「はーい ありがとうございました」
神山は伊豆山ホテル スキエの駐車場でカトリアーナと別れた
昨夜は4人で楽しんだが 今朝早いという事で早く寝た
それでも 24時を過ぎていたが神山は6時に目を覚まし
カトリアーナと浴室で戯れると 近いうちに会う約束をした
神山は伊豆山を下ると 小田原に向かい東名高速を使い
赤坂のスタジオに戻ってきた
「お疲れ様でした」
「さあ それでは出勤の支度は出来たかな」
「ええ 大丈夫よ あなたは休まなくていいの」
「そうしたらビールを呑んで 一眠りします 今は9時だから大丈夫だね」
洋子が話していると祐子がビールを持ってきて
「はい どうぞ ふふふ」
「うん ありがとう そうだ 洋子が運転すればいいんだね うん」
「わぁー 運転してもいいですか 嬉しいわ」
洋子は神山の頬にキスをすると祐子が
「もう 洋子さんたら直ぐに神山さんにキスをするんだから ずるい もう」
「ははは 仲良くね でもカトリアーナは当分向こうでアルバイトだって」
「そうすると 暫く逢えないわね 寂しいわ」
「まあ こちらから出向けばいいんだけどね ただ仕事が詰まるとね」
「そうよね でも時間を作って 行きましょうよ ねっ」
「うん そうしよう」
神山はビールを2本呑むと横になって眠りに着いた
「遅いな 今日はいつもより遅いのかな なあ幸三ちゃん」
「先輩 まだ9時30分ですよ 10時になれば来ますよ
落ち着いてくださいよ」
鈴やGプロの部屋では内野誠二が田所洋子の出勤をまだかと待っていた
先日のゴルフ場で内野に応援をしてくれた篠原涼子の事で相談しようと
朝早くからきて 落ち着かない時間を過ごしていた
「それで先輩はどうなんですか」
「どうなんですかって?」
「ええ ほら断られた時のことですよ 大丈夫ですか?」
「うん その事もちゃんと考えているよ 大丈夫さ」
「でも 上手くいくといいですね 応援しますから」
「うん 美佳も上手くいっている様子だし 田所さんに話せば
なにか気が楽になるような 気がするんだ」
「そうですね 僕も早く出現しないかな」
「そうだね 頑張らないとな」
二人が話しているところへ高橋孝一が出勤してきた
「おはよう 早いね二人とも」
「課長が遅いんですよ もう直ぐ10時ですよ」
「えっ また まだ9時40分じゃないか 脅かすなよ もう」
二人は高橋が出勤してきたので 雑談を止めて仕事の話に変わった
高橋は今日からクライアントの説明会と思い準備を万全にした
「二人とも 確か今日からクライアント説明会だけど
説明不足にならないように きちんと準備をしてくれるかな」
「はい 何時呼ばれても大丈夫なように準備を しています」
高橋が自分のブースや鈴や食品 ニーナ・ニーナなどのブースを
点検している時に神山が部屋に入ってきた
「やあ おはようございます 先日はお疲れ様でした」
「山ちゃんこそ お疲れ様でした それで今 最終確認をしていたんだ」
「うん ありがとう 完璧だね それでクライアントの説明会は
明日からです それで今日はそのシュミレーションをします
勿論 デザインと予算が絡んできます 予算については
ある程度のところまで 突っ込んで話します いいですね」
「そうすると 山ちゃんがクライアントになるわけ?」
「うん でもいいし 田所さんでもいいと思っているよ なにか?」
「うん 第三者がいた方が チェックできると思ったんですよ」
「うん そうですね でも大丈夫だよ 彼女に任せておけば ねっ」
「はい そうですね 任せましょう それで何時からですか」
「うん これから次長室で始めようと思うけど どうかな」
「了解です 大丈夫ですよ 行きましょう」
神山を先頭に3階の次長室に入ると洋子が笑顔でみなを迎えた
内野は席に着く前に洋子に
「田所さん 実はご相談したい事がありますので 時間を作ってください」
「まあ 誠二さんから相談 いいわよ そうしたらこのシュミレーションの
休憩時間のときでもいいかしら」
「はい お願いします」
内野誠二はこの言葉を伝えるとにこやかな顔になり ほっとした
「最初は アレックスブースからです 説明は担当者のみ
他の人は自分のときの参考にしてください いいですね
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