2013年9月16日月曜日

Vol.1164 百日紅 -6-67



西3番 BT534yFT469y P5
緩やかな打ち上げのロングホール
ティーショットは両サイドにバンカーがあり正確なショットを要求される
2打目は左サイドに運ぶのがベストルートとなる
BT280yフェアウェイセンターにバンカーがあり その先は
フェアウェイが狭くなっていて 落としどころが難しい
神山はドライバーで思い切り打つとタイミングが合っていたのか
低い弾道でストレートボールが真っ直ぐにバンカーに向っていった
キャディーが拍手をしたが もしかしたらバンカーだと話した
「しかし 凄い勢いで飛んでいったわね 素晴らしいわ」
「まあ 泰子に教えてもらったお陰です はい」
次の泰子も思い切り振り抜くと綺麗なドローボールでフェアウェイに
転がった 距離は270yを出していた
BTから前に歩くとフロントティーで由紀枝が素振りを始めた
「由紀枝 力まない方が良いよ 230出せばドラコンだよ」
「うん わかった」
ところが少し力むとボールはスライスして フェアウェイを外してしまった
飛距離は210y位出ていたが残念がっていた
最後 洋子はドライバーを思い切り打つと フェアウェイバンカーを越え
キャディーも拍手した
「ナイスショット 素晴らしいショットだよ」
「ふふふ ありがとうございます」
由紀枝はセカンドを狙いスプーンで打つと残り70yとした
フェアウェイバンカーに行くと 泰子がバンカー手前で神山のボールは
洋子と並びバンカーの先にあった
泰子はスプーンで思い切り打つとグリーン手前のバンカーギリギリまで
打ってきた
洋子と神山のボールは僅かに洋子の方が先に出ていたのでこのホールの
ドラコンを獲得した
神山のセカンドはスプーンで打つと グリーンに真っ直ぐに飛び
細長いグリーンにオンしたが ピン奥につけた
洋子の第2打は やはりスプーンで打ち 残り30yとした
「凄いね 洋子 フロントじゃなくて レギュラーだよ ははは」
「たまたまですよ ふふふ」
由紀枝の第3打は少しぶれて左のガードバンカーにつかまった
グリーン手前のバンカーに行くと 洋子と泰子のボールがあった
泰子はピッチングで寄せたが5mを3パットしボギーであがった
洋子も3オンに成功したが 3パットのボギーであがった
由紀枝はバンカーからだし4オンしたが3パットの7とした
神山はイーグルチャンスなので10mのラインをキャディーと読むが
下りの難しいラインで打ちすぎ のぼり2mもはいらずパーとした
「あの難しい下りを 2mで抑えるなんて上出来よ 凄いわ 私には
まねが出来ません ふふふ」
「うん 早かったね ほんとちょっこと触っただけなのにね」
「今日のピンの位置って そんなに優しくないわね それでアンダーよ
凄すぎるわ ふふふ」
「まあまあ そのうちに崩れるよ ははは」

西4番 BT371yFT327y
セカンド地点よりフェアウェイが狭くなるミドルホール 
ティーショットを右バンカー手前に運ぶのがベストポジションとなる
右側ラフの奥は山の崖になっているところや 林が密生していて
打ち込むと殆どロストボールになる危険がある
神山がキャディーに
「あのバンカーを越えるには300y打てば大丈夫かな?」
「ええ でもラフでフェアウェイだとあと10y必要かしら そうね
バンカーの左ギリギリを狙えば 300yでもフェアウェイです」
「はい ありがとう」
神山はキャディーに言われたとおりバンカー左を狙い打つと ギリギリに
バンカーを越え残り70yとした
泰子はドローボールで右側の山に向って打ちバンカー手前のフェアウェイが
広いところに運んできた
洋子はドライバーで真っ直ぐに打つと軽くバンカーを越えて残り70y
付近まで打ってきた
由紀枝も洋子と同じように攻めると 洋子のボールと並んだ
泰子は残り90yをピッチングウエッジで打つと グリーンにオンした
「ナイスオン ピン傍だよ 凄いね」
「ふふふ たまにはいいショットしないとね」
バンカーを越えると 神山のボールが僅かに手前だった
「はぁー ティーで50yのハンデってきついね ははは」
「男の子 頑張ってね」
「由紀枝 もう少し励まし方があるだろ もう」
70yを神山は慎重に打つと グリーンにオンしたがピンまで距離があった
由紀枝もピッチングウエッジで攻めると ピン傍3mにつけた
「あーあ いいな 3mだとバーディートライだね」
洋子もピッチングで打ち2オンに成功した
グリーンにあがると神山のボールが11mと一番遠く奥からのパットで
一回くだりピンのところでのぼる難しいラインだった
慎重に読むが距離が合わなく3パットをしてしまいボギーとした
洋子は5mを2パットしてパーであがった
由紀枝はピン横で ほぼストレートラインで3mを1パットで沈め
バーディーであがった
泰子は少しのぼりぴんのところでくだる難しいラインだったが2mを
ワンパットで沈めバーディーであがった
「泰子と由紀枝 凄いじゃないか あーあボギーだよ もう」
「ふふふ 男の子でしょ 頑張ってね」
「こら由紀枝 もう もう少しさ 励まし方を変えてよ あーあ」
「ふふふ じゃフロントで打つ?」
「むっ 何を仰る 絶対に打ちません」
そんな話をしながら 5番に向った