大森さんに指示をしています」
「うーん その部分はアレックスで行おう 大森さんの所では負担になる」
「はい それは修正します」
「うん シールは出来ているのかな」
「ええ 大丈夫です Gプロの部屋にありますよ」
「うん ありがとう それで翔 僕が欲しいのはシリアルナンバー
5000番からでいいよ ほら若い番号は欲しがるでしょ」
「ええ 現在 バラを製作していますが先日言われたように5000番以降
で番号を振っています」
「うん ありがとう そんなところかな」
「2002年の冬季オリンピックだが 情報はどうしてる翔」
「ええ PCで集めています こちらも全てデザインを進めていますよ」
「わかった 確かソルトレイクシティーは7種目15競技だろ
夏と違い デザインが難しいな」
「ええ なので例えばスキーに関して ジャンプとアルペンに絞るとか
考えています」
「うん そうか わかった じゃ次回の会議に参加するから呼んでください」
「はい 分かりました」
「で どちらにしても生産能力から行くとクリアできるので 限定1万で
考えていこうか どうだね翔」
「ええ それで種目が少ないので5客セットにして2プランはどうかと
考えています」
「そうだね いっそうの事全競技をセットにして プラス バラでもいいね」
「ええ 色々と考えてみます」
「うん 頼んだよ じゃJr こんなところですが」
「うん 大丈夫 まずは神山さんにバラ各1000客ですね 了解です」
「では失礼するよ」
神山と洋子 杉田と奈々子が社長室を出ると Jrや篠原涼子が
エレベーターに一緒に乗り玄関で見送ってくれた
次長室に戻ると17時になっていた
「洋子 僕はこれで帰ります それで6時半過ぎに代々木の寿司屋に
行くようにするから 祐子と一緒に来なさい」
「はい 分かりました 祐子さんは知っているの」
「いやまだだよ 連絡をしてくれるかな お願いします では」
神山は直ぐに部屋を出ると香織と真由美のマンションに向った
1Fのエントランスで香織と真由美に迎えられ部屋に入ると真由美が
「ねえ 部屋を間違わないでね ふふふ こちらは香織の部屋よ」
「うん でも間違えても 二人だったらいいじゃない だめか」
「もうそろそろ来るわよ 早めにしてもらったの」
3人が部屋で話していると家具や家電の搬入が始まった
家具屋は家具の配置が同じなので 真由美の部屋を参考にして香織の
部屋に置いていった
家電もまるっきり同じなので 作業が捗りガスの開栓も直ぐに終わった
電気屋もブレーカーを確認し通電すると直ぐに帰った
家具屋が最後になり 2部屋分の空きダンボールを持って帰った
「香織 真由美 いいね」
「ふふふ でもね 私は不思議な気分なのよ ほら同級生でしょ それが
大人になって 隣同士って なんか学生時代を思い出すわ」
「うん そうそう なんか不思議な気分ね ふふふ」
「しかし 造りがまるっきり一緒だね 家具を置いていると余計思うよ」
「そうね ほんと ふふふ ねえそろそろ6時半になるわ
お寿司屋で洋子さんが待っているんでしょ 行きましょうよ」
3人は歩いて10分くらいの所にあるお寿司屋に入ると 洋子と祐子
泰子が待っていた
「いやぁー 遅くなってゴメン 無事終わりました」
「ふふふ お疲れ様でした」
奥にある座敷に上がると 早速ビールで乾杯した
「洋子 8日って亜矢子の誕生日だろ 何が良いかな?」
「うーん 何かしら」
その話しを聞いていた泰子や真由美は
「そうしたら 一番記念になるものよ ねぇー泰子さん」
「うん そう思うわ そうそう神山さんて亜矢子さんから何か貰った」
「ほら 赤いTバックショーツだよ あっ それを送ろう うん」
「でもなぁー それだけじゃ可哀相よ ねぇー洋子さん」
「まあ 私に振っていやねぇー そうだわ 車はどう ほらVWよ」
「おっ そうか そうしよう でも御殿場で買えないな 困った」
「大丈夫よ スタジオの傍で購入して どこかで名義変更すれば」
「そうか しかし間に合わないよぉー 困ったぁー」
「じゃ 車のカタログを目録として赤いTバックショーツと一緒に送る」
「そうしようか うん 決まった でもなぁー 婦人のTバックなんて
東京では買えないよ 参ったぁー」