神山はメニューを見て 単品のおつまみを数点頼んでビールを貰った
「では 再会で乾杯」
由貴はニコニコして神山のグラスにカチンと合わせた
「ねえ由貴先程も言ったけど半分で良いよ返してくれるのは」
「いいえ 駄目です ほんとあのお店にいった事自体運がいいんです
それも神山さんが誘ってくれなければ行きませんでした
それに神山さんが現金を持っていたから買えたんです
だからこれ以上お世話になるとバチが当ります ほんとです」
「わかった うん由貴の言う通りだ 僕が誘わなければここに来ないし
現金を持っていなかったら手に入らなかったね わかったよ」
「良かったです でも嬉しいな この時計は大学時代に買おうと
思っていたんです アルバイトでお給料を貰ってお店に行ったら
もう無くて 悔しい思いをしました それからは何時かは
買おうと思っていた時計です」
「そうすると7年か8年待ったわけだ」
「ええ 嬉しいです」
由貴は決して派手でないロレックスをいつまでも眺めていた
テーブルには単品のおつまみが運ばれて 神山はワインを注文した
神山と由貴はロレックスの話や指輪やアクセサリーなどを話した
実際に身に着けていなくても知識は豊富で色々な質問に答えていた
「そうすると由貴は絶対にピアスは嫌なんだ」
「ええ 絶対に嫌ですね 男女の区別無く」
「そうだね ピアスってなんか日本人に会わないような気がしているんだ」
「そうですよ 日本人はもっと別なおしゃれを楽しまないと
例えば 扇子ですが これは日本だけですよ 私は好きで持っていますよ」
「そうだよね 元々あるものを見逃しているんだね きっと」
「ええ 私は着物を着たいんです でもこの体だから
綺麗に着こなせないんですよ」
「まあ贅沢な悩みだね」
「でも神山さんが愛してくれているから大丈夫ですよ」
日本古来の美しさをもっと見つめ直す事が必要と二人の意見が一致した
神山は牛肉のサイコロステーキがあったのでニンニク一杯で頼んだ
「ねえ 又ニンニクを食べるんですか 大丈夫ですか?」
「うん なんで」
「だって 私の部屋 今朝ニンニク臭かった」
二人は大笑いした
「そういえば臭かったかな おしっこも匂ったよ」
「もう 食べる時に もう」
由貴は口では嫌がっていたが顔は笑っていた
サイコロステーキが出されその他にちょこちょこと食べていると
神山と由貴はおなかがだいぶ一杯になってきた
由貴が
「神山さん もうお腹が一杯です なにもはいらないです」
「そうしたら 出ようか」
由貴が頷いたので神山が清算してお店を出た
「初めて食べる物が多くて全部食べたらパスタを食べられなかった」
「ごめんね 次回はパスタを食べられるように注文するよ」
地下街を歩いていると由貴がランジェリーショップを見つけて
「ねえ 神山さん悩ましいのどう?」
「うん 入ろうか」
「やっぱりな~ 僕は入らないって 言うかなと思ったけど違った」
「ははは 良いじゃないか 由貴が悩ましくなるんだから」
「そうか そうきた訳ね でもいいや 入りましょ」
ここのショップは輸入ランジェリーを扱っていて
普通のランジェリーからおしゃれな商品 セクシーなランジェリーと
幅広く扱っていた
由貴のように日本人離れしたプロポーションの人が良く利用するお店だった
色々と見ていると由貴はこれからの季節用に
ブラとハイレグショーツのセットをカードで買った
淡いブルー地に綺麗な大柄花模様で素敵だった
神山はセクシーなベビードールを見ていると由貴が
「素敵ね これからの季節に良いわね これを着てバルコニーで
読書なんて最高ね」
神山は値札を見ると10万円もしたが由貴のためと思って
10万円を渡して
「これ 買ってきて」
「ふふふ もう 白馬の王子は実は 凄くHだった」
そう言いニコニコして由貴はカウンターに持って行って清算をした
お店を出ると由貴が
「ねえ ここに泊まろうよ」
「うん そうしよう」
二人は6階のフロントに行くと由貴が50%オフのチケットを差し出した
「いらっしゃいませ 只今確認を致します」
フロントは空き部屋を探したが全てふさがっていて
「すみません 本日は全て塞がっておりまして ご用意出来るお部屋は
スペシャルダブルとダブルのお部屋でございます」
神山はスペシャルダブルを頼んだ
フロントは由貴のチケットを返して神山に
「今回はこのお部屋も50%オフにさせて頂きます
それで宿泊代金の前金をお願いします」
神山は半額の1万5千円を支払ってカードキーを受け取った
部屋は27階なので高層階行きのエレベーターに乗ると由貴は嬉しいのか
神山の腕を両手で巻きついていた
部屋はすぐに見つかり中に入るとスイートとあまり変らなかったので
由貴は何処が違うのか探したが分らなかった
ただ奥行きは一緒でも部屋の幅が2割程度狭くなっていた
「神山さん 今日は片付けるからジャケット脱いで」
そう言われてジャケットを由貴に渡すとクローゼットのハンガーに掛けた
シャツを脱ぐとそれも丁寧にハンガーに掛けた
由貴がGパンを脱がすと赤いショーツだったので
「また 穿いて来たの 凄いわ」
そう言い生地の上からおちんちんを触った
神山はバスローブを羽織りソファーに腰掛けた
靴下も脱ぐと由貴はきちんと二つに折ってベッドの脇に置いた
神山は冷蔵庫からビールを出して二人のグラスに注ぐと由貴に渡して
「さあ ゆっくりとしよう」
「ええ 私はお休みだけど神山さんはお仕事でしょう」
「うん でもゆっくりだからここのチェックアウトで大丈夫だよ」
由貴は喜んで神山の上に跨ってキスをした
「ねえ 重たいよ ほら」
由貴は離れて着ている物を脱ぎ始めたが下着姿になった時に
バスローブを羽織ってブラジャーを外しショーツを脱いだ
神山の方に向いた時にバスローブを両側に開いて裸体を見せ
「どう 綺麗 私」
どっきとした神山は言葉が出なかった
「おいおい 脅かすな 美しいよ うん 綺麗だ おいで」
由貴は神山の脇に座って一緒にビールを呑んだ
時々由貴の手が神山の乳首を触ったり戯れているので
「ねえ 風呂にはいろうよ」
「ええ そうしましょ」
二人は浴室に入ると昨日同様ジャグジーが付いていて
神山がボディーソープを入れると泡がどんどん出来て由貴が喜んだ
二人は先日のようにSEXをした
ただ今回は由貴がバージンで無かった事で
ベッドに戻ると二人は激しく交わった
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