定期的な契約だと結構 お得でした」
「そうか 大体だけど10万円位かな」
「まさか その半分もしないですよ ただ今回は少し割高になります
ほら 通常の清掃業務と違うでしょ でも1万円くらいよ」
「ねえ 空気の入れ替えって言ってたけど 月に何回くらいなの」
「ええ 2週間に1回が基本なんですよ ほらここスタジオのお掃除と一緒で
だから 2週間に1回 お掃除をするって感じですよ」
「わかった そうしたら どうすればいい」
「うーん 住所とあとお部屋の鍵を貸して頂くことになります ただし
ご本人がいるときは別ですよ」
「うん わかった そうしたら 住所をFAXするから 依頼してくれる」
「了解です ふふふ」
「で いつになるかな」
「うーん 聞かないと 分からないよ」
「うん じゃ 早急ってことでお願いします」
「はーい 折り返し電話しますね」
神山は電話を切ると洋子に
「大丈夫だよ 祐子のメイドクラブが全部してくれるそうだ 安心して」
「ごめんなさい」
「ははは いいよ 僕もご無沙汰しているから ねっ 気にしないで」
「それでね 賞味期限が切れた食べ物は処分しました」
「うん そうだね うーん でも良く気がついてくれた 助かったよ」
「たまたまなのよ 母と出かけた帰りにふっと思い出したの ふふふ」
「おいおい」
「数ヶ月前はあそこで一杯抱いてもらったって ふふふ」
「うん ごめんごめん 洋子が嫌いになった訳じゃないよ 時間がないのさ
ほんと 参ったなぁー」
「私 あそこに引越しをしようかなぁー ねぇーあなた」
「おぉー いいよ だから言っているじゃん」
「あなたと一緒よ いいの」
神山は返す言葉がなく完全にノックアウトされ 仕事に集中した
(まったく 突然何を言い出すんだ もう 驚くだろ)
神山は由紀枝に会員権の結果を話をしていない事に気がつき
「何度もごめんね それで入金はしてきた それで由紀枝は僕の紹介で
ってことでプレミアム会員です 先方から申込書が届いたら 送ります」
「わぁー ありがとう 嬉しいわ ねぇーもう一つお願い 新しい車が
ほしいなぁー VWの車なんだけれど」
「ははは VR6でしょ いいよ」
「えっ なんで知っているの」
「えっ 泰子から聞いたんじゃないの」
「えっ 知らないよ そんなぁー ふふふ 自分で調べたんだ」
「そうか 分かった で御殿場にあるのかな」
「ううん 販売店は静岡なのね だから東京の方が近いしサービスもいいよ」
「わかった そうしたら スタジオのすぐ傍にVW販売店があるから
そこで手続きをしようよ いつこれるの?」
「もう 今日は上がったから これから行けるしお泊りできるよ」
「おぉー 待っているよ 何時?」
「うーん 5時でどう」
「わかった じゃ5時にスタジオで会おうね そうそう 賃貸借契約書や
免許証だろマーチの書類一式 あと印鑑かな」
「ふふふ 了解でーす ねえ 今夜は何を食べるの?」
「うーん 考えていないよ 任せるよ 祐子に電話をしておきます」
「はーい お願いね ふふふ」
「あーあ 参った」
「どうしたの?」
「由紀枝がVWだってさ だから泰子から聞いたんだろって言ったら
違うよ 自分で調べたって あーあ」
「ふふふ 仕方ないわね あーあ 私も車がほしいわ」
「ねえ ちゃんとお母さんに話しなよ」
「うーん でもねぇー 多分気絶するし 血圧高くなるし ふふふ
でも由紀枝さん なんで自分で調べて VR6なの 聞いた?」
「えっ 何も言っていなかったよ そうだね なぜ?」
「もう あなたは本当に そこら辺がしっかりしていないのよね あーあ」
「おいおい なんだよ もう それよりさ 由紀枝が今夜泊まるんだって
あっ 祐子に電話だ いけない忘れていた」
神山は祐子に電話をして由紀枝がくることを伝えた
「夕食はどうされるんですか?」
「うん 由紀枝が何か考えているようだよ お任せだ」
「まぁー 分かりました 5時ですね」
「うん お願いします」
電話を切ると神山は次長席で仕事に集中するとすぐに4時半になった