2011年1月11日火曜日

Vol.185 青葉 -1-15

お客さんと楽しそうに話しながら調理をしているコックが居た
「やあ 亜矢子ちゃん いらしゃい ゆっくり食べていってね」
「はい 今日も美味しいお肉をお願いしますね」
亜矢子はまず地ビールの生ビールを注文した
「地ビールの生は余り他では置いていないの 美味しいわよ」
「そうだよね ホテルでも置いてくれるといいんだけど、、、」
「私も何回か進言したけどだめだったわ」
「へぇー しかし美味しい物はどんどん出すべきだよね」
「そうでしょ だけど支配人の考え方は 又 違っているの
ホテルでは主になるものを主体で販売提供しなければいけない
と こういった考え方で 生ビールは置いてくれないんです」
「凄い考えだね それだけ地ビールに自信があるんだね」
「ええ だからホテルでは地ビールの生は置かないんですって」
亜矢子が口を尖らせながら神山に話していると地ビールの生が届いた
中ジョッキーより少し小さいジョッキーを二人でカチンと合わせた
美味しい 神山は今までそんなに気にしていなかったが
地ビールを生にするとこんなに美味しくなるのかと亜矢子の顔をみた
「ねっ 美味しいでしょ 素晴らしいでしょ」
「本当に 美味しいよ」
二人が顔を見合わせていると 車えびの焼き物が出てきた
神山はホテルと何処か似ている事を亜矢子に尋ねた
「ここの設計はアルタさんで ホテルと一緒の創りなんです
だから似ているでしょ 椅子とかテーブルや 照明なんかも」 
「そうか アルタの設計か、、、」
「そう コック長は、、、
実はホテルのコック長のお兄様なの ねぇコック長」
「まあ そんな訳でして はい」
「だからか、、、なるほど、、、
入ったときホテルのステーキ屋さんに来た感じだったよ」
「いいでしょ だからお肉は最高よ」
亜矢子と居るこのステーキ屋は『すてーき はやし』と言った
店名文字どおり 和の食材を大切に調理し提供していた
地元で取れる魚介類をはじめ野菜類も地元調達だった
車えびの後にはマグロのとろが出てきた
これも塊を鉄板で少しだけ焼き
調味料を振りかけたものだったが美味しかった
神山が美味しそうに食べているのを見て亜矢子は嬉しかった
ビールが無くなると赤ワインを頼んだ
同じ銘柄のワインだがホテルより数段安かった
「ワインが安いね 嬉しいよ」
「ええ ここのお店は直ぐ傍に在る安売りのお店から仕入れているの
だから デパートの価格より全然安くて呑めるわよ」
「そうなんだ 凄く安いよね いいね」
神山達二人は出される焼き物を美味しく頂きおなかを一杯にした
「凄く美味しいわ ねぇ店長 ご馳走様でした」
「そんな いまデザートを出しますから」
亜矢子と店長が親しそうに話しているので聞いてみた
「別に 何も無いわよ お休みのときに食べに来て色々と
話している内に 私の素性が分って店長も教えてくださったの」
「そうなんだ 了解しました」
二人は顔を見合わせて笑った
デザートを食べ終わると店を出た

マンションに向かうとき亜矢子はしっかりと
神山の手を握って離さなかった
歩いて5分もしないうちにマンションに着いた
玄関のドアを開けると部屋を締め切っているせいか
亜矢子の匂いが漂っていてむせるほどだった
二人は玄関を閉めるとどちらかとも無くキスをした
亜矢子の体から段々と力が無くなり 神山が抱えるようにした
「ねぇ だめよ 早くお部屋に入りましょ ねぇ」
まだ靴を脱いでいない亜矢子は神山から躰を離して靴を脱いだ
神山も靴を脱ぎ捨て亜矢子を抱えるようにしてベッドに入った
「ねぇ シャワーを浴びたいわ お願い 一緒に浴びましょ」
神山は自分も 今朝簡単に流しただけだったので
「うん 一緒に浴びよう」
そう言っても二人はなかなか離れず 愛撫を繰り返していた
神山がパンツ姿になった時に亜矢子が跪き 下半身に愛撫をしてきた
神山は 布地の上からの愛撫には別な感触を感じていた
触られているがじかに触れられていないもどかしさ
神山はどんどんと充血をしてきて透明な体液を漏らしてきた
亜矢子は嬉しいのか 愛撫に変化をつけてきた
早くこすったり 唇でかんだり 色々と試してきた
亜矢子自信はまだブラジャーとショーツを着けていたが





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