「ええ 殆ど7割方の力で フルスイングすると曲がるので
練習をして なじみます」
「あのスコア 7割がた はあ よしあれを買おう」
「ええ 良いですよ」
「あっ ごめんごめん ではどうしますかお昼は」
「ええ 次長室 あっ 次長室ありがとうございます 気に入りました」
「それは良かった 先ほど田中から報告ありました」
「ええ 次長室などまだ揃えなければいけなくて 済みません」
「そうですね では今度は30日にお待ちしています」
「はい その時は貴婦人で来ます」
「はい お待ちしています
それではみなさん これで山ちゃんが帰ります 玄関まで行きましょう」
アルタの内藤社長と神山が話しながら玄関に来た時 洋子が小谷美佳に
「どう 翔君」
「ありがとうございます 全然いい人ですね
まだお会いしていませんが そのうちにお会いしたいと思っています」
「そうしたら 催事課のみんなで合うからその時 いらっしゃい」
「はい ありがとうございます お待ちしています」
洋子の話しが終ると神山が皆に
「ご多忙の所ありがとうございます 失礼致します」
と挨拶をして アルタ本社を後にした
「土地の件は?」
「うん 大丈夫だよさっき話した それで小谷さん なんだって」
「ええ 翔君を気に入ったみたいね」
「ほう 良かったね それはそれは」
「近いうちに催事課の人たちと合わせるわって約束したの」
「いいね そうすうと部下が出来て 彼女が出来て
そろそろ僕の話題から 逸れてほしいね」
「大丈夫ですよ 若いから直ぐに話題の中心になりますよ」
杉田の話をしていると鈴やについた 洋子を下ろし
そのままパーキングに行って バンを返した
部屋に入る時 早速インターホンを使うと 扉が静かに開いた
最初に目に飛び込むのが洋子だった 神山は洋子に
「交代しよう 外から入ってきて 僕はここに座っているからね」
洋子が外に出て インターホンを使うと扉が開き 神山が最初に
飛び込んできた
「どう思う」
「えっ」
「うん 照明がもう少し明るくても良いかなと思ったんだけど」
「そうね 逆光だからこちらから照明を当てないと暗く感じるわね」
「うん そうしたら#3で話すよ」
洋子が操作し 神山が子機を持ってソファーに座り幸三と話した
「やっぱり幸三ちゃんも気になっていたそうだよ」
「さすがね 貴方は凄いわね 驚くわ」
神山は時計を見ると10時になったばかりだった 祥子に電話した
「神山ですが おはようございます」
「私です おはようございます」
「実は 先日話したビジネススーツの件なんだけど」
「ええ あるわよ 準備はして有ります」
「今日は銀座にいるの?」
「ええ 午後から貴方のご挨拶があるので本社に戻りますよ」
「ありがとう そうしたらこれから伺います お願いしますね」
「はい お待ちしております」
神山と洋子は部屋を出て店内のニーナ・ニーナに向った
店内では神山とすれ違う社員がみなお辞儀をしていた
自身なんだか訳が分らなかったし洋子に聞いても分らないと言った
ニーナ・ニーナに着くと祥子が笑顔で迎えてくれた
「先日は色々とご手配して頂きましてありがとうございます
あの時は ここの商品も半分無くなり 買いそびれた方は
他のブティックをご覧になっていましたよ」
「そんなに凄かったの?」
「ええ 上原が無くなってからもお客様が列を作って最後まで大変でした」
「まあ 良かったね 早速 スーツを見せてください」
祥子が出してきたスーツを洋子は試着をした
「こちらの方が動きやすいわ 生地は一緒ですか」
「ええ 一緒です 違いは袖の付け根が少し大きい事くらいです」
「そうしたら これを2着でいいかな」
「ええ 2着あれば充分です」
「あと ハイヒールもご用意しました」
洋子は穿いてみて少し歩いてみて
「いいわ これいい 疲れないわ」
「同じのを3足下さい それとブラウスだったよね」
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