく思い
ジーパンのももを優しく触ったら由香里は頭を起こして
「だめ もうやめて お願いだから」
運転手に聞こえないよう耳元で囁いて来た
神山も小声で
「どうしたの?」
由香里は音がしないようにジッパーを開き神山の手を
ショーツの中にある秘所に導き触らせた
そこは温かく湿った所でぬめりがある液体で溢れていた
「分った あなたが悪いのよ」
由香里はそう言うと神山の手をひっぱり出し
「だから お願いだから止めて でないとお預けよ」
「分った」
二人の会話はエンジンの音でかき消されていた
「そうしたら 新幹線でもそうだったの」
由香里は少しうつむき
「えぇ だから止めて 歩けなくなるから」
「だけど どうしたの」
「ばか 分らないの」
「だから聞いているんだろ」
「あ・と・で」
そんな話をしていると網代の清碧旅館についた
予め電話で予約をしていたので若女将が出迎えた
「いらっしゃいませ 神山様 ありがとうございます」
「こんばんわ お願いします」
「今夜は離れをご用意させて頂きました」
「ありがとう」
「お食事は お風呂の後でよろしいでしょうか」
「ええ お願いします」
若女将は離れを案内し下がるときに
「準備が整うまで ここに御用意させて頂きました
地元の物を味わってくださいませ」
若女将は丁寧にお辞儀をして襖を閉めた
由香里は神山に抱きつくとキスをしてきた
そんな由香里と戯れたかったが
「由香里 はやく風呂に入ろうよ」
「えぇ そうしましょ」
離れの風呂は露天風呂で部屋から少し離れた所にあった
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