2013年12月17日火曜日

Vol.1256 百日紅 -8-69



アルタの内藤は社員の男性集め
「まあ 負けは負けです そこで各自10万円用意してください
不足分は私がだします これは内緒ですよ 良いですね」
高橋や田代など 全員が会場を出て行きフロント脇にあるATMに向った
時田が50万円まで数えていると隣の加藤が
「いいですよ 残りは私が出します」
「そんな 迷惑掛けられないよ」
「ははは 大丈夫ですよ では50万円頂きますね」
そう言うと 時田から50万円受け取り 二人の合計1336000円にし
神山のテーブルに持っていった
「はい 山ちゃん これね 私と時田さんの分です 確かめてね」
神山と洋子は2回勘定をして
「ドンピシャ ありがとうございます」
神山が配当する分を数えていると 内藤と高橋がきて
「山ちゃん これは私と高橋 田中 内野 田代の分で4384000円です」
神山と洋子はまた凄い数字だと思いながら 2回数えた
「ドンピシャです ありがとうございます」
杉田が会場に戻り大森のところへいき
「大森さん ここの分 私のほうで出しておきます」
「えっ 杉田さん それは良くないですよ 大丈夫です」
「いえいえ この参加にしても私の我侭からですから」
「そうしたら 半分出します でないと今後出られませんよ お願いします」
「分かりました」
杉田は大森から37万円を受け取り 二人の合計1372000円を
神山に手渡し確認をしてもらった
「翔 あれか?」
「はい 以前のあれですが 大森さんの分 半分入っています」
「そうか そうだよな 全額は甘えられないよな うん わかった」
洋子がニコニコして
「翔君 大人になったわね 大したものだわ」
「だね それで奈々子と話をしていたんだね」
「ふふふ 秘書だもの 当然でしょ」
「以前のあれって言っていたよ だから彼の口座だろう 大したものだ」
全員の回収が終わると 今度はプラスの人に配当する準備だ
女性軍を優勝順位から一人ずつ呼び 配当金を渡した
男性で唯一神山だけが70万円もらえた

洋子が後ろに景品が残っているので神山に聞いた
「そうだ 忘れていたよ ゴルフクラブか」
「あの135万円のクラブ?」
「うん 2セット寄付してもらった うーん」
「ねえ あなたはあるんだから 男性の上位2名 えーっと
杉田君と村上さんにあげたらどうかしら」
「うん そうしよう 加藤さん時田さんは持っているしね
えー済みません お食事中 ここで男性優秀賞の表彰です
私は除きまして 村上源一郎さん 杉田翔さん どうぞこちらへ」
二人は神山のテーブルの前に行くと ゴルフセットを渡された
沈んでいた杉田だったが ニコニコして神山と並んだ写真を
奈々子に撮影してもらった
「えー 次は男性軍残念賞です 男性順位大森さんから下位の方
どうぞこちらへ来てください」
呼ばれた男性陣は神山のところにいき NNのネクタイやベルトを貰い
皆にお辞儀をして席に戻った
「えー それでは最後の賞品です 女性軍お疲れ様だったで賞です
女性の方 この袋の中に当りくじ7枚入っています これは本日参加された
ルコーワ景山英美子様のご提供でございます どうぞ優勝者から
この中のくじを引いてください お願いします」
くじ引きは由紀枝から始まり22位の浮田慶子まで行われた
幸運のシルク100%ナイトドレスは 由紀枝 祐子 泰子 由貴 洋子
桃子 香織と神山軍団が引き当てた

神山は直ぐに馬券の準備をした
「洋子 3-4だけど64440円なんだ どうしようか」
「ねえ ここはどうするの」
「そうだね 確か100万円で大丈夫だよ」
「5万円で配当して300万円余るでしょ 200万円はあなたも
随分と出しているから 貰っておけばいいんじゃないの」
「よし 5万円なら切が良いから 勘定しやすいね」
二人で配当先を調べ 申し込み封筒に入れていった
「えーでは お楽しみの馬券です これからお呼びしますので
こちらに取りに来てください」
神山が呼ぶとみなニコニコとして洋子のところに来た
全員に配当すると 神山は洋子に