神山は洋子にタクシー代を渡し
「じゃ 涼子さんをお願いしますね」
「ええ 分かりました ではおやすみなさい」
「うん 明日もお願いしますね」
神山と祐子はスタジオに戻ると神山が
「祐子 先に風呂に入って 寛ごうよ」
「はーい 直ぐにいきます」
神山は先に主賓室に行くと 湯船に湯を張り準備した
祐子がなかなか来ないので 先に湯船に浸かっていると
「ごめんなさい あなた 明日ですが 大掃除でした
報告するのを すっかり忘れていました」
「そうか もう2週間経ったんだ 分かりました お願いしますね」
祐子はニコニコして入ると 大事なところを良く洗い
「ねえ あなた 綺麗になったかしら どう」
神山は湯船から見ると
「ねえ 仰って 見ていないで」
「うん 大丈夫だ 綺麗になっているよ」
祐子はニコニコして神山の隣に座ると 肉棒を掴んだが 動かさなかった
その代わり 触る場所を変えたり握る力を変えていた
「祐子 どうしたの いつもみたいにしないの」
「ええ ベッドまでお預けです」
神山は完全に主導権を握られ 自信を無くしてしまった
それでも神山は少し考え 明るい光が見えた
お風呂から出ると神山は作り付けの棚から ブランデーを出し
祐子と呑む事にした
「ねえ 神山さん お中元の商品ってまだ余っているんでしょ」
「うん コンテナ1台分ある 困っているんだ」
「そうしたら 私のメイドクラブで買うことが出来るんですよ
今日 会社に聞いたんです 但し 定価の70%って言ってました」
「そうか ではそうするかな 腐らせても仕方ないしね」
「では 明日にでももう一度きちんと聞いておきますね」
「うん もうお中元で懲りているのに お歳暮になると
もっと凄い量になるだろうな 困ったものだよ もう1杯お願い」
神山は祐子も呑むように勧めると 頷き自分のグラスにも
ブランデーを入れて持って来た
「はい どうぞ」
「そうしたら 何時来れるか聞いてくれる 場所は鈴や裏の事務館」
「はい 分かりました」
「出来れば 今週だったら 午後3時とか4時がいいな」
「はい 分かりました」
祐子は少し酔ってきたのか 目が虚ろになってきた
神山はこれ以上呑ませると SEXが出来ないと思ったが
「あーあ あなた 私 酔っ払ったみたい もう寝かせてね」
祐子はそういうと神山のベッドに横になり 直ぐに寝息がした
「あーあ 私酔っ払ったか もう 参ったな 今日は可笑しな日だ」
神山は独り言を言いながらベッドに入ると直ぐに寝てしまった
6月24日 水曜日 晴れ
「あなた 起きてください もう」
「おお 早いね おはよう」
「もう 7時ですよ」
「ごめんごめん 起きます」
神山はシャワー室に入ると熱い湯で体をしゃっきとさせた
スタジオに下りると祐子はキッチンで朝食の準備をしていた
神山は冷蔵庫から缶ビールを取り出し ソファーで呑んでいると祐子が
「神山さん 昨夜はごめんなさい なにか急に酔ってしまい」
「うん 酔った時は仕方が無いさ 気にしていないよ」
「わぁー ほんと 嬉しいわ 出来ましたよ どうぞ」
神山がテーブルに着くと 焼き魚や先日の野菜炒めなど 和洋折衷だが
それなりに美味しくて ご飯が進んだ
「祐子 今日は お願いしますね」
「はい 大丈夫です きちんと見ています」
「うん」
神山がソファーに行くとお茶を用意し さがるとキッチンで後片付けした
お茶を飲み終わると 冷蔵庫から缶ビールを取り出し 呑み始めた
「祐子 庭の手入れはいつになるのかな」
「あっ それも今日確認しておきますね 今月はありませんから
多分 来月に予定が入っていると思います」
「うん お願いします 雑草がそろそろ伸びてきているし」
「そうですね 聞いておきます」
「祐子 30分寝かしてください」
「はーい 分かりました」
神山はそう言うとソファーに横になると直ぐに寝てしまった
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