「そうしたら 一応先方に確認しておくよ」
「ええ そうしてくださいね お願いします」
二人は焼きあがった食材を食べると由紀枝がワインを用意して
「このワイン 美味しいわね 私 時々呑むのよ」
「うん 美味しいよ 無くなったら伊豆に電話をするよ」
「ふふふ 大丈夫よ そんなに呑まないから
そうそう 今日ねお買い物の時に下に住んでいる小野さんとお会いしたわ」
「ああ しゃぶしゃぶ屋のオーナーでしょ」
「ええ 話をしたの そうしたら宝石店も持っているって言っていたわ」
「はあ 凄いね そうするとあそこはアルバイトだね
税金対策で造ったんじゃないかな」
「なるほど そうね 宝石で欲しいものがあったら見に来なさいって」
「なるほどね 由紀枝 程ほどにね 決して自分のお金を見せないようにね」
「ええ 訳が分らないから信じられないもん」
「うん 話だけで済ませなさい しつこいようなら僕に連絡しなさいね」
神山は小野の印象をはっきり覚えているが余り好きになれないと感じていた
人の部屋に土足であがってくるようなずうずうしさも感じられ
由紀枝にもその事は分っているようだったが念をおした
「ところで由紀枝 ゴルフの練習はどこで出来るの?」
「ふふふ ほらあそこよ」
「だって この間見た時6月21日と書いてあったよ」
「ええ だけどねほらこのちらし見て」
チラシによると会員になると14日日曜日から利用出来る事が書いてあり
「私 50万円のA会員になったの」
会員はA、B、Cと3段階の会員制でA会員は会員の中でも最高のランクで
練習ボールはなん箱使っても無料でレッスンも通常30分1000円が
300円で受けられるなど良かった
「それだけではないのよ カフェがあってA会員だけドリンク無料なのよ
それで食べ物が半額なのよ」
「凄いね 毎日行ったら潰れるよ」
「ふふふ そうね でも大丈夫よ BやC会員からちゃんと取るでしょうし」
「そうしたら今日は打って来たの」
「ううん 気がついた時は時間が無かったから会員手続きだけで終わりよ
それで A会員は同伴者が2名までA会員と同じ待遇なのよ
だから私と一緒だとなん箱でも打てるわよ」
「それはありがたいね じゃあ僕がそのお金を出すよ」
「わぁ~嬉しいわ ありがとうございます 助かるわ」
「でも それって年会費は」
「ええ 2万円でどのランクの会員も同額だったわ」
「よかったね」
「だから18日に来れたら朝から夜までいられるわよ」
二人はゴルフの話で盛り上がりすっかり暗くなると神山が
部屋に入って照明をつけ肉を焼き始めた
今夜の牛肉はとても美味しいので聞いてみると
「ふふふ うちのステーキハウスで分けてもらったのよ 内緒でふふふ」
「おいおい 怒られるよ亜矢子に分ったら」
「大丈夫よ 分けて貰ったっていってもお金は払ったわよ 余計に」
「それで美味しいのか でも高かったでしょ そんなにしなくてもいいのに」
「いいのよ だって毎日なら大変よ でも1週間に1回でしょ
だったら美味しいのを食べても怒られないわよ」
「ありがとうございます 気を使ってくれて」
ガーリックライスを食べ終ると
由紀枝は野菜を炒め小分けにして冷凍庫に入れた
ワインを呑みながらタバコを吹かし寛ぐと由紀枝が
「さっきの話だけど 私 ここに居たほうが良いかな
だって 東京には洋子さんや由貴さん桃子さんもいるでしょ
一緒に居たいけど ここなら私だけだから ここにいようかな」
「うん 強制はしないよ ただメイドクラブには聞いておくよ ねっ」
「うん お願いします さあ 片付けてお風呂に入りましょうよ」
食器やバーベキューセットの後片付けをして早めに浴室に入った
今夜の由紀枝は積極的で浴室でSEXをしてもベッドではさらに
貪欲に神山を求めた
「由紀枝 もう寝ようよ ねっ」
「う~ん もう一回ちょうだい ねっ」
最後は神山が降参をし許して貰えた
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