「ええ あとは無いと思います」
神山は湯沸し2万円 電子レンジ7万円 ガステーブル3万円を
買って車に運んだ 売場に戻って
「扇風機はどうだろう 必要ないかな」
「う~ん どうでしょう その時で良いでしょ」
「は~い 分りましたぞ そうだね」
「あと コンセントが足りないしこまごました物を買おう」
神山は延長コードやコンセントを買い求めた
コード類だけで1万円したので
「こんなに高いんだ」
と驚いた
神山と洋子は直ぐに代々木のマンションに戻って荷物を運んだ
「ねぇ まだ時間あるでしょ」
神山は時計を見ると16時30分だったので
「うん あるよ」
「そうしたら食器類を買いましょうよ 渋谷だったら一杯お店が在るし」
「うん」
神山は渋谷で有名な食器店に行き店内を見渡した
「洋子 僕はこうやってセット物でなくてお皿一枚ずつ
違った物が良いな 例えば このこ皿のように同じ大きさでも
色々と楽しいでしょ」
「ええ 普通の白いお皿とか 青磁風のお皿より楽しいわね」
神山の提案で色々と買い揃え全部で4万円したたが
「グラスは高いのにしよう」
そう言って ビールのグラス2万円 ワインのグラス5万円
日常使用するのグラス 1万円 を買った
「そうしたら 洗剤なども買いましょうよ」
「うん そうしよう」
このお店では取扱が無いので 台所小物雑貨を扱ってるお店が
そぐ傍だったので グラス類を車に積んで台所用品や
洗面所用品 浴室用品をかった
全部で2万円も掛かってしまった
「こやって揃えると結構かかるんだね 上原はちょこちょこと
買っていたから分らなかったけれど」
「掛かるわね 私もビックリしたわ」
「大袈裟に言うとこれで生活できるね」
「大袈裟でなくて大丈夫ですよ 出来ます」
神山と洋子は代々木のマンションに帰ると神山が
「このカード 1枚だからもう1枚必要でしょ」
「ええ 出来たらその方が助かるわ」
「そうしたら 管理人さんに聞いてみるね」
神山は管理人室に行って話すと
「はい すぐに出来ますが5万円の保証金とカード制作費で2000円
掛かりますがどうされますか」
「はい ではすぐに作ってください」
神山は財布から52000円出し渡すと暗証番号を聞かれたので
伝えると 5分も掛からないで出来上がってきた
部屋に戻って包装紙を片付け始めると電気屋がきた
ドアホンで確認を取り1階の自動扉を開けて 玄関も開けておいた
直ぐに家具屋が来て同じ様に1階の自動扉を開けた
どちらの配送も大変だと感じた管理人が少しの間ドアを開放して
その間に配送車から1階のロビーに移していた
部屋の中はごった返し神山と洋子の居場所が無かった
しかし1時間もすると落ち着いてきてダンボールなど不要品を
片付け始めた
神山は電気屋を捕まえ 冷蔵庫や洗濯機に設定設置をお願いした
快く引き受けてくれ助かった 電気屋は不要になった
ダンボールを一緒に持って行ってくれた
暫くすると全部終わり 電気屋も家具屋も帰った
「ふぁ~ 素敵ね あなたの感覚ってこうなんだ」
洋子は部屋の中に配置された家具を見て
何処かのホテルにいる気持ちになった
神山はソファーに座ると 沈み込み気持ちよかった
「洋子 座ってごらん 気持ちが良いよ」
洋子はガラステーブルを挟んで反対側に座った
「ふぁ~ 気持ち良いわ 眠たくなるわ」
神山は寝室にいきベッドに横になった 上原と違って気持ちよかった
なにからなにまで新しいと気持ちがいいと思った
洋子は食器類を洗い始めるとガス屋がきた
1階ドアを開けると暫くしてまたドアホンが鳴ったので開け
ガステーブルの接続をしてガスがつくようになった
「ねぇ 洋子 忘れていたね カーテン」
「あっ そうですね 寸法を測って近いうちに買いましょう」
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