2013年9月17日火曜日

Vol.1165 百日紅 -6-67



西5番 BT401yFT341y P4
緩やかな打ち下ろしのストレートなミドルホール
フェアウェイが途切れる地点から左足下がりのライになり 足場が
不安定になるため ティーショットは右バンカー横に運ぶクラブ選択が
必要になる
300y付近でフェアウェイが途切れ 残り70y付近からフェアウェイ
ここも4番同様に右側が山になっていて ラフの右側は岩や林が密生し
打ち込むとロストボールになる危険がある
左側の林は6番との境界で木はあるが密生はしていない ただし
グリーンを狙うには木が邪魔になり フェアウェイに出すだけになる
泰子はドライバーで右の山を狙い 綺麗なドローボールで右バンカーの
横フェアウェイに落とした
「ナイスショット よく転がったね」
「そうね あそこら辺ってくだり傾斜だと思うわ ふふふ」
次は由紀枝で神山と泰子はBTから少し前に歩き 見ていた
素振りをすると ストレートボールがフェアウェイど真ん中に落ちた
「ナイスショット いいポジションじゃない 凄いね」
洋子も同じように打つと由紀枝と同じように フェアウェイが途切れる
ギリギリのところに落としてきた
「おお これもナイスショット 凄いね 2人とも」
「ふふふ 男の子頑張ってね」
「こら由紀枝 もう」
神山はBTまで戻るとキャディーに聞いた
「どうだろう 330y出せば 向こうのフェアウェイギリギリかな」
「ええ お客さんなら届くわよ 大丈夫よ 力まないでね」
神山はみんなが注目しているなか 思い切りドライバーを振った
シャフトが風を切る音がすると ボールは低い弾道で真っ直ぐに飛び
グリーン手前のフェアウェイまで飛んでいった
「わぁー 凄い 素晴らしいわね」
「ありがと」
キャディーも嬉しいのか拍手をしてくれた
泰子は残り120yを9番アイアンで打つとグリーンに2オンした
由紀枝と洋子は良く飛ばし フェアウェイが途切れるギリギリの所まで
きていた
「へぇー よくギリギリのところで止まったね 凄いね」
「だって思い切り振るとはみ出るもん ふふふ」
「そうか 余裕があるんだ いいな うーん 頑張って」
由紀枝は残り100yを9番アイアンで打ちギリギリのところでグリーン
右のバンカーに入ってしまった 距離があっていたので悔しかった
洋子はグリーンを捉え2オンに成功した
神山は残り60yをピン傍に2オンさせた
「わぁー ナイスオン 2m位でしょ さすが男の子ね ふふふ」
「おいおい キャディーさんが笑っているよ もう」
由紀枝より泰子のほうが遠いので先に打つと カップにけられ2パットの
パーであがった
由紀枝はグリーンにオンさせると2パットしてボギーであがった
洋子はラインを読んだがカップにけられて結局3パットしボギーとした
神山は3mを慎重にうちバーディーであがった
女性群が非難小屋でおトイレで用足しをし 神山はキャディーに
温泉饅頭をプレゼントした
4人でビールを呑むと 気合を入れなおした

西6番 BT405yFT352y
距離の長いミドルホール コースは広いのでのびのびと打っていける
花道が広く手前から攻めていきやすい
残り150y前後がフェアウェイが広いが そこから少し右ドッグレッグ
しているホールだ 左側は5番ホールとの境界で林があり右はカート道の
右に打つと山の下り斜面になっていて ロストボールになる
神山は右バンカーギリギリに打つと 綺麗に飛び出しバンカーを越え
フェアウェイ右に落とした
「うぉー ラッキー」
「ナイスショット お客様 凄いですね」
「いや たまたまです ははは」
泰子は右に打ち出したが ドローボールで戻ってきて 一番狭くなっている
右バンカーのフェアウェイ真ん中に落とした
「なんとも凄いね あの狭い所に落とすなんて」
「だってスプーンだと次が大変でしょ あそこしかないわよね」
「うん レギュラーティーなら文句無く僕と並んでいたね」
「ふふふ 分からないわよ 欲を出してロストボールかも」
二人が話しながらFTまで歩いている時に由紀枝が打った
綺麗なボールは 神山の先まで飛んでいった
「あらら 追い越された ははは ナイスショット」
その次に洋子が打つとこれまた神山のボールを抜いていった
「ははは 凄いね 二人とも スコアも良いしどうなっているの」
泰子は残り125yを8番アイアンで打ち見事に2オンさせると神山が
「さすが ナイスオン」
神山は残り100yを9番アイアンで打つとオンしたが奥につけた
由紀枝は残り90yを9番アイアンで打つが少し右にいきバンカーに入れた
洋子は残り88yを9番アイアンで打つが少し大きくて
グリーン奥にこぼれた
洋子は3オンさせたが パットが決まらず3パットの6であがった
由紀枝はバンカーから出して6mのパーパットが決まらないで3パットの
ダブルボギーであがった
神山は14mの微妙なアンジュレーションがあるラインを読みパットを
打つけれど 僅かにはずれ 3パットのボギーであがった
泰子も微妙なアンジュレーションを読みきれずに3パットしてしまった
神山はスコアカードを見ると このホールがHC1で一番難しいと知った
「なるほど 難しいわけだ HC1だよ泰子」
「グリーンが難しかったわ フェアウェイも微妙にアンジュレーションが
あって むずかしいホールだったわ ボギーであがれてよかった」