2013年9月20日金曜日

Vol.1168 百日紅 -6-67



北2番 BT173yFT148y P3
距離が短めで池越えのショートホール
右サイドの池を避け左サイドから攻めたい
グリーン手前の花道も広くアプローチはそれほど難しくない
神山は4番アイアンでピンに向って打つと ボールはグリーン手前で
落ち そのまま転がってグリーンにオンした
泰子は池の真ん中狙いで打つと少しずつ左に戻りフェアウェイ右に
落とすとそのまま転がり グリーンにオンした
「ナイスショット しかし はらはらするショットだったね」
「ええ 距離が足りないと池ポチャでした 反省です」
「ははは そうか あれは反省するショットなんだ」
洋子が6番アイアンで打つと グリーン手前で落ちて 転がりでオンした
由紀枝は前3人がピン傍で無いので 5番アイアンでしっかり打った
ボールはグリーンに落ちたが ピン奥につけてしまった
「ナイスショット いい感じじゃない」
「うーん 難しいわ ふふふ やっぱ6番だったのかな」
「っていうと5番だったの」
「うん 洋子さんが6番で届いていないから ははは もう いや」
「おいおい 泰子も反省していたよ」
「うん 私も反省のショットです 惑わされては駄目ね」
「ほら 同じ番手でも 距離をあわせる打ち方だと 普段と全然違うし」
「そうね でも みんなワンオンでしょ 楽しみね ふふふ」
全員でグリーンにあがると ニアピンが微妙だった
まず外れたのが由紀枝で 神山と洋子が1m横にあり 泰子のボールも
洋子と3mくらいの所にあった ピンを抜いて測るが4mも離れているので
結局 由紀枝が歩測したが それでも微妙だった
一人のキャディーさんが紐を出してきて ピンからぐるりと円弧を描くと
ボール2つ分の差で洋子がニアピンを獲得した
「ぎゃはぁー 凄いわね」
「うん でもキャディーさんも慣れているね」
由紀枝はピン奥から下って左に曲がる難しいラインをよく読んだが
2パットしてしまった
「ナイスパー 素晴らしいよ うん」
「ふふふ ありがと」
次の打順はレディーワーストで泰子に譲ると 上って右に曲がるラインを
読んだが20cm残しパーであがった
神山のラインも右傾斜しているラインだったので 上りの距離感だけで
少し強めに打つとカップを40cm越え くだりをいれパーセーブした
洋子は神山のラインが参考になり しっかり打つとバーディーであがった
「わぁー 漸くバーディーが来たわ」
「うん よかった 参考になったかな」
「ええ ありがと ふふふ」

北3番 BT530yFT458y
打ち上げのロングホール
ティーショットを右サイドのバンカーに打ち込んでしまうと出すだけになり
3打目に長い距離が残る ベストルートは左サイドとなる
又 グリーンまで予想以上に打ち上げており大きなクラブ選択が必要である
このホールは200y(BT FTからだと128y)付近から260y
付近までフェアウェイが広くなっているが 左右にバンカーが2つずつある
200y付近から軽く左ドッグレッグしていて 残り180y付近には
フェアウェイバンカーがある そこから軽く右ドッグレッグしているS字の
ホールで戦略性が高く 北コースでは2番目に難しいホール
洋子がFTで素振りを開始した
キャディーに聞き フェアウェイ左を狙い打つと 真っ直ぐに飛び
バンカーを越えていった フェアウェイ左サイドに落ち残り230yとした
神山は左のバンカーギリギリに狙い打つと 真っ直ぐなボールでバンカーを
越えてフェアウェイ左側に落とした 飛距離は280y出した
泰子は右のバンカー狙いで打つと ドローボールで左に戻ってきて
フェアウェイをキープした 飛距離は250y出した
「へぇー よく飛ぶね」
「ほら ドローだと転がりが期待できるのよ その代わり左にね ふふふ」
「そうか じゃ練習だ ははは」
「そのクラブ いい状態じゃないの スイングとタイミングが合っているわ」
「うん 前のクラブより全然振り抜きやすいよ」
「そうでしょ 無理している感じが全然ないもの 良かったわね」
「うん」
FTで由紀枝が素振りをしてフェアウェイ左に打つと少し右に出て
バンカーに入れてしまった 残りは240y
由紀枝のセカンドはスプーンで上手に脱出し距離も180y出した
「ナイスショット いいじゃん 素晴らしいショットだよ」
「うーん 少し体が開いているのかな スライスが出てきたわ」
「うん もう少し溜めると良いかもね 開きが早いかもしれない」
「ふふふ はーい」
泰子はセカンドでスプーンを使い フェアウェイをキープすると残り
80yとした
神山もスプーンで打ち フェアウェイキープし残り35yとした
洋子はドラコンをゲットし スプーンで慎重に打つが フェアウェイを右に
外しラフに入れてしまった それでも残り45yのところまで飛ばしてきた
泰子はピンをデッドに狙いオンさせたがバックスピンが掛かりグリーン
右側にあるバンカーにこぼれた
由紀枝のショットは残り40ヤードだがグリーン右手前のバンカーに
入れてしまった
洋子のボールも バンカー越えになり グリーンに僅かに届かずバンカー
神山は花道なのでピッチアンドランでピン5mに寄せ3オンした
バンカーから由紀枝が打つと 4オンに成功 ピンまで7m
泰子もバンカーから上手に出すと 4オンでピン5mにつけた
洋子も綺麗に出したが ピンまで8mとし 2パットのボギーであがった
由紀枝はくだりでスライスラインと難しく いきすぎて返しが届かず
結局3パットしてしまいダブルボギーであがった
泰子は由紀枝のラインが参考になり 1パットのパーであがった
神山は上りの5mで軽くフックしているラインで 2パットのパーとした
「このホールって 難しいね」
「そうね 今日はたまたまフェアウェイキープできたけれど これが
フェアウェイじゃないと 7つや8つ叩いても可笑しくないわね」
「うん あと風が吹いたら もうダブルスコアだよ ははは」
「ほんと グリーンも難しいし」
前を歩く由紀枝と洋子
「洋子さん凄いわね ニアピンのあとドラコンだって」
「ふふふ たまたまよ でも泰子さんには申し訳ないわね ふふふ」
「まあ 頂ける時には 頂いておきましょうよ」
「そうね ふふふ」