「何時頃ですか」
「うん 10時頃お願いしたいんだけれど」
「あのぉー 実はお庭と大掃除が入っているんです 本当は今日でしたが
先方の都合で 明日になりました ごめんなさい」
「分かりました そうか庭と大掃除があったんだね ではお願いしますね
って事で洋子 東都はタクシー 車は出かけるときに出そう」
「そうしたら帰りは 赤坂のガレージに入れておけば良いですね」
「うん お願いします 良かったよ 思い出して」
しゃぶしゃぶの牛ロースが足りなくなったので 祐子が追加注文をした
(それにしても良く食べるな 大丈夫かな 太らないのが不思議だ)
神山がみんなの事を眺めていると洋子が
「どうされたんですか 箸が進んでいないですよ」
「うん みんな良く食べるけど 太らないか心配していたんだ」
それを聞いたカトリアーナが
「神山さん 大丈夫よ 運動しているから 全然平気です ねぇー由貴さん」
「ええ また変な想像をしていたんでしょ 嫌よ絶対にデブにならないから」
「ハハハ ごめんごめん さあ食べよう みんな食べられちゃうよ」
全員がしゃぶしゃぶを食べ終わると 洋子がパーラーでフルーツを
食べたいと言い出し 神山はしぶしぶ連れて行かれた
「ねえ 由貴 ニーナ・ニーナでオーダーのドレスって作れるのかな?」
「大丈夫ですよ でも神山さんが作るんですか?」
「おいおい 僕はそんな趣味は無いよ」
神山は美佳と涼子が合同で挙式と披露宴を行う事を話をした
「そこで ほら君たちもゴルフをした仲でしょ なので招待される事を
前提で話しているんだ」
「えっ 私たちがドレスですか、、、大丈夫ですか」
「うーん どうだろう ねえ洋子?」
「うーん 大変喜ばしい話だけれど どうかしら? ほら花嫁さんより
目立つと不味いでしょ それでなくても目立っているから」
「そうか そういう物なんだ」
「そうよ だから作って頂きたいけれど そうね黒のドレスだったら
大丈夫かな 葬祭の時にも着れるし」
「そうすると 作るのにどの位掛かるんだろう 1着1千万円って、、、」
「大丈夫ですよ せいぜいかかっても100万円位だと思うわ」
神山は黒では無く オスカーの時女優が着ているシンプルなドレスを
みんなに着てもらいたかった
「ねえ 洋子 考え方として 花を添えるってところで みんな別な色で
そうそうシンプルで同じデザインでいいと思うんだ どうだろう」
「まぁー どうしてもカラフルにしたいのね ふふふ いいわよ
ねぇーみんな どう」
「嬉しいわ そうするとネックレスや腕輪も揃えるんですか?」
「そうか ネックレスの事も考えないといけないね うーん
ほら イメージとしてオスカー賞受賞式のときに女優が着ている感じさ
なのでシンプルなデザインで そのドレスだけで大丈夫って、、、」
「なるほど イメージが沸きました 大丈夫ですよ ツルってしている感じ」
「そうそう どうだろうか それで色は赤 青 黄 緑 紫 って感じで
綺麗な色なら全員が揃った時 花になるでしょ どうだろう」
洋子とカトリアーナが
「素敵ね いいわ お任せします 大丈夫よ 待ち遠しいわね」
「よし 由貴 そうしたら早速全員の体形を調べてくださいね」
「はーい 分かりました ロングドレスですね 大変ですよ」
「なにが?」
「だって 靴やバッグもそれなりの物を揃えないといけないし、、、」
「そうか いいよ任せなさい」
その話を聞いていた泰子が
「あのぉー 私は資格無しですね」
「そんなぁー 参加してもらいますよ 大丈夫だよ そうしたら由貴
僕から筒井さんに話しておくので ある程度自由に動けるようにするよ」
「ええ そうそう だったらパリからデザイナーを呼んで作りましょうよ
その方が体にフィットした立体裁断できるようにデザインできるし
なにしろ向こうでは日常茶飯事の事なので 任せておけば大丈夫ですよ」
「分かりました お願いします そうするとハイヒールやバッグもNNで
揃えられるかな?」
「ええ オーダーで出来ますよ それにバッグは日常使うものではないので
小さくてすむし大丈夫です」
「よーし 決めたぞ 楽しくなるね ハハハ」
「神山さん ここにいる人のほかに 由紀枝さんでしょ 亜矢子さん
後はどなたか居ますか?」
神山はみんなの顔を見渡し
「うん 由紀枝と亜矢子だね そのパリのデザイナーが来たら二人にも
上京してもらい 採寸だね」
「ええ そうですね」
その話を聞いていた洋子が
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