「だろう これが山になっていてさ困ったよ ほんと
だから洋子のところに送ったんだけどね ほら町内で祭りを
しているでしょ だから何かの役に立つかと思ってね」
「しかし 幾らなんでも凄いよう 食べきれないわね これを見ただけで
お腹が一杯になったわ だって お素麺のセットって普通考えて
せいぜい 5千円か8千円よ これは1万5千円よ それが2箱
わぁ~ 考えただけでもねえ 毎日食べても7月一杯掛かるわよ わぁ~」
「まあ 仕方ないよ 今夜はこれを嫌と言うほど食べればいいさ」
「分りました そうしたら今夜はここにある物を食べましょうね」
「由紀枝 お風呂に入って 少し寝かせてくれるかな」
「ええ 一緒に入りましょよ 今 準備するわね 待っていてね」
神山は着ている物をクローゼットに仕舞うと部屋着に着替えてた
「あなた 洗濯をするから汚れたのをください」
神山はボストンから洗濯物を出し由紀枝に渡し
ビールを呑みながらTVを見た
丁度天気予報を放送していて 今夜は大雨になり明日も雨と予報した
神山はフロントで貰った包みを開いてみると現金で500万円と
総支配人のお詫び状が入っていた
ガラステーブルに置き由紀枝を呼ぶと
「由紀枝 はい これが入っていたよ 夏のボーナスだよ」
「えっ ほんと でもこの時計も買ってもらったし
ねえ 私 200万円でいいわ あんまり貰うと罰が当るわ ねっ」
「うん わかったよ じゃあ僕は300万円貰うね」
「ええ だって調理方法で勝ったのは貴方だもん そうしよう」
二人は現金を分け由紀枝はチェストの引き出しに仕舞い
神山はボストンに仕舞った
湯船に張られた湯加減は熱くも無く丁度いい温度だった
神山は由紀枝を抱っこした格好で入り乳房を触り乳首を愛撫した
由紀枝は時々振り返り神山とキスをし楽しんだ
神山は由紀枝の秘所に手を持って行くとすでにぬめり気のある体液が
溢れていて由紀枝が
「ねえ そんな事したら寝られなくなるよ~」
神山と由紀枝は顔を見合わせ笑い愛撫を止め静かに浸かった
二人は浴室から出るとベッドで抱き合って寝た
丁度18時の目覚ましで二人は起き 神山は疲れが取れたのか元気だった
「ふふふ おちんちん元気よ 食べたいけど夜にとっておくわ」
由紀枝は下着をなにも着けずに部屋着を来てキッチンにいった
神山は由紀枝が用意してくれたガウンを素肌の上に羽織った
由紀枝は冷蔵庫からビールを出してテーブルに用意すると
「あなた 本当に缶詰類でいいの?」
「うん いいよ」
由紀枝は沢山ある缶詰の中から温めるだけで美味しくなるのを選び
中身を出し電子レンジで温めた
魚やお肉など数種類温めお皿に盛ると
「なんか 変な組み合わせだけど出来ました ふふふ」
神山がダイニングテーブルにつくとなるほど変な組み合わせだった
神山は冷蔵庫からビールを出して二人のグラスに注ぐと
「さあ お疲れ様でした 楽しかったね」
「ええ ありがとうございます いい記念になったわ」
二人はグラスをカチンと合わせ乾杯した
「缶詰って温めるだけでこんなに美味しくなるんだ へぇ~」
「結構美味しいわね ただお野菜が無いから寂しいわね」
「そうか野菜が無かったのか う~ん しかし野菜の缶詰は聞いた事無いね」
「そうね あると便利だけど どういう缶詰になるかよね
例えば下味が付いていると万能に使えないしね」
「由紀枝 ありがとう 仕事に使えるよ」
「ほんと へぇ~そんな事も仕事にしちゃうんだ 凄い」
二人はビールの後にワインを呑んで缶詰料理を食べると
「あなた お素麺 どの位食べられる?」
「う~ん 大丈夫だよ 大盛りで」
由紀枝は二人で400g分の素麺を茹でると用意した切子の大鉢に盛って
アイスを浮かばせると夏らしく涼しげだった
めんつゆもお中元の貰い物を薄めるだけで出来た
「では頂きます」
「は~い いただきま~す」
二人はシンプルな素麺が美味しく箸がよく動いた
神山と由紀枝はここ最近贅沢な食事をしていたのでさっぱりとした
素麺が口にあった
食べ終わると神山は
「あ~ お腹一杯だよ 美味しかったよ由紀枝」
「ええ この素麺 こしがしっかりしていて美味しかったわ
ごちそうさまでした」
神山は食べ終わると由紀枝を手伝い早く後片付をした
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