「いいねぇー のるよ ありがとう」
「よかった でも 少し分率を下げてください でないとGOLと
バランスが取れなくなるんですよ」
「ハハハ そうしたら GOLの価格を上げれば問題ないじゃない」
「あっ そうか でもそうすると ARXJPが公取に引っかからないかな」
「えっ ARXも絡んでいるの」
「だって オリンピックマークを使うんですよ なのであそこを利用し
それでARXの世界販売網で販売する計画なんです」
「へぇー 凄い事考えるね」
「なので 価格だけですね ネックは」
「それはそうと クリスタル大和って うちだけだね おいしいよ」
「でしょ しっかりと育てれば もっと売り上げが見込めますよ」
「だな ありがとう さすが山ちゃんだ そうそう常務様でした ははは」
「やだなぁー 先輩 でもオリンピックは内緒で」
「うん そうそう 杉田君が特別昇進だってな」
「ええ この件に絡んでいるんです」
「やっぱり そうか 可笑しいと思っていたんだ って事は仕掛け人は
山ちゃんで 時田さんを動かしたんだね」
「ハハハ みえみえですね 先輩にはまけます」
「しかし 読めても 山ちゃんのような行動が伴わないからまだ課長だよ」
「良いですよ 課長で 常務になると失敗できませんから
いつも ひやひやしていますよ」
「ははは 高給取りが 何を言っているんですか それでは」
「ええ では失礼します 内緒ですよ」
「うん 最初に話を持って来てね お願い」
神山はフェアレディーZで銀座に戻ると
「お帰りなさい ねぇー今 クリスタルの大森さんから電話がありました」
「うん なんだって」
「ええ 先日のサウンドブラスト機が3台入りましたって」
「良かった そうしたらオペレーターを手配しないといけないな」
神山はアルタの内藤に電話をした
「はい 早いですね 大丈夫ですよ オペレーターは準備しています」
「そうしたら 早速どうでしょうか 来週からでも」
「はい 本人に伝えます 聞くところマックPCなので 結構微妙な
凹凸まで設定できると話していました」
「では 来週月曜日の午前中にでも 大森社長の所に行ってもらい
そのまま作業って感じでどうですか」
「ええ 構いませんよ お給料や保険などはこちらで持ちます」
「では それで電話をしておきます 失礼します」
神山は電話を切ると 大森に電話をした
「そうですか ありがとうございます 月曜日の午前中からですね
本当に助かります それでお給料ですが、、、」
「大丈夫ですよ お約束したとおり アルタで出します 保険なども」
「ありがとうございます」
「で オリンピックグラスの件ですが まだ内緒にしてくださいね」
「はい 承知しています」
「これにはちょっと 金銭が絡んでいますので お願いします」
「はい 大丈夫です」
神山は電話を切ると 一息つきタバコを吸った
明日のホテルを何処にするか考えていると泰子から電話がはいった
「やぁ どうしたの」
「ねぇー 明日って お泊りですか ほら準備もあるし それに今夜だと
みんなが居る所で聞けないでしょ」
「そうか ごめんごめん お泊りです」
「はーい 分かりました 今ねぇー もうスタジオに戻って お風呂を
使わせて頂いているの ごめんなさい」
「いいよ みんな一緒?」
「ええ でもね 貴方が居ないからつまらないって そう話しているわ」
「ハハハ そうしたらゆっくりとして ビールでも呑んでいてね
6時にはホテルだよ お願いします」
「はーい 分かりました 祐子さんと替わりましょうか」
「うん お願いします」
「祐子です みんなにお風呂に入ってもらいました ごめんなさい」
「うん いいよ それで祐子 悪いんだけど 桃子ちゃんの事だけど
タクシーを手配して 上原からタクシーでホテルまで来れるように
してもらいたいんだ お願いします」
「はーい そうすると 桃子ちゃんの所へタクシーが行くことを連絡して
そうしないと 乗れないものね」
「うん そこら辺のところをお願いします」
「はーい タクシー代は後で本人に渡すようにするんでしょ」
「うん そうする でもどうかな?」
「じゃ 私と由貴さんで迎えに行くわ その方が良いでしょ」
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