2012年4月9日月曜日

Vol.639 ゆり -8-41



神山は乳首を愛撫すると由紀枝は腰を動かし浴衣越しに肉棒を刺激し
朝の儀式が始まった 

神山は2回交わったあと由紀枝に降参を宣言した
レストランに行くと受付嬢が席を案内してくれた
昨日と同じ席だったが洋子が居ないので由紀枝は寂しがった
二人はバイキングの朝食を楽しんだ 
昨日 由紀枝は和食中心メニューだったが今朝は神山と同じ洋食にした
神山はビールを注文し由紀枝も楽しく食べた
「ここの洋食も美味しいけど 赤沢も美味しかったよ
もう少しメニューを増やしてくれるといいんだけどな~」
「そうね あと少し増やせば 組み合わせが楽しくなるわね」
「前に言っていたけど 女子寮のメニューもホテルと一緒って」
「ええ だって一緒に作って少し女子寮に廻ってくるの
だから お客様と全部一緒よ」
「そうか 毎日食べて飽きなかった?」
「そうなの だから自分でふりかけを買ったりしていたわよ
私も寮に入りたての頃は美味しく食べていたの
だけど もっと質素な物を食べたくなる時が有るのね 
そう言った時は友人にふりかけを貰ったりお茶漬けにしたり
だから 食べ慣れると本来の味が分らなくなる時があるわ」
「美味しい物を食べているとそう言うことがあるんだよね
先日も急にラーメンが食べたくて普通のラーメンを食べたけど
すごく美味しかったよ うん由紀枝の事分るな
自慢じゃないけど 結構美味しい物を食べているから 時々コンビニの
おにぎりを見ると食べたくなったりね」
「そうね あなたは不自由が出来ないから大変ね
こうやって私と居ればそれなりの食事をするし 大変ね ふふふ
でも お金がないとこういった贅沢は出来ないわよ」
「うん もっとおにぎりを食べよう」
「ふふふ で今夜はなに?」
「そうか 寿司屋か」
神山と由紀枝は顔を見合わせて笑った

二人は食べ終わると部屋に戻って帰り仕度をして露天風呂に入った
「ねえ由紀枝 お昼はここでイタリアンを食べて 昼寝をして
それから又箱根めぐりをして御殿場に戻るか」
「ええ そうね」
神山はフロントに15時のチェックアウトを頼むと快く受けてくれた
赤いポルシェに乗って仙石原の湿生花園にいった
園内に入ると小さく可愛らしい花が由紀枝を喜ばせた
由紀枝はデジカメで撮影して神山に見せていた
蓮の花が可愛らしく堂々と咲いていると由紀枝が
「蓮ってこうやって見ると結構綺麗で美しいのね
今までは あっ咲いているとしか見なかったけど
ここらの可愛らしい花に混ざっていると 立派で堂々として美しいわね」
「そう言われると 結構しっかりした花だね よし僕も撮ろう」
神山と由紀枝はデジカメで蓮の花を撮影した
二人は目の前が広大な景色の場所に出ると
まだ小さいススキが迎えてくれた
空気も美味しく普段味わう事が出来ない大自然に神山は癒され
このまま御殿場に由紀枝と住んでも良いかと考えた
一周するとまだお昼には早かったので近くのガラスの美術館に行った
ステンドガラスやアールヌーボー独特の曲線を持つ器など
二人の目を楽しませてくれた
お土産コーナーで由紀枝が
「ねえ この切子のグラス ブランデーを呑む時にどうかしら」
由紀枝は普通のグラスより小さく可愛らしいカップを神山に見せた
「いいね 日本酒の時にも使えるね 買おうよ」
神山は清算をしカップを包んで貰った
由紀枝は切子の大きな器をみて神山に
「ねえ これでお素麺を頂くと涼しいわよ どうかしら」
そう言われれば由紀枝のところに素麺を入れる器が無かった事を思い出して
「そうしたら 同じ柄のめんつゆを入れる器も一緒に買おうよ」
神山と由紀枝が探すと丁度いい大きさの椀が見つかり
「これなら丁度良いでしょ」
「うん 柄も同じだし OKだね」
神山は大鉢と椀を店員に渡し包んで貰い現金で支払った
「だけど 今夜はお寿司屋ね 残念ね」
「由紀枝 実はね 僕の所にお中元が沢山来て由紀枝に御裾分けをしようと 
車に積んでいるんだ その中に素麺も入っているよ 
だから今日はお素麺でもいいよ」
「あの ダンボールがそうなの 凄い量ね」
「うん 洋子と亜矢子にも分けた 自分で食べられないからね





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