「祐子 30分寝かしてください」
「はーい お休みになってください」
神山は30分寝る事にしたが 今日の仕事が頭の隅にあり
なかなか寝られなかったが 庭の紫陽花を見ているうちに寝入った
「あなた 起きてください お願いします もう」
祐子が起こしても なかなか起きないので 神山のおちんちんを引張ると
「わぁーお 痛い 分かったから止めて お願いします」
「ほんと 大きくて逞しいのに 夜は駄目ね もう」
神山は何も言えず 起き上がるとシャワーを浴びに主賓室に戻った
着替えを済ませると 祐子にキスをして
「今日も プールに行くの?」
「ええ そのつもりですが なぜ?」
神山はダイエットやボディーライン維持ならともかく
体力を付けられるのは 少々困った
「うん 程ほどに泳いできなさいね」
「駄目よ そうしたらラインが崩れるし それでもいいの?」
「分かった 存分に泳いでください」
神山は祐子が力をつけ 毎晩のように求められ
毎晩降参したらどうなるんだろうと思うと 祐子がだんだんと怖くなった
次長室に着くと 神山は昨日のQ&Aをもう一度見直した
10時にはまだ1時間近くあり 銀行に電話をして現金を取りに来て貰った
現金を大きな袋に入れ現金輸送車に運ぶと神山は洋子にメモを残した
大口預金の部屋に入り5人の係員が10台の機械でお札を勘定し
対応したが20分くらい掛かり
「神山様 現金は20億円で間違いないでしょうか?」
「はい」
神山の通帳を預かると入金手続きがされ 次長室に戻った
「おはようございます 朝から銀行行かれたんですか」
「うん ここに現金の山があってもどうにもならないからね」
「そうそう ねえ 現金の預金先だけど スイスにあるスイス銀行から
先日返事が来ているのよ 待っていてね」
洋子はEMSを引き出しから出し神山に手渡した
【お問い合わせ頂いた 新規口座の開設については 担当役員の
合意が得られたので 開設をします 、、、、、、、、、、、
尚 出入金単位は100万円単位
以上 ご理解頂けましたら 下記担当係員まで希望口座番号と
10桁の英数暗証番号を 記入の上 返信してください
注意 口座番号は英数字で20文字以上です 数字には上の欄に
チェックを入れてください 、、、、、、、、、、、、、、、、
返信され次第に口座が設けられ 世界の銀行から入出金が出来ます
出金の場合は 担当係員に電話で指示をし 希望の銀行に送金します
その時に口座番号と暗証番号が必要になります、、、、、、、、、、
、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、 以上 スイス銀行】
「へぇー 凄いね洋子 どうしたの」
「ええ 以前あなたが 入金した時に銀行が潰れたらどうしようって
そんな話をしていたでしょ だから色々と調べて
向こうにあなたの財産などを知らせたのよ」
「へぇー 洋子が僕の財産を調べたの?」
「違う違う ごめんなさい 会社役員など 色々と職についているでしょ
だから会社名や役職名など 現在の職を全て書いたわ」
「ああ その部分の話ね なるほど」
「そうしたら 先日 本社人事に先方から電話があって
在籍確認が出来た訳 それでアルタの武田さんの所ににも
電話があったって言っていたわよ だから申告したところへ
全部電話をして 在籍確認をしていると思います」
「なるほど それは助かった ありがとう
では早速 口座を書かなければいけないな」
神山は鈴やの個人番号から記入して名前を逆から入れると
丁度20文字になったが 更に最後に個人番号の逆からの数字を記入した
「洋子 記入したけれど どうやって返信するんだ」
「ええ 私がEMSで出すから大丈夫よ そうそうサインを忘れないでね
これからずーっと使うものだから」
「うん サインしたよ ではコピーを取ってくる」
神山は催事課に行くとみんなに挨拶をして申し込み書をコピーをした
「ではこれでお願いしますね」
神山は書類を洋子に渡すと EMS用の封筒にあて先など 簡単に記入し
申請書類を入れると 神山に
「はい 出来上がりです これで郵便局へ持っていけば 大体3日位で
スイス銀行に着きます」
「ありがとう でも入金方法が分からないな」
「あっ ごめんなさい その事については こちらの書類よ」
神山は洋子から書類を受け取り読んで見ると
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