2012年8月4日土曜日

Vol.756 紫陽花 -2-47



来てしまいました」
「うん ごめん」
安堂真由美は事務員に御礼を言って部屋から出すと香織に
「ねえ 様子が可笑しいわよ もしかして」
「ええ お尻を観て貰ったのよ そうしたらキスをされて我慢できなくて」
「わぁ~いいな~私も欲しいの我慢しているのに」
「まあまあ 真由美 今度はそちらの協会を先に行くようにするよ」
「は~い 分りました それとこちらが書留です」
神山は真由美に
「ありがとう ではお尻を見せてごらん」
真由美は真っ赤な顔になりスカートをたくし上げパンストとショーツを
下げると真っ赤なあとが残っていた
神山は香織と同じ様にキスをすると真由美は神山に抱きつきキスをし
「ありがとうございます これ以上は香織の前だと恥かしいから、、、」
真由美は急いで身繕いすると
「香織 良かったね 理事それでは失礼します」
「うん ありがとう それから君たちゴルフはするのかな」
真由美と香織はニコニコして
「しますよ 今度連れて行ってください」
「うん 分った」
神山は香織と事務員に手伝ってもらい書留を真紅のポルシェに積んだ
「香織 ありがとう」
そう言うとキスをし協会を後にした

車をホテルの地下駐車場に止めると神山は書留を持って次長室に入った
「こんにちわ」
「やあ 遅くなってごめんね それと昨日はありがとうございます」
「どうですか 具合は」
「うん 昨夜より痛みが引いたそうだ 寝ていなさいとしか言えないからね」
「そうね でも良かったわ」
洋子に祐子の報告を済ませると台車でもう一度書留を運んだ
神山は包みを開け現金とギフトカードを分けると
食品協会の会社は56社で現金が1億9千万円ギフトカードが4千万円
建築関係協会の会社は130社で現金が5億3千8百万円と多く
ギフトカードが6千4百万円だった
神山は時計をみると14時15分を差していたので現金だけ集め洋子と
一緒に銀行へ持っていった
大口預金の部屋でお札を数えると行員が
「7億2千8百万円ですがお間違いないでしょうか」
神山が頷くと通帳に入金額を記帳された
次長室に戻ると神山は洋子に
「ねえ ゴルフクラブを買わないか 今朝御殿場で見てきたんだよ
アレックスのゴルフクラブで僕が使っているクラブはOEMで元々は
アレックスの商品なんだよ どう」
「いいわね いくわ」
神山と洋子は店内のゴルフ用品売場に行くと神山が今朝購入したクラブが
飾ってあり洋子に勧めた
洋子も使いやすいクラブだと言って欲しがった
「そうしたら 僕からの暑中お見舞いで皆にプレゼントするよ」
「えっ ほんと 歓ぶわよみんな」
神山は店員にレディースのゴルフクラブセットにパターを追加し
ポロシャツ3枚とキャディーバッグそれとボールも3ダース付けて貰った
お届け伝票に由貴と桃子 カトリアーナ 亜矢子と4人分の伝票を書いた
店員が計算をして神山に
「次長 こうなります 一人単価がクラブセットパターつきが135万円
キャディーバッグ10万円 ポロシャツ4万x3で12万円
ゴルフボールが1万2千が3で3万6千円で合計が160万6千円で
4名分なので642万4千円です カードですか」
神山はバッグから商品券を出して643万円分を払った
店員は他の店員に手伝ってもらい確認すると神山に6千円のつり銭を渡した
洋子は由紀枝同様にクラブセット キャディーバッグ シューズ
ポロシャツ ゴルフボールを購入し170万円分の商品券で支払った
神山も購入してゴルフボールを追加して193万円分の商品券で支払った
店員に
「今購入した分を1時間あとに次長室まで届けてください お願いしますね」
店員は次長室が何処に有るか分らないので神山に聞いた
神山は催事課の隣りにある部屋だと教えてあげた

「さあ 金貨を見にいこうか」
「ええ でも祐子さんの分はどうするの」
「うん 連れてくるよ 彼女曰くスカートは微妙だから実際に穿いてみないと
分らないと言っていたよ」
「そうね 若い子は特に私と違ってプリンプリンですものね」
「いや 洋子もプリンプリンで気持ちがいいよ」





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