「ほんと 嬉しいわ 貴方が喜んでくれると幸せよ」
ベッドで戯れていると外が完全に暗くなり時計を見ると19時に
なっていたので神山は簡単にシャワーをした
亜矢子もなにかしら匂うと言ってシャワーで体を洗った
浴室から出た亜矢子は神山に
「ねえ 昨夜ニンニク食べた?」
「うん その前も食べたよ」
「それでかしら 貴方の体液が何時もと違う匂いだったわ もう
そんなに食べたの」
「うん だって美味しいだろう」
「しかし そこまで元気だと私壊れるわよ」
「大丈夫ですよ 肌艶がいいし顔色もいいし ねえ」
「もう ばーか 違うでしょ あそこが壊れるのよ もう」
「でも 亜矢子だって気持ちいいって満足しているでしょ」
「、、、それはそうだけど、、、そうね」
「ほら 僕だけじゃないでしょ 良かった」
二人は時間になったのでレストランに行きカードキーを受付嬢に見せると
一番奥の海が見える席に案内され 座る時に椅子を引いてくれた
着席するとウエイトレスがビールを持ってきてグラスに注いだ
「神山さま ワインをお出しするお料理ですがいつに致しましょうか」
「うん このビールを呑み終わったら頂きたいな お願いします」
ウエイトレスは神山を見てニコニコしながら
「はい 畏まりました お持ちいたします」
ウエイトレスが神山をみてニコニコされるのは嬉しいが
「亜矢子 なぜそんなにニコニコするんだろう」
亜矢子は笑顔で
「決まっているでしょ 貴方が好きな証拠よ 聞いて見ましょうか」
「おいおい ここに居られなくなるよ そんな」
「でも あの子 貴方好みよきっと それに若いし良いんじゃない」
「何を勝手に もう」
「だって さっきも言ったけど壊れますよ 私」
「そんな 彼女だって素敵な彼氏が居るよ きっと」
「そうかしら 私にはそう見えないわ 何か辛い事を背負って
必死にそれと戦っているわよ そう見えるわよ」
「そうか 亜矢子が言うのだったらそうだろう」
「多分彼女は11時上がりで明日は6時に勤務よきっと
だから11時過ぎに部屋に呼べばいいわよ
まあ 今晩は無理としても今後を考えておけば良いし
もし労働条件が合えばうちに来てもらっても構わないわ
はっきり言って 女の子もお金次第よ うちの子もそうだもん
だから引き抜かれないように高いお給料よ」
「そうなんだ」
神山は小谷美佳と篠原涼子が給料の事を言っているのを思い出した
「うん 分りました 亜矢子に任せるよ」
「ふふふ 疼いているんでしょ もう」
そんな話をしていると先程のウエイトレスがワインをワインクーラーに
アイスを入れて運んできた ワイングラスを置くと静かに注いだ
神山は仕草を見ていると無駄のない動きで見とれてしまった
ウエイトレスは神山の視線を感じて顔を赤くして引き下がった
「ねっ 見たでしょ」
「うん しかし若いね まだ処女でしょう」
「関係ないと思うわ 今の子は たまたまよ」
二人はワイングラスを合わせて味わって呑んだ
神山は視線を感じたので探ると先程のウエイトレスだった
ワイングラスを向けて頷くとウエイトレスも笑顔で答えた
神山達は順番に出てくる料理を美味しく食べていたが牛肉が美味しくて
ウエイトレスを呼んで
「この牛肉が凄く美味しいので少しで良いので鉄板で焼いて頂けないかな」
そう言うと 厨房に聞かずに
「はい サイズはこの大きさで宜しいでしょうか」
「ええ それでニンニクを使ってください お願いします」
ウエイトレスは顔を赤くして引き下がり厨房に注文をしていた
亜矢子も美味しいと言ってすぐに食べてしまった
次の揚げ物が出てくる前に牛肉の鉄板焼きが出てきた
神山と亜矢子は温かいうちに口に入れると口の中でとろけ
三島やゴテンバ グランド インと違った味を堪能した
「亜矢子 美味しいね ニンニクも」
亜矢子は笑いながら
「また ニンニクね ふふふ もう 嫌よ匂うから」
そう言いながらも自分もニンニクを食べた
二人が食べ終わり最後のフルーツが運ばれた時に亜矢子がウエイトレスに
「ねえ 貴方のお名前は庄司さんでいいの?」
ウエイトレスは怒られるかと思って小さな声で
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