「ふふふ お尻の踊りをしましょうよ」
洋子が神山の手を取り センターでツイストを踊りだすと
祐子や由紀枝も一緒に踊り始めた
「わぁー 神山さんって 上手ですね」
「うん 洋子に教えられた ははは」
洋子が時々お尻を突き出すと 神山は上手にお尻で答えていると
周りが 二人の踊りに見とれて踊らずに見る方に回った
こうなると 神山の独壇場で スペースを上手に使い踊り始めた
曲の最後になると 洋子の体を抱き上げ投げると 1回転させた
洋子がきちんとポーズをとると 周りから拍手や指笛がなった
「わぁー 素敵でした 凄くよかった」
「私も見とれてしまいました いつ見ても凄いですね二人とも いいなぁー」
「ははは そうしたら次は祐子の番だ いいね」
神山は祐子とステップを合わせながら踊り 時々お尻で挨拶すると
祐子もニコニコして挨拶をしてくれた
このときも 神山の周りには誰も居なかったので
洋子のときと同じように 上に投げ上手に受け止めると
祐子はきちんとポーズをして ピースサインを出した
周りからは先ほどと同じように 拍手や指笛が鳴り止まなかった
「はぁ 少し休憩 1曲だけ休憩させてね」
「あら 私まだなのに」
「うん 次に一緒に踊ろうね 待っていてね」
神山はビールを呑みほすと みんなに次の呑みものをきいた
祐子と由紀枝は洋子に合わせて トマトベースのカクテルで 神山は
ドライマテニィを注文した
ビートの効いた曲が終わると バラードに変わった
センターではチークを踊りだすカップルが多く 神山は由紀枝に
「次に踊ろうね 待っていてね」
「はーい 待っていまーす」
その間にカクテルが来ると みんなで乾杯をした
「由紀枝 アレックスと最初に合ったのが この場所さ 記念の場所」
「そうですね それで先ほどのように お尻で挨拶して ふふふ」
「へぇー 凄いですね こんなところで会ったんだぁー」
話していると曲が終わり 神山は由紀枝の手を引いてチークを踊りだした
由紀枝は最初から両手を神山の首に巻き いつでも踊れる状態だった
曲が流れ 神山が上手にステップをすると
由紀枝もしっかりとついて来て 次第にぴったりと息が合った
神山は由紀枝の腰に両手を回し リードしていると由紀枝がキスをしてきた
慌てずにしっかりとキスのお返しをすると 由紀枝は微笑んだ
曲も終わりに近づくと 神山は周りを見て由紀枝を投げると1回転して
ポーズを決めた このときも拍手や指笛が鳴り止まなかった
「わぁー 由紀枝さん 凄いわね 綺麗だったわ」
「そう 見ていても素敵だったわ」
「わぁー ありがとう 祐子さんの時も クルッと廻って綺麗だったわ」
二人は楽しいのか良くしゃべった
洋子と神山は若い力を微笑ましく見ていた
「さあ それでは出ようか」
「そうね そうしたら私 ここで失礼するわ」
神山は頷くと洋子にタクシー代1万円を渡した
洋子のタクシーを3人で見送ると神山たちもタクシーで帰った
「祐子さん この指輪凄く素敵ね ホテルにも飾ってあり 欲しかったの」
「へぇー そうなの」
「うん ほら3Fにショッピングモールがあるでしょ 休憩時間のときに
ウインドーショッピングするんだ もう 欲しいものが一杯よ ふふふ」
「そうか 周りがそのような環境だと 大変ね 欲しいものが増えて」
「ええ そうなのよ でもね 自分で買えない事は知っているから
何が流行っているとかさ そんな程度の参考にしているわ」
「へぇー 私はプールに行った時は余りウインドーショッピングしないし」
「へぇー そうなの」
「うん 由紀枝ちゃんと同じで 買えない事分かっているからさ それより
ゴルフの練習をしたほうが楽しいもん」
「うん そうだね でどう 練習している?」
「うん でも基本をちゃんと学びたいわ 泰子さんに」
「そうね」
その話を聞いた神山が
「ははは 昨日も泰子に負けたよ ショックだよ」
「へぇー また負けたんですか ふふふ」
「うん 高麗芝に負けた 自分に負けた あーあ」
「ぎゃはぁー 悟っているわね ふふふ」
ゴルフの話をしているとスタジオに着いた
ソファーで寛いでいるときに神山は伊豆山カンツリークラブ会員権の話を
掻い摘んで祐子に伝えた
「全然 気にしていないわよ だって言われるように自分ひとりでゴルフを
しようと思っても時間がないもの それだったら神山さんと一緒じゃないと
だから気にしないでください ふふふ」
「うん ありがとう 行くときはなるべく誘うよ」
「ふふふ 大丈夫ですよ それよりもっと上手になることが先決かな」
暫く寛いだ後 3人でシャワーを浴び 浴室で交わったり ベッドでも
交わり 疲れ果て寝てしまった