2013年3月21日木曜日

Vol.985 紫陽花 -14-59



「はーい 分かりました では明日 おやすみなさい」
神山はカトリアーナに電話をすると
「わぁー ご無沙汰しています」
「カトリアーナ 明日の晩だけど お泊り出来るかな? みんなで
バーベキューをするんだけど」
「ええ 丁度良かったわ 明日から3日間お休みなんですよ
一旦部屋に戻ってから伺います 5時頃で大丈夫ですか」
「うん 祐子に話しておきます お願いしますね」
「はーい 楽しみにしていますね おやすみなさい」
神山は電話を切ると 祐子に
「って事で 明日はバーベキューです 久しぶりに盛り上がるよ」
「へぇー 誰が来るんですか?」
「カトリアーナ 由紀枝 泰子 由貴 桃子 洋子です 亜矢子は勤務
なので 来賓用のTシャツやパンツ 薄手のバスローブなど 明日午前中に
揃えてくれるかな」
「そうしたら 10人分位揃えておきましょうか」
「そうだね そうしてください お願いします」
神山はこの中でお泊りできないのは 洋子と桃子は女性なので出来ないと
考えていると電話がなった
「やあ 由貴 ありがとう でどうでしたか?」
「大丈夫よ ただ桃子ちゃんは翌日勤務だし 女の人なのよ だから
帰宅するって」
「うん 洋子も帰宅組だよ 一緒に帰宅すればいいよ」
「はーい ではもう一度電話をしますね 私は大丈夫よ ふふふ」
「はい ありがとう ではおやすみなさい」
神山は電話を切ると祐子とバスルームで戯れ大きなベッドで一緒に寝た

7月7日 火曜日 快晴
「やあ おはよう」
「おはようございます びっくりしたわ 遅くに電話で」
「ごめんごめん 色々とあってね」
「それで クリスタル大和さんから 書状が届いていますよ」
神山は洋子から封筒を受け取り 封をあけ書状を確認した
「先日の契約書にサインをしてくれたものだよ ファイルしておいて」
「はーい 分かりました」
神山は静岡の御殿場プロジェクトの竹内に電話をした
「はい 随分と進んでいますね 洗車場のガソリンスタンドですが
地元で探しても条件がかみ合わず 漸く決まりかけています」
「そうですか 大変ですね」
「ええ 従業員の確保や洗車場の件などでどうしても 弱小企業では
難しく 大手のガソリンスタンドに話を持ちかけまして なんとかです」
「私のほうは 洗車場の映像が大竹組にOKが取れ次第 全プランを
お持ちし最終判断をしていただければと 思っています」
「そうですね 時間が無いですから お願いします 神山さんの3ブースと
ガソリンスタンドの洗車場は キーポイントになると思います」
「ありがとうございます なるべく早くお持ちします」
「はい お待ちしています」
「では 失礼します」
神山は竹内の話から 大分固まってきているように思えGプロの高橋孝一に
「考ちゃん 今さ御殿場プロジェクトの竹内さんと話しをしたんだが
結構 他のブースが決まっている様子なんだ そこで洗車場だけど
早めに仕上げてもらえないかな 大竹組にOK取らないといけないし」
「でもさ 山ちゃん 映像って そんなに簡単にいかないんだよ」
「そうだよな うーん そうしたらさ 御殿場プロジェクトには これが
映像になりますって 簡単な画像でいいじゃない 大竹組にもコンテで
説明して 本番までは時間があるんだから そうしようよ
御殿場プロジェクトはどの様な仕様かが分かればOKなんだし
細かく説明しなくてもいいと思うよ そうしようよ」
「了解 映像はこんな感じって ところでアップします 何しろ全体が
大竹組のデザインを使って 書き直しをしていますから もう少し待ってね」
「分かりました お願いしますね」
「でも ほんと毎日残業ですよ」
「お疲れ様 そのうちにゴルフをしようよ 男だけでさ」
高橋孝一はゴルフの話を聞いて元気になり
「山ちゃん お願いしますね 待っていますから」

神山は電話を切るとアレックスJPのJrに電話をした
「Jr おはよう 先日話をしたクリスタル大和さんに伺いませんか?」
「おお 神山さん大丈夫ですよ」
神山はJrの秘書 篠原涼子に場所を指示すると
「では 20分あれば着くと思いますので 11時に現地でお願いします」
「はい 分かりました」
神山は電話を切ると洋子に                                    
「洋子 本社人事に催事課要員になる人物がいないか 調査を依頼して」





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