「おう もう立派な秘書だな たいしたもんだ 上司もいいし幸せだろ」
「はい 鈴やだけでなく どこ探してもいませんわ
こんなに素晴らしい人にお会いできて お仕事が楽しくなります」
「あ~あ 先輩いいな~ もう自信なくしました 男として」
「大丈夫よ 99点だから」
また大笑いだ 神山が洋子に
「今日は色々と協力をしてくれありがとう 大変な一日だったが
これが 僕らの仕事だ いいね」
「はい 分りました」
「うん 僕はここで仕事します 洋子さんは人事に戻って頂き
引継ぎを漏れの無いよう行ってください」
「は~い では皆さん失礼します」
神山は洋子と部屋を出た 洋子が神山に30万を返した
「サインは?」
「あなたの場合は無いでしょ」
「そうか それで 明日は?」
「ええ 今日と同じです 何か?」
「次長室の件で細かい所を決める時 洋子がいた方がいいと思って」
「はい お電話ください 携帯でも内線でも構いません」
「では 6時に本社に行きます」
「はい おじ様と待っています」
「うん では」
神山は洋子と別れると部屋に戻り席に座った 由香里が
「ねぇ 本当に綺麗になったわ 彼女 どうしたの?」
「昨夜の戦略のコマを進めただけですよ
例えば昨夜の話はスーツだけだったでしょ 僕は顔も変身させないと
駄目だと思って 資生堂でメイクをしてもらったですん
あと考えているのは ヘアースタイルだけど こればっかりは
今日 出来ないので 後日です」
「なるほどね 随分と変ったから 誰だか分らなかったわ」
奥村が
「山ちゃん 凄く格好いいよ 超一流デザイナーにぴったしだよ」
「ありがとうございます 何も出ないですよ」
「ところで アルタの話はなんなの?
みんな分らないんだ 教えてよ」
神山は西野理事から聞いた話を皆に伝えた
「ただし これは極秘情報です 漏れると私が首になります
ですから絶対に守ってください 例え店長でも お願いします」
奥村が 皆に
「神山部長が言った事守ってくれ そうしないと山ちゃんだけではなく
おれまで首になる 西野理事はここまでは許してもこの部屋の外は
絶対に許してくれない 頼んだぞ」
全員が 分りましたといった
「しかし アルタは凄いね 結局山ちゃんの情報か う~ん 恐ろしいな」
「おう 俺みたいなちんぷんかんぷんは分らないな
しかし 情報って そんなに価値があるって事分ったよ
そうすると ほうれんそう などと言っていられないな
これからは ほうれんそうの二乗 いや四乗だな」
みんな納得したので 仕事をした
神山は一区切りついたので 店内に行った
屋上にある園芸用品だった 白い砂を見ていたら 綺麗な砂があったので
聞いて見ると珊瑚が潰れて砂状になっていると言った
大きさも一定でなく 結構使えそうなので 一袋開け使用量を見てみた
神山が考えていたより少ないので もう一袋開けた 一箇所で
2袋利用 7箇所だと14袋になる 金額は一袋400円だった
20袋買ったが少し重たいので一袋だけ手持ちにして後は
理由を話し催事課に5時45分まで届くようお願いした
「神山さん カードは」
「いや現金だ」
神山は8000円渡し お願いしますと言って おもちゃ売場にいった
ビー球を探していると 係長が寄ってきて
「神山部長 何をお探しですか?」
「うん 綺麗な色したビー球を探している」
そう言われ 売場係長は案内して
「こちらにございます」
神山はネットに入ったビー球や袋に入ったビー球を真剣にみて
種類を決めた これも20袋買った 結構重たかったので
先ほど同様 一袋だけ持って あとは催事課に届けてもらった
あと足りない分はグラスだがどのレベルを買うか決めていなかった
確かに昨夜は一個500円でいいかと思ったが どうしたものか
考えながら売場に行くと 課長がいたので説明し尋ねた
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