2013年12月14日土曜日

Vol.1253 百日紅 -8-69



使って頂いてOKですって 喜んでいましたよ それにパーティーで
6つもホールインワンなんて聞いた事がないし 出来ればそのグラスを
1客ずつ買い求めたいとお話されてました これが支配人の名刺です」
神山は支配人の名刺を受け取ると杉田に
「しかしなぁー 本当は記念植樹だろ だからプレゼントかな
そうだ ガラスボックスを作って 台座に日時と名前 ホールを書いた
プレートを貼っておくってどう」
「いいですね では何処に置かれるか聞いて そのように作ります」
「うん 頼んだよ 僕は精算の時に挨拶はしておきます」
「はい 了解です そうするともう一度ここに来れますね」
「ははは その時は僕が持ってくるよ」
「えっー 先輩 それは無いでしょ もう」
「さあ お仕事お仕事 頼んだよ 僕の方はもう直ぐ出来上がりだ」

神山と杉田がパーティー準備をしていると 1組や2組 3組のメンバーが
お風呂から上がってきた
神山は杉田と一緒に成績表をホワイトボードに貼り付けた
各人の成績は次の通りになった
                  OUT IN  GS HC スコア
  優勝 庄司由紀枝 ◎   40 44  84 15  69
  優勝 靑山祐子 ◎     41 43  84 15  69
  3位 引田泰子        35 35  70  0  70
  3位 カトリアーナ      41 42  83 13  70
  5位 浜野由貴        44 45  89 18  71
  5位 安田桃子        41 48  89 18  71
  7位 神山龍巳        35 37  72  0  72
  7位 安堂真由美 ◎    46 45  91 19  72
  7位 田所洋子 ◎     38 44  82 10  72
  7位 桜川亜矢子 ◎   39 43  82 10  72
  7位 眞鍋香織 ◎     43 48  91 19  72
 12位 吉永美由紀      44 53  97 17  80
 12位 ナタリー          49 51 100 20  80
 14位 景山英美子       43 40  83  0  83
 15位 村上妙子         50 52 102 18  84
 16位 田宮里香         50 52 112 17  85
 16位 小谷美佳         52 49 101 16  85
 16位 篠原涼子         51 50 101 16  85
 19位 安井奈々子       52 52 104 18  86
 19位 内藤真奈美       49 52 101 15  86
 19位 椿純子          49 52 101 15  86
 22位 浮田慶子         52 55 107 17  90
 23位 村上源一郎       47 60 107  0 107
 24位 杉田翔          60 49 109  0 109
 25位 加藤武雄         53 57 110  0 110
 25位 時田清三郎       53 57 110  0 110
 27位 大森和一         49 63 112  0 112
 27位 田宮浩二         49 63 112  0 112
 29位 田中幸三         52 61 113  0 113
 29位 内野誠二         56 57 113  0 113
 31位 筒井健一         56 58 114  0 114
 31位 アレックスJr         49 65 114  0 114
 33位 ジャック            55 60 115  0 115
 34位 田代純一         55 61 116  0 116
 34位 内藤一哉         62 54 116  0 116
 36位 高橋孝一         55 66 121  0 121

一旦席に着き 成績表を見に来るプレイヤーも居れば 喜んで席に
戻る人も居た
洋子が早くお風呂から出てきてくれて助かった
「やあ ありがとう」
「いえいえ 今日は表彰が多いでしょ 大変な事分かっているし ふふふ」
洋子はテーブルに並べられた賞品や景品をみて
「ねえ ホールインワン賞はどうされたの ご褒美は」
「あっ いけない まだ作っていません ゴメン」
神山は急いでフロント脇のATMで600万円降ろし会場に戻った
「洋子 事務封筒にホールインワン賞って書いてくれる 6つお願い」
「ふふふ 分かりました」
洋子が書き終わると 100万円ずつ封筒に入れた
「ねえ ここで600万円 大森さんに600万円 凄いわね」
「うん だって6つも出るなんて 誰も想像付かないでしょ ははは
もう 僕は呆れていますよ ほんと」
「まぁー 私が出しているのに もう 嫌ねぇー」
洋子は口を尖らせたがニコニコとしていた
だんだんとメンバーが戻ってきて 杉田が確認をしていた