2013年4月23日火曜日

Vol.1018 紫陽花 -16-61



神山は一切れ レモンと塩をふりかけ 少し炙り泰子の口に入れてあげた
「わぁー 初めて 美味しい ほんと生より甘みが増しますね へぇー
神山さんって なんでも知っているんですね」
「ははは ほら寿司屋さんで炙りをしてくれる所があるから
それで覚えたんだよ」
「へぇー 美味しいわ 癖になるわね もう一切れ頂戴 ふふふ」
泰子は嬉しいのか 子供のような顔をしておねだりした
神山は先ほどと同じ要領で炙り 口に入れる前に わさびしょう油につけ
「こんどはまた違う味がするよ はい 食べてごらん」
泰子が口を突き出し あけると伊勢海老を食べさせた
「わぁー こちらも美味しいわ 初めて わさびが美味しいわ」
「ほら ここのわさびって 生だから美味しいんだよ」
「嬉しいわ こんなに楽しくお食事が出来るなんて ふふふ」
神山は電話で日本酒を注文した
暫くすると 熱燗を運んできてくれたので 冷蔵庫からしめ鯖を出した

「さあ このしめ鯖だけど 多分美味しいと思うよ」
泰子はしめ鯖を一口食べると
「わぁー 美味しい この味も初めて 魚がいいのかしら ねえ食べて」
神山は泰子に言われ 一切れ食べると 今までで最高に美味しかった
「うん あぶらが乗っていて 美味しい うん これなら権田さんも
上京した甲斐があったと言うものですね」
「そうすると 明日の行事ではなくて このしめ鯖なの、、、」
神山は権田が上京する経緯を掻い摘んで説明すると
「ふふふ って事は 権田さんはしめ鯖に釣られたって事なのね ふふふ」
「まあまあ だから美味しいのが食べられて 今夜は満足でしょ」
「そうね よかったわ ふふふ」
泰子は何が嬉しいのか ずーっと笑顔を絶やさなかった
神山もこの笑顔を見ていると 仕事を忘れさせてくれた
お猪口を持つと 徳利を持ち注いでくれ 神山が
「しかし 良く気が付くね たいしたものです そうだ 夏のボーナスを
渡さなければいけないな ちょっと待っていて」
神山はボストンから包みを取り出すと 泰子が座っている座布団の脇に置き
「これは 内緒だよ いいね」
そう言うと席に戻り 日本酒を呑み始めた
「良いんですか こんなに頂いて」
「ははは でも毎回じゃないから 今回は特別ボーナスだよ」
泰子はなかを見ないで 小さなバッグへ仕舞に行った
神山はちょっと意地悪をして
「泰子 中身が新聞紙だったどうするの」
「ふふふ それだって ボーナスに変わりないでしょ ふふふ」
神山はなるほどと思い しっかりしていると改めて感じた
協会の3人いる秘書で 一番頼りになる秘書だと思い 次回面談の
時には 何処かの会社で 専属秘書としてあげようと思った
「ねぇー どうしたの 返事が無いわよ」
「あっ ごめんごめん ちょっと考えていた」
「もう ねぇー 日本酒がなくなったの 注文していいかしら」
神山は分かったと言い 2合徳利を2本頼んだ
「ねえ 泰子 8月の面談だが 申し込みってどの位きているの」
「ええ 先日断った分意外だと まだ7社位です それで断った所でも
3社くらいかな 申し込みはされていません」
「そうか 分かりました でも8月に行う事は直ぐに連絡とれるでしょ」
「ええ 大丈夫ですよ ふふふ また何を考えているんですか ふふふ」
「おいおい 何も考えていないよ 今度は迷惑を掛けないようにってさ」

楽しく夕飯を済ませると 神山と泰子は露天風呂に入った
泰子は先ほどと違い 少し大胆に神山に迫ってきた
神山もそれに答え 愛撫を念入りにしていると 喘ぎ声を発し
湯船で2回も果ててしまった
泰子は少しぐったりしながら 神山を湯船の縁に座らせると肉棒を舐めた
経験不足からか 単調な動きしかできず 色々な愛撫の仕方を教えると
呑み込みが早く肉棒を硬く大きくするのに時間は掛からなかった
「後は 手を使ったときに 力の入れ具合にメリハリをつければ大丈夫だよ」
泰子は言われた事を守り 続けていると神山は我慢できなくなり
「でるぞー」
そう言うと 泰子の口の中に発射してしまった
泰子はごくりと飲み込むと 温泉でうがいをして神山とキスをした
「ふふふ 気持ちよかったんだ よかった」
「上手だよ 出ちゃったもの」
「ふふふ 先生がいいからよ ねえ あそこがむずむずして来ているの」
そういうと 神山の手を引いて 露天風呂をあがると バスタオルで
お互いの体を拭き 神山を布団に倒した
泰子は神山の上半身から愛撫を始めると 肉棒には触らず 周りを触り
肉棒の変化を楽しんだ