2011年9月8日木曜日

Vol.425 薔薇 -4-29



洋子は先日神山にゴテンバ グランド インで買ってもらった
スケスケで上品なキャミソールとレースの
付いた透けているショーツをつけていた
「ふぁ~ すごくいいね 少しHぽっくって」
「ねぇ だから由香里のことは金輪際忘れてね」
「うん 分ったわ」
「ねぇ もう一度 優しくして」
「しかし もう元気が出ないよ」
「まあ うそ仰って おちんちんは上を向いているのに?」
「えっ うん」
神山は下を見るとおちんちんは確かに反応していて上を向いていた
「ねっ 元気でしょ」
そう言って洋子が神山の上になって神山を攻めた
神山も艶かしい洋子に翻弄され又 交わった
神山と洋子は今度こそ力尽き果てぐったりとなった
「これで さっぱりしたわ これからは 亜矢子さんと独占だからね
分ったわね 絶対嘘 言い逃れは聞きませんからね」
「分ったわよ 苛めないでお願いします」
「よし その心構えは 120点」
また二人で大笑いした
洋子はこれで神山と結婚しない事を決意した

「洋子 そろそろ夕飯を食べよう 駅前寿司にいこう」
「ええ」
神山と洋子は出かける仕度を済ませると
「忘れ物はないかな」
「もう いつもそうね それで忘れるもんね 困った人」
また笑い声が部屋に響いた
神山はボストンを持って一応部屋の中を見渡した
「OKだ いこう」
洋子はくすくす笑いながら神山のあとに付いて部屋をでた 
タクシーが来たので乗り込み行き先を告げた
「ねえ 内藤社長以外の人には 代々木をアルタの事務所としよう」
「それより 御殿場プロジェクトチームにしたら だって嘘じゃないし」
「アルタで本格的に動いたら紛らわしいよ」
「そうね でもアルタで作るんだったら Gプロジェクトにすれば」
「いいね 頂きそうしよう」
「Gプロジェクトって格好良いし ねぇ」
「うん」
「作業ジャンパーとかに背中にマークすれば格好いいですよ」
「うん そうしよう ロゴマークを作って 作業帽から服まで付けよう」
「ええ 一目で判るしいいわね」
タクシーは上原の駅前寿司屋に着いた
店内に入ると平日なのでこの時間帯は込んでいなかった
女将が何時ものように奥の座敷に案内しビールを持ってきた
二人で乾杯をしていると神山の携帯がなった アルタの高橋からだった
「こんばんわ 高橋です」
「やあ 孝ちゃん こんばんわ」
「いまどこ」
「えっ 駅前だよ 何時もの所」
「お邪魔していい?」
「うん 今来たところです」
「そうしたら 直ぐに出かけます」
電話を切ると神山が
「孝ちゃんがお邪魔して良いって なんか他人行儀だよな」
「私たちに気を使ってくれているのよ」
「そうか うん」
神山は時計を見ると20時になるところだった
神山と洋子は出てくる鮮魚の盛り合わせを美味しく食べていると
「山ちゃん こんばんわ」
神山は一瞬驚いて
「どうしたの 今 ちっと前でしょ 電話」
「うん ニーナ・ニーナさんの所から電話したんだ」
後ろから内野誠二が
「神山部長 先日は失礼しました ご迷惑をお掛けしました」
「なんだ 誠二君も一緒か まあ そんな堅苦しい挨拶はいいよ 座って
ところで ニーナ・ニーナが どうしたの?」
「ええ 御殿場アウトレットの勉強で来ました」
「そうか そうだよね」
4人で顔を合わせるのは三日ぶりだが 随分と逢っていないように思えた
女将がビールとおつまみを運んできた
神山達は再会を祝って乾杯した
話題はやはり神山のスーパープレーで盛りあがった
「山ちゃん 清算しようね この間の分を計算すると




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