飛距離はでなかったが フェアウェイに届いた
小谷美佳は真っ直ぐなボールでフェアウェイをキープしたが これも
ドラコン候補にはならなかった
「あーあ 真っ直ぐに飛ばしているのに ドラコンにならないわ」
「ほんと 引田泰子さんって もともとプロを目指したんだって」
「へぇー それじゃ叶わないわね ほんと40m以上も離されているもの」
内野誠二はバンカーから綺麗に出す事が出来たが 3オン4パットの
7であがり 杉田は4打目で漸くグリーンにオンさせたが カップに
嫌われ4パットをしてしまった
篠原涼子と小谷美佳は二人とも4オンさせ3パットの7であがった
7組 ARX社長Jr 由紀枝 祐子 カトリアーナの組
カトリアーナが素振りをして 打ち出すと真っ直ぐなボールで飛び
第1組のドラコン候補 泰子の傍まで飛ばした
次は由紀枝の番で ティーアップするとそれまでの笑顔が消え素振りを
数回すると 真っ直ぐなボールが飛び 綺麗な弾道でフェアウェイを
キープした 由紀枝も泰子の傍まで飛び 現場で確認になった
次は祐子の番で 由紀枝と同じように数回素振りをして打つと
真っ直ぐなボールは少し左に行ったが フェアウェイをキープした
「わぁー この組って 凄いじゃん みんなフェアウェイだもん」
「キャァー 凄いぃー じゃJrも思い切り打って神山さんを抜いてね
ねぇーJr」
「そうそう Jr頑張ってね ふふふ」
カトリアーナが英語で声援してきたのでJrは余計に緊張した
ティーアップして打つと 引っ掛けたボールは高橋孝一や田中幸三の
打ち込んだ左の林に打ち込んでしまった
この時 次の組のジャックや最終組の内藤は
「よし リラックス リラックス 抜くぞ」
と良い意味の緊張感が高まってきた
カトリアーナと由紀枝のボールは1mとか2mで泰子に届かず
祐子のボールはキャディーの判断になったが泰子が残った
「わぁー 凄いじゃん みんな泰子さんと競争できたんだね ふふふ」
「でも 祐子 凄いわね 私は祐子だと思ったよ」
「左に行った分 良かったのかな でも上がっていくつだから
この事は忘れましょうね」
「まあ 祐子ったら お姉さんになって もう」
3人はキャァーキャァー言いながら楽しかった
Jrは斜め後ろに出すだけで それでもフェアウェイには届かず
ラフから打つと 右のバンカーに捕まった
4打目で乗せたが3パットをしてしまい7であがった
3人の女性は3オンさせ2パットのボギーであがった
「えー こちら5組ですが ニアピンは神山さんよ 頑張ってね」
「はーい 7組了解でーす」
「9組 了解でーす」
その時にカトリアーナが英語で
「7組 1番Jrのスコア トリプルでスタートよ 残念ね」
これには1組の神山がニヤリとし 桃子や洋子たちもニヤリとした
8組 ARXjpジャック 由貴 桃子 真由美のメンバー
ジャックは先ほどから緊張していて 普段のスイングが出来なかった
打ったボールは引っ掛け Jrと同じ方向に飛び ボールを捜す事になった
由貴と桃子は飛距離もでてフェアウェイをキープしたが 泰子の
ドラコンには届かなかった
真由美も少しは上達したのか 真っ直ぐなボールが打て フェアウェイを
キープする事が出来た
ジャックは 真横に打ちフェアウェイに出すだけで そこから4オンさせ
18mを狙うが 由貴や桃子の姿が気になり ラインもめちゃめちゃで
4パットして8であがった
真由美は手堅く3オンさせ3パットの6であがった
由貴や桃子も3オンさせると ジャックや真由美のラインを参考にして
2パットのボギーであがった
「桃子ちゃん 練習をしておいてよかったわね」
「本当ですよ アイアンがばっちし ふふふ ドライバーの飛距離は
泰子さんに負けても アイアンの正確性重視で練習をしたから 大丈夫」
「そうね アイアンってほんと重要よね グリーンに乗せるまで
ドライバーで飛距離を出しても オンさせないと1打損だしね」
「でしょ でもね もう少し飛距離を伸ばしたいですね」
「ふふふ 贅沢な悩みよ」
「はーい 頑張りまーす へへへ」
9組 内藤一哉 田所洋子 桜川亜矢子 眞鍋香織のパーティー
「さあ いよいよですね 洋子さん 頑張りましょう」
「はーい 頑張りましょうね」