4人はゴルフバッグやバッグを持ちシャトルバスに乗ると直ぐに
伊豆山ゴルフ倶楽部に着き フロントでスタート手続きをした
ロッカーで着替えると神山は3人の女性を集め
「あのぉー クラブのマークって大丈夫だよね 確認してくれる」
泰子が香織と真由美を連れキャディーマスター室にいきクラブを確認すると
少し分かりづらくなっているクラブがあり マークを付け直した
3人がパター練習場に戻ってくると泰子が
「神山さん 今日のハンデはどうしますか」
「ははは 前回同様でいいんじゃないかな 僕と泰子はスクラッチ 香織と
真由美は14で大丈夫でしょ」
「そうね 香織さんと真由美さん どうかしら」
「ええ いいわよ それ以上頂いても同じだと思うわ ふふふ」
「じゃ 決まった」
神山はパットの練習をしていると なぜか海の方に転がる事を発見した
「泰子 ここってやはり海方向に転がるんだね」
「ええ 高麗芝だから芽が強いと思うわ 私も感じたわ ふふふ さすがね」
アウト1番からスタートして 前半神山は33のスコアだった
泰子も同じく33で香織がグロス43 真由美はグロス45であがった
お昼のレストランで香織と真由美が神山に
「凄いですね 先日の再来かしら 驚きですよ ふふふ」
「おいおい まあ 後半に崩れるよ 安心してよ それより泰子でしょ
凄いじゃないか 泰子 33で廻るって」
「ふふふ 神山さんと同じです 後半に崩れそうです」
「そんなぁー ねぇー香織」
「そうそう 今日も頑張っていいスコアを出して なんかさぁー
友人っていうか後輩が凄いスコアって 私も気分いいもん」
「うん 分かるよ そうだね 泰子 頑張ってね 応援するよ」
前回4人でプレーをした時 泰子は38 34の72でイーブンパーで
あがり15日の時は34 32の66であがっていた
一方神山は4人の時が37 36の73であがり先日が28 37の65で
あがっていた
簡単に比較は出来ないが 神山と泰子の実力と運は接近していた
「ねえねえ 神山さん 前回は72で泰子ちゃんが1打差で勝って 先日は
神山さんが1打差で勝っているんでしょ 凄い面白い勝負ね」
「そうね そうしたら香織 今日はどちらが勝つか賭けようか」
「ふふふ 真由美ったら いいわよ そうね 私は神山さんかな」
「決まった 私は泰子ちゃんよ 頑張ってね」
香織と真由美は互いに1万円を賭ける事に同意した
神山は他人の勝負に賭ける事は嫌いだったが これも楽しくプレーをすると
その範疇で収めていた
「よし 泰子 そうしたらさ 香織と真由美も前回は同スコアだろ そして
先日が1打差で真由美が勝っているでしょ こちらは香織と真由美の
勝負に賭けてみないか どう?」
「ええ 良いわよ 全然 平気よ 神山さんは香織さんかしら」
「うーん 香織に賭ける」
「やっぱり 私は真由美さんに賭けるわ楽しいわね 頑張ってね真由美さん」
香織と真由美は顔を見合わせて笑った
今日の神山はショットは先日同様素晴らしいショットでキャディーも
拍手をしたり褒めていたが グリーンが昨日の雨で少し重く 乾いている
場所は海の方に流され パットのスコアが良くなかった
泰子もグリーンに手間取っていたが それよりショットが不安定で
ラフに打ち込む場面が神山より多かった
「泰子 今日はラフに打ち込むね どうしたの?」
「うーん 重心の移動が上手く行かないのよ」
泰子は言うと顔をピンクに染めた
「なんで?」
「ええ、、、」
「分からないよ 教えてよ 後学のためにもさ」
泰子は真由美と香織の顔を見ながら小さい声で
「ほら 膣の中で左や右におちんちんを感じるって言ったでしょ」
「うんうん」
「それが出来ないのよ 貴方のせいよ もう」
「なっ なんで もう 僕のせいなの」
「だって 感じようとすると ムズムズしてくるのよ もう いやっ」
「あぁー なるほど 分かりました そうか うんうん」
「なにが うんうんなのよ ねぇー香織さん」
「ふふふ 羨ましいわねぇー 私は感じないわ」
「だから バックスイングを始める時に無心にするんだけど あそこが別な
生き物みたいで もう 嫌っ」
そう言うと泰子は顔を真っ赤にして俯いてしまった
泰子はレストランを出て打ちっぱなしの練習場にいくと 何回も重心移動を