「はい 分かりました では田辺ちゃん メアドをお知らせしてね」
「はい 了解です」
「では アレックスブースの第一回の打ち合わせを終了したいと
思いますが なにかありますか?」
特に無いようなので神山は解散をした
「神山さん これなんですが 試食をしてください」
東都食品の田宮は缶詰とペットボトルの水を神山に渡した
「何ですか?」
神山は缶詰を開けると レタスの真空パックが出てきて
「そのレタスを缶詰にあけて頂き 水を線のところまで入れると
パリパリのレタスになります どうぞ試してください」
神山は言われたように すると乾燥したレタスが水を含み
少し大きくなったところで 水が無くなった
神山はレタスを食べてみたが 新鮮さとレタスの歯ごたえは充分あり
これはいけると思った
「美味しいですよ 出来たんですね」
「ええ 何とか作りました まだ試作段階でもっと自然に近づけようと
毎日実験を繰り返しています」
神山が缶詰を洋子に渡すと 一口食べてみた
「ええ 充分に美味しいですよ レタスのパリパリ感があって」
「ありがとうございます これを地下の共有部分で作りたいと思っています
そこで提案なんですが 工場とまではいかなくても生産ラインを
ガラス張りにして 皆さんに見て頂くとどうかなと思っています」
「それはいいアイデアですね 相乗効果も狙えるし いいですね」
「ええ これは利益を度外視した私の考えなんですよ
通常 工場見学をしなければ見る事は出来ませんが 食べているレタスが
このように缶詰になって製品になれば 大人だけではなくて
子供も喜ぶと思います なので当分の間はGOL限定販売です」
「そうですね 希少価値が生まれ 話題性も充分だし
では 田宮さん この事も鈴や食品と考えていきましょう いいですか」
「ええ お願いします ただ生産ラインについては 私どもで
経費を計上します 勿論 販売の時は鈴や食品さんと一緒にお願いします」
「そうですね それでしたら フード店舗内に レタスを栽培して
そのレタスを使って 缶詰とかフード店で食べて頂く事は出来ますか」
「ええ 充分に可能です レタスは日照時間の関係で大きくなったり
味や食感が変化します その事はデーターを取りました 副産物です」
「いいですね やりましょうよ でもレタスは自然のものと
遜色ない いい出来栄えでしたよ ありがとうございます」
「ええ 機械を1台壊しました ははは」
「えっ 大変ですね」
「ええ これはコーヒーと同じように 急速真空冷凍で作るんですよ
時間をかけると このように美味しいものは作れません
そこで 壊れるのを覚悟して 機械を弄り作ったんですが
次に レタスを入れたら うんともすんとも言わなくなりました ははは」
「はぁー 凄いですね 次のレタスを楽しみにしています」
「ええ 通常工場ラインだと 結構な広さが必要になりますが
イベント要素を考えると ミニ工場で済みます」
「はい それではその広さや 大体の感じを担当デザイナーと話して下さい」
「はい ありがとうございます 高橋さんでよろしいですか」
「ええ 高橋さんと話をして それから先は担当になります」
「では 高橋さん お願いします」
「はい 分かりました 楽しいプランなので 頑張ります」
神山はこれで ブースの説明が終わったので解散した
アレックスJrが神山にビーフジャーキーがどう進んでいるか聞きに来た
「うん もう少し待ってください 鈴や食品の時に話をします
なので もう少し時間が掛かります でも作りますよ」
「はい お願いします 私もGOL限定販売し 数字を見ながら
日本全国展開と世界展開を考えています」
「そうしたら どうだろう 味や品質管理を鈴や食品 製造を東都食品
販売をアレックスって どうかな?」
「おお いいアイデアです グッドですよ」
「それでは 鈴や食品の打ち合わせの時に提案しますが 東都食品の
田宮さんはその条件でよろしいですか」
「ええ 最終的には金銭が絡みますが 原案に賛成です」
「分かりました 洋子さん 今の話で覚書を製作してください」
洋子は会議が始まってからポイントを全てメモしていて 神山に
言われた事も直ぐに文章にした
【覚書 アレックス ビーフジャーキーの件について
本日 アレックスビーフジャーキー生産販売について 下記の様に
話が纏まり ここに記す
製造 東都食品 品質管理鈴や食品 販売アレックスJP
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